2019/08/24 - 2019/08/25
412位(同エリア723件中)
実結樹さん
御岳山二泊三日の旅の初日の宿泊は御師(神職)の営む宿坊「東馬場」です。
東京都の有形文化財に指定されている「馬場家御師住宅」に一日一組限定で宿泊できます。
贅沢にも10畳以上のお部屋3つを一人泊でも独占できるのです。
以前から前を通るたびに風格ある苔むした茅葺屋根が気になっていたのですが、今年の3月に屋根を葺き替えて新しくなり、一層堂々とした構えに。
御岳山には宿坊が他にも沢山有りますが、ダントツで ”泊まってみたいオーラ” を放っているお宿です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
-
「冨士峰園地」でレンゲショウマの群生地を見た後、参道を少し行くと、
-
御岳山の中でも数少ない茅葺屋根の「馬場家御師住宅」が見えてきます。
割と「御嶽山驛」から近い手前の方に位置します。 -
平成元年に東京都の有形文化財に指定されています。
甲斐武田氏の重臣が祖先の由緒あるお宅です。 -
正面玄関
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玄関の引き戸は重厚
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玄関から入口方向を見ます
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昼間は茶処も営んでいますが、17:00にチェックインした時は終了していました
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玄関の上がりはなの座敷は4畳
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反対側を望みます。
奥の暖簾前の右側がお風呂場と洗面所になっています。 -
「玄関乃間」(定員6名)で先ずはウェルカムの、
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お抹茶と女将手作りの和菓子でおもてなしです。
天保15年の銅鍋で煮た青梅、大粒花豆の甘露煮、金平糖。 -
これは「抹茶セット」として昼間、茶処利用のお客さんにも提供されています
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「玄関乃間」にだけTVがあり、ここで朝夕の食事も頂きます
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「奥乃間」は書院造り風の格式あるお部屋
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10畳+床の間で定員4名
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卓上に用意されていたお茶セット
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昔の鏡台とティッシュボックスケース
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「仲乃間」は11畳+床の間。
一応定員6名。
ここに布団が敷かれます。
青いベッドカバーが掛かっていました。
3部屋合計で最大収容人数16名ですね。それを一人で使います。 -
水牛の角?も飾ってある床の間
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江戸時代後期1866年建築の家屋です
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「仲乃間」から「奥乃間」を望む。
惜しむらくは、畳が(多分最近)い草ではなく合成になっていたこと。
和室でい草の本畳か合成畳かは私の中ではかなり重要ポイントなんですが・・ -
「奥乃間」から襖と障子を開けて見た「仲乃間」と廊下
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玄関方向から「奥乃間」に続く廊下を見る
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「東京都指定有形文化財」の指定書
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「ボッタンお便所」と今どき何処で売っているんだろう?と思える積み上げられたチリ紙。
建物が歴史的なのは大歓迎ですが、トイレだけは最新式であってほしいものです。
宿の方もこの点は気にはしていらっしゃるみたい。
麓から小型のバキュームカーで汲み取りに来て貰っているそうです。
据え置き型の洋式便座も隣の個室にありました。 -
お風呂は家庭用より少し大きめ
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脱衣所には浴衣とタオル
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洗面所も脱衣所の中
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洗面所に用意されていた歯ブラシとドライヤー
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屋敷全体に網戸が無いので蚊取り線香が火鉢でしっかり焚かれていました。
最近あまり見かけないしチョッと煙たいかな・・ -
夕食は18:00~か18:30と言われたので、お風呂上がりの18:30~にして貰いました。
山の中のお宿なのにマグロやホタテのお刺身は出して貰わなくてもいいんですが・・
でも、どのお皿も女将の手作りでとても美味しい。
お寺の精進料理ではないのでお魚も出ます。
一人でも10人でも作る手間はたいして違わないのに、申し訳ないようです。
勿論、完食。 -
デザートは缶詰のパインとミカンにアイスクリーム添え。
わたし的には生の梨の二かけくらいの方が好ましいと思うんですけれど・・ -
二日目 2019/8/25(日)
5:00起床。
朝の部屋からの空模様、今日もいい天気です。 -
風情ある窓からの景色
-
朝食は8:00~との事なのでカメラだけ持って坂道を上って「御嶽神社」方面に散歩に出掛けました。
誰も居ない景色は宿泊してこその特典。
旅行に来るといつもより早く起き出して目一杯観光!が私の信条です。 -
朝食も我が家の夕飯よりよほど豪華。
持参のラップにくるんで、取り分けたご飯と梅干と鮭でおにぎりを作って今日のハイキングのランチにします。(相変わらず セコッ!)
ほかは一粒も残らずにお腹の中に消えて行きました。 -
御岳山のどこの宿坊でも大抵ウリにしている "手作りこんにゃく" はここで出てきました
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朝食後のコーヒーがこれまた美味しい!
-
食後、「ゆっくりしていってくれ」と言われ、御師様が茅の屋根を葺く時に使う専用のハサミを見せてくれました。
屋根を葺き替えるだけで立派な家が1軒建つくらいの費用が掛かるそうです。
御師様自身も葺き替えができるそうです。 -
御師様は雅楽の笛や特製の篠笛も吹いてくれました
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楽譜も見せて貰いましたが何のことやら理解不能。
「今日、ロックガーデンに行きたいのですが、何だかよく分からない」というと、詳しく地図まで書いて説明してくれました。 -
「玄関の間」は宿泊客がチェックアウト後は「茶処」の部屋になります
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茶処専用のお部屋の奥には
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御師の宿なので祭壇もあります
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茶処のテーブルのおしながき
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年代物の振り子掛け時計
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女将手作りの和小物も販売されていました。
★そうそう、この女将さんがレンゲショウマのように楚々とした美人なのもお見逃しなく。 -
玄関脇には蔵もあり、今夜泊まる客の名前も張り出されています。
HPも無い小さなお宿なので、宿泊予定数日前には確認の電話は必須ですね。 -
一人泊でも週末でも割増料金も無くオヒトリサマにも優しいお宿です。
ただ、ほかの宿坊が1万円前後の所が多い中、屋根の葺き替え後は税別15,000円に値上げせざるを得なくなったそうです。
お嫁さんは英語の先生だということで外国人が泊っても凄く喜ばれているそうです。
日本人でも、この建物を独占できるのですから御岳山で泊まるなら絶対にお勧めです。
トイレが一日も早く洗浄式になることを願って★0.5だけマイナスです。
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