北の大地の札幌に秋が来た「雪虫の飛ぶころ」北海道大学の構内散歩・地下鉄札幌駅のミナパ・北村温泉

2019/10/11 - 2019/10/13

10月11日はカラッと晴れていたので、近くの北海道大学構内へ散歩に行きました。ここ、最近は外国人観光客が多いです。
モデルバーンまで行くと盛んに雪虫が飛んでいました。
夕方、札幌中心部への散歩の途中、地下鉄札幌駅となりのミナパをみました。
12日。北海道大学総合博物館で講演があったので行くことにしました。
13日。レンタカーを借りて遠出しました。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー 徒歩

トドノネオオワタムシ。通称雪虫と呼ばれ、北海道の屋外で仕事する人達は、この虫を見ると少し鬱陶しくなります。もうすぐ雪が降る兆候だからです。冬タイヤの心配もしなければなりません。
しかし、ウインタースポーツが楽しみな人達はウキウキするようです。
尻の白いモアモアは蝋物質で、この時期に成虫になって交尾し一週間ほどで寿命となる。

最近、レンガの積み方が気になってます。
この建物はレンガの長いほうと短いほうを段違いにしています。
北海道旧赤レンガ庁舎は長いと短いを交互に積んでいます。
これはイギリス積とかフランス積みとか言われるもので、時代によって違うようです。
HP「レンガの積み方」
http://fukadasoft2.sakura.ne.jp/renga/bricks/index.html

北海道大学 名所・史跡

1911年に建築とあります。当初建てた場所はサクシュコトニ川にかかわる遊水地があり、牛乳を冷やしていたと思われます。

北海道旧赤レンガ庁舎の話題が出ましたが、同庁舎は現在改修工事中のため入館できません。工期は4年間、工事費は78億円かかるそうです。
産経HP
https://www.sankei.com/photo/story/news/190930/sty1909300012-n1.html

ちなみにこの旧庁舎の左後ろで現在道議会庁舎が建設中ですが、某保守系政党は議員控室に喫煙室を造ると時代錯誤の妄想を立てて道民を煙に巻いています。
日経新聞HP
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50602610U9A001C1L41000/

目の前を盛んに雪虫が飛んで煩わしいぐらいですが、写真には写りません。

今日は牛さん親子も出ています。最近はイベント出張があったり、屋内で展示されていたりで屋外は久しい。管理人さんに聞くと、もうすぐ11月3日から冬ごもりだそうです。

牝牛舎、1909年建築。
実はこの牧舎で春にエゾリスが仔を5匹ほど生み、暫く仔リスが住みつきウロウロしていました。
朝、管理人さんがカギを開けるとキョトンとして玄関口にいたりしたようです。

このサイロは現存する石造り円形サイロとしては国内最古だそう。
いまはサイロ自体が珍しいし、人手不足でサイレージなど見かけない。
サイロのある風景は北海道的なのですが、タワーサイロに飼料(牧草)を詰込む作業は重労働で、事故も多く敬遠されます。

1877年建築、穀物庫。
仔リスはこっちの建物にも出入りしていたようです。

私も一度だけ建物の中で見かけたことがあります。
以前、外国人観光客がネズミと間違えて大声をあげて騒いだそうで、建物の入り口に「リスがいますが、騒がないでください」と和文・英文(肝心の中文は諸事情で作成できなかったそう)で注意書きがありました。

この仔リスの話と前後して、北海道大学の池と小川にオシドリがヒナを連れウロウロしてました。某国営放送がローカルとはいえ放送したので、連日大勢の人が集まりました。

こんな近くを写すのに(そんなに近づいちゃダメなんだょ)そんな望遠レンズがいるのでしょうか。
仔リスの件もそうですが、あまり構わないほうが良いのではと思います。

親子連れで散歩が始まると、みんなが周りを取り囲んでしまいます。

注目されるには慣れていたでしょうが…。

それでも道路を渡るときは必死でした。

人類と生き物が、みんな幸せであるようにと思います。

さて話は変わり、札幌地下鉄駅の大通り側。
3月にできてたミナパというアイヌ文化紹介施設。札幌市が開設しました。

改札とミナパの間にコインロッカーがあります。目立たないので利用率は低い。

荒木繁氏作、サケ。

テーブルにハコニワ(箱庭)のコタン(村)が投影され手をかざすと解説が流れます。

アイヌ伝説のアニメなどが上映されています。
このアイヌ伝説、怖い小鳥の言うことを聞かなかったのでひどい殺され方をしたとか、金持の畑から作物を盗んで金持になったとか…。価値観の相違が感じられるものが多いです。

「イウォルン　パセ　カムイ」(その場所を見守る尊い神様)と言う貝澤徹氏の彫刻。
二風谷の埋もれ木から作ったそうです。
現代風とのアレンジが特徴で、ジッパーが付いてます。
展示されてすぐに、ジッパーのタグをだれか強くひっぱったらしく、壊れちゃいましたがすぐに修復されました。

時間つぶしにはもってこいでは。

12日。
北海道大学総合博物館に来ました。ここは入場無料。

ミュージアムカフェ ぽらす グルメ・レストラン

博物館の中にもコインロッカーあります。

今日来たのはこのポスターを見かけたから。

博物館内にはだいぶ以前の映画撮影の際に描いたサインが残ってました。松田龍平が北大農学部の助手の設定。

ここのカフェではタピオカを土器で飲むメニューがあります。
単価は\1600円。この入れ物は持ち帰り前提。北大構内で出たものの形に似せたもの。障碍者更生施設の手作りとか。

そのほかにもメニューはあります。

観光客が今日は少ないので込んではいません。

博物館の売店には土器も\1200円で売ってます。

いやーこれがあなた、噴飯もので…。星空ソフトをプロジェクターで投影しながら解説するものの、まったく意味不明。司会者の説明中に、突然頭にシャチ猫のお面をかぶった男が唱を謳いだす始末。子供がびっくりしてました。
終わった後で嫁が「イヤー眠たかった。ところで嗤う月ってどうゆう意味?」
「シャチ猫の嗤う口が三日月型だからだろ。」
３０名の満員でした。
なんか消化不良。

うーん。こんな講演もあるのか。

次の日は荷物を動かす用事があったので、レンタカーを借りることになり、ついでと言うかこっちが主目的と言うか、ドライブに出かけました。
本州のあちこちが台風被害にあっている中、恐縮です。

札幌から北へ50㎞。北村に来ました。北に来たから北村ではなく、昔山梨から入植した北村さんが農場を開いたから北村です。
ここの温泉が以前から気に入ってます。泉質はナトリウム－塩化物強塩泉（高張性中性高温泉）で温度は43℃ 。
北村温泉HP
http://kitamuraonsen.com/index.html

北村温泉ホテル 宿・ホテル

いつもは観光客の来るところではないので、ゆっくりと入れる温泉なのですが、岩見沢市の町内会の観楓会にぶつかって激込みでした。駐車場は空いていたので油断しましたが、宴会がらみでバスで送迎されてました。
観楓会とは文字の通り紅葉を見る会で、要は秋の宴会です。
北海道の各団体(特にこの時期農作業が開く農家)や会社は年間行事として定番です。
お風呂は、洗い場にずらっと人が並んで空きがなく、早々に退却。心なしか源泉かけ流しがぬるく感じました。
いつもはツルツルとしていい温泉なんですが。

温泉の横には立派なゲートボール場がありました。この時期はもう誰もやってません。ていうか、ゲートボールってまだやっているのか。
このスポーツは北海道芽室町発祥で、老人の(特に農村の)愛好者が多く、一時は盛んでした。

温泉の裏には「北村中央公園ふれあい広場」があって、キャンプなどもできます。
公園の紹介HP
https://www.walkerplus.com/spot/ar0101s11983/

さて、今月から来月にかけて、道内の温泉へ行ってみたいと考えております。こうご期待。

北村中央公園ふれあい広場 公園・植物園