東欧3ヶ国駆け足旅(3/9)ブカレスト

2019/09/29 - 2019/09/29

★概要
2019年9月29日(日)
早朝にルーマニアの首都ブカレストに到着。
丸1日時間があるため、ブカレスト中心部の観光地を一通り散策。
街はソフィアより発展していた印象。

★全体概要
令和初となる海外は初めての地域へ行きたかったので東欧を選択。
とはいえ昨年のバガン、一昨年のサマルカンドのように「コレ!」という明確な目的地が無い。
それならばいくつかの国を周遊して質より量と考えることにした。
ブルガリアから入り、ルーマニアを経由し、ハンガリーから出る。
毎日長距離移動を伴い、短期間で3ヶ国を巡る旅になった。

本文中の金額はクレカ清算やキャッシングの平均から算出した旅行当時のレート

エリア ブカレスト(ルーマニア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の6時過ぎにブカレスト郊外のバスターミナル、アウトガラ・ミリタリに到着。

朝6時だけど真っ暗、バスターミナルには待合所と小さな商店がこの時間でも営業していた。
ただ両替所やATMは見当たらず現地通貨が手に入らない。

地下鉄のPacii駅がすぐ近くだったのでとりあえず行ってみる。
明るくなるまで時間が稼げるかなと思ったが、券売機でクレジットカードが使えたので切符を購入できた。
2回券(何故か1回券は売っていないようだった)で5レイ(Lei)≒127円。
帰国後に振り返って思ったはこの日の移動距離を考えたら1日券8Lei(≒204円)にしても良かった。

地下鉄は動いていたのでとりあえずこれで街の中心部に出られる。

途中で乗換もあり、約30分でホテル近くのロマナ広場駅へ。
この後ホテルにチェックインし、ATMもあったので現地通貨も手に入れられた。

ホテルで小休止後に街の散策開始。
歴史的に有名な革命広場は今や殆ど駐車場のようだった。

革命広場横にある大学図書館。

共和国宮殿にして国立美術館。

レンタル自転車だと思う。

この後も街でよく見かけた電動キックボードみたいなの。
恐らくレンタルなんだろうが借り方が分からない。

旧共産党本部。

クレツレスク教会。
ここまで全て革命広場周辺に集まっている。

ヴィクトリア通りを南下。

自転車専用レーンを電動キックボードで走る人。

あのメルカリとは関係ないと思うが、ソフィアにもあった店。
靴や服をメインに扱っているようだった。

オデオン劇場。

何かは分からないがルーマニア推しが強かった建物。

ズラタリ教会。

立派な建物だったがどうも銀行のようだった。

この国の名物、国民の館。
世界の官公庁施設の中ではアメリカ国防総省ペンタゴンに次いで2番目に大きいんだとか。
確かに圧倒される大きさだった。

国民の館の全景を眺められる広場。
朝9時過ぎなのでまだそこまで観光客もいない印象。
なお、見えている建物は国民の館ではない。

国民の館の観光客向け入口は向かって右側にある。

入口はまぁ普通か。

館内はツアーでないと見学できないが、中の土産物屋までなら入場料なしでも入ることが出来る。
ツアーは40Lei(≒1,019円)でクレジットカードも使えた。
パスポートの提示を求められ、ツアー入口では空港並みのセキュリティチェックもあった。

朝9:45からの英語ツアーに参加。
1人のガイドさんに30人くらいの観光客。
少し先には別の言語と思われるツアーがいたが、タイミングが被らないように調整されているっぽい。

旅する上での英語なら少しは分かるつもりだったが、こういう場所でちゃんと説明を理解できるほどの英語力は私にはなかった。
聞き取ることが出来た単語を拾って内容を推測する程度。

恐らく建物正面にあたる場所。
何やら幻想的な照明。

上がったらダメみたいに見えるが…

普通に大丈夫。

1番の見所になるであろう正面バルコニーへ出られる。
ここで初めてガイドさんの説明が理解できた。
故マイケルジャクソンがこのバルコニーに立ってこう言ったという。
「ハロー、ブダペスト」
しかしココはブカレスト、ブダペストは隣国ハンガリーの首都。
ブカレストとブダペスト、似ているとは思っていたが外国人からしてもその感覚は同じらしい。
ツアー客から笑いが起きる、ガイドさんの鉄板ネタだろう。

「ハロー、ブカレスト」
統一大通りが一直線に伸びる。
パリのシャンゼリゼ通りを模して造られたとか。

左側

右側

花壇もルーマニア国旗色。
何故か日産車の宣伝が…?

今はイベント会場などにも使われるらしいので何かのイベント準備か。

屋台(レストランカー)みたいなものもあった。

バルコニーはこんな感じ。

ロセティ・ホールというらしい。

このホールを最後に約50分のツアー終了。

再び国民の館前の広場へ行ってみるとバイクライダーが集まっていた。

最後にもう1度全景を。

統一大通りを歩き、統一広場を経由して旧市街へ。

ブカレスト旧市街。

昼飯は肉野菜煮込みみたいな料理。
ビールと合わせて40Lei(≒1,019円)。

旧市街にあり、地球の歩き方に「ヨーロッパで最も美しい書店とも言われる」と紹介されていたカルトゥレシュティ・カルセルという店。
有名な店のようで写真を撮っている客も沢山いた。
本以外にもいろいろ売っており、印象としては上品なヴィレッジヴァンガード。

海外の書店に来るとどうしても探してしまう村上春樹。
騎士団長殺し、女のいない男たち、ノルウェイの森。

旧市街、たまに車は通るが殆ど歩行者天国。

こうした飲食店が多い。

スタヴロポレオス修道院。

休憩ビールを飲むために入った店で軽くつまめるものと思って注文したジャケットポテト。
16Lei(≒407円)だしライトなのを想像していたが大きいジャガイモ3つにチーズと卵がガッツリ絡んでかなりヘビー。
想像以上の量が出てくる海外の料理オーダーあるある。

翌日は列車を使うので下見としてブカレスト・ノルド駅まで来てみた。

しっかりした駅構内。
治安は良くないとの事前情報だったが、特にそうは思わなかった。

明るいからか周囲も普通。
野良犬が多いという情報もあったが全然いなかった。

この日最後の目的地、凱旋門。
ノルド駅から歩いたら30分以上かかった。
途中の景色は単調で、これといった見所はなかった。

凱旋門というのはこういう造りにする決まりでもあるのだろうか。

夕陽を受ける凱旋門。

何故か凱旋門でバンクシー展。
この暖簾のアイディアは良いな。

バンクシーの絵に出てくるハートの風船を配っていた。
恥ずかしくて受け取らず…

上まで登れるようだ。

凱旋門に登るにはバンクシー展のチケットを買わないといけない。
バンクシー展がメインなのか凱旋門の展望台がメインなのか。
週末料金で40Lei(≒1,019円)。

階段の途中に様々な展示が。

広いとは言えない階段の途中に展示があるので、混雑する時間帯だと渋滞しそう。

バンクシーって初めてちゃんと見たけれど、コレとか色々大丈夫なんだろうか。

エレベーターはなく、階段で頂上まで。
最後まで展示がある。

ブカレストの街の全景が眺められる。

ちょうど夕陽の時間帯。

おかげで様々な空の色が見られた。

凱旋門自体が繁華街からは離れているため、高層ビルなどは遠い。

一直線に伸びる道路。
向こうの建物は何だろうか。

見学スペースはこんな感じ。

通路は狭い。

凱旋門の横はヘラストラウ公園といい、敷地内にハードロックカフェなんかもあったらしい。
地下鉄を利用して街に戻る。
凱旋門から最寄りのAviatorilor駅まで徒歩5分ほど。

道路には立派な自転車専用レーンがある。

信号も自転車用。

晩飯がてら入ったのはクラフトビールの店。
外まで人が溢れていたが中のカウンター席に座れた。

料理はスナック系がメインでルーマニア感は全く無かった。
ビール2杯とソーセージ盛り合わせで51Lei(≒1,292円)。

店内

スーパーで買ったビールは2.7Lei(≒69円)。