錦秋の八甲田山と酸ヶ湯温泉湯治の旅　その3大岳登山・毛無岱の絶景と色鮮やかな紅葉編

2019/10/06 - 2019/10/06

紅葉登山旅行第2弾は八甲田山と酸ヶ湯温泉。2008年秋に八甲田山には訪れていますが、ロープウェイで上がり田茂萢岳からパラダイスラインで毛無岱、酸ヶ湯温泉へ下山。（しかもスニーカーで！）なので八甲田山には行ったが、登っていないという中途半端な状態。今回は登山口から八甲田山（大岳）に登り、紅葉を楽しもうと計画。宿は酸ヶ湯温泉。天候予備を含めて3連泊しました。しかし今回は天気運がなく、台風18号（から変わった温帯低気圧）が直撃。旅程をどう組み替えるか非常に悩まされましたが、青森市内や奥入瀬渓流など行きたいところは全て周り、ゆっくり温泉にも浸かり充実した旅となりました。

その3。大岳登山・毛無岱の絶景と色鮮やかな紅葉編。天候が不安定な中、八甲田登山に選んだのは最終日。酸ヶ湯温泉の朝食弁当を5時半に受け取り出発。午前中は曇り予報でしたが、中腹からは霧雨模様。大岳に登頂するもガスで全く眺望はなく、即下山。大岳鞍部避難小屋で朝食弁当を頂いた後は上毛無岱の木道を歩き、黄金色の草紅葉を堪能。そして下毛無岱には絶景と素晴らしい紅葉が待っていました。

エリア 八甲田・酸ヶ湯温泉(青森)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

起床後、前日に売店で購入したお握りで腹ごしらえ。準備をして5時半に朝食弁当を受け取り、5時36分酸ヶ湯温泉を出発。

酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル

登山口に向かう脇道は工事中。なので舗装道で向かいます。

5時48分、登山口から登り始め。

八甲田山 自然・景勝地

初めは階段。ここ数日の雨で、ぬかるんでいるを通り越し、階段の踏み面は水たまり状態。それを避けながら登るのに時間が掛かりました。

八甲田山 自然・景勝地

そんな中、色づき始めた葉が期待を持たせます。

八甲田山 自然・景勝地

途中、開けた場所から。遠くの山並みも徐々に。

さらに上ると、鮮やかさが増し一気にテンションもアップ！

八甲田山 自然・景勝地

うわー、綺麗ですね。

八甲田山 自然・景勝地

沢を見下ろすと

八甲田山 自然・景勝地

見事な紅葉です。

八甲田山 自然・景勝地

荒涼とした沢沿いになると、硫化水素臭（硫黄臭）が漂います。ここが地獄湯の沢ですね。

八甲田山 自然・景勝地

橋を渡ったところから振り返り。雲が無ければここからは岩木山が見えるはずなのですが…。
この後は少々歩き難い岩場を登ると、

八甲田山 自然・景勝地

仙人岱へ。

仙人岱ヒュッテとの分岐は7時32分に通過。

道なりに左へ曲がると草紅葉や色づいたチングルマを見ながらさらに登ります。この辺りになると霧雨状態。さほど風が強くないのが救い。

八甲田山 自然・景勝地

急な岩場がしばらく続き、

八甲田山 自然・景勝地

８時13分、大岳山頂到着。

八甲田山 自然・景勝地

標高1584.4ｍ。登山口から2時間25分掛かりました。

八甲田山 自然・景勝地

ガスで眺望は全くないので、記念写真を撮って頂き、即下山。

八甲田山 自然・景勝地

山頂直下は急坂。慎重に下り井戸岳、赤倉岳との分岐は毛無岱・酸ヶ湯方面へ。

まだ霧雨状態なので、大岳鞍部避難小屋で朝食。

酸ヶ湯温泉の朝食弁当。エビフライ、鳥唐揚げ、鯖塩焼き、笹かまなど。いい意味で普通のお弁当でした。

9時10分出発。開けた場所からの景色が気持ちいい。

なだらかな登山道を進むと

鮮やかな紅葉。これはオオカメノキ？

八甲田 紅葉

奥から歩いてきてパラダイスラインと合流。2008年は左から歩いてきたわけです。因みに、パラダイスラインは非常にぬかるんでおり、こちらを歩く方は要注意。

樹林帯を抜けると、一気に視界が開けます。気持ちいい～！

振り返り。黄金色の草紅葉がサラッサラ。

木道を歩き、ベンチで小休憩。

向こうにはロープウェイの山頂駅が見えました。

景色を楽しんで、すぐ出発。

色づいたハウチワカエデを見ながら、滑りやすい坂を下っていくと、

八甲田 紅葉

下毛無岱が目に飛び込んできました！ワアーオ！！

八甲田 紅葉

広大な湿原に広がる草紅葉、池塘と木道のある風景が素敵。

八甲田 紅葉

黄色いミネカエデ、ヤマウルシ、ハウチワカエデの赤、濃い緑のアオモリトドマツがパッチワークのよう。目を奪われるとはこの事です。

八甲田 紅葉

そして下毛無岱ばかりに目が行きがちですが、階段の両脇の紅葉も見事です。

八甲田 紅葉

一瞬晴れ間もあったので、もう一枚。2008年はすでに終盤だったので、本当に感激。いやあ～、堪能しました。

八甲田 紅葉

少し下りていくと、真っ赤なハウチワカエデとナナカマドが映えます。

八甲田 紅葉

階段を降り木道へ。

そして振り返ると、斜面の紅葉が素晴らしい。もう少し離れて見てみましょう。

八甲田 紅葉

鮮やかな紅葉のグラデーションが見事！

八甲田 紅葉

錦の屏風と称されるのも頷けます。

八甲田 紅葉

言葉も出ませんね～。

八甲田 紅葉

さぁ、先を急ぎましょう。この先にもまだまだ素敵な風景が続きます。

八甲田 紅葉

山の斜面や、

八甲田 紅葉

ナナカマド、

八甲田 紅葉

木道沿いの紅葉が綺麗で何度も振り返ります。

八甲田 紅葉

これで下毛無岱も見納め。素晴らしい景色でした。

樹林帯の坂を下ると、少し開け場所から山が見えました。あれは高田大岳？

真っ赤なヤマウルシ。

八甲田 紅葉

オレンジ色の可愛い葉も。（名前は調べがつかず。）

八甲田 紅葉

11時16分、城ヶ倉との分岐は酸ヶ湯方面へ。

しばらく下ると酸ヶ湯が見えてきました。

11時36分、無事登山口に到着。お疲れ様でした。
山頂からの眺望はありませんでしたが、この天候の中ではまずまずだったでしょうか。何より、毛無岱の絶景と紅葉は素晴らしかったです。

酸ヶ湯温泉で最後の入浴。預けていた荷物を纏め送迎バスを待っていると、予報通り晴れ間が。帰る間際に旅行中で一番綺麗な八甲田山の姿を見せてくれました。何だか「また来いよ！」と言われてるみたい。そうでうね。2度とも秋だったので、違う季節にまた！

酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル

この旅行記へのコメント （4）

• 旅猫さん 2019/12/01 11:06:38

  毛無岱！

  クリント東木さん、こんにちは。
  
  毛無岱へ行かれたのですね！
  あそこは、お気に入りの場所です。
  訪れたのは、もうかなり前ですが、上毛無岱から見た下毛無岱の紅葉は、忘れることが出来ません。
  素晴らしい景色ですよね。
  その後、何度か再訪する計画を立てましたが、すべて天気や仕事の都合でキャンセルに。
  今年も宿まで取っていたのにダメでした。。。
  いつか、もう一度歩いてみたいものです。
  そうそう、お弁当、美味しそうですね（＾＾）
  
  旅猫

  クリント東木さん からの返信 2019/12/01 22:49:21

  コメントありがとうございます。

  　旅猫さんへ
  
  　いつも投票ありがとうございます。『上毛無岱から見た下毛無岱の紅葉は、忘れることが出来ません。』私も同じで、2008年に見た時は（すでに紅葉は終盤でしたが）こんな景色を見ることができるんだと感動しました。今回は無事リベンジできホッとしています。予約もされていたのですか？それは残念です。来年にでも是非！お弁当は山頂の展望がいい所で食べれば、もっと美味しかったと思いますが、今年の10月の天気を考えればまだよかった方だと納得しています。旅猫さんの次回の旅行記も楽しみです。
  
  　クリント東木

• rokoさん 2019/10/14 22:49:16

  毛無岱の絶景と紅葉

  クリント東木さん　
  こんばんは
  
  毛無岱の絶景と紅葉　素晴らしいです！
  天候には恵まれなかったとはいえ、このような紅葉を見られたのですから
  万々歳ですね＼(^o^)／
  酸ヶ湯温泉に３泊されたのですか、余裕日程で羨ましいです。
  私たちは一晩のみで、ロープウェイ利用で上がりましたが
  雨で何も見えなかった悔しい思い出が！
  
  素晴らしい紅葉を楽しませていただきました。
  そしてフォローさせていただきました。
  よろしくお願いします。
  
  　　　roko
  

  クリント東木さん からの返信 2019/10/15 22:54:01

  投票ありがとうございます。

  　rokoさんへ
  
  　こんにちは。投票ありがとうございます。そしてrokoさんの旅行記も拝見しました。私達は2度とも秋だったので、夏の八甲田山も高山植物が沢山咲いていて、いいですね。次、八甲田に登らなら夏にしようかなぁなどとつらつら考えます。
  
  　山に登る旅行の時は可能な限り予備日を設けるような旅程にしています。それが今回は功を奏しました。rokoさんはアクティブに周られているようなので、また参考にさせていただきます。
  
  　クリント東木