筋斗雲で行く　山岳シルクロード～世界の屋根パミールへの道～　⑤陸路で新彊へ入境　「おもてなし」とは対極の中国の対応

2019/07/10 - 2019/07/21

今日は、パキスタンの町スストからクンジュラブ峠を越えて陸路で中国、新彊ウイグルに入る。
スストではホテルから徒歩5分のイミグレーションまで荷物をゴロゴロ引っ張って行く。これって、何か越境のイメージと違うなぁ～
そこからは越境専用の車での移動になる。すぐそこに国境が有ると思いがちやけど、これが何百ｋｍの距離！
丸1日がかりのイベントになる、中国側のタシュクルガンに着いたのは、すっかり夜になってた。
時間を要するのは、距離の問題ではなくって、中国側のイミグレーションの問題。何回パスポートチェックするねん（怒）
何回荷物チェックするねん！
クンジュラブ峠からタシュクルガンまで警察と描かれたベストを着たイミグレ担当者が乗り込んでくるけど、「お前の態度は世界の人たちが見てるんやで」と言いたくなるような「おもてなし」とは対極の態度。お前は何様やねん！

エリア 喀什(中国)

• 旅行の満足度: 1.0
• ホテル: 1.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今朝の朝食は永谷園のお吸い物とマンゴージュース！
そんな訳無いけど・・・

ホテルからすぐそこのイミグレオフィースまで荷物を持って！
流石に此処からの写真は有りません。
まず、荷物の検査。
全員の荷物を並べてワンコのクンクン検査を受ける、結局スーツケースのオープンは無し。
そこから部屋を移動してパスポートにハンコ！
これでめでたくパキスタン出国！
中国国境を越えるには専用のバスでの移動となるので、運転手、ガイドさんとはお別れ。

バスは同じくコースターやけど、ショート。
荷物もイミグレでチェックが有るので車内に積むので、狭くなる。
エアコンは故障してるので窓を開けてもＯＫ。
で、こんな道をクンジュラブ峠を目指して進みます。

前方に雪山が見える。
ここもカラコルムハイウェイです。
クンジュラブ峠までは１００ｋｍ以上。

ここでトイレ休憩。

我々の乗ってるバス。
ここで皆さんトイレ休憩みたい。
クンジュラブ峠を越えるのではなく、峠の観光って人が多いのだろうか？

バルピックとメモしてあるけど・・・

揺れるバスから一生懸命撮ってたら止まってくれた。

チャプテンゴッドとメモってるけど・・

ここでランチタイム

青空が気持ちいい！
窓を開けると寒くて顰蹙。

どの辺りだろう。
カメラの高度計では４４００ｍ

ん？　あれかな。

遠くに構造物も見える。

パキスタン国旗の屋根も見える。
国境やね！

みんな残雪で遊んでる。

タシュクルガンまで１３０ｋｍもあるの？

みんな国境を越える人たちじゃ無くって、クンジュラブ峠観光。
今回の旅行の最高地点、4733m。
歩くわけでも無いので、標高は全く気にならず！
当たり前か～高度順応は十分してる？

中国側には威風堂々の建築物。
これはイミグレでもなんでもなくって、只の飾り？
要するに張りぼて。

この建造物を超えると道路の通行が逆になった。

ゲートを越えて中国側をしばらく走った所に、「全天候総合検査室」なる建物が有って、トラックもバスも越境検査を受ける。
荷物を全て持って、バスを降り、パスポートチェック、身体検査、荷物チェック。ＧＯＮＴＡＲＡは一応スーツケース開けました程度やったけど、全部出さされた人もおった。
実に威圧的。
なんでそんなに時間が掛かるねんと言いたくなるほど時間が掛かる。
結局２時間半ほどかかったかな？
建て物の中にもrestroomと書かれた部屋もあったけど、トイレへ行きたいと訴えても無視！
やっと外へ出られてトイレへ。
これが、穴を掘った場所に板が渡してあり、周囲は一応べニア板で囲ってある程度。
女性は怖いながらも、べニアの中へ。男性陣はもちろん・・・
で、ここから警官が同乗してくるってことで、また待たされた。

中国側に入っても景色はええなぁ～

此奴が同乗してきた警官？
缶コーヒーらしき飲み物のプルトップを開けたら床に投げ、タバコを吸う。
運転手は中国語で、添乗員は英語でタバコを止めるよう頼んだが無視。
今どき公共バスの車内で吸うのは野蛮人ぐらいやで！
実に横柄な態度。
ウイグル人に対してはもっと酷いんやろなぁー

長閑な景色はええんやけどなぁ～

商店でバスを停めるよう警官が指示。
自分が買い物をしたかったようだ。
お菓子類を買って、袋はバスの床に捨てる。

新疆ウイグル地区のタシュクルガンのイミグレに到着。
ここではバスごと消毒をして、荷物検査にパスポートコントロール。
一般的なイミグレって感じ。
此処へ来るまでに途中でもう１回やったかな、荷物の検査が有って、高圧的な態度でパスポートを提示させられたのが複数回。
写真を撮れなかったので、正確な所は記憶にないけど、「ええ加減にしてくれよ」と感じたことは間違いない。
ウイグル地区のテロ対策なのか、メッチャキビシイ！

朝、ホテルを出発して９時間後にようやく中国側の新疆ウイグル地区のタシュクルガンに到着。走行距離は３００kmに満たないはず。
やっと迎えのバスに乗り込む。ホッ！　開放感を感じるなぁ～
広大な中国では全て北京時間に合わせるので、お日様との関係性が変になるけど、午後９時過ぎ！

本当ならこのまま夕食に行くのですが、体調不良の方が居たので、先にホテルにチェックイン。
ところが、ホテルは断水でトイレも使えない状態！
地域全体が断水とのことやけど、予定のホテルと変更になっていたこともあり、文句が出るわでるわ・・・
（写真は翌朝の物）

夕食場所はヨーロッパホテル。
スローガンが何とも言えんなぁ～

ホテル自体の格上だし、料理も満足。
このホテルはトイレも流れるし、断水じゃない！

ベンレイジンホテルに戻り部屋へ。

断水は解消してたけど、トイレは流れへん。
〇ん〇が泳いでる・・・
シャワーで床は水浸し！
当初の予定のホテルは改装中と言う事で急遽変更になったホテルやけど、レストランも無いようなホテル、これは無いやろ！

ホンマは明日のカシュガルまでアップするつもりやったけど、国境越えに疲れてしもた。
エネルギーが切れてしもたんで、これでアップしてしまいます。
明日は、絶景が待ってるんでお楽しみに！

この旅行記へのコメント （8）

• ころちゃんさん 2019/12/11 10:05:45

  国境越え

  中国景観の横柄な態度には腹が立ちますよね・・・
  たばこ・買い物・ゴミの散らかし！
  訴えたい気分！！
  しかもイミグレでしつこい検査の後、ニーハオトイレの洗礼も相まって悲しい気持ちになってしまいます。
  
  それも美しい景色に癒されてよかった。
  きっと自分じゃ経験できないことを追体験できました。
  

  gontaraさん からの返信 2019/12/12 13:43:25

  RE: 国境越え

  > 中国景観の横柄な態度には腹が立ちますよね・・・
  > たばこ・買い物・ゴミの散らかし！
  > 訴えたい気分！！
  > しかもイミグレでしつこい検査の後、ニーハオトイレの洗礼も相まって悲しい気持ちになってしまいます。
  >
  > それも美しい景色に癒されてよかった。
  > きっと自分じゃ経験できないことを追体験できました。
  >
  
  ホント中国公安の態度は腹が立ちますが、これが彼らの本質なのでしょう。
  日本人に生まれて良かった❗
  これに尽きます。
  
  Gontara@ベルリン

• くろねこだりゅんさん 2019/08/06 13:49:17

  やっぱり…

  ウイグルに入るからではないでしょうか。
  中国政府としてはあまり触れられたくないけど、開放しないわけにもいかずなんでしょうね。
  昔はガイドさんがお金を握らせて…という話は聞きましたけど現在はどうなんでしょう？習さんになってからは無理になったのかな～
  以前、地図の取り締まりがありましたが現在は大丈夫でしたか？
  
  にしても、所々では絶景…高度があると空気が澄んでくるのかもしれませんけどパキッとした少し硬い風景が良いですね♪
  
  国境のおトイレは相変わらずのニイハオのままですか～ホテルのおトイレも残念( ;∀;)
  

  gontaraさん からの返信 2019/08/06 18:33:06

  RE: やっぱり…

  新彊ウイグル自治区、報道されているようなひどい状況を直接目にすることはありませんでしたが、テロなどを警戒しているのは伝わってきます。
  日本のパスポートもここでは無力に感じました。
  と言うより、日本人に対する意地悪だったのかも？
  そう思わせる程の対応です。　ここでボヤいても始まりませんが・・・
  
  地図などは特に取り締まりの対象にはなって無かったと思いますが、ダライ・ラマ系、イスラム教系に関することはツアー会社より何度も注意を受けました。
  実際、携帯電話の画像ファイルも詳しく検閲された人もいます。
  
  パミール高原の絶景は、パキスタンと同じく素晴らしいです。
  
  ニーハオトイレは女性には辛いでしょうね。
  まぁ、このコースに参加する女性は平気かな？
  
  中国の越境は嫌な思いもしましたが、国境越えの連続、このコース面白いかも？
  

• tanupamさん 2019/08/06 12:40:50

  国境越え

  gontaraさん
  
  こんにちは
  
  パキスタンからの中国国境越え
  以前からこのルート行きたかったので興味深く読ませていただきました。
  
  やはり、国境越えはイライラ感の連続のようですね。
  私もこのGWにキルギスからカシュガルまでの国境越え行って来たんです
  が、もう二度と行くまいか・・ってかんじの仕打ち。
  
  カラコラム、フンザなど
  魅力的なところなんだけどなぁ
  もう少し、気持ちよく国境越えられる日が来ることを祈りたいです。
  早く行きたいです。
  
  tanupam

  gontaraさん からの返信 2019/08/06 13:02:06

  RE: 国境越え

  tanupamさん、コメントありがとうございます。
  
  キリギスから新彊に入られたのですね。
  想像つきます。
  と言うのも、この後、ウイグルからキリギスに入境した際にも、閉口しました。
  中国当局のテロ対策なのか、これでもかと言う程検閲を受けました。
  荷物の検査も複数回、パスポートチェックは５回以上あたんじゃないかな。
  きっと、逆も同様の対応だったのでしょね。
  
  でも、北部パキスタンもウイグル地区も素晴らしい景色が迎え入れてくれますので、お勧めです。
  
  この後は、キリギス（ビシュケクからカザフスタンのアルマトイに抜けましたが、拍子抜けするほど簡単に通過できました。
  
  もうしばらくパミール高原の旅続きますのでお付き合いくだされば幸いです。
  
  ＧＯＮＴＡＲＡ

• きなこさん 2019/08/03 17:49:52

  4,000超えー(^^)

  こんにちはー
  
  先に
  あの警官ほんま腹立ちますね
  人によって態度変えるバカもんですよ
  多分 上の人がきたらへーこらするんやわ
  
  で、本題です
  4,000超えーー(^_^)v
  高度順応ありますねぇgontaraさん
  私は3,500の空港で座ってだけでダメでした
  体力あるーー(^^)
  それとランチボックス タンザニアみたい
  
  きなこ

  gontaraさん からの返信 2019/08/03 18:17:52

  RE: 4,000超えー(^^)

  毎度おおきに！
  
  警官、若い奴やったけど、虚勢張りたいんやろな。
  まぁ、中国側のイミグレの雰囲気その物やけど（怒）
  
  クンジュラブ峠４７００ｍやけど、歩くわけやないから大丈夫や。
  この標高で山に登れと言われたら、絶対無理やけど。
  以前、ラパスの空港（４０００ｍ）に降り立った時、無理〜〜と思たわ！
  いきなり高高度に放り出されるのは辛いなぁ。
  
  ランチボックス、あんまり美味しくは無いなぁ〜
  申し訳ないけど、半分残した。