
2019/07/26 - 2019/08/10
74位(同エリア1027件中)
Rolleiguyさん
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今年の旅行は、スイス、オーストリア、ドイツにしました。息子の家族4人を、なるべくその国らしい場所に連れて行くことにしました。5人での旅行というのは、多少制約要因にもなり、タクシーはワンボックスでないと1台に乗り切れない、ホテルは少なくとも3室必要(私、息子夫婦と子供1人、息子の奥さんのお母さん、という組み合わせなので)ですが、一方で運べる荷物の量や重さは十分許容出来るくらいで、撮影機材、ハイキング用の装備、お土産を余裕を持って運ぶことが出来ます。
スイスではレンタカーとハーフフェアカードという組み合わせにして、鉄道やバスの利用も予定しました。
私の長年の友人(ドイツ人、オーストリア人)が2人とも病気になってしまい、お見舞いすることも旅の目的のひとつです。2015年の旅行記に登場する2人ですが、今まで病気ひとつしたことがなかったのに、急に病を得てしまい、心配で顔を見たかったのです。
チューリッヒは息子の生まれた街なので、家族に見せてあげたかったようですが、生まれた赤十字病院は移転してしまい、見せることが出来ませんでした。余り劇的な旅行にはなりませんでしたが、変わった組み合わせを楽しむことが出来ました。今回は、一昨年に比べて山歩きの日数が4日しかなく、そのため撮影した写真の枚数も2500枚くらいと前回の半分になりました。
(旅程)
7月26日 成田発 スイスエア チューリッヒ泊
27日 チューリッヒ観光 同上
28日 ルツェルン 観光 グリンデルワルト泊
29日 バッハアルプゼー、ブスアルプ
30日 ユングフラウヨッホ、アイガートレイル・ハイキング
31日 サースフェー (息子たちはツェルマットヘ)
8月1日 ローゼンラウイ(息子たちはインターラーケンヘ)
2日 ウィーンへ移動
3日 ウィーン市内観光
4日 同上
5日 ミュンヘンへ移動(息子たちは帰国) 友人宅泊
6日 オットーボイレン修道院、メミンゲン観光
7日 ミュンヘン市内観光、ウィーンへ戻り
8日 ブルゲンラントの友人を見舞い
9日 ウィーン発 全日空
10日 羽田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ ANA オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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スイスの物価は昔スイスに住んでいた時の2倍くらいの感じで、宿泊費がとくに高いため今回はホテルはやめて、ホリデーアパートにしました。空港から市内へ向かう途中のエリコンにあり、市内までトラムで15分ほど。3部屋あり、広いリビングとキッチンなど、スペースには余裕がありましたが、食器が3人分しかなく、ちょっと困りました。予約するのが遅くなってしまい、あまり選択の余地がないなかで選んだため、斯様なアパートになってしまいました。反省。
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ベランダから見たところ。エリコンの駅まで徒歩5分足らず。トラムの停留所も近くて便利でした。通りに面していましたが、騒音は感じませんでした。泊まるだけだからいいや。
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すぐ近くで朝市があり、食料品の買い出しに行きました。結構な人出で少しびっくりしました。
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野菜、果物、パン、チーズ、ハム、ソーセージなどが豊富にありました。
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試食して買うことが出来ました。
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一旦荷物を置きに戻り、トラムに乗って出かけました。市内で下りると、こんな人たちが10人くらいも出現し、下りる乗客のチケットを全員チェックしていました。今までは私服の一人が車内でチェックするくらいだったのでビックリ。見つかってしまった人が何人かいました。
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今日は土曜日で、ビュルクリプラッツで蚤の市が開かれる日なので、見物に行きました。殆ど価値がないと思われるものから、ある程度値段の張るものまで、そこそこありましたが、少しレベルが低下している印象で、購買欲を刺激するほどのものはありませんでした。ああよかった。
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息子はビール会社の名前が入った外置き用のランプに興味を示しましたが、持ち帰りが難しそうなので諦めました。
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次に、チューリッヒ動物園に行きました。動物がもともと生息している環境に近づけて飼育しており、この種の施設としては世界最大とのことです。動物園の名前はマダガスカルに因むものだそうです。
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目の前に突然小動物が現れたりして驚くことがあります。
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地面だけでなく、木の上にいる動物や鳥を観察しやすいように、空中に回廊があります。
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これはあの有名な果物ですね。食べたことないけど。
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昔からいる大きな亀。大人が乗っても大丈夫そう。長年狭い世界に住んでいてご苦労様です。檻のなかよりはずっといいか。
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タダでさえ蒸し暑い環境にしているのに、回廊の温度は下よりも数度高いので、体に負担になるから気をつけるようにとの注意書きがありました。
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動物園を出てすぐのところに公営墓地があり、外から見るととてもきれい。ちょっと見てみたいとの希望が出たので、案内板をみると。
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ここの墓地に葬られている著名人の名前が記されてありました。ずっと見ていくと、
ジェームス・ジョイスの名前があったので、びっくり。アイルランドの作家なので、あちらにあると思っていましたが、チューリッヒで亡くなり、家族ともどもここに葬られているようです。これは見なければいけない。 -
墓地は明るく、清潔感に溢れており、いろいろな木や花が植えられていてとてもきれいでした。
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気持よくなって走り出したので、慌てて止めました。
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ここがそうです。ジョイスの下にエリアス・カネッティの名前がありました。
ユダヤ系のノーベル文学賞受賞者ですが、私は読んだことはありません。 -
これがジョイスのお墓。周りを見渡したところ、日本名の墓碑があり、あれっとひっかかるものがあり、墓碑に記された名前をみて、昔チューリッヒに住んでいた時の知人だと気が付きました。家内も子供もそれぞれ接点があったご家族でした。思いもかけぬ出会いに、昔への思いに浸りました。
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ベルビューまで来てソーセージスタンドで休憩。昔、こうした場所で食べていたのを見つかって、秘書に怒られたことがありますが、ソーセージはレストランで食べるより、外の方が絶対美味しいと思います。
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この人は多分レストラン関係者かパン屋さんではないかと思うほど、沢山のパンを持って来て鳥にあげていました。豊かなスイスでは鳥も衣食住には困らないようで、夏になっても北に行くよりここがいいやと通年で住んでいます。年金のことを心配しないでもいい鳥は気楽だな。
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それでもパンの取り合いをしていました。衣食足りても礼節は知らないようで、鳥たちが自分のことしか考えないのを見て、「蜘蛛の糸」を思い出しました。「白鳥とパン」とかけて「芥川龍之介」と解く、そのこころは? こんな発想は若い時にはしなかった。齢を重ねるとものごとをそのまま見るのではなく、ひねくれて見るようになるのかな、と思いました。
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橋から眺めたリマト川と教会。右手のグロースミュンスターと左手のフラウミュンスターは、宗教改革まではカトリックの修道院に属していましたが、真ん中のペータースキルヒェは最初から改革派の教会として建築され、チューリッヒで最も古い教区教会です。この景色が好きなので、いつもここで写真を撮ります。これが今年、次は2015年、その次が2017年です。
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2015年7月。水がきれい。
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2017年7月。雲の映りがきれい。
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教会の塔は美しいな。シンプルなのがいい。内部は余りにも飾り立て過ぎていることが多いから。フラウミュンスターとペータースキルヒェ。
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グロースミュンスターとヴァッサーキルヒェ。
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チューリッヒに住んでいたころに登った記憶のないグロースミュンスターの塔。
今回登ろうとしたら、180段くらいあるとのことで、暑くて気力がないのでギブアップ。若い世代は登って汗をかいて来ました。7年も住んでいてここに登ったことがないなんて、いったい何に興味を抱いていたのだろう。愚か。 -
地味だがチューリッヒでは最も親しみを感じるヴァッサーキルヒェ。
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宗教改革者ツヴィングリ。トッゲンブルクのヴィルトハウス村の出身で、神学者としての思想も知られています。後にチューリッヒ郊外の戦いに従軍牧師として参加し、そこで亡くなりました。ツヴィングリ・バイブルという、彼の監修した聖書がありますが、私にはルター訳の聖書よりも美しいドイツ語に思えて、愛用しています。スイスドイツ語(方言だが別の言葉かと思うほど)には、古いドイツ語の用法や言葉が残されていて、それに気が付かずに使っていたら、ウィーンにいた時に、あなたはスイスにいたのかと言われたことがあります。
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ノミの市に戻ってみると、道路にも店が出ていました。
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市の中心部で、リンデンホーフの周辺には狭い小路にいろいろなお店がならんでおり、感じの良い通りです。
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大工さんのギルドハウスのようです。毎年春になると冬を追い払うお祭りがあり、沢山の行列には、こうしたギルドに属する人たちが、職業を示す衣装で参加しています。でも、ギルドのメンバーがその職業という訳ではないようで、私のいた会社の社員には、煙突掃除のギルドの衣装で参加した人がいました。
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観光客のお国はどこだろうと思いながら、じっと見つめたりはしませんでした。
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チューリッヒはプロテスタントの街なので、ペータースキルヒェの外観も比較的シンプルです。この教会は、塔の部分だけが持ち主が別で、1798年まではチューリヒ州が、1803年からはチューリッヒ市が所有しており、主に消防が火の見やぐらとして使っていたそうです。塔以外はペータースキルヒェ共同体が所有しています。
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教会の時計としては欧州No.1だそうです。ロンドンのビッグベンは教会ではないので。この教会の教区牧師であったレオ・ユート(Leo Jud)は、ツヴィングリの長年の友人だったそうですが、原稿なしで素晴らしい説教をしたことでも知られています。
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プロテスタントの教会は内も外もシンプル。
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この教会はいろいろな路地から見えるようになっていました。教区教会としても意義のあることだと思います。
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この通りは少し趣が違いますね。チューリッヒの旗がまったくないのはどうしたことか。まるで西部スイスの街のようだ。
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リンデンホーフから眺めたリマト川。大変な人出で驚きました。チューリッヒは2年前よりも観光客が増えているように思いました。今やどこにでもいる中国からの観光客よりも、欧州や中南米からと思われる人たちの方が多いようです。
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エネルギーが切れて動けない?
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間口は狭いが結構奥のある土産物屋。グロースミュンスターのすぐ下にあります。
ここで財布を買いました。 -
駅前のチューリッヒ博物館で、ハイジの特別展「日本のハイジ」をしていました。日本にいて想像しながら制作したのではなく、綿密なロケと聴き取りを行って作られたアニメだそうで、スイスでも高く評価されています。駆け足の初日観光を終えました。
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