2019/07/04 - 2019/07/12
24位(同エリア105件中)
ロク69さん
2019年夏のスイス・ハイキングは、7/2~7/24の現地20泊の旅です。
前半はAndermatt、後半はFiesch滞在で各10泊の予定。現地滞在中に速報版をアップしていきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月4日(木)はArniseeからのハイキング、過去2つの山小屋を訪れているが今夏は3つ目の小屋、シンドラハタル小屋(Schindlachtal hütte)を目指す。快晴の朝、アルニゼーが蒼く澄んでいて美しい。
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谷を隔てたマデラナータル(Maderanertal)を囲む山山の遠望が美しい。
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小屋はお世辞にも立派とは言えない簡素な感じ、あまり人が行かないのかこの日も閉まっていた。
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小屋前には立派な十字架がある。
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谷奥(Schindlachtal)の様子を見てから下山する。1日目のせいかやや疲れたハイキングだった。
詳細は下記からご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11529828 -
7月5日(木)、グリムゼル峠から山上湖のグレットリゼー(Grätlisee、2661m)を目指す。今年は残雪がとても多いようでバス停横のトーテ湖にも氷、雪の塊がたくさん浮かんでいる。目指す湖は約700m高いのでルートが心配だ。
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しばらくは岩稜地帯を登って行く。グリムゼル湖と遠方にフィンスターアールホルンからアガシッツホルン、ラウターアールホルンが見えてくる。昨年には近く(ラウターアール小屋)まで行って眺めた山々なので懐かしい。
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残雪の登りは10か所以上あってとても消耗する。何とかがんばってグレットリ湖に到着、ガレンシュトック、フルカ針峰群が迎えてくれる。
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遠方には霞んでいるが、ワイスホルン、ミシャベル山群、あいだにマッターホルンも見える。
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帰路から眺めるフィンスターアール、アガシッツ、ラウターアールの高峰群。苦労して登った甲斐があったと思う瞬間だ。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11531094 -
7月6日朝8時前のオーバーアルプパス駅の様子。今日はここからマイゲルス小屋(Maighels hütte、2313m)を目指す。
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1時間40分程度で小屋に到着、SAS所属の小屋なのでそれなりに立派だ。
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小屋前から前方に広がるマイゲルス谷の雄大な展望。
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小屋を出発して、一旦谷の底まで降りる。続いて急峻なコースを300mほど登り返して展望が広がる。「あっ」と息をのむ光景、トルコブルーに輝くダム湖「クルネラ湖(Lai da Crunera)」が現れる。
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堰堤上部からダム湖の奥を眺める。あまり人の行かないであろう、ひっそりと佇む静かな湖面に癒される。
詳細は下記からご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11531094 -
7/7(日)~7/8(月)は、山小屋泊りのハイキングだ。目指すはマデラナータル(Maderanertal)奥のヒュフィヒュッテ(Hüfihütte、2334m)だ。
ゴルツェルン(Golzern)まで鉄道と2つのバスで向かう。天候は曇り一部雨の予報、空模様が心配。 -
谷奥に近づくと圧倒的な岩陵の山々が迫る。右の岩陵の上部奥が目指すヒュッテだ。
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ヒュフィゼー(Hüfisee、1635m)が見えてきたあたりから、雲行きが怪しく雷鳴も聴こえてくる。
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小屋まであと1時間辺りの地点から雨が降り出し、風も強まる。ザックカッバー、雨具を付けるも雨風で歩くのが精いっぱいの状況。なんとか小屋へ着くも上下とも下着までぐっしょりで靴の中も濡れている。途中からはみぞれに変わった。
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直ぐに部屋のベッドに案内してもらって着替える。身体が冷え切っているのでとても寒い。
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着替えてもまだ寒いのでベッドに潜り込んで仮眠をとる(13時~15時)。外はまだ雨風が続いている。
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夕食は野菜スープのあとメインは、リゾット、サラダ、太いソーセージ。デザートは甘いケーキが出た。現地の人たちの食欲にいつもながら驚く。
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翌朝も同じような曇天模様、風も強いが7時25分に下山。
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残雪を慎重に降る。昨日の登りの最もきつかった辺りだ。
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同じく難路は続くので降りでも消耗が大きい。
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無事下山してきた。天候に恵まれず眺望も得られず、不本意な小屋泊だったが、新装なったヒュッテ(2019/6末オープン)の開店式に参加できて、親切で愉快な現地の人たちとの交流は得難い体験だった。なお、往路は途中の山岳ホテルまでアルペンタクシーを利用(CHF60)で3.5時間、帰路はバス停まで4時間で下った。
詳細は下記からご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11534802(往路)
https://4travel.jp/travelogue/11538181(復路) -
7月9日(火)は、晴れながら一部雲もある天候。オーバーアルプパス(2044m)からフェリ峠(Fellilücke、2476m)へ登り、ルター湖(Lutersee、2357m)を経由して出発点に戻るコースだ。
列車がアンデルマットを出るとヘアピンを繰り返し高度を上げていく。アンデルマットの街並みが朝の陽光を受けて美しい。 -
登り始めるとオーバーアルプ湖が眼下に美しく広がる。
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コース半ばあたりから残雪が多くなり斜度も強いのでアイゼンを付ける。正面の鞍部が目指すフェリ峠だ。
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上部から登ってきた斜面を見る。コース表示が全く見えないので鞍部を目指してジズザグに登る。遠望するマイゲルス谷方向が雲海と共に美しい。
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アイゼンの効き目は素晴らしく、付けていない時と比べてずり落ちがないので高度をずんずん稼げる。峠に着くと反対側の景観に息を呑む。
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峠でアイゼンを外したが、降りのコースも残雪が多く少し後悔する。やがて前方にルター湖が見えてくる。半分以上雪に覆われた状態だ。
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ここから前進する選択もあったが、思いのほか疲れているので左方向へ降ることにした。下部はガスが多く高峰群も見えずらかった。本日の行動時間は実働3時間30分だった。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11538861 -
アンデルマットからクール方面へ列車で1時間強掛かる街ディセンティス(Disentis、1129m)から、ポストバスに乗り替える。駅前には旗が一杯飾ってあった。
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バスで30分、ルクマニア峠(Lukmaier passhöhe、1917m)に着く。1軒のレストランと3つの屋台があって多くの人でにぎあう。すぐに湖尻に向けて出発、天気は晴れだが風が強い。
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前方には湖全体が広がる、青い湖面、青空の配材がとても素敵だ。目的地の堰堤が遥か先方に見えている。
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湖を左側を半周する。対岸はバスで走ってきた道路が見える。
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かなり進んだ地点から左奥の出発点を眺める。
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1時間あまり歩くと堰堤が近づく。ゴールももうすぐだ。
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堰堤を渡りきって右に少しでバス停に着く。バスを降りたルクマニア峠から1駅分だけ戻ったことになる。高低差は約200m、距離6.9km、所要時間は1時間50分だった。風が強いが、青空の下大きくて魅惑的なサンタ・マリア湖の眺めは素晴らしかった。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11556972 -
7/11(木)はオーバーワルト(Oberwald、1366m)からミュンスター(Münster、1359m)まで、「ゴマー・ヘーエンウェグ(Gommer Höhenweg)」と名付けられたコースを歩く。ヘーエンウェグとは、ある高度をもった山道(ルート)という意味だろうか。オーバーワルト駅からすぐに歩き始めると、駅から少し離れたオーバーワルト村が見えてくる。
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少し歩いた地点で出発点方向を振り返る。右にサースフェルナー(Saashörner、3039m)、すぐ左にムッテンヘルナー連峰(Muttenhörner、3099m)、次いでテリシュトック(Tällistock、2875m)と連なる。
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谷底の村オーバーゲシュテルン(Obergestern)が見える。
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気が付くとはるか前方にワイスホルン(Weisshorn、4506m)、ビスホルン(Bishorn、4151m)が遠望できる。煙突の左はビン村からも望めるベットリホルン(Bättlihorn、2950m)だ。
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下部には次の村ウルリッヘン(Ulrichen)が見え出す。左奥に見える谷はエーゲネタール(àgenetal)で、昨年不通だったヌフェネンパスから撤退してきた思い出のルートがある。右の先鋒はブルーデルホルン(brudelhorn、2791m)、左のこんもりとしたのがモスマッテシュトック(mosmattestock、2775m)、なだらかなピークはテルチェホルン(teltschehorn、2744m)だ。
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この「ゴマー・ヘーエンウェグ」では、上部から流れる川を4~5か所渡る。その都度、谷奥へ遡及し高度を上げていくのでアップダウンが出現する。
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やがて森林帯が終わると長閑な草原状の雰囲気に変わり、目的地のミュンスターに近づく。
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ミュンスターにあと少しだ。正面左の台形の山はラッペホルン(Rappehorn、3158m)だろう。
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ミュンスター村に入るとすぐに素敵なレストランがある。「クロワ・ドール・エ・ポスト(CROIX D'OR ET POSTE)」という名前で、1620年創業とある。ここで列車までの時間をビール、白ワイン、珍しいカリフラワー・スープを楽しんだ。本日の実働時間は3時間37分、登り、降りは各650mだった。決してチャレンジングなルートではないが、ゴムス谷を堪能できる味わいある1日となった。
なお、このハイキングにあた「夫婦で歩くスイスアルプス」のおーと様の下記ブログを参考にさせていただきました。
http://aruku-swissalps.net/oberwald2.html
おーと様ありがとうございました。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11558152 -
7月12日(金)はアンデルマット滞在で最後のハイキング。都合9回目となる今日は、明日の移動の準備も考えて近くのルートを歩く。
ホスペンタール(Hospental、1452m)から600mほど登ったメンドリ(Mändli、2034m)を経由してアンデルマットに降りるコースだ。ホスペンタールからは最初、舗装道路を歩く。後方には早速アルペンの雰囲気がある山々が見えてくる。左から、ミュエターリスホルン(Müeterlishorn、3059m)つついて右へは、ミッタークシュトック(Mittagstock、2989m)、シュピッツベルク(Spitzberg、2934m)、ロスメッテレングラート(Rossmettelengrat、2822m)と見事な山並みだ。 -
前方左の眼下には朝の斜めの陽光を浴びるアンデルマットが見える。
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後方にはホスペンタールの村がこじんまりとかたまる様子が見える。
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高度が上がるとオーバーアルプ峠方向の山々も立派に見えてくる。左に大きなリエンツェンシュトック(Rienzenstock、2962m)、次いでブルンネンシュトック(Brunnenstock、2888m)が見事だ。
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1800m地点から一旦降って、ザンクト・アナバッハ(St.Annabach)の川を渡る。渡ったところから250mの登りがある。
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約30分でこのルートの最高点メンドリ(2034m)に着く。ちょうどゴンドラの鉄柱を横に見る。
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同じ地点から真下に見えるアンデルマットを眺める。こうした角度からの眺望は初めてで、町の構成がよく分かる。
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前方のオーバーアルプ峠へ一気の登って行く道路のうねりが絵になっているようだ。
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こうした樹林帯をジグザグに降って街へと降りる。
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短いが山々や眼下に見る町や村、爽やかな草原など多彩な変化に富んだ楽しいハイキングだった。実動時間は3時間32分、登り降りとも650mだった。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11559914
これでアンデルマットでのハイキンッグは終了、明日からFieschへ移る。
ハードでチャレンジジングなコース、ゆったりと地方の空気を味わうコースなどいろいろと体験できたので満足している。
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