2019年8月・タイ経由ドイツ＆オーストリアの旅（4/7）

2019/08/06 - 2019/08/13

４日目の本日は、午前中にミュンヘンの見逃したポイントを押さえ、ザルツブルクに電車で移動、午後は「音楽の聖地」ザルツブルク観光をしたいと思います。都会から一転して地方都市。さて、どんな旅になるでしょうか？

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

４日目の朝です。実は昨日は時差ボケから寝坊しました。今日は早朝街ランを楽しみます。

バイエルン王国の第2代国王、ルートヴィヒⅠ世像。レジデンツの西の向かい側です。これからルートヴィヒ通りを北上します。

こちらは聖ルートビッヒ教会。

勝利の門を通過します。現在は道路工事中で見栄えが悪いです。

ミュンヘン大学などがあるエリアに入ったところで、シェンケンドルフ通りという大きな通りに出ました。ここを西に折れます。通りの外側を走るとこのようにのどかな小川が。

鴨が朝日を楽しんでいます。

この通りを更に進むとＢＭＷ本社の近代的な建物が見えてきます。

こちらはＢＭＷ博物館の特徴ある建物。

BMW博物館 博物館・美術館・ギャラリー

更に通りを挟んで西隣りにはＢＭＷのショールームであるBMWワールド(BMW Welt)の建物。

BMW ワールド 博物館・美術館・ギャラリー

ここには見どころが密集していますね。南側はオリンピック公園です。言わずと知れた1972年のミュンヘン五輪のメイン会場です。

公園内はランニングコースとしても人気の様子。多くのランナーが汗を流していました。

池にはカモ君が。

こちらがメイン会場であったオリンピック・スタジアム。時代を感じさせない近代的なデザインを外観のみ。

さてそろそろホテルに戻ります。途中、ちょっとオベリスクを発見しましたので寄ってみます。オデオン広場の西の方にあるカロリーネーズ・プラザです。

1813年のライプツィヒの戦いでナポレオンと戦ったバイエルンの兵士３万人を顕彰するもののようです。独語は読めないのですが、ネットでググると英訳は「They too died for the liberation of their home country」。

旧植物園の西端にある赤いリングが見えたら、ミュンヘン中央駅はすぐそこです。

ホテルに戻りました。シャワーを浴びると食欲旺盛！今回も少量ずつ取って様々な料理を楽しみます。

King's Hotelの内部の様子も紹介しましょう。客室通路はやや狭めですが、綺麗なつくりです。

１Ｆにはこんなショーケースも。

フロント脇はちょっとした自販機・カフェ・スペースになっています。まあ、木目調で高級感があるだけでビジネスホテルっぽいですね。

フロントも木目調で豪華に見えます。

さて、本日はザルツブルクまで移動ですが、マリエン広場にある教会の塔に登って最後にミュンヘン全景を見てこようと思います。今日の移動分はバイエルン・チケットで全てカバーします。

２名で１枚。３２ユーロで、バイエルン州及び周辺の公共交通機関が乗り放題という優れもの。これだけで市内の地下鉄のみならずザルツブルクまでの鉄道もＯＫという、ホント大丈夫かこれ？というチケットです。

ということで見納めとなるマリエン広場。今日はよく晴れていて、素晴らしい景色です！

マリエン広場 広場・公園

その向かい側の路地を入ると聖ペーター教会。まずは教会内部に入ってみます。

聖ペーター教会 (ミュンヘン) 寺院・教会

こちらが入口です。

内部はこのとおり。壁が白で明るい感じです。朝日がちょうど差し込む感じです。

天井のフレスコ画も見事。しばし見とれます。

後方の上にはパイプオルガン。

祭壇に近付いて見学です。まさに荘厳です。

さて、一度教会を反対側から出て、塔へ上る入口へ。大人１名３ユーロ。

このような古い階段を上がっていきます。なお、往復同じ階段ですので、混雑時は譲り合いの精神で。

かなり上り詰めました。１３階以上になるでしょうか。やっと展望台に出るとこの景色。まざに絶景です！

しばしミュンヘン一望の絶景を堪能します。

さて、そろそろホテルに戻ります。お洒落な雰囲気のゼントリンガー通りを歩いて戻ります。

日本人に「豪華絢爛」で知られるアザム教会。この朝の時間帯は中に入れませんでした。

アザム教会 寺院・教会

街角にオーガニック系のスーパーを発見。そういえば市場を見学するのを忘れていました。まあ、こういう市民の普通に使うスーパーを見学するのもいいかも。ちょっと寄って行きます。

ドイツのベーカリーには、必ずこれくらい大小沢山のパンが並びます。

こういう野菜売り場、見るだけで楽しいんですよね。鮮やかです。

チーズの品ぞろえは流石です。日本のスーパーのチーズの貧弱さといったら・・・。頑張ろうニッポン！

やや高級店なんだろうなとは思いますが、トマトやフルーツの種類も豊富。

ブルーベリーがこんなに！様々なベリー系がそろい踏みです。

というわけで、街並みをいちいち写真に撮って観光しながらホテルに戻ると結構な時間になってしまいました。それほどミュンヘンは歩いていて飽きないです。急ぎホテルから荷物を持ってミュンヘン中央駅へ。10分強の距離です。1130過ぎに到着。googleで調べるとザルツブルク行きがまもなく出るとのこと。広大な駅で、目的のホームは正反対にあるようです。急ぎ移動します。

ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅

お昼は車内で。お決まりのサンドイッチとジュースを買っておきます。

何とか間に合いました。自由席です。けっこう満席です。

トマト＆モッツァレラのサンドイッチです。空いている店で購入しましたので、やや味が薄い？でも、お腹は十分ふくれました。

結構疲れたので車内で寝てしまいました。それでものどかな田園風景は見ていて飽きませんでした。オーストリアへもすんなり入国。約1時間半でザルツブルクへ到着です。

憧れのザルツブルク！とうとう来ました。

ザルツブルク中央駅 駅

ホテルはこんな感じで、駅前にデン！と建っています。1400前ですがチェックインを試みると、無事部屋に通してくれました。感謝。

H+ ホテル ザルツブルク ホテル

清潔感ある明るい近代的ホテルです。

水回りも問題ありません。

トイレだけはヨーロッパはどこもシンプル。

さて、取り急ぎ荷物を置いたら出かけます。フロント脇には水が用意されていました。一方はレモン水。もう一方はキュウリ水（？）。こちらの人はキュウリの味付けの水を好むのでしょうか？

観光の切り札であるザルツブルク・カードを求めに駅に寄ります。ホテルのフロントでも購入可能ですが、ややチェックインで混んでいましたのでこちらへ。

ちょっと奥まった観光案内所へ。

24時間有効券は29ユーロを払い購入。氏名を記入、使用開始時刻を書けばスタートです。公共交通機関や各博物館等が軒並み無料になる恐るべきカードです。

駅を出るとすぐさま目当てのトロリーバスがいましたので飛び乗って、まずはミラベル宮殿から。言わずと知れた、映画「サウンド・オヴ・ミュージック」のロケ地です。ドレミの歌の最後で出てきた階段を見学。意外に段数は少なかった。

ミラベル宮殿 城・宮殿

バラのトンネル。マリアさんと子どもたちが走り抜けるシーンであまりにも有名。

こちらの池も出てきました。

さて、お次はモーツァルトの家。こちらはザルツブルクでモーツァルトが一時期住んでいた家とのことです。内部は博物館になっています。内部はモーツァルトゆかりの品などが展示されていました。写真撮影は禁止でした。

モーツァルトの住居 建造物

日本語での短い説明を発見！

おみやげ店のみ撮影。モーツァルトのチョコレートが並びます。

関連書籍やＣＤなんかも。

さて、お次は通りを挟んで反対側、ザルツァハ川のほとりにある、偉大な世界的指揮者・故カラヤン氏の生家。特に博物館にはなっていませんが、家の庭にカラヤンの像があります。

カラヤンの生家 史跡・遺跡

では橋を渡っていよいよ旧市街へ！

ザルツァハ川の雄大な流れを堪能します。

まずは旧市街を一望できる展望台へ。

ここがその現代美術館の入口です。ここの展望台に登ります。

エレベーターで昇り、出るとそこには旧市街の全景が！これは素晴らしい眺めです。しばし堪能します。映画「サウンド・オヴ・ミュージック」でも、その他のザルツブルクの紹介でも、使われる映像はここからのものが多いです。

さて、お次はモーツァルトの生家。かなり観光客でにぎわっています。近くにはスタバも。内部は撮影禁止でしたが、モーツァルトが実際に生まれた部屋などを見学することができました。なお、１Ｆのスーパーも土産物を売っています。

モーツァルトの生家 建造物

さて、ゲトライデ通りに出て、少し歩いてみます。両側にセンスの良いお店が並び、洒落た看板も有名です。

ゲトライデ通り 散歩・街歩き

有名なカフェを発見。歩き疲れましたのでちょっと休憩します。

カフェ モーツァルト カフェ

暑かったのでアイスコーヒーを頼むと、謎の生暖かいコーヒーが(笑)。

ザルツブルガーノッケルン。簡単に言うとメレンゲの山(笑)。甘さすっきりで、２人であっさり平らげてしまいました。

通りに戻りましょう。このように店の看板がハイセンス。

通りの端・左側にサウンド・オブ・ミュージックの博物館がありましたので寄り道します。

撮影当時の写真や、実在のマリアさんの当時の写真が数多く飾られていました。マニアは必見かも。

有名な「馬の洗い場」の前を通過します。

pferdesschwemme ( horse well ) 史跡・遺跡

こちらはザルツブルク祝祭大劇場。この８月はまさにザルツブルク音楽祭の真っ只中です。

この界隈は客層が違う！観光客は夏なので概ねＴシャツ・短パンですが、流石に世界の超一流の芸術の場。男女ともに正装に近い、それはそれは華やかな雰囲気でした。

劇場前の簡易カフェ？こちらもシャンパンを優雅に楽しむ姿が。

もちろんチケットを数か月前に調べてはみましたが、どれも高価で売り切れ。まあ当然です。と、その時、遠くから素晴らしい歌声が！こちらの建物はどうやら楽屋のようです。クーラーがないからか、窓全開で直前リハーサル中の様子。しばし盗み聞きします(笑)。圧倒的な歌唱力！本日の公演は、モーツァルトの「イドメネオ」とのこと。

さて、しばし堪能した後は更に進みます。街並みがとにかく美しい！

モーツァルト像の所まで来ました。おや？グランドピアノが１台。

どうやらチャリティのための募金活動の一環のようです。誰でも自由に弾いてＯＫのようす。見ていると、観光客で腕に自信のある人が弾いて、皆から歓声を浴びていました。

1830を過ぎましたが日差しが強い！混む前に早目の夕食にします。路地を進むと・・・。

St. pauls stub'n beer gardenというレストランです。NHK「世界入りにくい居酒屋」のザルツブルク編で登場したレストランです。

中は意外に狭い。

予約なしでしたが、2100からの予約席なら大丈夫とのことで、案内してもらいました。屋外のテラス席です。こちらもそれほど広くはありませんが良い雰囲気です。

ほどなくしてビール！ザルツブルクのシュティーグル。クセがなくておいしい味。

量は基本的に多いと聞いていたので、名物のチーズすいとんをシェアしました。う～ん、まずまずの味ですがNHKでやっていたようなチーズとろとろではなかった？？１年半前にオーナーが変わったとサーバーの方が言っていましたので、店のシェフも入れ替わってしまったのかも知れません。

さて、食事を終えて歩くと、広場でパブリック・ビューイングが。オペラのアリアを熱唱しています。

過去のザルツブルク音楽祭の映像などが１日１回放映されるようです。粋な計らいですね～。

モーツァルト像の前のピアノの周りには先程よりも大勢の聴衆が。各国の旅行者がラフマニノフやドビュッシーなど、様々な曲を披露、ヤンヤの喝采を浴びています。これはとても良い雰囲気です。まさに音楽の都・ザルツブルクを感じる旅になりました。
（つづく）

この旅行記へのコメント （2）

• マイラーさん 2019/08/25 03:01:13

  こんばんは。

  クッキーさん　初めまして。
  
  ウィーン、ザルツブルグ旅行記大変興味深く拝見しました。
  実は、僕も8月8日～10日はウィーン、10日～12日はザルツブルグに滞在し、13日昼ウィーン出発のANAで羽田（14日朝到着）に帰りました。
  
  ウィーン楽友協会のモーツアルトシンフォニアには、8日の夜行ったのですが、このコンサートは夏場の観光客目当てで、僕が行った時は半分くらいが中国人旅行者という感じでした（汗）。まあ、たくさんの子供がいる中で泣く子・騒ぐ子が居なかったのが幸いでした。
  
  ザルツブルグは10日、12日と天気が良くなく、11日がカンカン照りだったので、ザルツブルグ観光は11日でしょうか？僕は、10日の夜はフェルゼンライトシューレ、11日の昼はモーツアルテウムマチネに出かけていましたが、もしかしたら同じ時期のご旅行のようでしたので、どこかですれ違っていたかもしれません(^^ゞ
  
  ついつい嬉しくなり書き込ませて頂きました。
  ありがとうございます。
  
  マイラー
  
  

  クッキーさん からの返信 2019/08/25 10:44:37

  Re: こんばんは。

  マイラーさん　ありがとうございます！
  
  私はザルツブルクには8/9～8/10の滞在でした。8/10は雨がパラつく生憎の天気でしたね。そこからウィーンに移動して、ANA NH206便は8/12発ですので・・・入れ違いですね(笑)。楽友協会のコンサートは8/10でした。オケは別としても、楽友協会のホールスタッフは同じ方々だと思いますので、ウィーンフィルの演奏会とのギャップが激しいでしょうから「何か不憫だ」とは妻の弁でした。
  
  私は初ヨーロッパだったので感動しきりでした。また陸マイル活動頑張って近いうちにトライしたいと思います。マイラーさんの旅行記もよく拝見させてもらっています！ありがとうございました。