2019/07/08 - 2019/07/08
158位(同エリア508件中)
ロク69さん
ヒュフィ小屋は昨年、リノベーション工事で完全クローズだった。経営者も変わったようで今夏(2019年)の6月末が再オープン、我が家が泊まった7月7日が記念催事の日だった。昼から3時ごろまでは小屋一杯の人々であふれていたが、行事が終わると半分くらいは下山していった。
我が家が出かけた往路(7/7)の後半は強い風雨に遭遇し、ずぶ濡れのハイキングとなった。小屋からの景観もさほど得られず残念な日だった。
その後半の模様の記録です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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小屋のベッドの様子。今年が再オープンのため寝具も新しくとても気持ちが良い。寝具の幅も通常より10cm程度広いような気がした。
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小屋の外は風雨も弱くなり空もやや明るくないって来たようだ。
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窓から眺める奇岩のチャルヒシジエンもはっきりと見える。背後には一部青空もある。
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もう一つの窓から見える空も明るい。どうやら我が家は一番厳しい天候のタイミングに遭遇したようだ。
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夕食は18時30分から。20名くらいがテーブルに着席している。赤ワイン(500ml)を飲みながら食事を待つ。
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夕食の開始前に小屋の新しいホスト夫婦の挨拶。ドイツ語なのでほとんど理解できないが、親切な女性が横に来て英語で通訳してくれる。挨拶は約15分だったが、早く食事にしてほしくて我慢して待っていた。まずスープから、あっさりとしたコンソメ味のスープでクルトンの代わりに細かなパン生地が浮かんでいる。現地の人はほとんどがお替りするが、我が家は先を考えて1杯だけにした。
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次いでメインは太いソーセージ付きのリゾット、サラダも付いてきた。麦が入ったリゾットは胃に優しい、こってりとしたソーセージとの対比が良かった。
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デザートを待ちながら歓談する人たち。我が家のテーブルを含めて25~30名程度だろう。
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我が家のテーブルは子供姉妹を含めて6名、その年少の子供が描いていた絵と作文。とても可愛い絵だったので写真に撮らせてもらった。
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デザートは30分くらい後に出てきた、チーズ、リンゴなどのお洒落な盛り合せ。リンゴだけ2ついただいた。先ほどの通訳をしてくれた女性が「日本の折り紙」を教えてほしいとのことで、折り鶴を作るととても喜んでくれたのでうれしかった。
こうして往路(7/7)は終了した。外はまだ明るいが明日を期待してベッドに向かった。 -
翌朝(7/8)は7時から朝食、6時50分に食堂へ行くともう準備はできている。
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朝食は簡素だがチーズが4種、美味しい。テルモスにサービスの温かい紅茶を入れて持参することにする。
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外の様子はどうだろうか。残念ながら曇天で雲も多い状況だ、ブリステンも雲で覆われている。
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反対の谷奥も雲で覆われて高峰は見えない。
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谷の左方向も同じ状況で、山の上部は良く見えていない。
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帰路のルート図。帰りは前日の出発点「ホテル・マデラナータル」よりさらに降って、バスの終点地「ゴルツェルン・ザイルバーン」まで降る。
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昨日は風雨の中の到着だったので、小屋の外観をゆっくりと眺める時間や余裕がなかった。今朝改めて小屋を眺めてみる。
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グロス・デュッシ方面を小屋越しに眺めてみるが、上部は雲で覆われていて見えない。
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反対の谷の対岸、奇岩のチャルヒシジエンはすぐ目の前に見える。
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その左側、谷の右岸の眺めだ。中央のグロス・ウィンドレレンが遠望できるが、その向こうはガスと共に消え行くようだ。
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マデラナータルとブリステンの眺望。空は幾分明るいが、山々の上部は見えていない。
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谷の拡大。うねうねと曲がる川とトレイルもなんとか認識できる。
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7時25分に下山開始する。振り返って小屋を見つめておこう。
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谷奥の氷河(Hüfifirn)が押し出しいる。その奥はガスの中だ。
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直ぐに残雪の降りとなる。昨日は苦労して喘ぎながら登ったところだ。
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雪原上を一旦切り返して谷奥に向けて降る。昨日は辛い登りだったが降りは楽だ。
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また切り返し雪上をチャルヒシジエンに向かって進む。
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15分の降りで雪がなくなり歩きやすくなる。谷奥の上部は相変わらず雲が多いが、空の一部は明るくなった。
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さらに進むと一部に陽が当たり始めて、眺望も一段と良くなってきた。
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上を見上げると小屋近くの十字架が見えた。
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左の山はアルプグノファーシュトック(AlpgnoferStock、2764m)だろうか。
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途中、黒いトカゲのような生き物を見つけた。以前も見たことがある、アルペンサラマンダー(サンショウウオ)のようだ。トカゲと違って動きはゆっくりと緩慢だ。全長15cmくらいの黒光りする身体だ、雨上がりによく見かける。
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もう一匹いる。結局、帰路で20匹くらいとの出会いがあった。
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天気は回復してきている、風の感触、空の明るさ、全体の空気などでそれを感じる。
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谷間にガスはあるが、ほどなどく消えるであろうと思われる。一目見たら忘れられぬチャルヒシジエンともお別れだ。
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帰路でもヒュフィゼーを見ることとができた。機会があれば近づきたいと思わせる雰囲気がある。
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滑りやすい岩棚にはワイヤーが設置されているので、これを掴んで進む。
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振り返って谷奥を眺める、出発から1時間35分の地点だ。
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川を越える橋、これで右岸に出る。
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グロス・デュッシを振り返る。上部の雲も取れてほぼ全容が眺められる。小屋は左斜面の裏側だ。昨日の出発点のホテルへ向かうコ-スと分かれて、川沿いの平らな道を進む。
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広々とした草原や薄暗い林間を縫って徐々に降っていく。
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途中で振り返るとホテル「マデラナ―タル」が森の中から顔を出している。森の高台に立地し谷を見渡しているように見える。
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ポツポツと人家が見えてくると人里の雰囲気が漂う。グロス・デュッシを背景にホテルが美しい。
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鉱石の無人販売。はたしてどれくらい売れるのだろうか。
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橋を何回か渡って進んでいく、コースは平坦だがとても長い。
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デュッシがどんどん遠くなっていくので、少し寂しい気がする。
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一軒家のレストランの横を通過する。「GASTHAUS LEGNI」と書いてあった。
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アムシュテッグの向こうの山並みが見えてくるとゴールのゴルツェルン・ザイルバーンは近い。下にゴンドラの索道が見える。ザイルバーンには11時25分に帰着、出発からちょうど4時間(うち休憩5分)だった。バスまで1時間半あるので付近で待つことにした。
しばらくすると同宿のメンバー4名が車で降りてきたので、挨拶をすると途中(ホテル下)から車で送ってもらったそうだ。2つ向こうのバス停横にレストランがあるのでそこまで歩いて(20分)行ったらどうかと誘われた。 -
彼らに付いて行くことにしてバス道を進む。
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約20分でブリステン・ドルフ(Bristen Dorf、771m)のバス停横にあるレストラン「ガストハウス・アルペンブリック」という大きなホテル・レストランだった。大きなクルトンの入ったスープで疲れを癒す。
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スープを楽しんでいると次々と同宿のメンバー(写真の人たち)がやって来る。どうやら彼らの恒例の行動らしいことが分かる。ここからバスに乗ってアムシュテッグ、ゲッシェネン経由でアンデルマットへ戻った。
本日の全行動時間は4時間、うち休憩5分、実行動は3時間55分、登り80m、降り1578m、11.3kmだった。
天候には恵まれなかったが、山奥の小さな山小屋の再オープンの催事に参加できて楽しかった。天候は回復してきたので、1日遅らせたらよかったと思う。
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