トロントへ直行するよりバファロー経由の方が安い！　ならナイアガラの滝に寄ろう＝2008年北米出張

2008/06/27 - 2008/08/05

2007年に続き、2008年も1カ月余り会社のお金で北米を縦横無尽に行ったり来たりの大名旅行？　いえいえ、仕事ですって……。で、シアトルからカナダのトロントへの移動って、直行するよりバファローに飛んで国境越えた方が数分の一だって。経費削減のためにも、これはバファローまで出てから飛行機に乗るしかないでしょう。ってことは、ナイアガラの滝を観光してもいいかな、時間もあるし……

ちなみに旅程は
ﾕｰｼﾞﾝ（ｵﾚｺﾞﾝｼ州）－ﾀﾝﾊﾟ（ｾﾝﾄﾋﾟｰﾀｰｽﾞﾊﾞｰｸﾞ）－ﾆｭｰﾖｰｸ－ﾎﾞｽﾄﾝ－ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺ（ｵｰﾗﾝﾄﾞ)－ｶﾝｻﾞｽｼﾃｨｰ－ｼｶｺﾞ－ﾎﾞｽﾄﾝ－ﾆｭｰﾖｰｸ－ｼﾞｬｸｿﾝ（ﾐｼｼｯﾋﾟ州）－ﾆｭｰﾖｰｸ－ﾌｪﾆｯｸｽ－ｼｱﾄﾙ－（ﾊﾞﾌｧﾛー経由）ﾄﾛﾝﾄ－ﾀﾞﾗｽ（ｱｰﾘﾝﾄﾝ)－ｻﾝﾃﾞｨｴｺﾞ－ﾌﾚｽﾞﾉ－ﾎﾞｽﾄﾝ－ﾆｭｰﾖｰｸと15回の空路(2万5000ﾏｲﾙ）＆3回陸路と移動しまくりでした（笑）

エリア ナイアガラ・フォールズ(カナダ)

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アメリカン航空 デルタ航空 JAL ユナイテッド航空 USエアウェイズ サウスウエスト航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

JL2　NRT→SFOでサンフランシスコへ

サンフランシスコ市交通局 交通機関

乗り継ぎ時間を利用してしばし街を散策。ガスっていてはっきりしないけど、視線んの先に見えるのはアルカトラズ島。時間があればと思いつつ、いまだ未訪門ですが

サンフランシスコで乗継する場合の定番ですが、フィッシャーマンズワーフをぶらり

どんより曇っているのが残念だけど

ということでＳＦＯの街歩きを堪能したら

UA1272　SFO→EUG
夕方のユナイテッド航空1272便でオレゴン州のユージーンへ。ここはオレゴン大学のある町ですが、空港もこぢんまり。それはいいのだけれど、荷物が出てこなくて焦った。どうやら前の便で送られていたらしい。係りのおっちゃんに「荷物が出てこない」って聞くと、おもむろに奥の方にいくと「これかい」って。どうやら一便前で運ばれていたらしい

クオリティ イン&スイーツ ホテル

この時、ユージーンで開催されていたのが北京五輪を前にしての全米陸上。気候はいいはず、なんだろうけど、とにかく暑かった。日本なら会場にも緑茶とか、ウーロン茶とかあるけど、米国では甘い炭酸、甘いスポーツ飲料と水しかない。日本でなら滅多に飲まない炭酸をどれだけ飲んだことか。例えばカップの炭酸２杯、ダイエットコーク１本、アイスコーヒー、水のペット....。いくらダイエットコークでもがぶ飲みしたら太るんだけど

UA6663　EUG→DEN
UA1638　DEN→TPA
6月30日には１日10便程度しか発着しないローカルなユージーンからデンバー経由で１年ぶりにセントピーターズバーグへ

トロピカーナフィールド スタジアム・スポーツ観戦

まあ、この街はあまり見るべきところはないです。ダリ美術館、ホロコースト博物館、美術館ってとこでしょうか。そうそう、ＺＡＲＤの坂井泉水さんの訃報を聞いたのはこの街でした。それから1年、この時の出張ではＺＡＲＤの曲をたっぷり持ってきて感慨に浸ったものです

で、空いている時間にSPA　BEACHを散策していたら

リスさんとばったり。カメラ目線いただいてますが、日本のリスに比べて無茶でかい。かわいいんだけどね

まあリゾートのフロリダでの仕事を終えたら

DL26　TPA→JFK
7月3日にデルタ便でＮＹへ。とりあえず支社にあいさつ。ブロンクス地区では翌年(2009年）開業予定新ヤンキースタジアムは建設が急ピッチで進んでいる

ヤンキー スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

この新ヤンキースタジアム、建設費が15億ドル（1600億円）もかかったって。広島のマツダスタジアム（約110億円）の10倍以上！。球場の収容人員が違うっていっても……。どうしたら、これほど建設費の違いがでるんだろうか

NYに来たらブロードウェイは外せない。時間があればミュージカルを観劇したいところだったけれど

ブロードウェイ 劇場・ホール・ショー

残念ながら時間がないので仕事終わりにぷらぷら歩くだけ。って、仕事で渡米してるんだから遊ぶことばかり考えてはいけません

それでも昼の空き時間にセントラルパークで散歩を楽しんだら

7月7日にはアセラでニューヨークからボストンへ
車社会のアメリカで唯一使える高速鉄道。セキュリティーチェックが面倒なアメリカの空港を使わなくて済むし、便数もそこそこあるのでＮＹ－BOS間の移動ではとても便利。ちなみに数日前にネットでチェックしたら１００＄くらいだった便が、当日は１２０＄。今では日本でも当たり前だけど、列車でも料金が違うんだって新鮮な驚きを感じたもの。そういえば駅でクレジットカードのつもりでCity　Bankのカードを自動販売機に通したら、デビットカードとして使えた。さすが、米国系の銀行だ。まあ、撤退しちゃいましたけどね

サウスステーション バスターミナル バス系

US104　BOS→LAS
US160　LAS→SJC
で、翌7月８日はＳＦへ朝８時の便で移動。安いと思って買ってしまった便はＳＦ空港ではなく、70ｷﾛほど離れたサンノゼ空港。乗り継ぎはラスベガスなので

ハリーリード国際空港 (LAS) 空港

空港内にもスロットマシンがあり、さすがカジノの本場です。小心者なので運試しはしませんでしたが

なんにしても70kmも離れているのでＳＦ市内に出るのも２時間近くかかってしまう

カルトレイン 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

の時乗ったのが、二階建ての列車のカルトレイン。この列車、往路は普通に気動車が前にあって引っ張っていくんだけど、復路（ＳＦ）は何とバックしながら走っていく。びっくりしました

サンフランシスコでの空き時間には

ちょっと街を散策。ちょっと遠いけどゴールデンゲートブリッジが見える

ゴールデンゲートブリッジ 建造物

こんなところを歩いているのは私だけ

WN3067　OAK→MCI
7月11日、サンフランシスコの第２空港？のオークランド空港から初のサウスウエストでカンザスシティへ。OAKはローカル空港だけど、メーン空港のSFOと同じく近郊列車のBARTでつながっているので移動が楽。カンザスシティはロイヤルズのホーム。ちょっと不便な場所にあるけれど、この時行動も共にした仕事仲間がレンタカーを借りていたので便乗させてもらう

カンザスシティ ロイヤルズ スタジアム・スポーツ観戦

ロイヤルズは中西部の人気チームってわけじゃないので、スタンドも適度な混み具合？　なので、のんびりと野球が観戦できます？

WN574　MCI→MDW
カンザスシティ滞在は１日だけ。翌12日には再びサウスウエストでシカゴへ。
LCCだからか、シカゴもオアヘ（ORD）ではなくミッドウエイ(MDW）。でもシカゴの中心部からはこっちの方が近い？　ところで米国出張中はIHGリワーズのホテルポイントを貯めていたおかげでステータスがあがって、部屋のアップグレードをしてくれることもしばしば。シカゴのHoliday　Inn　Expressでもスイートにアップグレードしてくれた。とはいえ、一人では広すぎるし、翌日は6時の飛行機に乗るので4時過ぎにはチェックアウトしないといけない。せっかくいい部屋に泊まっても堪能できないのが悲しい

AA398　ORD→LGA
AA4805　LGA→BOS
7月13日にシカゴからボストンまで移動したら、14日はアセラでニューヨークへ。で、ニューヨークでは15日に旧ヤンキースタジアムで最後のオールスターゲーム。選手たちがベースライン上に並んだら

外野の芝生に大きな星条旗を広げて国歌独唱（だったっけ）。試合は延長15回の熱戦の末、ア・リーグがサヨナラ勝ち

オールスターの特別衣装？をまとった自由の女神

まだまだ旅（出張）は続きます。
DL909　LGA→ATL
DL789　ATL→JAN
7月16日はデルタ航空でアトランタ乗り継ぎでミシシッピ州のジャクソンへ。ここはミシシッピ州の州都だけど目ぼしい観光資源はなく、「歩き方」のアメリカ編には特に記述がない街。で、基本的に仕事しかしてなかったので街の写真はなし

かろうじて翌17日に撮った空港の写真があるだけ
ということで、慌ただしく仕事を終えたら
DL1001　JAN→ATL
DL908　 ATL→LGA
ニューヨークへ一度戻り

で翌18日には
CO1435　EWR→PHX
初のニューアーク空港からコンチネンタル航空でフェニックスへ。で、この時の搭乗券にはSSSSの４文字が……。選ばれた人が特別に入念な手荷物検査、身体検査を行ってもらえる「SSSS」。ここまで1０回アメリカの国内線に乗り２回あたり。ちなみに当たった２回というのが、ともに１度しか乗っていないアメリカンとコンチネンタル。アメリカンはある人は「男一人で東洋人、絶対SSSSになる」と言っていた航空会社で、コンチネンタルは別の人が「７回乗って、すべてSSSSだった」と憤慨した航空会社。ちなみに３回乗ったデルタや２回乗ったサウスウエスト、ユナイテッドでは出ていません。何か、人種とかの基準で選んでいるようで……

で、やってきたアリゾナ州フェニックス。乾燥した場所なので、暑いのは当たり前ですが、空港からホテルに向かう際に街中の温度計を見たら113度の表示が！摂氏じゃなく、華氏ですが、摂氏でも44度くらい。ひえ～～～

移動続きの米国出張。19日には
US　PHX→SEA
シアトルでは珍しく５泊。まあ、移動しないということはしっかりやるべき仕事があるってことなんだけどね。仕事の空き時間には息抜きで街歩き。トーテムポールはどこで撮ったけ

シアトルのランドマークのスペースニードル。忙しかったので展望台に上る時間はなかったので外から観るだけ

スペースニードル 現代・近代建築

US1535　SEA→PHL
US3350　PHL→BUF
24日は11時発の飛行機飛行機でバファローへ向かうはずでした。なのに９時45分にホテルホテルをチェックアウトした時、「まだ２時間ある」と不思議な勘違い。もう一度、シアトルのシンボル「スペースニードル」の写真でも撮ろうか。おもむろに歩き出す。で、撮影を終えて、タクシー車（セダン）でも探そうか。で、時計をみて「あれ、10時？　ってことはまずい、間に合わない」と気づく。国内線は45分前にチェックインを締め切る。慌てて、タクシーを探す。乗ってる、乗ってる、あっ、空車だ。信号待ちしているタクシーに駆け寄りダッシュ、「エアポート」と言って乗り込む。が、着いたのは40分前。自動チェックイン機にカードIDを通してもダメです。仕方なく、カウンターに相談。結局、２時間半後のフィラデルフィア経由でバファローに向かうことに。到着は深夜の12時過ぎ。ああ。日本を出てから約１カ月、ちょっとぼけてきた

飛行機に乗り遅れたり、バファローでは予約したはずのバスの予約が入っていなかったり、国境で時間がかかったり。バファロー空港からナイアガラのホテルホテルに着いたのは午前２時近く。ぐったり

でも、せっかくなのでナイアガラ観光をしましょう。レインボーブリッジ越しに見えるのはアメリカ滝

まあトロント行きは直行便が1000＄超、経由便でも700＄くらいと航空券が高い。国内線で国境の町のバファローまでなら350＄くらい。会社の経費なので気にしなくてもいいという気もするが、ＢＰの感覚で、何か安くあげたいというのがある。だから観光してもいいよね

ナイアガラの滝 (アメリカ滝) 広場・公園

想像はしていましたが……、危惧していたほどではないけど、こんなものか

ヴィクトリア・フォールズやエンゼルフォールほどのものは期待しませんが、何となくアイスランドで見た野性味あふれる滝の方が印象深い

でも、まあ、せっかくだからとアトラクションの一つでも

ってことで、「霧の乙女（MAID OF THE MIST)」（当時14.5＄）に乗船

霧の乙女号（ボートツアー） アクティビティ・乗り物体験

船上から観るとまた全然違った光景が目の前に

水しぶき舞う中を船が進み

たたきつけてくる水しぶき

さすがに滝壺近くに行くと迫力ある

幅320ｍ、落差55ｍのアメリカ滝

レインコート着て、滝の近くの遊歩道を登ったりするのは面白いかも

で、ホースシュー滝（カナダ滝）へ、こちらは物凄い水しぶき

前が良く見えないほど。カメラで写真を撮るのも大変

ナイアガラの滝 (カナダ滝) 滝・河川・湖

ここまで近づくと轟音奏でる滝に圧倒される

短い時間でしたが十分楽しめました

舟での観光を終えたら

ナイアガラ川沿いを歩いて

カナダ滝方面へ

水しぶきの中を進む「霧の乙女」。霞んでよく見えない

カナダ滝を見下ろすテーブルロック

テーブル ロック 滝・河川・湖

膨大な水量で滝壺は水しぶきの中

やっぱり世界的な観光地

確かに滝の規模では他の２つの三大瀑布などに比べたらしょぼいけど

周辺の設備が整い、様々な表情を見せてくれる

ふと下流に目をやると

アメリカ滝の前を進む「霧の乙女」号。さて、そろそろ仕事、トロントに向かいましょう

トロントへはバスで移動。ただ滞在3日も前年も来ているし仕事だけなので写真はなし。で、再びバスでバファローへ移動して
7月28日　UA589　BUF→DFW
ダラス空港からアーリントンへ。ここも仕事だけで写真なし
7月31日　US660　DFW→PHX、US1511　PHX→SAN
サンディエゴ到着は夕方だったので、少しだけ街を歩いて

ペトコ パーク スタジアム・スポーツ観戦

8月１日
XE　SAN→FAT
さて、翌日はエクスプレスジェット飛行機という初めて名前を聞いた航空会社の朝７時45分の便でフレズノへ。ホントはもっとゆっくりしたかったのですが、早朝便しか空きがなし。朝９時フレズノ着。この時間じゃホテル行ってもチェックインできない。仕事は午後からだし、どこも行くとこないので空港で時間つぶし、正午ごろホテルへ

フレズノはヨセミテ国立公園の玄関口となる街。遊びだったらレンタカー借りてでもヨセミテに行きたいところですが、ちょっとホテルの周辺を歩くだけ

フレズノ ヨセミテ国際空港 (FAT) 空港

ホテルのすぐ近くにあったのがサンフランシスコ・ジャイアンツのマイナーチーム、３Ａのフリズノ・グリズリーズのホーム「CHUKCHANSI　PARK」。現在はワシントン・ナショナルズのマイナーチーム

再開発計画の一環としてダウンタウンに建てられたというスタジアム

マイナーチームとはいえ、収容人員は12500人とかなりのもの。日本のファームだとここまでの規模の球場とはいきません

８月２日は最後の国内線移動
US51　FTA→LAS
で、ラスベガス経由でボストンに向かうはずが、定刻着のラスベガスのフライトスケジュールを見るとボストンがない。何だ、と思ったら別の掲示板にキャンセルの文字が……。乗り継ぎカウンターで交渉の結果、フィラデルフィア行きに乗り、乗り継いでボストンへ行くのが一番早いということに。といっても、深夜ボストン着のはずが朝ボストン着への変更に……。ホテルキャンセルのための証明書やミールクーポン５ﾄﾞﾙはもらったけど、何だかなあ。
ということで、
US便　　LAS→PHL
US1112 PHL→BOS
で、ボストンからNYにはバスで移動。これはかなり安かった。
NYでは最後に41stにあったブックオフ（2010年に45stに移転）で帰りの飛行機で読む古本を購入。
JL5　　JFK→NRT
に乗って41日間の出張を終えました

ブックオフ (ニューヨーク店) 専門店