東欧3ヶ国駆け足旅(4/9)シギショアラ

2019/09/30 - 2019/09/30

★概要
2019年9月30日(月)
ブカレストから世界遺産の町シギショアラまで移動。
これまでは首都での滞在だったので急に長閑な町に来た印象。
夕方の到着ながら小一時間で街の主要所は歩けてしまう。

★全体概要
令和初となる海外は初めての地域へ行きたかったので東欧を選択。
とはいえ昨年のバガン、一昨年のサマルカンドのように「コレ!」という明確な目的地が無い。
それならばいくつかの国を周遊して質より量と考えることにした。
ブルガリアから入り、ルーマニアを経由し、ハンガリーから出る。
毎日長距離移動を伴い、短期間で3ヶ国を巡る旅になった。

本文中の金額はクレカ清算やキャッシングの平均から算出した旅行当時のレート

エリア シギショアラ(ルーマニア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シギショアラまでの移動は列車。
日本だと東京駅にあたるであろうブカレスト・ノルド駅。

駅構内は売店や飲食店も充実。

駅構内にスーパーもあり、売店よりも安かった。

こちらは切符売り場だが、私は事前にルーマニア国鉄で予約・購入・プリントアウトしておいた。
https://www.cfrcalatori.ro/en/
念のためにインフォメーションで確認したらプリントアウトしたチケットでそのまま乗って良いとのこと。

12時15分発の列車。

駅構内と列車内の電光掲示板の列車番号表示が違っていて少し混乱。
車内の乗客に聞いて間違いはなさそうだったが一抹の不安も。
その後、検札が来て問題無かったので大丈夫だろう。

5時間を超える移動になるので1等席78.14Lei(≒1,990円)を買っておいた。
定刻通り12:15に発車。

駅構内のスーパーで買った旅のお供、合わせて3.8Lei(≒97円)。

列車内にトイレもあるので飲んでも大丈夫。

所々の駅で停車しつつ、1時間30分ほどで観光地として有名なシナイアという町に到着。
車内アナウンスもなく停まる。

車窓から。

ブカレストから約2時間40分でトランシルヴァニア地方の観光拠点となる町のブラショフに到着。
私も翌日はブラショフに来る予定。
主要駅だからか停車時間が長かった。

気が付くと後ろの車両がなくなっていた。
恐らくブラショフで切り離されたんだろう。

たまに見かけた謎の物体。

ブカレストを出てから5時間30分弱でほぼ予定時間通り、この日の目的地シギショアラに到着。
ブラショフからシギショアラまではノンストップだった。

世界遺産の町とは思えないような駅。

シギショアラの駅舎。

駅前通り。

駅近くのバスターミナル。

駅から歩いて10分程で旧市街の入口にあたるような場所に到着。

橋を渡って旧市街エリアへ。

この教会が旧市街との境界と言えるかも。

メインストリートは12月1日通りという妙な名前。
ホテルにチェックインして町の散策へ。

町のシンボル、時計塔。

城壁に囲まれた旧市街内部の入口に建つ。

その時計塔下、観光地でたまに見る光景。

時計塔から旧市街城壁内に入ってすぐに出てくるのがヴラド・ドラクルの家。
この国で最も有名な人(?)ドラキュラ…のモデルとなったと言われるヴラド・ツェペシュの生家。
ヴラド・ドラクルはヴラド・ツェペシュの父。

今は土産物屋兼レストラン兼観光地と色々な要素がある。

見ての通り、時計塔の目の前。

旧市街中心部の広場。

山の上にある教会へ行くための緩やかな坂。

広場から坂を上ったところ。

そこからは屋根付きの階段を上る。

まだ明るいから良いけれど、夜だったら何も見えなさそう。

登り切った先に教会がある。
既に閉まっていたが、敷地内には入れた。

教会の前は墓地だった。
夜ならリアルドラキュラ出てきそう。

小高い場所なので景色は良い。
が、見所は先程の教会とこの景観くらい。

下りて旧市街を散策。

「岩合光昭の世界ネコ歩き」でこの町の放送回を見たのを覚えている。

こちらはカトリック教会とのこと。

こうした砦みたいなのがチラホラある。

シギショアラの町並み。

旧市街自体が小高い場所にあるため、それなりの景色が見られる。

晩飯はドラキュラ生家のレストラン。

もう少しクオリティ上げられたんじゃないか…

店内にはそれっぽい装飾も。

店内にも席はあったが客はいなくて外の席に案内された。

トキトゥラというルーマニア定番の料理らしい。
ビールと合わせて49Lei(≒1,247円)。
値段的にビール2杯だったかな、失念。

食後は上の階にあるヴラド・ツェペシュの部屋10Lei(≒255円)を見物。
地球の歩き方には「小さなお化け屋敷」と書いてあり、まぁ子供だましだろと思って実際そうだったが、最初のちゃっちい仕掛けで驚いて「うわっ」と声を出してしまったのは失態。
こちらは1部屋目、部屋の真ん中に棺があるが…

棺の中、何だコレ?

2部屋目、というか2部屋しかない。

最も有名だろうヴラド・ツェペシュの肖像。
ドラキュラ感はあまり無いか。

ヴラド・ツェペシュの異名ともなっている「串刺し公」を表現した絵。
敵を容赦なく串刺しにしたからだとか。

他に客はおらず、マイペースで見られたが2部屋だけで特に見所は無く。
仕掛けみたいなのも最初だけだった。

室内にはおどろおどろしい音楽がかかっていたが、どうも客が来た時だけかけているようだ。
これで10Lei(≒255円)は高いと思うが、まぁネタ代みたいなものかな。

すっかり暗くなった旧市街の中心広場。

時計塔もライトアップ。
毎正時に鐘が鳴ってからくり時計が動くが、人形が僅かに動くだけだった。

時計塔の下。

ドラキュラが出そうな雰囲気?

ホテルに併設されたレストランバーでジントニックとピクルス盛り合わせ18.9Lei(≒481円)。
ちゃんとしたホテルでちゃんとしたバーと考えると安いと思う。

それでも1日の最後はホテルの部屋飲み。
スーパーで買ったビール、2.6Lei(≒66円)。