2019/10/03 - 2019/10/06
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クリント東木さん
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紅葉登山旅行第2弾は八甲田山と酸ヶ湯温泉。2008年秋に八甲田山には訪れていますが、ロープウェイで上がり田茂萢岳からパラダイスラインで毛無岱、酸ヶ湯温泉へ下山。(しかもスニーカーで!)なので八甲田山には行ったが、登っていないという中途半端な状態。今回は登山口から八甲田山(大岳)に登り、紅葉を楽しもうと計画。宿は酸ヶ湯温泉。天候予備を含めて3連泊しました。しかし今回は天気運がなく、台風18号(から変わった温帯低気圧)が直撃。旅程をどう組み替えるか非常に悩まされましたが、青森市内や奥入瀬渓流など行きたいところは全て周り、ゆっくり温泉にも浸かり充実した旅となりました。
その2。酸ヶ湯温泉3連泊&奥入瀬渓流散策編。酸ヶ湯温泉には旅館部と湯治部があり、今回は湯治プランで3泊。2008年にも宿泊していますが、2泊とも自炊。食事付きでは初めてになります。湯治棟は昔の雰囲気が残っていますが、リニューアルされている箇所も多く、より快適に過ごす事ができました。有名な千人風呂にもゆっくり入れ、心身ともにリラックスすることができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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酸ヶ湯温泉の送迎バスは10時15分、14時の2便。アウガ駐車場の横から出発しましす。(事前に予約の必要あり。)1日目は14時の便に乗車。
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約1時間で酸ヶ湯温泉に到着。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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横断幕でお出迎え。はい、ゆっくりさせて頂きます。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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フロント。お世話になります。(この写真は暫くしてから撮ったもので、チェックイン時は日帰りの方も多数おりごった返していました。)
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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フロント奥の椅子に座り待っていると係の方が部屋に案内して下さいます。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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部屋は5号館、2階の一室。和室6畳+板間。布団はシーツを敷いた状態で畳んでありました。トイレ、洗面は共同。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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反対側から。冷蔵庫、金庫、バスタオル、タオル、浴衣はありますが、歯ブラシはなし。簡素な部屋ですが、綺麗で問題なし。
ではお風呂へと参りましょう。酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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有名な千人風呂。混浴ですが、8時~9時、20時~21時は女性専用になります。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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お風呂は撮影禁止なので宿のHPから拝借。
手前は熱湯、真ん中壁際が冷の湯(掛け湯専用)、奥に瀧湯(打たせ湯)と四分六分の湯。それぞれ別源泉で酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)。もちろん源泉かけ流しでいいお湯です。総ヒバ作りの湯殿の雰囲気もいいですね。酸ヶ湯温泉 温泉
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男女別の内湯の玉の湯。千人風呂には洗い場がないので、体を洗う場合はこちらで。
酸ヶ湯温泉 温泉
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こちらも撮影禁止なので宿のHPから拝借。洗い場も10程度あるので待つという事はありませんでした。
酸ヶ湯温泉 温泉
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夕食は2階の食事処へ。17時30分~19時まで。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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まずは生ビールで乾杯!
料理は全て並べられており、着席してから刺身が配膳。ご飯、汁物はセルフです。酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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1日目夕食。きのこ昆布和え、鮪山かけ、キムチトマト鍋、和風ハンバーグ、じゅんさい雲丹のせ、紅鮭飯寿司、漬物、ご飯。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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ジュンサイと紅鮭飯寿司はいいとしても、ハンバーグとキムチ鍋って山小屋の食事みたいでしたね。普通の田舎料理、家庭料理でいいのになぁ。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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朝食は6時45分から同じ食事処で。バンキングです。
2日目朝食。サラダ、さつまいも、ソーセージ、鯖塩焼き、ハム、玉子焼、温泉卵、豆腐、納豆、果物、ヨーグルト、ご飯、味噌汁など。品数も多くお腹は一杯です。酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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2日目は青森市内観光。送迎バスで酸ヶ湯温泉に戻る途中、萱野茶屋でトイレ休憩、ここで頂いたかやの三杯茶(無料)は美味しかったです。長生きのお茶らしいのでドライブの途中にでもどうぞ。
萱野茶屋 グルメ・レストラン
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酸ヶ湯温泉に戻ってきました。まだ雨が降ってないので、周辺を散策。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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地獄沼まで歩いて行きましょう。
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10分ほどで火山現象跡地に。八甲田火山は110万年前から活動を始め、40万年以降の火山活動で大岳が形成され北八甲田火山群となりました。現在も火山ガスが噴出しているのがこの辺りです。煙が上がっているのが確認できます。硫化水素臭(硫黄臭)もプンプン。
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さらに歩いて行くと色づき始めているところもあり、
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見事な紅葉も。綺麗ですね~。
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山仙鹿内辰五郎頌碑。昔、酸ヶ湯温泉に「鹿内仙人」と呼ばれる案内人が居り、山道を歩いて荷物を運搬したり、湯治客の山の案内をしていました。八甲田山の遭難救助等では数多くの功績があり、1961年には黄綬褒章を受章。「鹿内辰五郎」をたたえ、棟方志功揮毫による石碑がこの「山仙鹿内辰五郎頌碑」となります。
山仙鹿内辰五郎頌碑 名所・史跡
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さらに綺麗な紅葉を見て歩いていくと、
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地獄沼へ。ここは強酸性で90℃のお湯が毎分2700リットル湧き出ています。奥側では湯気が上がっていますね。
地獄沼 自然・景勝地
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紅葉はこれからでしょうか。
地獄沼 自然・景勝地
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道を挟んだ奥にあるまんじゅうふかし。箱型のベンチの中には95℃のお湯が流れており温かい。水の音を聞き、木々を見ながらしばらくボーっと座っていました。暖かく眠気を誘います。
まんじゅうふかし 温泉
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2008年はすでに酸ヶ湯温泉周辺が見頃でした。毎年紅葉の時期は多少ずれますが、参考までに。2008年10月13日の様子です。
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対岸から見た酸ヶ湯温泉周辺の紅葉。
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毛無岱は終盤で、この辺りが一番綺麗でした。
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地獄沼に向かう道沿いの素晴らしい紅葉。(2008年10月13日)
今から思えば、山の紅葉ってこんなに綺麗なんだと気付かせてくれたのがこの八甲田でした。 -
宿に戻り、お風呂へ。
酸ヶ湯温泉 温泉
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この日は千人風呂で、酸ヶ湯温泉の従業員の方によるお囃子の演奏会がありました。地域によってねぶたのお囃子も異なるようで、20分ほどでしたがいくつかの演奏を聴くことができました。熱演、熱演!大盛り上がりでした。(撮影禁止なので写真がないのが残念!)
酸ヶ湯温泉 温泉
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2日目夕食。蕗炒め、カンパチ刺身、せんべい汁、虹鱒朴葉焼き、イカ三升漬け、サラダ、漬物、ご飯。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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今日は当り。カンパチの刺身は脂の乗りも良く美味しく、せんべい汁は具沢山で滋味深い。出汁の野菜の旨味を吸ったせんべいがまた旨い。イカ三升漬けは塩味、辛み、旨味が如何にも珍味という味わいでした。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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3日目朝食。サラダ、グリーンアスパラ、ミニトマト、ソーセージ、温泉卵、焼売、水餃子、食パン、ロールパン、りんごジュース。少し献立も変わっていたので飽きません。食後にはコーヒーで一息。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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この日は一日小雨予報なので奥入瀬渓流散策。2008年に銚子の滝、乙女の像は見て十和田湖遊覧船にも乗っているので、1時間ほどのコースを歩きます。
8時35分発のみずうみ号に乗車。みずうみ号 (青森~十和田湖) 乗り物
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約1時間で石ヶ戸バス停に到着。この休憩所の横から散策開始。
石ヶ戸 自然・景勝地
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案内図。今日歩くのは石ヶ戸から雲井の滝まで。9時44分出発。
石ヶ戸 自然・景勝地
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石ヶ戸。石でできた小屋という意味だそう。実際、巨石がカツラの木で支えられているのが分かります。こんな風に浮いた状態であるというのも不思議ですが、よく見ると屋根の上にも木が根付いて成長しています。これは驚き。
石ヶ戸 自然・景勝地
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遊歩道からは奥入瀬渓流らしい景色を見ることができます。
奥入瀬渓流 自然・景勝地
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馬門岩。巨大な岸壁はかなりの迫力。
馬門岩 自然・景勝地
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阿修羅の流れ。今日は水量も少なく、阿修羅というほど激しい流れではありませんね。
阿修羅の流れ 自然・景勝地
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隣にある九十九島。いくつもの岩が島のように見えます。
九十九島 自然・景勝地
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さらに気持ちのいい遊歩道を歩き千筋の滝を過ぎ、
千筋の滝 自然・景勝地
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10時33分、雲井の滝に到着。三段になっていて落差20m。水量もあり見応えがありました。
10時43分発のバスで酸ヶ湯温泉へ。(これを逃すと酸ヶ湯温泉まで行くバスは13時38分までありません。)雲井の滝 自然・景勝地
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部屋に荷物を置き、鬼面庵へ。
鬼面庵 グルメ・レストラン
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おでんと酸ヶ湯そば、山菜そばで昼食。おでんは生姜味噌が美味しい。蕎麦もまずまずでした。
鬼面庵 グルメ・レストラン
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さて酸ヶ湯の館内を少しご紹介しましょう。
館内案内図。酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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湯治棟は部屋、廊下は昔の雰囲気が残っていますが、水回りはリニューアルされており大変綺麗。6号館2階の洗面。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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隣の男性用トイレ。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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反対側には小さな炊事場。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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女性用の洗面も。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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2008年に宿泊した自炊部の部屋。(6号館の1階だったと思います。)写真で見る限り今回泊まった部屋とほぼ同じ。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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自炊の炊事場。以前は大きな配膳用のテーブルがあったと記憶しているのですが、小さなものに変わっていました。ただ綺麗さは相変わらず。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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ガスコンロ、洗濯機もあります。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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リニューアルされていて一番驚いたのが男性用内湯の前にできた「御鷹々々」と名付けられたサロン。以前は自炊の方用の小さな売店でした。非常に綺麗で、日帰りの方の待ち合わせにもぴったり。相方の言葉を借りれば「酸ヶ湯らしくない」との事です(笑)。因みに棟方志功の肉筆画に「御鷹々々図(おんたかたかたかず)」というものがあり、そこから名付けられたのでしょう。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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3号館の部屋。こちらも湯治棟ですが部屋は大変綺麗。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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3号館の奥にある「神舞閣」。ここは談話室的なスペース。雑記帳もあり皆さん想いを綴っています。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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イ棟の部屋。こちらは旅館部で和風のオーソドックスな作り。広さも十分で寛げるでしょうね。
1号館の部屋(和洋室タイプ)も見たかったのですが、宿泊している方以外はご遠慮下さいとの張り紙があり飽きらめました。酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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フロントの向かいにある売店。こちらで湯あみ着(左にディスプレイ)も売っています。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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通常のお土産の他、調味料や雑貨、パン、お握りなども売っています。湯治で長期滞在しても何とかなります。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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フロント横に飾られているのが棟方志功作「八甲田霊山神泉妙瑠璃 舞韻萬千閣大観之図」。ダイナミックな筆使いで迫力ある八甲田が描かれています。右下の建物は酸ヶ湯温泉?
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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3日目夕食。嶽きみ、海峡サーモン刺身、鶏すき焼き風(卵)、鱈粕漬焼き、焼茄子豆腐、ローストビーフサラダ、ご飯。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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鱈はしょっぱくて一口食べて残しました。海峡サーモン刺身、鶏すきはまあまあ。意外だったのは茄子豆腐。焼茄子のペースト(?)を乗せたものですが、旨味が凝縮されていて美味しかったです。
明日は早朝出発なので、精算してから部屋へ。お風呂に入りラグビーW杯、サモア戦での勝利を見届けてから就寝。酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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4日目は八甲田登山。5時半に弁当を受け取り出発。(荷物は待合室に置く事できます。)
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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朝食弁当。大岳鞍部避難小屋で頂きました。春雨和えもの、笹蒲鉾、エビフライ、鶏唐揚げ、鯖塩焼き、明太子、サラダ、しば漬け、ご飯。いい意味で普通のお弁当です。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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下山後入浴。送迎バスを待っていると晴れてきました。最後に綺麗な八甲田を見れました。
酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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12時30分発の送迎バスに乗車し青森駅へ。
八甲田周辺には魅力的な温泉宿が多くありますが、登山が最終日にずれ込んだ事を考えれば酸ヶ湯温泉に3連泊して良かったです。おかげで温泉にもゆっくり入れ、千人風呂には何回入った事か。いや~大満足です。また自炊でもいいので、ゆっくり宿泊したいです酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル
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