⑦御岳山「ロックガーデン」ハイキング

2019/08/25 - 2019/08/25

宿坊に泊まり御岳山を2泊3日で巡る旅の記録二日目です。
今まで3回御岳山には来ていますが「ロックガーデン」のハイキングはしたことがありませんでした。
前泊の宿坊「東馬場」を後にして、荷物は今夜の「神乃家山楽荘」で預かって貰い、雨具とお弁当だけの身軽な出で立ちで出掛けます。
朝からピーカンで絶好のハイキング日和でした。

エリア 青梅(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

チェックアウトした宿坊「東馬場」の茅葺屋根は坂の上から見ても重厚です

御嶽神社方面に歩いて行きます。
神代ケヤキの坂の手前に分かれ道があって、左は今夜の宿「神乃家山楽荘」に行く近道です。

宿は「日の出山」方面に坂道を下ります。
門からは赤い灯篭なんかもあって玄関へのアプローチも雰囲気あり。

ハイキングに必要のない荷物は預かって貰います

山楽荘 宿・ホテル

門前の商店街を通り過ぎ

朝の散歩で御嶽神社にはお参りは済んでいるので、社殿までは行かず、

武蔵御嶽神社 寺・神社・教会

10：15　道標に従って参道階段下の左の道を「ロックガーデン」方面に進みます。
「東馬場」の御師様に教えて貰ったのですが、ロックガーデンは時計回りに廻ると、川下から川上が見えて景色が良いと・・

10：20　5分ほどで「長尾平園地」に到着

トイレや売店があります。
350ｃｃの缶ビールは一缶400円。
クロネコヤマトの業者が割増料金で山道を運んで来るそうです。

緊急時用のヘリポートになる広場もあります

一番奥には東屋

展望台もあってこんな景色も望めます

10：40　杉林を左に見ながら

10：42　ロックガーデンへの分岐点に来ます。
正面の広い道を進むと

「奥の院」や「大岳山」に行ってしまいますから

この看板のとおり細い方に進んでください

木の根道を歩いて約20分

11：00　「天狗岩」に到着
「天狗岩」には鎖を伝って登ります。
流石の私も挑戦する気は失せました。
一人で山歩きをした場合はやはり何かあったら取り返しがつかないし・・

岩の手前に「七代の滝」への降り口があります

いきなり急な階段です。

傾斜のある木の根道や、「階段」というより「鉄ハシゴ」の山道が続きます。
雨が降ったら普通の人は絶対に止めた方がいいと思う悪路です。

11：23　30分近く掛けてやっと「七代の滝」まで辿り着きました

宿坊に泊まってここで滝修行をする場合もあるとか。
滝に打たれるより降りて来るまでの途中の山道を辿る方が危険でシンドイ。

七代の滝 自然・景勝地

何ていうお花でしょうか？　ひっそりと綺麗です。
滝の周りには10分ほどの滞在で

鉄ハシゴを戻ります。
ワンちゃんは四つ足なので人間より健脚です。
手すりが錆び付いているので滑り止め付きの軍手は是非持って行って下さい。
帰りは往きより断然楽勝です。
やはり下りの方が気を遣うんですね。

11：45　滝からは10分くらいで「天狗岩」の所に戻って来ました。
目の前に「秩父多摩国立公園」の碑がありました。
「御岳岩石園」の案内図も。
そうか！　ロックガーデンって岩石園のことだったのですね。

「ロックガーデン」というのは「天狗岩」から「綾広の滝」までの渓流沿いの遊歩道を差します。
だから、今まで歩いてきた道はロックガーデンではないってことです。
道しるべが傾いていますね。

「天狗岩」ってあの岩があるからそういうんでしょうか？

僅かに咲き残っていたお花。
相変わらず名前は不明。

苔生した岩場が続きます

飛び石など歩きやすいようによく整備されています

11：58　

川上に向かって行くと滝を目の前に見ながら歩けます

いかにもロックガーデンっていう感じ

清流が涼しげです。
天気はよいのですが、木陰を歩くので暑さは感じません。

苔が涼しそうに生えています

12：10　休憩所に来ました。
トイレはあまり綺麗ではありません。

丁度お昼時。
宿の朝食の余りで作って来たおにぎりでランチです。
山歩きの時はビールは飲むと足元が危なくなるので本来ならＮＧなのですが、何故か「ハイキングに必要な物」としてリュックの中に入ってしまっていたのです・・
飲んでしまえば350ｇ荷物も軽くなる、と勝手に理由を付けて片付けてしまいました。

12：45　35分の休憩で、川で手を洗って出発です

12：50　「綾広の滝」の手前に、テントが張られています。
3年前に滝行をした時は女性はここで着替えました。

「綾広の滝」です。
この滝壺で気合を入れて頑張りました。

綾広の滝 自然・景勝地

その時は「駒鳥山荘」に泊まって、翌早朝にここまで来ました。
当日は大雨で、山道を歩くだけで泥跳ねも凄く、滝の写真を撮る余裕もありませんでした。
ちなみに、こちらの御師様も馬場さん。
昨夜泊まった「東馬場」とは親戚で「西馬場」とも言うのだそうです。

駒鳥山荘 宿・ホテル

鳥居みたいなのは「禊の門」。
奉納されたものだとの石碑が脇にあります。

綾広の滝 自然・景勝地

祠もあって神聖な場所として祀られています。
ロックガーデンはここで終点です。

12：56　滝を後にします。
やはり滝から上の道まで出るので階段が続きます。

13:05　滝から10分ほど、清水が流れ出ている所が有ります。
ペットボトルを持っていると好都合。
とても美味しい。

その先はほぼ平坦なこんな歩きやすい道が続きます。
鉄ハシゴや木の根道を歩いて来ただけにとても楽に感じます。
人生も同じかも・・なんて思って。

何かの実なんでしょうか？
芋虫がぶら下がっているみたいな木が頭上に。

13：38「天狗の腰掛け杉」に到着。

天狗の腰掛杉 自然・景勝地

御嶽神社まで直ぐの浄水場の隣にあります。
推定樹齢350年。高さは60ｍあるそうです。

天狗の腰掛杉 自然・景勝地

ブドウみたいなこの実も何なんでしょうね。クルミ？
スマホの機種によっては翳すだけで名前を示してくれるんですけれどね。

13：45　参道階段下の道標の所まで戻って来ました。
10：15にここを発ったので食事休憩も含めて３時間半のハイキングでした。

14：00　チェックイン時間前ですが「山楽荘」に行くとお部屋に入れて貰えました。
涼しい渓流沿いのハイキングでもやっぱり汗をかいているので、早めにお風呂に入れると助かります。

山楽荘 宿・ホテル