2019/06/19 - 2019/06/28
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tono202さん
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道東7日目・羅臼湖への木道を歩いて、流した汗を流そうと熊ノ湯を訪れました。
知床の野天湯の雰囲気に大満足した私たちは、調子に乗って「野天湯のはしご」をおもいつきます。
めざすは、最果ての地相泊にある野天湯です。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
羅臼湖への木道を歩いて、ふたたびバスで知床峠へ帰ってきました。
汗を流した後の楽しみは温泉とビール
その定石に従い羅臼の熊ノ湯温泉に下りて行きます。 -
入口は国道沿いにあり見逃すことはありません。
国道側の駐車スペースに車は2台のみの駐車 -
川の向こう側に渡ると、橋の下側に熊ノ湯はありました。
-
脱衣所も男女別で、標津のからまつの湯や川北温泉に比べると立派です。
-
森の中の空間に開けた野天湯で、明るく開放的。
先客は、地元の元漁師さんと横須賀の米兵家族。
アメリカの子ども2人は「Berry Hot!」を連呼しながらも湯船に浸かり
おおはしゃぎ。
満足して出て行きました。 -
私も熱い湯に少し入って、湯冷ましを繰り返します。
そのうち漁師を引退したおじさんが話しかけてきました。
「漁師は沖に出て冷たい風に吹かれて、体冷やしてここへやってくるんや。
だから熱い熱い湯につかりたい。
それを冷たくされとってみいや。腹立つやろが。」
ここは、それで「「Berry Hot!」な温泉になっているようです。
「協力金」は箱の中に入れさせていただきました。感謝 -
ここも地元の人たちの善意で維持されている野天湯です。
この雰囲気にどっぷり浸かって、さきほど歩いてきた羅臼湖への道を思い浮かべます。
そして「知床はええな」という呟きになります。
これでビールがあれば、理想の天上世界にもう一歩近づけるのですが・・ -
これに気をよくした私たちは「知床最果ての野天湯」と紹介されていた相泊温泉を目指すことになりました。
半島の北には、霧がかかっているようです。 -
その途中で立ち寄ったのが「ルサフィールドハウス」
中に入って見ましょう。 -
まず、私の目に付いたのがこの船
アイヌが交易のために使っていた「大型船」です
この船でアイヌの人たちは国後はもちろん、択捉島との波と風の荒い海峡を越えて、
千島の島々と交易を行っていたようです。
厚岸などに設けられた会所に、貢納物を運んだのもこの船です。
この船がこの前の海を行き交っていた時代があるのです。 -
アイヌの貢納品のひとつが昆布。
昆布ももともとはアイヌ語からきているようです。
身が厚い羅臼昆布です。 -
これも何等級かに分けられて出荷されるようです。
その等級は箱の色と、箱にかける縄の色で分類されているそうです。
その道のプロが見ると箱と縄の色を見るだけで等級がわかるそうです。 -
知床半島の海岸の岩や岬には詳細な地名がアイヌの時代からつけられていたことが分かります。
ここは漁場としても重要な所だったようです。 -
知床と国後島の間は北から南に、海底が駈け上がるような断崖になっているようです。そのためその地形から「天然の定置網」とも呼ばれます。特に、流氷が消えた後は多くの魚たちが密集します。それを求めて鯨や鯱などの大型ほ乳類もやってくることがいろいろな資料で提示されています。
私の興味を引いたのは、その中でも現在の定置網の設置状況です。
隣に隣接するかのように密集して定置網が設置されているのがわかります。
この海の幸が人々の暮らしの支えになっているようです。 -
さらに北へ向かいます。
すると、道路のはたに見えてきたのが・・ -
ゴリラか田子作か、はたまたモアイか
見る人によっていろいろな表情に見えてきます。
地元では「熊岩」と呼ばれているようです。 -
やってきたのはここ
-
瀬石(せせき)温泉です。
海の中から湧き出す温泉です。
そのため潮が引いた干潮の時にしか湯船は姿を見せません。
ここは北の国からの最終回で純(吉岡くん)が農場経営に失敗し、失意の元で番屋で暮らしていたロケ地でもありました。その番屋で入浴していた野天湯がここです。
潮は引いているようですが、湯船らしき物は上からは見えません。
海岸に下りて見ましょう。 -
番屋の横を抜けて、海に下りて行きます。
-
岩場の間に潮だまりが見えてきました。
-
どうもこれが温泉のようです。
-
ぷくぷくと泡が涌いてきています。
手をつけると暖かい・・・温泉です。
舐めると塩辛い・・・・・海水です。 -
その向こうにも丸く石で囲われ湯船があります。
湯船以外何もありません。
配偶者曰く「あんた、入りまえ。私は見取ってあげるわ。熊が来たら知らせてあげるわ」
なかなかこの温泉に入れるチャンスはないことは分かっていますが、今回は見送ることにしました。 -
少し心残りになりながら瀬石温泉をあとにします。
「野天風呂に 秋めく浪の さおと寄す」 -
そして、たどり着いたのが相泊温泉の駐車場。
車は1台のみ。 -
施設はトイレのみ。
-
下の海岸を見ると新しいビニールシートが湯船にはかけられています。
最近「営業再開」したばかりのようです。
この先は、道路はありません。
岬の向こうは霧に隠れています。 -
刺青の入った先客に挨拶をしてテントの中に入ろうとすると・・
「靴は外で脱げ」と鋭い一言
「ハイ!」と応えて靴を脱ぎます
少しの間の後
「中に置いたら濡れるかもしれん」
後は無言 -
ここも海底から湯がしみ出しています。
熱い湯への対策でしょうか、そこには木の「さな」を沈めてあります。
南阿蘇の地獄湯の雀の湯にも、こんなのがあったなあと思いながら入ります。 -
湯船の向こうは広がる海。
先客は外の木箱に腰掛けて、頭をそり出しました。
その刺青の入った後ろ姿を見ながら、海を眺めます。
「刺青と海」という絵柄は、なかなかシュールで思い出に残りました。 -
温まると前のテトラポットに腰掛けて、体を冷やします。
穏やかな海です。
4ヶ月前までは流氷に閉じ込められていたとは、思えません。
先客が出て行った後も、ゆったりと楽しませていただきました。
感謝 -
2つの野天湯に入り、今日も標津のモシリバにお世話になります。
道東7日目の報告でした。
お付き合いありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- travelさん 2019/11/23 22:51:06
- 自然の中の温泉はいいですね。
- tono202さん、自然の中の温泉は憧れますね。
温泉の醍醐味と回りの風景を味わう事が出来て羨ましい限りです。
これからは寒さ本番、温泉に浸かって熱燗で美味しいお料理を食べたい!
何と言っても日本の温泉は一番ですね。
フィッツ・ロイ直下ロス・トレス湖とヘルンリ小屋の旅行記に訪問頂き有難うございます。
景色や花々を楽しみながら自分のペ-スで登っています。
山小屋があればス-プを飲んで一息、風景を楽しみながら美味しく頂きます。
travel
-
- nikさん 2019/10/04 20:05:36
- 素敵な温泉旅行でしたね。
- 素晴らしい時間でしたね。
相泊の野天は憧れの地です。
北方領土の思いをはせながら浸かる野天は「天国に一番近い島」なのでしょう。
残念ながらココは遠すぎるため、計画自体が現状未定です。
時間が許せば次は川北温泉あたりに出没してみようかと…。
そうこうしているいるうちに、今年は冬なりそうです。
川北温泉はどうやら来年になりそうですね。
そして沢山の情報ありがとうございました。
僕が行くときに参考にさせていただきます。
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