エリミタージュ美術館のガイド　欧州の東端西端 ロシア・ポルトガル(3+/9)

2019/07/06 - 2019/07/08

ヘルシンキを経由して、ロシアのサンクトペテルブルグ、ポルトガルのリスボン、ポルトを旅しました。

エリミタージュ美術館の、下記の報告したガイド追記です。

●華麗なエリミタージュ美術館1
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11518143/

●エリミタージュ美術館２ ゴッホ
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11517769/

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ネフスキー大通りからは、旧参謀本部ビルの凱旋門を抜けると宮殿広場に入ります。

旧参謀本部ビルから宮殿広場。中心にはアレクサンドルの円柱が建っています。

広場の先には冬の宮殿、これがエリミタージュ美術館のいわゆる本館

チケット売り場の入り口は中央のゲートからはいります。

エルミタージュ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

冬の宮殿の中庭

チケット売り場への長ーい行列が出来ています。これは午後３時頃。

入り口は２つあるようで、この入り口ではロシアの方は無料入場口。

チケット買ってセキュリティーチェック。

ここはネットチケット専用の入り口。小エリミタージュの脇の通路先にあります。
我々は全く並ばずに入場できました。
入り口では荷物をｘ線でチェック。ペットボトルなどは飲まなければもっていてもOK とのことでした。

インターネットで事前購入した2日券チケットです。
このチケットの事前購入をお勧めします。

入場したら真っ先に館内図をゲットしましょう。これ無しには巡ることは困難。

まず現在地の確認と館内の様子と図との照合を行ってください。
特に階段、出口、トイレなどの位置関係をしっかりつかむことが重要でした。

ヨルダン階段（天使の階段）がもっとも目立つ場所であり、入口のようなものですのでここをしっかり把握しましょう。
この館内図は複雑な館内を的確に現しています。本図に従って見学ルートを定めてから行動しましょう。
われわれの実感ではこれを全部見るには２日間はかかると思います。

チケットチェックから大使の階段をめざします。

ひときわ人で混雑しているところ、大使の階段をのぼって１階（日本式の２階）へ。

きらびやかな階段、壁面、天井。

登り切ると孔雀石の円座。

皇帝一家のプライベート部屋が並んでいます。個性に合わせた種々の部屋が連なっています。

この方のお部屋。

こちらの方の部屋。

暖炉の色がきれいな部屋。

エキゾチックな部屋。

一人一人違う特徴的なお部屋です。

ニコライ２世の書庫。

孔雀石の間

紋章の間

紋章の間

黄金の客間

ハヴィリオンの間。ゴールドの孔雀時計。

ロココ調、皇后の私室

聖ゲオルギーの間、大玉座

ピヨトール大帝の間、小玉座

白の間。絵画が出てきました

小・新エリミタージュの館内へはいると絵画が展示してあります。

宗教画から始まって膨大なコレクションに圧倒されます。

1812祖国戦争の画廊

ラファエロの回廊

ダビンチの部屋

レオナルド・ダ・ヴィンチの「リッタの聖母」

調度品などもふんだんにあります。

様々な包有物を含んだ水晶

石細工

これも石細工

床のモザイクの画。

孔雀石の大壺

石灰岩の大壺

ラピスラズリの大壺

ピンク石灰岩

地図がないと探せない地上階のトイレ

旧参謀本部の一角はエリミタージュの新館（ブランチ館）となっています。
ここには印象派など近代の絵画が展示。

旧参謀本部 建造物

ここも開館は１０時３０分。１０時過ぎに行きましたらこれだけ並んでいました。

チケット売り場は狭く、その先のセキュリティーチェックは本館に比べ厳しく、ミネラルウオーター等の飲み物の持ち込みは厳禁。捨てられます。

新館だけあって入ってのロビーはゆったり。この先でチケットチェックがあります。

この階段を登って、展示室は１階（日本的には２階）から３階。

階段を上ってはいると、案内図忘れないように頂きましょう。ここでも日本語はありませんでした。

ここは本館と違って分かり易い展示室の構造をしています。

各階へのエレベータも使い易かったです。

エレベータを下りると展示室の通路が誘導してくれます。
順に見て回ります。

モネ「ジヴェルニーの干草」

モネ　「キャピュシーヌ大通り」

マネ「酒場」

ルノアール　「女優ジャンヌ・サマリーの肖像」

セザンヌ「サント＝ヴィクトワール山」

ドガ「After The Bath nude balletdancer」

ゴッホ　「seascape at Santes-Maries」

ゴーギャン「TE TIARE FARANI(THE FLOWERS OF FRANCE)」

マティス「FRUITS AND BRONZE」

ピカソ「アルルカンと女友達」

お目当てのゴッホの部屋。「婦人の肖像」「アルルの円形闘技場」「ロバに乗る女性と農夫」「夜の白い家」「アルルの女」「家と耕す人の風景」 それに、、、

「ライラックの灌木」、特にこの作品が見たかった。

２，３時間でそれなりに鑑賞できるでしょう。
我々は２日間にわたって入館しましたが、実質時間は１日位でしょう。
広い館内なのでじっくり見るのには十分余裕を見る必要があります。
またそれだけの価値のある作品があります。