【二度目のブータン①】ソウル～バンコク経由でブータンの首都ティンプーへ

2019/06/22 - 2019/06/23

去年に引き続き、二度目のブータン。できるだけたくさんの国を訪れたいので同じ国に何度も行くことはほとんどないのですが、去年、旅を終えて帰る際に「またくるんだろうな」と直感がありました。今回は二度目、旅行だけではわからなかったブータンの現実等たくさん知ることができました。

この日はソウルとバンコクを経由し、ブータンの玄関口「パロ」へ。疲れていたり気が弱っていたりで出発前には不安を抱えていましたが、ガイドに笑顔で迎えられ、ほっとした気持ちで旅をスタートすることができました。

【旅程】
・6/22　CTS―ICN―BKK（大韓航空）
・6/23　BKK―PBH（ブータンエアラインズ）
パロ～ティンプー（ティンプー泊）
・6/24　ティンプー～ポプジカ（ポプジカ泊）
・6/25　ポプジカ～プナカ（プナカ泊）
・6/26　プナカ～ガサのはずが…雨のため（プナカ泊）
・6/27　プナカ～ティンプー～パロ（パロ泊）
・6/28　PBH―BKK（ブータンエアラインズ）（バンコク泊）
・6/29　バンコク街歩き　BKK-ICN（翌日着）
・6/30　ICN―CTS

【航空券】
大韓航空　CTS-ICN-BKK/BKK-ICN-CTS　57,800円
ブータンエアラインズ　BKK-PBH/PBH-BKK　958.1USD(￥105,763)
　
【保険】
損保ジャパン バラ掛け ￥2,090

エリア ティンプー(ブータン)

体調も精神的な部分も相当ヤられつつ、重い体を何とか動かし出発。カウンターでは韓国人男子が流暢な日本語でチェックインしてくれた。外地でもがんばれ！

新千歳空港 空港

KE766/CTS-ICN
1415-1715/22JUN
安定のB777-300。

あいにくとなりに乗客が。しかも首まで真っ赤で酒臭かった。出発前に飲んだと思われる。CAはみんなスタイルも顔も〇。外見重視の採用だな。またCAさん、みんなささやくように話すのだが、韓国人ってそういう感じなのかな？

KEのHPってすごくわかりやすい。ミールも充実していて評判も良いみたいなので、VOML（ベジタリアンオリエンタル）を予約してみた。

見た目の通り、かなり淡白。雑穀米は香ばしくて美味しかったが、パンがイマイチ。ノーマルミールのパンとはちょっと違う様子。ちなみに、搭乗したときにミールの確認をされ、先に提供された。これで早くのんびりできる。

そうこうしているうちに、あっという間にICNへむけて着陸態勢に。映画（ヤップマン）見終わらなかったわ。

すごーく整備されてる。

仁川国際空港 (ICN) 空港

ソウルなのか仁川なのか…とにかく外は24度あるらしい。でも空港内は体壊しそうなくらいキンキン。

近代的。空港内にピアノが置いてあって、自由に弾けるようになっていた。ふと中国に留学していた時の韓国人の友人・Yちゃんが航空会社勤務だったことを思い出す。メッセージ送ってみたが、空港ではなく市内の貨物セールス部門だそう。会いたかったな～。

ここはなんとNAP ROOM。少しだけ充電しながら休んでみたが、寒いし乗り過ごしが怖くてゆっくりできなかった。ICNで乗り継ぎするときはストール必須！

おかげで寝過ごすこともなく次の便のゲートへ。
いや、でも実を言うと、ICN到着直後はまだ気弱になっていて、そのままCTSに引き返すのもありかなと思った。

KE659/ICN-BKK
1945-2350/22JUN
またまたB777-300

これこれ、コチュジャンは別途リクエストしなくてはならない。韓国人は皆もらっていた。

BKK着。いったん入国、荷物を引き取る。次のパロ行きの便は06:30発。食料調達にセブンイレブンへ行ったが、クレジットカードの利用は最低消費300バーツと言われ断念。水だって1本７バーツくらいで買えるのに、この物価で1000円近く買い物するの大変だぜ？？ファミマは制限なし。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

時間がたっぷりあるので空港内を探検。いつか利用するであろうBKK-DMKのフリーシャトルについて調べてみた。05：00～24:00まで長くても30分おきには出ているよう。

さ、ベンチでひと休み。次いつヨーグルト食べられるかわからないからここで食べておくことにした。寒くて何度も目覚めたけれど2時間くらいは寝たかな。深夜04:00くらいに起床。

ブータンエアラインズ（B3)のカウンターへ。事前にオンラインで左側窓席をチェックイン。22Aをチェックインしたのだが、カウンターでコルカタでのセキュリティの関係で後ろがブロックされているから前方にしてもいいか？と聞かれ７Aに変更。手荷物カウンターにはどでかいテレビを受託している人が。お金持ちかな。
写真はビザクリアランス。これがなければチェックインを受け付けてもらえない。今回もろもろ事情があり、かなりぎりぎりの21日に取得。ビザはちなみに40USD。自分では取得できず、現地旅行代理店を通さなければならない。

B3 701/BKK-CCU-PBH
0630-0745,0815-0955/23JUN
A319-100

横3席GET！ハイシーズンを過ぎたためか、やや空席があった。欧米や日本からの乗客の姿は見当たらなかった。おそらくほとんどがブータンとインドかと思われる。

安全のしおりでは皆民族衣装を着ているけれど、

実際お客さんで来ている人は皆無。

vegかnon vegから選択。機内食についてはドゥルックエアのほうが○。

やはりこの時期はヒマラヤ見えないかな。調子悪いし、横３席空いてるし、しばらく寝よう。まだまだ気弱は続いている。眠りについているときだけは、この相棒から解放される。

気づいたらコルカタに降りていた。写真は撮らないようにとのアナウンスが。

ネータージー スバース チャンドラ ボース国際空港 (CCU) 空港

山が近くなってきた。ブータンって本当に山の中にあるんだなとこの景色をみて改めて思う。谷の狭～いところに街が作られている。
グダグダで写真撮り忘れたけれど、CCU-PBH間もスナック（サンドイッチと蒸しパン）が配られた。食べられなくて、後日ブータンで犬にあげた。

本当にまた来ちゃったよ。

パロ空港 (PBH) 空港

ここここ。

ちなみに、ブータンニュルタムはインドルピーと連動している。

空港のイミグレを通過する前にBank of Bhutanがあり、そこで両替可能。主にお寺でのドネーション用に少額のニュルタムをGET（2000円→1273ニュルタム）。係員には「それだけ？」と言われたが、USDも使えるようなので、いいのいいの。

ニュルタムが余ったら再度両替できるので、このレシートは捨てずにとっておく

空港を出て、ガイドPとドライバーNと合流、ちょっとはにかんだ笑顔の出迎えになんだかほっとした。
パロの空気はカラッとしていた。P曰くこの辺りはあまり雨が降っていないとのこと。山肌が渇いているのがよくわかる。一方、プナカでは大雨が降り、交通にも影響が出ているそう。この後プナカへ行くけれど大丈夫かな？
空港からティンプーへ向かう途中にはタチョガンもあるが、前回見たのでスルー、ホテルへ直行！この日の宿は、ジョモラリ。前回止まったところのすぐ隣。窓からはチャンリミタンスタジアムが。そしてすぐ下を見ると野良犬が10匹も！そう、ここは不殺生の国、ブータン。

ホテル ジョモラリ ホテル

疲れすぎて、ティンプーのホテルについてからしばらく（14時くらいまで）休みランチへ。そんなこんなで食にありついたのは14:30。ドライバーNなんて22歳くらいの若い男子なのにお腹空かせてわるいことしたなぁ。この日はPセレクトで、日本人の奥様とブータン人の旦那様が経営するラーメン屋さん「颯」へ（厨房には奥様らしき方が！）。エマダツィじゃないのか！？と一瞬思ったものの、この後ほとんど食べ続けるだろうから、結果的に正解。メニューは塩、味噌、醤油などベーシックなもののほかに、辛いものやカレーも。PとNに箸をとってあげたが、「いや、使えないからフォークで食べるよ」と。顔も日本人そっくりだしPにいたっては日本語話すし、うっかりしてたわ。

颯（HAYATE） その他の料理

15:30
食後は前回来なかったクエンセルポダン国立公園へ。シンガポールのバックアップによって作られたとのこと。１Fはギラギラの柱に壁一面の仏像とブッダの一生の絵が印象的だった。一部はまだ工事中。そのあとは周囲をのんびり散歩。高台にあり、風が強いが景色は良かった。
国の動物ターキン（動物園がある）にもそれほど興味はないし、ブータン旅行は今回が2回目なのでそれほど観光を詰め込まなくてもいい、と事前に伝えていた。それよりもルンタをかけたり、ブータン人がいつもしているようなことに触れたかった。

ここから市街地へ戻る途中、来るときにも会った全盲のおじさんが坂を下っていた。私に遠慮せずに乗せてあげていいよ、と言うと、N君が車を降りて助手席に案内。P曰く「お坊さんがいなくても、仏教の教えにしたがったね」。ふーん、そうなのか。

ブッダ ポイント (クェンセル ポダン) 寺院・教会

前回探せど見つけられなかった８eleven。サフランティーや飲むヨーグルトを購入。ブータン産の唐辛子やはちみつも発見。日本の醤油は小瓶なのに約800円くらいで売っていた。そのほか、トイレタリー、雑貨、食品などもあったが、お国事情かそのほとんどがインドやタイからの輸入品。もうちょっと工場作って自国で生産出来たら、雇用も増えるんじゃないかなと思うんだけど（ブータンでは若者の失業が深刻な問題となっている）。

エイトイレブン スーパー・コンビニ

週末はいつも何かしらやっているのかな？この日はエイズの啓蒙活動（でも体操）をやっていたよう。不倫や性に寛容なブータン社会。ブータン人って宗教に対してはすごくまじめだったりするけれど、貞操観念は日本人には理解できない。結婚していても出会いを求めたり日本人女性の一人旅は注意！結婚してないって言っても本当はしているブータン男性が多いそう。堂々と「MBA（＝Married But Available)」（結婚してるけどお相手しますよ）を宣言する人も。お金やモノ目当ての場合もあるから注意！

週末、この付近に宿泊する方は要注意！うるさいかも。

時計塔広場 広場・公園

一旦ホテルへ戻り、再びお散歩へ。ブータンの学校教育では英語が主に使われているため、輸入ものの洋書がメイン。そのほかゾンカ語辞典なども。

DSB書店 専門店

それから「川原を散歩したり、とにかくのんびりしたい」と言ったのを覚えていてくれて連れてこられたのがここ。このウォーキングブッダはタイから送られたものだったかね。さっき不殺生と言ったけれど、お散歩中、アリの大群を発見。Pは踏まないように気をつけていた。そんな国にも死刑制度はあるようで、払わなければならないお金を払わなかった人がなるとか？ふーん。

センテナリーパーク 広場・公園

日中Pが８elevenで買ってくれた飲むヨーグルト。うれしいブータン産。舌触りちょっとザラッとしてるけど、子供が好きな甘さだと思う。

もう19:00近いが、機内食やら遅めのラーメンやらで全然お腹が空いていなかったので、チャンリミタンスタジアムへ。無料でサッカーの試合を観戦。たくさん観客がいたけれど、あまり娯楽がないからとりあえず来てるっぽい人もいるんだろうな。犬も侵入していた。アッチ側の伝統建築っぽい観客席はロイヤルファミリー専用だとか。

チャンリミタン競技場 スタジアム・スポーツ観戦

しばらくは練習をしていたが、途中から試合開始！ローカルチームだが、複数海外組と思しき姿も。

頬をつたう夜風がきもちいい。
このころにはこの数か月の体調不良や心のモヤモヤも消えていた。まだまだお腹がすいておらず、この日の夕食はスキップ。