去年に引き続き、二度目のブータン。今回は旅行だけではわからなかったブータンの現実等たくさん知ることができました。<br /><br />よく「足るを知る世界だった」と聞きますが、いやいや、そんな訳がない。テレビやネットが解禁になり、皆海外のことをよく知っています。最新のiPhoneやiPadだって欲しいし、ユニクロも人気。皆同じ人間、物欲はやはり存在しているし、お金ほしさに売春だってあるよう。チップも期待してるしね。また、インスタやFacebookも皆やっていて、やっぱり「リア充」と呼ばれるものや格差がここヒマラヤの谷にも存在していました。<br /><br />＊一度目のブータン旅行前に、御手洗瑞子さんの「ブータン、これでいいのだ」を読みました。これから行く予定のある方はぜひ♪ブータン人の驚くべき貞操観念がリアルにかかれています。

【二度目のブータン⑤】帰国までカウントダウン。

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2019/06/27 - 2019/06/27

51位(同エリア182件中)

エリア

パロ(ブータン)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 25万円 - 30万円

旅行の手配内容: 個別手配

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深い霧の中をひたすら進み

ペレラ山・渓谷
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10：20
ドチュラ着。先日は晴れていたのに今日はすぐ先が見えない。霧の粒が肉眼でも見。肌もじっとり。ここのカフェでトイレ休憩。Nがちょっと頭痛を抱えていたので心配していたが、チョルテンを一周したあとはスッキリした表情で戻ってきた。安心。

ドチュラ峠山・渓谷
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10:50
シムトカゾンが遠くに見える。山肌にどっしりと存在。ブータン最古のゾンで、現在は教員養成とお寺として機能しているそう。

シムトカゾン史跡・遺跡
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またクエンセルポダンも。

ブッダポイント (クェンセルポダン) 寺院・教会
ティンプーに近づくと都会都会してきた。このあたりは海外に出稼ぎに行った人たちが家を一斉にたてているニュータウン。
人工的なものが増えてきた。
もうすぐ市街地。車内ではブータンの問題について話した。最近は売春婦も増えてきているとか。
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ノルジンラムで停車。この時期学生さんはテストだって。

ノルジンラム散歩・街歩き
前回ドライバーをしてくれたTさんと再会！Tさん、建築現場の横を歩いていた時に上から竹の足場が落ちてきて頭にあたり、救急車で運ばれたそう。そのため今はお仕事ができずお休み。でも相変わらずの笑顔。
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11:20
時計塔広場にある「THIJHA CAFE」へ。お手洗いを拝借。鍵がかかっているので店員さんに開けてもらう。

ティジャカフェカフェ
LV風メニュー
バースペースも。オシャレ。
テラスでのんびりなんてのもいいわ
いまどきのカフェだけれども
仏教は根付いている
バニラカフェ　（125ニュルタム）
アメリカーノ（100ニュルタム）
エマダツィ入りのパン（90ニュルタム）。ほんのり甘めのパンにエマダツィがマッチ。これ美味しかった！日本に戻ってからも再現しよう！
ほんの40～50分だったけれど再会できてうれしかった。Tさん、私が来ているのでバスで40分かけてわざわざ来てくれた。またいつか会えるといいな…
Tさんとお別れし、車を走らせパロ方面へ。
露店などいたるところに売っている、チーズを固めたもの「チュゴ」。乳製品くささが口の中に広がる。外国人などは皆しばらくなめているようだが、PとNは5～６分、dwarfは20分ほどで完食。
パロへ向かう途中、子供が手を挙げていたのでのせてあげる。さらにパロ寄りのほうに住んでいるらしい。普段はスクールバスがあるが、乗れなかったりしたときはヒッチハイクするんだとか。まだまだ安全なんだなぁ。
シャイボーイ、12歳。テストの結果を案じていた。
13:30
パロ到着。
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まずは「Mountain Cafe」でランチ

マウンテンカフェカフェ
洋物ばかりかと思いきや、ピザといってもエマダツィピザだったり、ローカルの料理をうまく取り入れているものも。
美意識にいたってはもうすこしアレだね。
お味は…次回試してみよう。
このお店、インド人でほとんど席が埋まっていた。インドカレーはPとNの。先日Lobesaで食べたチャパティが気に入ったのを覚えていてくれて、お裾分けしてくれた。一番奥のは「グラブジャムン」、Pが譲ってくれた。激甘シロップに浸かったカステラ。
Pチョイスのブータン蕎麦。前回Haaで食べたクレープ同様、じゃりじゃりの食感。そして辛い。ここにもPのガイド仲間が。彼もおしゃべり止まらない。
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15:00
タクツァン行かないしパロゾンも前回行ったし。「ドゥゲゾンいきたい」というと、P「前回行きました」…ほんと？？あの崩れたの見た覚えないな。d「行ってないと思うよ」と言い張り連れて行ってもらうことに。タクツァン僧院を右手にさらに車を走らせること十数分。

…あ！
このあたりは来たわ。

ドゥゲゾン史跡・遺跡
でも丘の上まで登ってなかったよ！
1951年に焼け落ちたゾンは今は廃墟。すぐ横にまた新しいゾンが作られている。
パロより中国国境寄りにあるドゥゲゾン。かつてはチベットとの交易路とされていたが、同時にチベット軍の侵入経路でもあり、要塞として機能していたそう。その戦いの際に流れたチベット軍の血が今も下のほうの壁に残っているとか…。また、ゾンの周囲に薔薇がたくさん生えており、チベット軍人の長い髪が引っかかり、なかなか上まで上がってこれなかったとのこと。この丘から遠くの山に小さくお寺が見えた。Pは毎年、ここで亡くなった人たちのために1泊してお寺にお参りに行くそう。
それから民家の横を通り…
前回来た集落へ。また来られるなんて思わなかった。
坂をくだり
シャネルのタオルが干してあるのを横目に
ここここ。
前回もみたと～っても古い民家。
築100年くらいって前回きいたな。
そしてその横の家。去年は女性たちがせっせと土壁を作っていたよ。完成したんだね。
【ブータン⑤】天空の楽園ブータンへ　～涙の最終日パロ～
https://4travel.jp/travelogue/11374489
去年もみたここからの景色。今年は3週間くらい遅く来てるから、緑が一層深いね。
マリファナも元気…
ここブータンでも若者の薬物中毒が問題になっているとか。
15:40
15分くらい集落を散歩し、再び出発。この家、前回お庭でおばあちゃんが散髪してたな。出てこないかな～
これまたブータンらしい風景
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16：00
この日は市街地から離れた場所にある「テンジンリンリゾート」へ。チェックインを待つ間、Nが言っていた。「大学を出てもブータンには仕事がない。国の仕事(公務員?)なんて100人に一人の倍率。僕もオーストラリアあたり行かないとならないかも…」
うーん。日本もいろいろだよ。仕事はあるけど非正規とか。それでもあるだけありがたいのかね。「会社潰れてしまえ！」なんて文句ばっかり言ってきたけど、恵まれてるのかな。いろいろ考えさせられた。

テンジンリンリゾートホテル
ドアのたてつけとかロックとか、多少スムースにいかないところはあるものの、清掃は行き届いているし清潔。ただ、シャワーが天井から真下に向いているタイプだったことと、なぜかお湯が赤ではなく青にひねらないとならないのがわかりにくいかな。
明日のために荷物整理。悲しさがこみあげてきた…
18：35
夕食をとりに再びパロ市街へ。前回来た時はこの溝あいていて危険だった。ちゃんと塞がれてる！
数時間前からPの携帯が不調。パロ市街について修理屋をいくつかまわったけれど直せるお店はなく、ティンプーに戻ったら修理に出すと言っていた。
ローカルのスーパーによりはちみつとレモングラスのルームスプレーを購入。Pはもうちょっと携帯ショップにいなくてはならなかったため、Nと先に火鍋屋さんへ。
外を見ると沢山の建築現場が。N曰く、オーストラリアなどに出稼ぎに行って帰ってきた人たちが一斉に家を建てているとのこと。
メニューに火鍋はなかった。店員に言うと用意してくれた。鍋は鴛鴦構造になっているけど、多分スープは同じかな？
えーい、一切合切入れてしまえ！
Pが頼んだアルコール飲料。栓抜きが見つからず、歯で開けていた。ポテンシャル高いな。ちなみにクランベリー味でどピンク色をしているが、果汁0%。
明日朝出発。明日のこの時間にはもうここにはいないんだね。。。