【連載:９】2019年９月、初秋の尾瀬独り逍遥……今年二度目の尾瀬行終了。ビールぐびぐび！は帰宅後ね

2019/09/10 - 2019/09/12

[承前]
朝食が15分ほどで済んでしまったので６時半前には小屋を出られるはずですが、さて大清水から戸倉まで、どのバスに乗ろうか迷いました。９時15分に乗ろうとするなら、すぐ小屋を出れば間に合います。が、その次は11時５分で、８時に出ても十分に間に合う……合いすぎで、むしろ10時台にでも一本あればありがたいのですがね。

などと迷っていたら、小屋の人間から「今すぐ出てくれれば、追いかけて(追い越して)一ノ瀬の関係者駐車場から車を出しますよ」と悪魔の囁きが、麓の戸倉で用事があるのでちょっと下りるとのことでした。その言葉に二つ返事で、ザックを背に長蔵小屋を飛び出したのでありました。

三平下までは15分。それでも目についたいくつかを写真に収め、よろよろと三平峠へと登り始めると、半分もいかないうちに先行してきた従業員二人に、あっという間に追い越されてしまいました。本命はその後に続いてやって来るのですが、さてどこで追いつかれるか。

長蔵小屋から三平峠までは40分ほど。峠の先は下りが延々と続くのですが、足場が決してよくないところを膝をかばいつつ慎重に下っていたら、九十九折が始まったあたりで大清水から登ってきた人に「富士山が見えますよ」と声を掛けられたおかげで、写真を撮ることができました。直線距離で200kmはないはずですが、けっこうな距離であることは間違いないですね。

とうとう、岩清水の直前で本命に追い抜かれてしまいました。若い頃は下りが得意で、三平峠からさっさと大清水にたどり着いたのですが……40年前の話で、今はもう膝をかばって慎重に歩くしかありません。

あまり遅れるのも申し訳ないと思いながら、岩清水から一ノ瀬までを何とか20分で踏破。大清水までのドライブは、久々のオフロードでガタガタと揺られながら、そして大清水をさっと通過して車を駐めておいた戸倉まで、あっという間に到着したのでした。

９時前には車を走らせて帰途に。３時間で到着するはずでしたが、途中の高速で事故渋滞に巻き込まれ、家に着いたのは12時半過ぎになってしまいました。かくして無事に今年二度目の尾瀬行が終わったのであります。

お読みいただき、どうもありがとうございました……次の尾瀬行は来年のニッコウキスゲの頃にしようかな。

エリア 武尊・尾瀬・片品(群馬)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

というわけで慌ただしく６時半前には長蔵小屋を出立。

長蔵小屋 宿・ホテル

また来るからね。

と名残を惜しみつつ振り返る。

雲が多くて景鶴山の姿は見えませんでした。

先を急がねば。

とりあえず沼畔は快調に。

燧ヶ岳の姿はこれくらいしか見えませんでした。

陽が出てきたようです。

ウメバチソウの小群落を横目に。

15分で三平下に到着。峠頂上まで20分の登りをがむばる！

大江湿原と三本落葉松に別れを告げることも忘れません。

長蔵小屋から三平峠まで40分でした。さーて下るぞ！

九十九折に差し掛かったところで富士山が見えると教えられたのでシャッターを。オリジナルでは見にくいので修正を施してみましたが、赤城山の右に辛うじて少しだけ見えるかな。

岩清水(泡ではない)に到着。ペットボトルに冷たい水を補給してラストスパート。

冬路沢に架かる木橋を渡ります。積雪期は、直登できて楽だったりしますが。

気持ちのいい清流。

この道が見えれば、一ノ瀬休憩所は近いぞ。

一ノ瀬休憩所手前の橋に到着。長蔵小屋から歩くこと１時間35分……駐車場で車が待っていてくれました。

久々にオフロードもどきを走る車に乗りました……ガタッガタ！

一気に飛んで圏央道……何とまあ事故渋滞ではありませんか、イライラ。