2019/03/10 - 2019/03/11
76位(同エリア2301件中)
旅猫さん
九州三日目の宿は、鹿児島市街地の西北に聳える城山に建つホテル。
露天風呂からの桜島の眺めに憧れて、ずっと以前から泊まってみたいと思っていたのだが、いつしか名前が変わっていた。
翌日は、やはり一度は訪れてみたかったかごしま水族館へ。
悠然と泳ぐジンベイザメは、とても優しげだった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
指宿駅から乗った『指宿のたまて箱6号』は、終着の鹿児島中央駅には16時ちょうどに着いた。
この列車は、海側の座席配置が一人旅でも気兼ねなく利用できるようになっているのが嬉しい。 -
今宵の宿に向かう前に、駅ビルで夕食の調達を。
何にしようか迷っていると、たくさんの惣菜が売られているのに目が留まった。
好きなものを自分で選べるのに惹かれ、ここに決めた。 -
この店で面白かったのは、値段が重さで決まると言うこと。
とりあえず適当に詰め、自分で秤に載せると、1g1.1円で計算され、値段が印刷されたシールが出てくるのだ。
初めての体験だったので、量が分からず、このくらいかと思って計って見たら、200円にも届かず。
ちょっと少なかったが、まあ良しとしよう。
それにしても、これは旅人には嬉しい売り方だ。 -
駅前からはタクシーで宿へと向かう。
宿が近づいてくると、窓に雨粒が当たりはじめた。
部屋は、一番安いシングルルーム。
眺望は無いが、今回は節約の旅なので仕方が無い。城山に建つ桜島を望むホテル by 旅猫さんSHIROYAMA HOTEL kagoshima 宿・ホテル
-
部屋に荷物を置いた後、早速、大浴場へと向かう。
途中、外が見える場所があったので寄り道を。
まだ雨が降り続いていて、正面に見えるはずの桜島は、頭が雲の中だった。 -
館内は洗練されているが、どうも落ち着かない。
やはり、木造の温泉宿が性に合ってるようだ。 -
大浴場も、入口からして味気ない。
浴室はかなり広かったが、入浴客も多く、まるでスーパー銭湯のようだった。
肝心の露天風呂も、人が鈴なり状態で、まったく落ち着かず。
もちろん、桜島は裾野だけしか見えなかった。 -
大浴場の目の前にドリンクバーがあり、館内にある城山ブルワリーで醸している麦酒が飲めるというので、ここで一休み。
頼んだのは、アイリッシュレッドエール。
風呂上がりの麦酒はやっぱり旨い。 -
部屋に戻り、買ってきた惣菜で夕食を。
よく言われるが、茶色いものは基本的に美味しい。
が、これで199円は果たして安いのか。
微妙なところだが、好きな量を選べるのはやはり嬉しい。 -
翌朝、昨日の雨が嘘のように晴れていた。
噴水のあった広場からも、桜島がくっきりとも見えている。
ちょうど、桜島の山頂近くから陽が昇り、とても美しかった。 -
朝食は、昨夜、ホテル内のベーカリーで買っておいた総菜パンで済ます。
一晩置いたが、まだ柔らかくて美味しかった。 -
タクシーで鹿児島中央駅へと向かう。
予定では、8:50発のバスに乗り、仙巌園へ行くことにしていたのだが、駅前に着いた途端、急に行く気がしなくなった。
そこで、水族館へ直行することにし、時間まで駅前をふらり。
少し離れて駅の方を見ると、打ち上げ花火かのような大きな観覧車が青空に浮かんでいた。鹿児島中央駅 駅
-
9:05発の水族館行きのバスに乗り、駅前を離れた。
バスは天文館などの繁華街を走り抜け、15分足らずで水族館前バス停に着いた。 -
バス停からは、鹿児島フェリーターミナルの中を通り、数分掛かった。
入口に辿り着くと、開館まで少し時間があったが、すでに数人の人が待っていた。
そして、開館と同時に中へ。
入口から伸びるエスカレーターで上がると、目の前に大きな水槽が現れた。
その中で、ジンベイザメが悠然と泳いでいる。いおワールドかごしま水族館 動物園・水族館
-
しばらくジンベイザメの優雅な泳ぎを眺めてから、順路に従って観て回る。
大水槽に続くトンネルでは、頭上を魚たちが泳いでいる。
さすがに、ジンベイザメはここには来ない。 -
2階からエレベーターに乗り、最上階へ。
そこには、鹿児島周辺や錦江湾で観られる魚たちが展示されていた。
そして、途中には、桜島を望む展望ホールもあった。 -
3階へ降りると、そこは深海の生物たちがお出迎え。
ひと際暗い展示室が印象的だ。 -
中へ入ると、やはり、ダイオウグソクムシがいた。
一時期話題に上ったが、今はまた、地味な存在になっているようだ。 -
同じ階には、クラゲも展示されていた。
クラゲも、今やどこの水族館でも人気者だ。 -
ギヤマンクラゲは、繊細な触手がとても美しい。
まるで、水の中に漂う絹糸のようだ。 -
近くには、ひと際大きいクラゲがいた。
アメリカヤナギクラゲと言う、北米で観られるクラゲだった。
ある意味、海では出会いたくない感じだ。 -
そして、馴染みのミズクラゲが流れに任せて舞っている。
ここでは、変なライトアップをしていないので、透明感のある白いミズクラゲ本来の美しい姿が楽しめた。 -
ぐるっと回って大水槽の前に戻ってきた。
すると、ちょうどジンベイザメに餌を与える時間とのこと。
せっかくなので、観て行くことにする。
餌を目の前の水面近くに入れると、ジンベイザメは大きな口を開けて、水ごと飲み込んでいく。
小魚が近くにいたら、一緒に呑み込まれそうだ。 -
餌の時間が終わると、ジンベイザメは、何事も無かったかのようにまた、悠然と泳ぎ始めた。
-
水族館から外に出て、港を散策することにする。
目の前からは、桜島へ向かうフェリーが出発を待っていた。鹿児島港フェリーターミナル 乗り物
-
水族館の周辺は、幕末から明治にかけて築造された鹿児島の旧港があった場所。
周囲は埋め立てられているが、一部が公園として保存されている。
かの薩英戦争の際に砲台が設けられた新波止には、巻き石と呼ばれる石を円弧状に長く巻いた石積みが残り、わずかに歴史を物語っていた。 -
新波止から遮断防波堤を通り一丁台場へと歩く。
そこから橋を渡り、ドルフィンポートと呼ばれる広場に出た。
その広場からは、正面に鹿児島の象徴桜島が望めた。
青い空と蒼い海、そして碧い山。
春とは思えない、光景が広がっていた。 -
その広場の外れに、寂びた様な小さな灯台があった。
昭和9年(1934)に造られた北防波堤灯台で、防波堤が埋め立てにより広場に取り込まれてしまったが、この灯台はそのまま残されたそうだ。
役目を終えてもなお、同じ場所に残してもらい、幸せな奴だな。 -
バスで鹿児島中央駅に戻り、駅ビルに入っていたラーメン屋で昼食を。
九州はとんこつラーメンが多い。
あまり好みではなかったのだが、以前、熊本で食べたラーメンが美味しく、その後はそこそこ食べるようになったのだ。
ここのラーメンは、なかなか美味しかった。こむらさき アミュプラザ鹿児島店 グルメ・レストラン
-
13:04発の『さくら404号』で鹿児島を後にし、次の目的地、肥後の日奈久温泉を目指す。
今回の旅を計画する時点では、八代の日奈久温泉と水俣の鶴の湯温泉とで悩んだのだが、旅程の都合で、日奈久温泉に決めたのだ。
温泉的には、鶴の湯の方が惹かれていたのだが。 -
車内に入ると、ガラガラだった。
それにしても、九州新幹線の車両は温かみがあって好きだ。
指定席は両側とも2人掛けで座席も広く、とても座り心地が良い。
長時間乗る東北や東海道・山陽新幹線にこそ、このような座席が欲しいものだ。 -
背もたれやデッキとの仕切りも木製な上、窓のブラインドも木製の簾のようになっていて、とても落ち着く。
このままずっと乗っていたいところだが、今回は新八代駅までなので残念だ。
列車は、ゆっくりと鹿児島中央駅を離れた。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- 前日光さん 2020/06/29 23:35:26
- 鹿児島も懐かしいな。。。
- こんばんは、旅猫さん。
ご無沙汰しています。
旅好き、特にふら~と訪れてその地の良さを楽しむ旅猫さんタイプの旅人には、とてもつらい事態になってしまいましたね。
好きなときに、好きな所に行けない(>_<)、こんな時代がくるなんて思いもしませんでした!
私ここ一週間弱、実は37℃~39℃近くの熱が下がらず、まさか!の思いで過ごしていましたが、本日やっと熱も下がり、あのにっくきウィルスのせいではないと分かりました!(^^)!
九州の旅は、まず列車が楽しみですね。
本当に人がリラックスできる車内となっています。
重さで値段が決まる店、実は店ではないのですが、宇都宮大学の食堂がこのシステムになっています。
スクーリングで通っていたときに、毎日利用しましたが合理的な方法ですよね。あの199円のパックサラダ、格安だと思います。
アイリッシュレッドエール、本当においしそうです。
やっとアルコールに目が行くようになったので、私の体調も戻ってきたみたいです(^_-)
鹿児島水族館は行ったことがありませんが、その周辺の風景、桜島フェリー、懐かしい思いで拝読させていただきました。
自由に旅ができるようになったら、久しぶりに九州もいいですね!(^^)!
前日光
- 旅猫さん からの返信 2020/06/30 12:09:01
- RE: 鹿児島も懐かしいな。。。
- 前日光さん、こんにちは。
書き込みありがとうございます。
もう、4か月も旅に出ていません。
ようやく移動制限も解除されましたが、今度は梅雨の時期で週末の度に天気が悪く、しばらくは旅もお預けのようです。
JR九州は、車両に温もりがあっていいですよね。
旅の楽しみを広げてくれる列車が多くて。
宇都宮大学の食堂も、量り売りですか!
珍しいですね、学食でそのようなのは。
好きなものを好きなだけ買えるのは、素晴らしいですね。
地元のスーパーでも取り入れてほしいです。
ホテルで造っている麦酒、鮮度も良くて、美味しかったです。
パン工房もあり、なかなか良いホテルでした。
九州は、温泉と火山の島で、魅力的です。
桜島の機嫌が良くて、景色もゆっくり眺められて良かったですし。
また、訪れたいものです。
ちょっと遠いのが難ですが。
熱が下がって、大事に至らず良かったですね!
今後とも、お気を付けください。
旅猫
-
- hot chocolateさん 2019/09/30 23:06:15
- 九州温泉旅♪
- 旅猫さま
こんばんは~
日中、まだまだ日差しは強いものの、もうすっかり秋の気配ですね。
「指宿のたまて箱6号」は、カウンター席もあって景色が楽しめそうですね。
車内の木のぬくもりもいいし、椅子のデザインも色彩も、リゾート感あふれていて乗り心地も良さそうです。
九州はお洒落な列車が多いですね。
温泉旅は、木造の和風旅館に泊まりたいですね。
旅館の方が、温泉の癒し効果もありそう・・・
hot choco
- 旅猫さん からの返信 2019/10/02 21:34:29
- RE: 九州温泉旅♪
- hot chocoさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
10月に入っても猛暑日とは。。。
『指宿のたまて箱』は、なかなか雰囲気のある列車でした。
かの水戸岡さんのデザインなので、JR九州らしい感じですね。
車両自体は古いので、乗り心地はちょっと?ですが(笑)
温泉ホテルと言うのはいまひとつ風情が無いですよね。
やはり、温泉は旅館じゃないと。
木造であれば、なお良しです。
日奈久温泉の金波楼は素晴らしい宿ですが、肝心の温泉がいまひとつでした。
浴室も風情はありませんでしたし。
でも、それを補って余りあるほどの建物でした。
旅猫
-
- salsaladyさん 2019/08/24 16:27:08
- 『玉手箱』号~乗ってみたくなる~
- ☆鹿児島がお気に入りですか?来春は別府へ帰郷するのですが、なかなか素敵な列車に乗る機会がありませぬ。次は湯布院号をお試しになってレポしてくださると有り難い!
☆本当は熊本や鹿児島まで足を伸ばしたいけれど、目的から外れるのも難しい~
☆故郷は遠きにありて想うしか無いわ~
- 旅猫さん からの返信 2019/08/25 06:16:53
- RE: 『玉手箱』号?乗ってみたくなる?
- salsaladyさん、こんにちは。
書き込みありがとうございます。
鹿児島は温泉が豊富なので好きですが、薩摩自体はあまり好きではありません。
別府は温泉の都ですね。
二度訪れましたが、まださらっと経験したくらいなので、もっとのんびりしたいです。
湯布院も一度歩きましたが、かなり昔で、今のような賑わいとは違っていました。
今年の7月に宿を取ったのですが、仕事の都合で行かれませんでした。。。
改めて、九州は遠いなと思いました。
旅猫
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