スイス・ハイキングの旅　2019夏-7（サンタ・マリア湖を巡る）

2019/07/10 - 2019/07/10

7月10日（水）はアンデルマットより東に位置し、これまで行ったことのないディセンティス（Disentis、1129m）方面へ行く。そこからバスでルクマニア峠（Passo del Lucomagno、1917m）へ向かい大きなダム湖サンタマリア湖（Lai da sontga Maria）を巡ることにする。天気は曇り一部晴れだ。

エリア その他の観光地(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

ディセンティスはアンデルマットから列車で約70分掛かる（乗換なし）。大きな街で駅舎も立派、バス、ケーブルなどの乗換え拠点のようだ。

構内の線路には独、仏、伊などと並んで日本語の標識もある。

駅の外にはきれいな旗がたくさん飾られている。

30分でルクマニア峠にバスは到着、多くのハイキングコースがあるようだ。昨年、別ルートで訪れたカドリモ小屋へも行けるようだ（3時間20分）。
参考：2018カドリモ小屋を訪ねる
https://4travel.jp/travelogue/11386603

本日のルート図。下のルクマニア峠のバス停からサンタマリア湖の左岸を半周する短いコースだ。

バスを降りた地点の南方向、晴れわたった青空が嬉しい。

湖に向かって北方向へ歩き始める（10時58分）。前方の山々は左にピッツ・ライ・ブラウ（Piz Lai Blau、2961m）、その右奥はピッツ・ヴァジラ（Piz Vatgira、2983m）、右の独立した大きな三角はピッツ・ガナレッチ（Piz Gannaretsch、3040m）だ。中央手前の三角ピークは無名のようだ。

湖岸に近づくと風がとても強いので、湖面は波立っている。

はるか前方に堰堤が見えてくる。そのさらに遠方には名峰テディ（Tödi、3613m）があるはずだが見えなかった。

コースはバス道路と反対の左岸を歩く。対岸には右からスコーピ（Scopi、3190m）、ピッツ・ミーズ（Piz Miez、 3119m）、ピッツ・ヴァラッチャ（Piz Vallatscha、 3109m）と連なる。湖中央には珍しく送電線が走っている。

さらに進むと対岸の３山が明確に見えてくる。対岸には橋が走る半トンネルも分かる。

振り返って出発点の方向を見る。送電線の先辺りが出発点だ。

コースはほとんど高低差のない平坦な道だが、上方のブラウ湖（Lai Blau、2412m）への取り付き付近で一旦谷を遡行するのでやや登りとなる。谷の奥の様子。すぐに折り返して湖岸へと戻る。

湖岸に戻り振り返ると右に大きなピーク、ピッツォ・デル・ウォモ（Pizzo dell'Uomo、2663m）が見えてくる。

堰堤が近づく、たっぷりと水をたたえたダム湖は豊かな印象を与える宇。

堰堤はもうすぐだ。

堰堤に到着、出発点を顧みる。

堰堤から下流方向、バス道路が白くうねっている。

堰堤を渡り終えたところ。

すぐ上のバス道路へ上がると、はるかに名峰テディらしき山が見えてくる。

奥右手にに見えるのはピッツ・ロンダドゥーラ（Piz Rondadura 3016m）だろうか。

12時45分にバス停（サンタマリア・ダム堰堤）に到着、出発から1時間47分だった。バスを待ちながら持参のおにぎりを食べる。

堰堤越しに見るピッツ・ガナレッチは孤高の山のような気がする。

ディセンティスへ戻るとすぐに氷河急行が来るらしいので、駅員に費用を聞くと一人35フランの料金がいるという。とんでもなく高いので45分後の普通列車を待つことにする。その間、駅のレストランにてビールと赤ワインで過ごす（急行料金から大きなおつりが来た）。

お決まりのスープを頼む。トマト味にクリームが乗ったお洒落なスープだ。

今夜のメニューは骨付き鶏肉のカレー、焼き飯、塩昆布の佃煮、サラダ、赤ワインだった。
本日の全行動時間は1時間47分（休憩なし）、高低差200m、7.0kmだった。
たったバス停1つ分のハイキングだったが、快晴の下、豊かな水をたたえた美しダム湖と周りの変化ある山山を眺める楽しい時間だった。やや遠かったが未知の方面へ出かけて新しい経験ができたと喜んでいる。
なお、このルートのハイキングを実行するにあたり「ハイジの小部屋」様の下記の記録を参考にさせていただきました。ハイジ様ありがとうございました。
http://haizisan.sakura.ne.jp/Lukmanier.html