アメリカ大陸経由のＵＡ利用でノルウェーまで、1994年冬の長期出張②（オスロで盗難＆マイアミで休暇）

1994/02/02 - 1994/03/08

アムステルダムからオスロへKLMで移動。街に出る前にオスロの地図とか貰っておこう。中央駅のインフォメーションに並んだ時に事件が……。今考えれば単なる油断なんですが、無造作に置いていた荷物の一つを盗まれてしまうという大失態です。ふだんはバックパック一つの身軽な旅。それが、この時は３つの手荷物。一番外側に置いてあった書類などを入れていたバックを……。パスポートは身に着けていたものの、航空券やら仕事関係の書類にカメラが入っていて。以前、ボルネオ島のドミでウエストポーチを置きっぱなしにして、現地購入の安いカメラを盗まれた経験はあったものの、それとは比較にならない。ショックでパニックになりかけて

旅程は以下の通りです
1月27日　UA828便　成田　19時発→サンフランシスコ
1月27日　UA1182便 サンフランシスコ　16時15分発→カルガリー
1月31日　UA678便　カルガリー　７時発→シカゴ
1月31日　UA882便　シカゴ　17時発→ワシントン
2月１日　 UA946便　ワシントン　17時50分発→アムステルダム
2月２日　 KL165便　アムステルダム　13時55分発→オスロ
2月３日～３月１日　 オスロ→リレハンメル（ハーマル）→オスロ
3月２日　 KL162便　オスロ　7時5分発→アムステルダム
3月２日　 UA947便　アムステルダム　12時25分発→ワシントン
3月２日　 UA915便　ワシントン　17時40分発→マイアミ
3月３日　グレイハウンド　マイアミ→キーウエスト　
3月６日　 AA キーウエスト→マイアミ
3月７日　 UA803便　マイアミ　７時40分発→
　　　　　　　　　　 ニューヨーク　11時35分発→成田

エリア その他の都市(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: アメリカン航空 KLMオランダ航空 ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホントに参りました。被害届を出して日本へ電話して会社に報告。航空券は個人で手配していたので、当時は実家にいたので両親に頼んで旅行会社に問い合わせ。メールやSNSがあれば早いんだけど、当時は固定電話しかないからホテルで長時間の国際通話。チェックアウトした時、フロントのお姉さんに「電話代がこんなにかかっているけど大丈夫」なんて言われたっけ。後で聞いた話だけど、五輪が開催されるからスリをはじめ、欧州中から「出稼ぎ」に来ている人が多かったとのこと。脇が甘かった。で、今ならｅチケットで紛失の心配がないけど、当時は格安航空券は紛失する再発行は簡単じゃなかった。KLMのアムスーオスロ往復は正規割引運賃だったので、手数料払えば再発行してくれたんだけど、ＵＡは純然たる格安航空券。再発行はできないと。「帰りのチケット買わなきゃいけないか」と、暗い気持ちになったんだけど、数日後に「カバンが見つかった」との連絡。結局、カメラのみ盗られ、ほかのものはゴミ箱に捨てられていました。チケットも換金不可なので、戻ってきてくれました。ホッ

そんなわけで、この旅のカメラは予備で持っていた「写るんです」で撮ったもの。のので、オスロの写真は１枚もありません。ふう、ドタバタで疲弊しつつ、東京からノルウェーに直接やってきた先輩たちと合流。五輪が開催されるリレハンメルへ

名前はリレハンメル五輪だけれども、冬季五輪なので会場は広い範囲に分散している。スケートが開催されていたのハーマルという街。そしてスピードスケートメーン会場となったのが、ノルウェーの伝統的なバイキングの船を模して造られた「Vikingskipet」。少し離れたところから見ると、雪の中に浮いているよう

ハーマル・オリンピックホール スタジアム・スポーツ観戦

リレハンメルもそうだけど、ハーマルも人口は２万人ちょっとの小さな街。メーンストリートといっても、ささやかなもの。でも、日本食はないけど中華の店があって、ご飯が食べたい時には重宝したなあ

こちらはフィギュアスケートやショートトラックの会場「Hamar OL-amfi」。そういえば、この会場を夜に出た時、ふと温度計を見るとマイナス25度。寒い！

現地で買った絵葉書には夏のハーマルの姿が

北欧らしい街並みはハーマルだっけ、それともリレハンメル？

ハーマルにいることが多かったけれど、少しはリレハンメルにも足を伸ばした。協議が終わった後のジャンプ会場。この時の団体で原田が失敗ジャンプして日本は銀メダル。それが４年後の長野では金メダル。いろいろドラマが語られたっけ

リレハンメルの街の絵葉書。ハーマルと違ってリレハンメルは山なのでオーロラも比較的見やすい。ハーマルにいたので自分は見ることができなかったけれど、リレハンメルに滞在していた先輩はオーロラを見て感激したって。うらやましい

冬の祭典が終わって1カ月を超える出張が終わったら、現地休みをいただきます。欧州に直行した先輩はエーゲ海クルーズへ。再び米国を経由して帰国する私はアメリカで骨休め。さすがに雪ばっかり見ていたので、暖かいところがいい。じゃあ、フロリダまで足を伸ばしてみよう

暖かなフロリダの日差し。冬のノルウェーにはなかったもの。ビーチに吹く風も心地いい。でも、フロリダまで来たのだからマイアミだけじゃ物足りない

行くならフロリダ半島の先まで行ってみよう。グレイハウンドのディーボに向かい、バスでセブンマイルブリッジを疾走。写真は残っていないけれど、海の青さは本当に驚きだった。そして車内には陽気なバスのドライバーと乗客たちの会話。「キーウエストは〇〇時着です」「じゃあ、ハバナは」「ハバナ？　ハバナは〇〇時だよ」。面白かった

キーウエストに来たのなら、とりあえず記念にってことでサザンモーストポイントへ。皆さん、記念写真の撮影に余念がありません。キューバまで90ﾏｲﾙだったっけ

サザンモースト ポイント 海岸・海

まあ写真撮るだけのポイントでほかには何もないけれど。でも、キューバとの関係が悪かったころ（トランプ大統領になって、また悪化しているけど）。キューバははるかに遠い場所って感じだった

で、せっかくキーウエストに来たので船に乗って

パラセーリングに挑戦

チャレンジするまでは、ちょっとドキドキ

空の上を散歩する感じで爽快。まじで面白かった

3月初旬は観光客の数もそれほど多くなく、リラックスできる

そのほかグラスボトムボートに乗ったり

グラスボトムボート アクティビティ・乗り物体験

ビーチに出て、ちょっと寒いけど海水浴も

季節的には少し早かったかなあ。宿のプールで泳いだ時には宿の子らしい、小学低学年くらいの女の子「寒くないの？」って不思議そうな顔をされたっけ。寒いところにずっといたので、体感温度がかなり狂っていたんで

滅多に行かないリゾート地で

ヘミングウェイの家と博物館にも寄り

ヘミングウェイの家と博物館 建造物

南国の街を満喫

3日間、キーウエストでの休暇を楽しんだら飛行機でマイアミへ。空港で一泊してから日本へ戻りました

デュバル・ストリート 散歩・街歩き

この旅行記へのコメント （2）

• 旅ざんまいさん 2019/08/03 15:35:14

  ステキな写真ですね

  最近はほとんどデジカメでしか撮りませんが、元々フィルムカメラから写真を始めたので、フィルムの写真を見るとホッとします。やっぱりフィルムでしか出せない味ってあるんですよね。写ルンです、良いですね！

  itaruさん からの返信 2019/08/03 22:00:50

  Re: ステキな写真ですね

  旅ざんまいさん、コメントありがとうございます。
  確かにフィルム写真にはデジタルにはない味があって面白いですよね。
  最近はフィルム写真と撮ることもなくなりましたが、たまには使ってみたいなと思います。
  また、よろしくお願いします