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7月9日(火)は前日の小屋泊の後なので、近くのルートを歩くことにする。そのルートはオーバアルプパス駅から北方向のフェリ峠(Fellilücke、2469m)からルター湖経由でオーバーアルプパスまで戻るコースとしいた。パートナーは休養日、単独での行動となった。

スイス・ハイキングの旅 2019夏-6(フェリ峠からルター湖を巡る)

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2019/07/09 - 2019/07/09

34位(同エリア105件中)

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ロク69

ロク69さん

7月9日(火)は前日の小屋泊の後なので、近くのルートを歩くことにする。そのルートはオーバアルプパス駅から北方向のフェリ峠(Fellilücke、2469m)からルター湖経由でオーバーアルプパスまで戻るコースとしいた。パートナーは休養日、単独での行動となった。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 本日のルート図。500mほどの高度を登る短めのコースだが、先日眺めた峠付近の残雪状況が心配だ。念のためにアイゼンも準備しておこう。

    本日のルート図。500mほどの高度を登る短めのコースだが、先日眺めた峠付近の残雪状況が心配だ。念のためにアイゼンも準備しておこう。

  • アンデルマットを7時30分の列車で出発、直ぐにくねくねと曲がる線路を登って行く。朝の斜めの陽光を浴びたアンデルマットが美しい。

    アンデルマットを7時30分の列車で出発、直ぐにくねくねと曲がる線路を登って行く。朝の斜めの陽光を浴びたアンデルマットが美しい。

  • 車窓から眺めるゲムスシュトック(Gemsstock、2973m)の山並み。ケーブルで登れるが運行期間が合わないので、我が家はまだ行ったことがない。

    車窓から眺めるゲムスシュトック(Gemsstock、2973m)の山並み。ケーブルで登れるが運行期間が合わないので、我が家はまだ行ったことがない。

  • 列車の高度があがるとアンデルマットは小さくなり、たなびく雲の下方にホスペンタールの村が見えている。

    列車の高度があがるとアンデルマットは小さくなり、たなびく雲の下方にホスペンタールの村が見えている。

  • こちらはレアルプの北方向の山々、左側のミュエテルリスホルン(Müeterlishorn、3059m)とミッタークシュトック(Mittagstock、2989m)が一際高い。

    こちらはレアルプの北方向の山々、左側のミュエテルリスホルン(Müeterlishorn、3059m)とミッタークシュトック(Mittagstock、2989m)が一際高い。

  • 北方向遠方には鋭い岩陵のサルビチエン(Salbitschijen、2985m)と右後ろのロールシュピッツリ(Rohrspitzli、3219m)が堂々した姿を見せる。

    北方向遠方には鋭い岩陵のサルビチエン(Salbitschijen、2985m)と右後ろのロールシュピッツリ(Rohrspitzli、3219m)が堂々した姿を見せる。

  • 周りの景観を楽しんでいると20分ほどでオーバーアルプパス駅(2044m)に到着する。ちなみにこの駅は氷河急行の路線で高度が最も高い駅だそうだ。抜けるような青空、緑の山肌、濃い青の湖、赤と白の列車と美しい光景に出発の気分がさらに高まる気持ちだ。7時50分にスタートする。

    周りの景観を楽しんでいると20分ほどでオーバーアルプパス駅(2044m)に到着する。ちなみにこの駅は氷河急行の路線で高度が最も高い駅だそうだ。抜けるような青空、緑の山肌、濃い青の湖、赤と白の列車と美しい光景に出発の気分がさらに高まる気持ちだ。7時50分にスタートする。

  • これから登る斜面の様子。登るフェリ峠は右稜線の向こう側、左奥にシュニーヒュエンネルシュトック(Schneehüenerstock、 2773m)の頭が見えている。

    これから登る斜面の様子。登るフェリ峠は右稜線の向こう側、左奥にシュニーヒュエンネルシュトック(Schneehüenerstock、 2773m)の頭が見えている。

  • 出発点の湖方向を見る。細長いオーバーアルプ湖の向こう側は2016年に登ったパツォラシュトック(Pazolastock、2739m)だろう。<br />

    出発点の湖方向を見る。細長いオーバーアルプ湖の向こう側は2016年に登ったパツォラシュトック(Pazolastock、2739m)だろう。

  • 進む左手の方向は雲が湧いてきている。

    進む左手の方向は雲が湧いてきている。

  • 後方のマイゲルス谷には濃いガスがびっしりと詰まってきた。左手奥の山の手前に7月6日に行ったマイゲルス小屋がある。

    後方のマイゲルス谷には濃いガスがびっしりと詰まってきた。左手奥の山の手前に7月6日に行ったマイゲルス小屋がある。

  • その谷方向の拡大。予想以上に濃くて深い雲が覆っている。

    その谷方向の拡大。予想以上に濃くて深い雲が覆っている。

  • 進む方向には大きな雲やガスはないが、あちこちに残雪が出現してきた。中央鞍部が目指すフェリリュッケだ。

    進む方向には大きな雲やガスはないが、あちこちに残雪が出現してきた。中央鞍部が目指すフェリリュッケだ。

  • 残雪で進むルートが見えなくなってくる。あたり一面は雪ばっかりとなり登るたびにズルっと滑る。持参のアイゼンを着けることにする。

    残雪で進むルートが見えなくなってくる。あたり一面は雪ばっかりとなり登るたびにズルっと滑る。持参のアイゼンを着けることにする。

  • アイゼンを着けると効果はてきめん、滑ることもなく登ることができる。ただしルートは分からないので峠方向にジグザグに登って行く。周りには誰も見かけない。

    アイゼンを着けると効果はてきめん、滑ることもなく登ることができる。ただしルートは分からないので峠方向にジグザグに登って行く。周りには誰も見かけない。

  • 振り返ると右手のマイゲルス谷と左のクルネラ谷(Val Curnera)が雲海で埋まっているのが見える。クルネラ谷にはマイゲルス小屋経由で行ったクルネラ湖がある。ピッツ・フォルクラ(Piz Fuorcla、2911m)などの秀峰が連なる様が素晴らしい。<br />参考:マイゲルス小屋~クルネラ湖の記録<br />   https://4travel.jp/travelogue/11532230

    振り返ると右手のマイゲルス谷と左のクルネラ谷(Val Curnera)が雲海で埋まっているのが見える。クルネラ谷にはマイゲルス小屋経由で行ったクルネラ湖がある。ピッツ・フォルクラ(Piz Fuorcla、2911m)などの秀峰が連なる様が素晴らしい。
    参考:マイゲルス小屋~クルネラ湖の記録
       https://4travel.jp/travelogue/11532230

  • 誰もいない雪の急斜面を登っていると疲れもより一層強くなる様だ。それでも峠は近づいている気がする。

    誰もいない雪の急斜面を登っていると疲れもより一層強くなる様だ。それでも峠は近づいている気がする。

  • 峠間近の地点の右側には、ピッツ・ティアルムス(Piz Tiarmus、2819m)の山並みが見えている。

    峠間近の地点の右側には、ピッツ・ティアルムス(Piz Tiarmus、2819m)の山並みが見えている。

  • 再び振り返って、コルネラ谷とこれを囲む連峰のズームアップ。雲海の手前に見えるスキーリフトの支柱が小さくいじらしい印象だ。

    再び振り返って、コルネラ谷とこれを囲む連峰のズームアップ。雲海の手前に見えるスキーリフトの支柱が小さくいじらしい印象だ。

  • 何とかフェリリュッケに到着する、9時25分だった。出発から1時間35分(うちアイゼン装着と休憩が15分)の所要時間だ。下から見えていたシュニーヒュエンネルシュトックが近い。頂上にはアンテナのようなものが見える。

    何とかフェリリュッケに到着する、9時25分だった。出発から1時間35分(うちアイゼン装着と休憩が15分)の所要時間だ。下から見えていたシュニーヒュエンネルシュトックが近い。頂上にはアンテナのようなものが見える。

  • 初めて見るフェリリュッケから北の方向、フェリ谷(Fellital)の景観だ。谷を覆うように屹立する左の山はベヘンシュトック(B&#228;chenstock、2943m)だ。

    初めて見るフェリリュッケから北の方向、フェリ谷(Fellital)の景観だ。谷を覆うように屹立する左の山はベヘンシュトック(Bächenstock、2943m)だ。

  • 谷の右方向は雲海に包まれている。中央に遠望する高峰は、ロイトシャハ小屋奥のクレンテン(Kr&#246;nten、3108m)だ。青い空、雪と岩の山肌、白い雲海、点在する緑など配色と造形が見事な光景だ。

    谷の右方向は雲海に包まれている。中央に遠望する高峰は、ロイトシャハ小屋奥のクレンテン(Krönten、3108m)だ。青い空、雪と岩の山肌、白い雲海、点在する緑など配色と造形が見事な光景だ。

  • そのクレンテン方向の遠望。雲海の下に佇む谷、川、村々、道路などに思いを馳せる。

    そのクレンテン方向の遠望。雲海の下に佇む谷、川、村々、道路などに思いを馳せる。

  • 再び峠からの近景。ここでアイゼンを外すが、あとでこれが間違いだったことが分かる。案内板が北方向を示しているのでそちらへ進むが、少し経って様子がおかしいと思って地図を確認。どうやらフェリ谷を降っているようなので峠まで戻る(約10分のロス)。そのまま進んでいたら延々と谷を降ることになっていたようだ。

    再び峠からの近景。ここでアイゼンを外すが、あとでこれが間違いだったことが分かる。案内板が北方向を示しているのでそちらへ進むが、少し経って様子がおかしいと思って地図を確認。どうやらフェリ谷を降っているようなので峠まで戻る(約10分のロス)。そのまま進んでいたら延々と谷を降ることになっていたようだ。

  • 正しいルートは再び雪の斜面に戻って降るコースだ。残雪がとても多くアイゼンを外したことが悔やまれる。

    正しいルートは再び雪の斜面に戻って降るコースだ。残雪がとても多くアイゼンを外したことが悔やまれる。

  • 降り道なのでアイゼンがなくともまだ歩けるが、滑り落ちる場面もたびたびある。

    降り道なのでアイゼンがなくともまだ歩けるが、滑り落ちる場面もたびたびある。

  • 前方にルター湖(Lutersee、2357m)が見えてきた。半分くらい雪が浮かんだ湖面に驚く。

    前方にルター湖(Lutersee、2357m)が見えてきた。半分くらい雪が浮かんだ湖面に驚く。

  • 湖面近くになると初めて人を発見した。どうやら釣りをしていいるようだ。

    湖面近くになると初めて人を発見した。どうやら釣りをしていいるようだ。

  • 湖面に近づくが、山の投影は見えない。

    湖面に近づくが、山の投影は見えない。

  • 湖から分かれて出発点へ向かうコースを降り始める。峠から仰ぎ見たシュニーヒュエンネルシュトックの裏へ回り込んだ感じだ。

    湖から分かれて出発点へ向かうコースを降り始める。峠から仰ぎ見たシュニーヒュエンネルシュトックの裏へ回り込んだ感じだ。

  • 残雪が消えると下方にオーバーアルプ湖が見えてくる。あとはゆっくり降るだけだ。オーバーアルプパス駅には11時42分に帰着できた。峠からは休憩なしで2時間7分の所要時間だ。<br />一部雲海やガスで視界が限られることもあったが、多様な山々の形、色、雪のルター湖など美しい眺望を見ることができてよかったと思う。季節的には予想以上の残雪の多さに苦労もしたが、それも良い敬虔だろう。<br />本日の全行動時間は3時間52分、休憩等25分、実働は3時間27分だった、登り降り500m、8.11kmのコースだった。

    残雪が消えると下方にオーバーアルプ湖が見えてくる。あとはゆっくり降るだけだ。オーバーアルプパス駅には11時42分に帰着できた。峠からは休憩なしで2時間7分の所要時間だ。
    一部雲海やガスで視界が限られることもあったが、多様な山々の形、色、雪のルター湖など美しい眺望を見ることができてよかったと思う。季節的には予想以上の残雪の多さに苦労もしたが、それも良い敬虔だろう。
    本日の全行動時間は3時間52分、休憩等25分、実働は3時間27分だった、登り降り500m、8.11kmのコースだった。

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