2019/06/19 - 2019/06/28
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tono202さん
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霧多布湿原の4つの木道を全て歩くという「目標」をかかげた私。
一端掲げられた目標は、人間をその気にさせます。
宿で明日の予定を立てます。「行き当たりばっ旅」なので行き先はイージーに決まります。
「明日は、残りの3つの木道めぐり」という案を出すと、配偶者は「一人で行ってきたら・・・」という反応。
「もう、木道歩きは充分」という気配が漂います。ならば、早朝散歩で廻ってくることにします。
朝飯前の木道散策になりました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
道東は朝が白ずむのが早い。
3時30分頃にはうっすらと明けてきました。
今日も深い霧の中です。
2階の部屋の窓から外を見ていると・
怪しげな物陰が・・・ -
鹿です。
道路からゆっくりと入ってきて「朝食」のようです。
後で主人に聞くと「刈倒した草を好んで食べるんですよ」とのこと。
草刈りしたばかりなので、いいえさになるようです。 -
さて霧深い「樺のん」を午前4時に出て「朝飯前の木道歩き」に、一人で出発することになっってしまいました。
-
琵琶瀬展望台付近は深い霧。
その看板の上にとまっているのは・・・?
昨日に上空を格好良く急降下していたオオジシギです。
この時間帯は「機体整備」なのか、車がすぐそばを通っても逃げません。
私にとっては、珍鳥なのでよく観察。
朝から縁起がええわい -
そして、琵琶瀬におりてきてまず御参り。
この地に招いてくれたことを地元の神に感謝。
そして、今日の出会いを念じます。
本殿を見るために裏側にまわると・・ -
ありゃ・・・・改修中ですわ。
こりゃ神様いらっしゃいません。
朝から大笑い -
やってきたのは、琵琶瀬木道の入口の駐車場です。
やちぼうずcafeが起点になるようです -
ここで珈琲を飲みながら湿原を愛でるというのも絵になるのでしょうが・・。
如何せん4時過ぎでは開いていません。 -
手書きのボードが色々な情報を提供してくれます。
こんなサービスが有り難いと思います。 -
この琵琶瀬木道は全長が約500m。
行き止まりが泥川に面したテラスになっているようです。
運が良ければ丹頂の親子に出会えるかも・・。期待は膨らみます。
現在見ることの出来る花が左に示されています。
昨日見たクロユリの群生地もあるようです。
往復1㎞の木道歩きに出発。 -
ガスが少し切れてきました。
振り返るとスタート地点のやちぼうずcafeがはっきりと見えます。
前方は・・? -
まっすぐな木道が泥川まで続いています。
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新しいおがくずが敷かれてふんわりした感触
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木道の近くの花たちに目をやると、今が盛りのヒオウギアヤメ
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そして、このシーズンの主役はワタスゲのようです。
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朝霧にぬれてシャンプー中の乙女のような・・・
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こちらは鮮やかな黄色で目を引く先代萩
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そしてあっという間にテラスに到着。
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テラスの下を泥川が流れてゆきます。
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静かなテラスでのんびりと、鶴の親子が姿を見せるのを待ちます。
しかし、この日は現れず。 -
木道を引き返します
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人にも会いませんでしたが鶴にも会えなかった琵琶瀬木道です。
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次に、訪れたのが奥琵琶瀬木道です。
ここは琵琶瀬展望台から見えている湿原です -
入口には野鳥観察のための小屋(ハイド)があります。
道東の岬や港には、このハイドが数多く設置されていました。
ここは鶴見のためのものなのでしょうか。 -
中はこんな感じです。
狭いですが鳥への警戒心を和らげることはできる施設です。
かつて見ることのなかった施設です。 -
湿原への木道の入口に設置されています。
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木道の終点は、テラスでベンチがありました。
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鶴が子育てするには最適の環境のようです。
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霧のため視界は効きません。
ここでも鶴に会うことはできませんでした。 -
朝一番の参拝が神様のいない神社だったせいでしょうか・・・?
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時期が少し早いのでしょうか・
花たちに問いかけても、答えは返ってきません。(当然です) -
セキレイが「また来たらええがな」と見送ってくれました。
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霧は晴れてきたようです。
さて、どうしますか。 -
思案しながら駐車場へ帰ってくると、その向こうに広がる砂利石を敷き詰めた大空間。
来たときは霧の中で気がつきませんでした。
何だと思いますか? -
昆布の干し場です。
早朝に刈られた昆布は、海から引き上げられ、ここで乾します。
昆布は何度も乾されて出荷されるので、広い干し場が必要になるようです。 -
霧多布の昆布解禁は7月1日だそうです。
その日に備えて、準備が進められていました。 -
ここでは早朝5時の海上スタートで、早い者勝ちで刈り取り場がきまります。
そのために高速漁船が必要で、大きなモーターを装備しています。
25年前に霧多布のキャンプ場からそのスタートとレーズを見たときの驚きは忘れられません。
さて、6時半近くになりました。朝食の時間が近づいてきましたので一旦、宿に帰ります。 -
「樺のん」で朝食を済ませて、残りの「やちぼうず木道」へ行くことにします。
配偶者も「ついていってあげてもええで」と最大譲歩の姿勢。
これを逃がさずに、出発です。 -
やってきたのは湿原センターです。
-
この下にやちぼうず木道があります。
早速入っていきます。 -
実は、私たちは「やちぼうず」がなんなのか知らないままやってきました。
「なんか今までの湿原とちがうな」
「草の背が高いし、川も流れよるで・・・」
「釧路湿原のど真ん中におるような感じやな」 -
配偶者の言葉「こんだけぼうぼうしとったら、草刈り機で草刈りとうなるわ」
それに「そうやな」と思わず相づちをうってしまった私です。 -
花はあるも、やちぼうずは何処・?
それ以前に、谷地坊主とは何者? -
そこでスマホで検索
「谷地(やち)とは水はけの悪い湿地を指す呼称。ヤチボウズは湿原内で生育するスゲ類の塊。北海道の湿原では枯れた後も微生物による分解があまり進みません。厳冬期に凍結作用で株が押し上げられ、春になると雪解け水が周囲の土壌を侵食するという過程を長年繰り返すことでヤチボウズとなっていきます。」 -
どうも夏あいだはこんな形でスゲが多い繁っているようです。
-
その株が押し上げられて谷地坊主になるようです。
つまり夏場はスゲが繁っているだけのように見えるのでは?
というのが私たちの仮説です。
これが正しいかどうかは分かりません。 -
まあ、これにて「祝 霧多布湿原の4つの木道走破達成」です。
長々とお付き合いいただいてありがとうございました。
さて、配偶者は
木道歩きはもうええわ 海もええわ
牧場に行ってソフトクリームが食べたいわ
と言い出しました。
さてどうなりますか・・・
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