2019/06/22 - 2019/06/22
11位(同エリア458件中)
ローマ人さん
3泊(内、1機中泊)4日でバンコクに行ってきました。
今回は、2日目のカンチャナブリ泰緬鉄道の旅行記です。
最初は、JALのHPでマニラ行の安い航空券を見つけて、しかも物価も安いということで初のフィリピン旅行を計画していたのですが、ネットで確認すると治安が良くないということでした。
ということで、航空券代は少し高くなりますが、旅行経験があり治安の心配がない?バンコクに行くことにしました。
バンコクの旅は今回で4回目になります。
過去3回の旅は以下の通りです。
・1回目 2016年2月 地球1周の旅の途上 3日間
観光:ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワットアルン
アユタヤ、チャオプラヤー川ディナークルーズ
チャトゥチャック・ウイークエンド・マーケット
カリプソ・キャバレー
・2回目 2016年9月 JGC修行(サファイヤ獲得) 5日間
観光:ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワットアルン
ワット・スタット、ワット・トライミット
ダムヌンサドゥアック水上マーケット、パタヤ
・3回目 2018年6月 特典航空券の旅 2日間(関空経由)
観光:ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワットアルン
チャトゥチャック・ウイークエンド・マーケット
ジムトンプソンの家
仕事の関係で長期の休みが取れないので、今回も短期間の旅行ですが、今回はバンコクのこれまで行っていない観光地を巡ります。
・航空券(54,980円)マイレージをeJALポイントに交換して支払
6/21 JL31便 羽田11:20発ーバンコク15:40着
6/23 JL34便 バンコク21:55発ー羽田6:05(6/24)着
*短期の旅行の場合は、旅程確保のためにいつも夜行便にするのですが、
今回は羽田空港のキャセイパシフック航空ラウンジ(夕方5時まで営業)
を利用するため、往きはあえて昼便にしました。
その結果、帰りは羽田空港に早朝到着して仕事場に直行です。
・ホテル
オン8スクンビット ナナ バイ コンパスホスピタリティ2泊(10,588円)
・両替 1バーツ=3.56円(当日の市場レートは3.47円)
*新宿大ガード近くの金券ショップ「チケット オズ」にて
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6月22日(土)、旅行2日目です。
4時半に起床し、4:50にBTSナーナー駅までやってきました。
今日は、カンチャナブリに行って映画「戦場に架ける橋」で有名な旧泰緬鉄道「クウェー川鉄橋」を観光します。
泰緬(タイメン)鉄道は、第2次世界大戦下の1942年(昭和17年)7月に旧日本軍がタイ(泰)とビルマ(緬甸)の両国間の物資輸送路として建設を始めた鉄道です。
建設を急いだことと地勢的に難工事を強いられたことで、翌1943年(昭和18年)10月の完成までに、強制労働を強いられた多くの連合軍(イギリス、アメリカ、オーストラリア、オランダ)捕虜の兵士が犠牲になりました。
戦後、国境部分の線路は撤去されましたが、存置部分は現在もタイ国有鉄道南本線ナムトック支線として運行されています。
カンチャナブリに行く方法は、鉄道、大型バス、ミニバス、タクシーがありますが、現地での観光と交通費を考慮して、私は大型バスを利用することにしました。先ず、路線バスでバンコク南バスターミナルに行き、そこからは大型の長距離バスでカンチャナブリバスターミナルに向かいます。
カンチャナブリで、「連合軍戦没者墓地」、「JEATH戦争博物館」、「泰緬連接鉄道慰霊塔」と「クウェー川鉄橋」を観光し、「クウェー川鉄橋駅」で10:33発のナムトック駅行の列車に乗車して「クウェー川鉄橋」を渡り「タムクラセー駅」で下車します。
「タムクラセー駅」では、「アルヒル桟道橋」の線路を歩いて観光します。
その後、再び「タムクラセー駅」から列車に乗車してバンコクの「トンブリ―駅」に戻ってくる予定です。 -
乗車するBTSナーナー駅バス停です。
-
5:02にバンコク南バスターミナル行の511番バスが来ました。
タイのバスは、手を振って乗車の意志を示さないと通過してしまうので、注意が必要です。 -
早朝ですが、途中から座席は乗客でほぼ満席になりました。
料金は23B(80円くらい)。
エアコン付きなので快適です。 -
5:45、南バスターミナルバス停に到着。
乗車したバスです。 -
ガソリンスタンドが路線バスのバス停でした。
バンコク南バスターミナルの位置が分からなかったので、バスから降りた他の乗客が行く方向についていきました。 -
5:50、「バンコク南バスターミナル」に到着。
路線バスのバス停の隣にある建物「SCプラザ」でした。 -
「バンコク南バスターミナル」。
-
バスターミナルの入口に向かっていきます。
-
チケット売場があるという2階に上がります。
-
2階チケット売場です。
-
しかし、カンチャナブリ行81番バスのチケット売場がありません。
尋ねてみると、1階のバス乗り場でチケットも販売しているとのことでした。 -
1階の10番バス乗り場にやってきました。
-
この机がチケット売場ですが、係員がいません。
ソファで横になっているのは、車掌(料金徴収係)さんでした。
現在の時間は6:05で、次のバスの発車時間は6:30とのこと。 -
バスの発車時間まで少し時間があるので、ターミナルを散策します。
こちらは売店です。 -
こちらはフードコーナーです。
-
待ち時間を利用して、ここで朝食をとることにします。
-
食事する人で賑わっています。
フードコートみたいに、表にある数店で購入したものを、ここで食べることのようです。 -
ミックスフイッシュヌードルです。45B(160円くらい)。
具は魚肉ミンチボールなど、麺は米粉で作るきしめんに似ている「センヤイ」です。
辛くしないようにお願いして、備え付けの調味料で自分好みの辛味にして食べました。
出汁が良くきいてとてもおいしかったです。 -
バス乗り場に戻ってきました。
バスはすでに到着していました。 -
バスのチケットを購入。110B(390円くらい)。
カンチャナブリまで2時間30分くらいバスに乗るので、この料金は安いと思います。 -
バスの座席です。座席の幅も足元もゆっくりしています。
-
バスの内部です。座席はほぼ満席です。
-
バスの車窓風景。
郊外の道を進んで行きます。
道路は広いです。 -
バスの車窓風景。
ラウンド状の交差点にタイ国王の肖像写真が飾ってありました。 -
バスの車窓風景。
カンチャナブリの街に入ってきました。
街路灯が魚の形をしていて面白い。 -
9:00にカンチャナブリバスターミナルに到着。
-
バスターミナルからは、バイクタクシーで観光場所に向かいます。
写真は、ヘルメット越しに撮ったバイクタクシー乗車中の風景です。
事前交渉で、鉄道のカンチャナブリ駅近くにある「連合軍戦没者墓地」を経由して「クウウェー川鉄橋」まで行く条件で、料金60B(210円くらい)ということになり乗車しました。
ところが、到着したのは「クウェー川鉄橋」でした。(T_T)
言葉が通じない中でコミュニケーションをとる難しさを感じさせられました。
料金は約束の金額を支払いました。 -
現在時刻は9:25。
「クウェー川鉄橋」まで来てしまったので仕方がありません。
この近くの「クウェー川鉄橋駅」から10:33発のナムトック行の列車に乗車する予定ですので、「連合軍戦没者墓地」はあきらめて、クウェー川鉄橋付近を観光することにします。
ここは「泰緬連接鉄道慰霊塔」です。
「クウェー川鉄橋」から徒歩5分くらいの場所にあります。 -
「泰緬連接鉄道慰霊塔」です。
-
「泰緬連接鉄道慰霊塔」は、泰緬鉄道(日本軍の正式名称は「泰緬連接鉄道」)の完成後の1944年(昭和19年)2月、泰緬鉄道建設中に犠牲となった連合軍の捕虜、アジア人労務者の霊を慰めるため、日本軍鉄道隊によって建てられた塔です。
タイ国日本人会が管理しており、毎年3月には、慰霊塔法要が行われているそうです。 -
敷地に入ってすぐ右側に、記帳するノートや線香・ライターなど収められた箱があり、タイ人の老女が線香をあげるように勧めてきます。
「お志」の箱があったので納めて線香をいただき、写真の線香立てにあげてご冥福をお祈りしてきました。 -
「泰緬連接鉄道慰霊塔」の裏面です。
-
日本軍鉄道隊による碑文があります。
「泰(タイ)緬甸(ビルマ:現ミャンマー)連接鉄道建設の間に不幸にも病を得てたおれた南方各国労務者および俘虜のためにこの碑を建て、うやうやしく(礼儀正しくていねいに)その霊をなぐさめる」と刻まれています。 -
敷地の四隅に「泰緬連接鉄道慰霊塔」を囲むように建てられた石碑に、犠牲者の冥福を祈る碑文が日本語、英語、マレー語、タミール語、中国語、ベトナム語で刻まれています。
-
犠牲者の冥福を祈る碑文が日本語、英語、マレー語、タミール語、中国語、ベトナム語で刻まれています。
-
犠牲者の冥福を祈る碑文が日本語、英語、マレー語、タミール語、中国語、ベトナム語で刻まれています。
-
「JEATH戦争博物館」です。
「泰緬連接鉄道慰霊塔」のすぐ隣にあります。
蒸気機関車が展示されていて、蒸気機関車後部にある建物が博物館になっています。 -
各国の国旗が飾られている中に、ひと際大きな「日の丸」がありました。
-
博物館の表示です。
この博物館には、泰緬鉄道建設のために強制労働させられた連合軍捕虜の写真、捕虜たちが描いたスケッチなどや、捕虜収容所として使われた竹の小屋を再現して展示されています。
当時の過酷な労働と悲惨な状況を物語っているとのことです。
私は、時間の余裕がなかったので、外観だけを見て終了しました。 -
「JEATH戦争博物館」から少し歩くと屋台がたくさん並んでいます。
-
屋台を抜けると・・・。
-
線路が見えてきました。
-
その先が「クウェー川鉄橋」です。
-
「クウェー川鉄橋」の全景です。
-
ズームすると、鉄橋の側面のトラスの形が両端部分と中央部分とで異なっています。
-
線路中央から鉄橋を見ます。
川の向こうがナムトック駅の方向です。
1日に3往復くらいしか列車が通らないので、列車が通らないときは自由に鉄橋を歩いて渡ることが出来ます。
たくさんの観光客が鉄橋を渡っていました。 -
これは演出なんでしょうね。
-
こちらは鉄橋とは反対側の「クウェー川鉄橋駅」方向。
駅は100m位先です。 -
線路脇には土産品の店が出ていて賑やかです。
-
「クウェー川鉄橋」。
側面のトラスは曲線をしています。 -
「クウェー川鉄橋」。
線路です。鉄板が敷いてあるので歩くのに支障は全くありません。 -
鉄橋の傍には水上レストランがあります。
-
この部分のトラスは角張っています。
-
タイの修学旅行生に撮ってもらいました。
-
向こう岸に大きな仏像が見えます。
-
川沿いに寺院があるようです。
-
川上方向。
-
川下方向。
-
鉄橋に「横川橋梁(現横河ブリッジ)製」のプレートがありました。
-
「横川橋梁(現横河ブリッジ)製のプレート」拡大。
クウェー川鉄橋は、一部に橋脚の間隔とトラスの形が異なる部分があるが、これが爆撃で破壊された箇所である。オリジナルは曲弦ワーレントラス橋梁であるが、修復箇所は平行弦トラス橋梁に変えられている。この修理は、戦後賠償の一環として横河橋梁と日本橋梁が担当している。
*出典:Wikipedia
この部分は、戦時中に爆撃で破壊され、戦後に修理したところだったんですね。
帰国してから知りました。 -
クウェー川を渡り切りましたが、鉄橋はまだ続いています。
-
鉄橋の終点には、小さな小屋のようなものが見えます。
-
小さな小屋は「クウェー川鉄橋駅」でした。
こちらは降車専用なのかな? -
左方向の120km先にバンコクの「トンブリ―駅」、右方向の60km先に「ナムトック駅」があります。
私がこれから行く予定の「タムクラセー駅」までは50kmの距離があるようです。 -
「クウェー川鉄橋」を振り返って見た風景。
-
鉄橋のズーム。
-
橋を渡って駅に戻ります。
-
橋の待避所で記念撮影。
-
戻ってきたら「クウェー川鉄橋駅」に列車が停車していました。
これはバンコクのファランボーン駅を6:30に発車する土日限定のエアコン付き観光列車です。通常の列車は「トンブリ―駅」発着です。
この列車は「ナムトック駅」までの往復ですが、この駅で停車している間に「クウェー川鉄橋」を歩いて渡ることが出来るということだったので、私は当初はこの列車を利用することを考えたのですが、乗車当日のチケットの手配が難しそうだったのであきらめたのでした。 -
「クウェー川鉄橋駅」の表示です。
-
チケット売り場です。
「チケットの販売は発車の30分前」の表示。
しかも、私が乗車する予定の10:44発「ナムトック駅」行は50分遅延しているということです。 -
「観光列車」の後部です。
-
「観光列車」の側面。
-
「観光列車」の出発です。
「クウェー川鉄橋」の待避所から撮っています。 -
「観光列車」の前部扉が開いていて、そこから乗客が眺めています。
列車は歩くくらいの速さでゆっくり通過していきます。 -
「観光列車」が目前を通過していきます。
-
「観光列車」が通過していきました。
-
列車が通過した後は、また鉄橋を観光客が歩いて渡り始めます。
-
私が乗る列車が遅延しているので、もう少し「クウェー川鉄橋駅」周辺を見て回ります。
駅前に旧泰緬鉄道の蒸気機関車が展示されていました。 -
C56形23号機です。
1935年(昭和10年)、日本の汽車製造株式会社が製造しました。
C56形は軽量小型でありながら長距離の運用に適する設計であるために軍部より注目され、太平洋戦争開戦直前の1941年11月および12月に、製造された160両のうち半数以上の90両 (C56 1 - 90) が供出され、タイ・ビルマ(現・ミャンマー)へと送られた。
*出典:Wikipedia -
これは鉄道作業車でしょうか。
-
この804号と記された蒸気機関車はC56形ではないようです。
-
石碑があります。
-
碑文です。
「軍属・機関士たりし佐々木一三君に協力した ときの鉄道建設関係者 有志並びに一般協力者これを遺す」
1977.2月7日 旧泰緬鉄道C56形機関車保存会 -
チケット売場の前を通ったら、チケットを発売していました。
-
チケットを購入。
私は「タムクラセー駅」まで乗車しますが、チケットは終点の「ナムトック駅」までになっています。
どの区間を乗車しても、料金は1律100B(360円くらい)です。
ちなみに、これは外国人料金で現地の人は無料だそうです。 -
私が乗車する列車が到着するまでまだ時間があります。
写真奥が「クウェー川鉄橋」です。
良く晴れてとても暑いので、乗車を待っている観光客は少ない日陰に集まっています。 -
再び「クウェー川鉄橋」へ行ってみます。
-
川上方向から見た「クウェー川鉄橋」。
-
川上方向から見た「クウェー川鉄橋」。
この位置から見る橋がいいですね。 -
川上方向から見た「クウェー川鉄橋」。
-
クウェー川のほとりまで下りてきました。
下から見上げる「クウェー川鉄橋」です。 -
カットパイナップル20B(70円くらい)を購入。
とても甘くておいしかったです。 -
列車の時刻表です。
通常は、列車は1日3往復だけです。 -
私が乗車する列車、7:50バンコクの「トンブリ―駅」発「ナムトック駅」行き257号が到着。
-
乗車する車両は観光客専用です。
座席は指定されていないので好きな席に座れます。 -
11:39発車。定刻は10:44なので55分遅れです。
「タムクラセー駅」までは1時間くらいです。
フォートラの旅行記に、進行方向左側の席の眺めが良いと書き込みがあったので、その通りに席を確保しました。
エアコンはありませんが、小ぎれいでクッションがある座席です。 -
観光客専用の車両ですので、そんなに混んでいません。
写真はありませんが、観光客専用の車両以外は「激混み」でした。 -
料金100バーツの表示。
-
「クウェー川鉄橋」を通過中。
鉄橋の待避所に多くの観光客がいます。 -
「クウェー川鉄橋」を通過中。
トラスが間近に見えます。 -
「クウェー川鉄橋」を通過中。
-
鉄橋を通過後、程なくして「チョンカイの切り通し」をあっという間に通過。
シャッターチャンスを逃しました。 -
列車の扉は開け放したまま。
-
列車の中にオープンの手洗いがあります。
-
途中、停車した駅。
-
途中、停車した駅。
この駅では、乗車する人がたくさんいました。 -
車掌さんが撮ってくれました。
-
「タムクラセー橋駅」を過ぎると、いよいよ「アルヒル桟道橋」です。
「アルヒル桟道橋」は、旧日本軍が泰緬鉄道の建設時に、工作機械が不足する中で工期を短縮するために人海戦術で突貫工事をして、断崖絶壁に沿わせるように木橋を建設して線路を通した場所です。
難工事で、作業員の現地労働者と連合軍捕虜に多くの死者が出たのだそうです。 -
線路の左側は、クウェー川です。
線路が川に張り出すように作られています。 -
木造の橋です。
線路を見下ろすと、地面からかなりの高さがあります。 -
ここは橋ではなく、断崖絶壁を削って作った土手です。
線路の右側は断崖絶壁です。 -
列車はゆっくりと進行しています。
多くの観光客が、身を乗り出して撮影しています。 -
12:45「タムクラセー駅」に到着。
-
帰りの列車が到着するまで1時間半位あるので、その間に「アルヒル桟道橋」を歩きます。
線路を元来た方向に戻っていきます。 -
「アルヒル桟道橋」です。
-
「アルヒル桟道橋」です。
右側がクウェー川です。 -
「アルヒル桟道橋」です。
-
歩き始めてすぐ、線路の脇に「クラセー洞窟」があります。
-
洞窟は思ったよりも奥行きがあります。
泰緬鉄道建設時に作業員宿舎として使用されたということです。 -
洞窟の奥には金色の仏像がお祀りしてありました。
-
沢山の人が熱心にお祈りしています。
-
洞窟からみた「アルヒル桟道橋」です。
-
「アルヒル桟道橋」を進んで行きます。
-
線路の中央には鉄板が敷いてあるので普通に歩くのには支障はありませんが、線路の両側は枕木がむき出しなので、対向者とのすれ違いや追い越す際に線路の端に寄ると足がすくみます。
-
更に歩いていきます。
-
後ろは断崖絶壁を削って線路を通した場所です。
岩が川までせり出している場所です。 -
遠くをズームアップすると、断崖絶壁に沿わせるように木橋が作られ、その上に線路が通されていることが良くわかります。
-
「アルヒル桟道橋」です。
-
「アルヒル桟道橋」橋脚です。
木製です。 -
進んで行きます。
「タムクラセー橋駅」が見えてきました。 -
岩に沿って線路が左に湾曲しています。
-
下を見ると怖いくらいの高さがあります。
-
「タムクラセー橋駅」まで約500mを歩いてきました。
反転して「タムクラセー駅」に戻ります。 -
「タムクラセー橋駅」の近くに、桟道の下に下りる道がありました。
-
木製の橋脚です。
コンクリートの土台の上に8本の木を使って造られた橋脚が線路を支えています。 -
「アルヒル桟道橋」です。
-
「アルヒル桟道橋」です。
この場所も一部崖が削られています。 -
「アルヒル桟道橋」です。
桟道橋はクウェー川沿いの崖に沿って造られているので、けっこう曲がりくねっています。 -
遠くに「タムクラセー駅」のレストランの三角屋根が見えています。
-
「アルヒル桟道橋」です。
-
「アルヒル桟道橋」です。
-
「アルヒル桟道橋」です。
崖を削った場所です。 -
76年も前に、こんな岩を良くぞ削ったものです。
当時の苦労が忍ばれます。 -
「アルヒル桟道橋」です。
本当にのどかな風景です。
桟道橋建設時には、この風景はどのように見えたのでしょうか。 -
「アルヒル桟道橋」です。
歩いている間に列車が通過することはありませんでした。
旅程を組むときに分かっていたことですが、少し残念です。 -
13:46「タムクラセー駅」に戻ってきました。
写真は駅の傍にある「タムクラセーレストラン」です。
予定ではここで昼食をとるつもりでしたが、駅のスタッフ(旅行の添乗員?)によれば、遅れている帰りの列車が14:00頃に到着するとのことでしたので、時間が無くなりあきらめました。 -
列車はなかなか到着せず、結局到着したのは14:26でした。
往きに乗った列車の折り返しで、「ナムトック駅」発「トンブリ―駅」行、258号です。
本来は13:36発ですので50分遅れです。 -
「タムクラセー駅」ではチケットを売っていません。
列車の中で買ったチケットです。ステープル止めの10B券10枚で100Bです。
このチケットで終点の「トンブリ―駅」まで乗車できます。
なお、「タムクラセー駅」から終点の「トンブリ―駅」までは3時間半くらい乗車することになります。 -
「タムクラセー駅」を発車した列車は「アルヒル桟道橋」に向かいます。
今度は進行方向右側の席を確保。
眺めは良いものの直射日光でとても暑いです。 -
線路の傍らで、たくさんの観光客が通過する列車を見ています。
-
乗客も列車から身を乗り出して撮影しています。
-
「アルヒル桟道橋」を通過して、列車は一路バンコク「トンブリ―駅」を目指します。
約1時間くらいで、再び「クウェー川鉄橋」を渡ります。 -
往きに見逃した、「クウェー川鉄橋」少し手前の「チョンカイの切り通し」です。
「タムクラセー橋駅」から「クウェー川鉄橋」駅間は、ほとんどが平らな区間なのですが、この場所だけ岩山が進路を阻むように迫ってきています。
ここも旧泰緬鉄道建設時の難工事場所で、線路を通すために岩山を削ったのだそうです。 -
列車は岩肌すれすれを通過していきます。
列車のスピードが出ているのでうまく撮れません。 -
帰りの車両の座席は板張りでした。
-
再び「クウェー川鉄橋」を列車で渡り、その少し先の「カンチャナブリ―駅」で下車しました。
予定では終着の「トンブリ―駅」まで乗車するつもりでしたが、エアコンが無い列車内の暑さに負けました。
往路と同じエアコンが効いた大型バスでバンコクまで戻ることにします。
これで、午前中にあきらめた、駅近くの「連合軍戦没者墓地」に立ち寄ることもできます。 -
ここまで乗車してきた列車が、「トンブリ―駅」に向けて発車しました。
列車は、この駅で増結していた3両を切り離しています。
この3両は、外国人観光客向けにカンチャナブリ駅とナムトック駅間で営業しているようです。 -
「カンチャナブリ駅」の駅舎です。小振りな建物です。
-
「連合軍戦没者墓地」は、駅からそれほど距離がないようなので、歩いて向かいます。
途中、道路脇に蒸気機関車が展示されていました。 -
正面から見たところ。
これもC56形でしょうか。保存状態は良いです。
この列車の傍に、たまたまバイクタクシーの「おっちゃん」が休憩していて、「どこまで行くの?乗っていかない?(そのように聞こえました)」と誘ってきます。
「連合軍戦没者墓地に寄ってからバスセンターまで行きたい(そのように言ったつもり)」と応えると、料金は40B(140円くらい)というのでお願いしました。 -
バイクタクシーで5分もかからず「連合軍戦没者墓地(CANCHANABURI WER CEMETERY)」に到着。
ここには、第二次世界大戦中、泰緬鉄道建設のため強制労働させられていた連合軍捕虜6982名が眠っています。
写真は、「連合軍戦没者墓地」入口です。
想像していたよりは簡素な建物です。
写真右端に写っているのはバイクタクシーの「おっちゃん」です。 -
入口にある碑文です。
「長期間捕虜としてタイからビルマまでの鉄道建設中に亡くなった勇敢な仲間達の不屈と犠牲、栄誉の記憶のために。
人知れず亡くなり墓を持たない同志達の名はラングーン、シンガポールと香港で記念され、彼らはカンチャナブリ・チュンカイとタンバイザヤットの3つの戦争墓地に眠ります。
?主は言われる。そのとき、私はあなた方を連れ戻す。そのとき、私はあなた方を集め、目前であなた方の幸福を回復し、地上すべての民の中であなた方に誉れを与え、名をあげさせると?」と記されているようです。 -
反対側の碑文。
-
インド軍兵士もここに眠っているようです。
-
「この墓地の土地は、タイの方々から贈られました。名誉ある海兵、兵士、航空兵の永遠の休息場所として」と記されているようです。
-
「連合軍戦没者墓地」です。
墓碑周辺はきれいに手入れされています。 -
「連合軍戦没者墓地」です。
-
「連合軍戦没者墓地」です。
-
「連合軍戦没者墓地」です。
-
「連合軍戦没者墓地」です。
-
「連合軍戦没者墓地」です。
-
16:05「カンチャナブリバスセンター」に到着。
「バンコク南バスターミナル」行のチケットを購入。
バスの発車時間は16:30とのことです。
バスの乗車場所はバスターミナルから少し離れた場所にあると旅行記で読んでいたので、チケットの販売係の女性に場所を尋ねると、「ここのベンチに座って待っていればいい」とのことでした。
ベンチにはバスの車掌(料金徴収係)さんの女性3人が座っていて、席を空けて座らせてくれました。 -
写真は、その際に車掌さんからご馳走になった「ミルクグリーンティー」です。
とても暑い中、氷がたくさん入っていて、とても美味しかったです。
車掌さんには、バスが到着するまでの間、タイ語も教えていただきました。
16:25にバスが到着し、私と車掌さん1人の2人のみが乗車して、すぐに発車しました。
バスは発車して間もなくバス停に停車し、沢山の乗客が乗り込んできて、16:30に発車したので、本来の乗車場所がこのバス停でだったのだと思います。
私を特別にバスターミナルから乗車させてくれたのですね。
タイ人は優しいですね。
その後、バスは往きと同じく約2時間半かけて、19:05にバンコク南バスターミナルに到着しました。 -
バンコク南バスターミナル到着後が大変でした。
このターミナルは、私が宿泊するホテルがあるスクンビット地区とはかなり離れています。
定石では、近くのBTSの駅までタクシーで行き、そこからBTSでナーナー駅まで行くことになるのですが、往きと同じ路線バスの511番バスで戻ることにしました。
ですが、バスの乗り場が分かりません。
尋ねてみるとターミナル建物の外だと言うので探しましたが見つかりません。
再度、英語が話せる警備員に尋ねると、親切に乗り場まで連れて行ってくれました。乗り場の場所は、1階のセブンイレブンがある建物の後ろでした。
しかしながら、乗り場で待っても、なかなかバスが来ません。
結局、511番バスが発車したのは、南バスターミナルに到着してから約1時間20分経過した20:29でした。
バスは順調に進んだものの、中心部に近ずいたペップリ―通り付近で渋滞してきました。
極めつけは、理由は不明ですが、本来のバスルートで私が下車するBTSナーナー駅バス停があるスクンビット通りが封鎖されていたことです。
バスは、やむなくスクンビット通りを通り越してラチャダムリ通りを南下、ルンピニ公園を迂回してBTSアソーク駅付近で本来のバスルートに戻りました。
しかしながら、BTSナーナー駅バス停はとっくに過ぎていますので、やむなくBTSアソーク駅最寄りのバス停で降車しました。
写真は、MRTスクンビット駅(BTSアソーク駅の地下)入口前で売っていた「ザクロジュース」です。
これを飲んで一息つきました。
これからホテルまで10分位歩きます。 -
ホテルに直帰し、帰りに南バスターミナルの食堂で買った総菜、カンチャナブリで買ったソムオー(グレープフルーツのような柑橘で甘い)とビールで遅い夕食にします。
-
総菜は、鳥のローストと皮付き焼豚です。料金は120B(430円くらい)。
お店に吊るしてあったものの中から選んだのですが、当りでとても美味しかったです。
今日1日、早朝から夜遅くまで観光していたので、さすがに疲れました。
この後シャワーを浴びてすぐに眠ってしまいました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (5)
-
- Rockyさん 2021/04/17 13:33:15
- 綿密な計画で実行は内容ある旅は素晴らしい
- この度の旅は、前々から行きたかったカンチャナブリ。
ゴルフ検疫スティも当街にしました。
改めて貴方の旅行記から、自分に無かった知識を得て、
当地旅を楽しく振り返ることができました。
- ローマ人さん からの返信 2021/04/18 07:46:42
- コメントありがとうございます
- Rockyさん、こんにちは。
私の旅行記をいつもご覧いただき、また「いいね」をいただきありがとうございます。
Rockyさんの旅行記を拝見して、私がカンチャナブリを訪れた際に時間の都合で行くことが出来ずに心残りになっていた、ナムトック駅やサイヨーク国立公園の様子を知ることが出来て良かったです。
新型コロナ禍で私は当分タイを訪れることがかなわないと思いますので、これ以降のRockyさんのタイ旅行記を楽しみにしてお待ちしています。
今後ともよろしくお願いいたします。
ローマ人
-
- チーママ散歩さん 2019/11/15 20:30:39
- はじめまして
- はじめまして こんばんは
私の「小学生の絵日記」のような薄っぺらな内容の旅行記へ訪れてくださりありがとうございます。
そしていいねを頂きとても嬉しく思います。
私もいつも楽しく拝見しておりました。
旅行記の中で話していたかも知れませんが、年末にタイへ行く予定をしております。
そして今回はカンチャナブリへ行きたいなと思い色々調べておりました。
そして、とても分かりやすいローマ人さんの旅行記に何度かこっそりお邪魔しておりました。
すでに真似して行かれた旅人さんがいらっしゃるようですね。
充実した旅行記をアップされていらっしゃいましたので、私もローマ人さんの旅行記を真似して行ってこようと思っております。
旅行記をアップした後、もし似てるな!とお気づきになったら。。。
と勇気を出して今日ご挨拶させて頂きました。(^^)
ただ心配なのは朝が早い事。
「前日のアルコール禁止令」を発令し主人には今から心してもらわなくては!と思っております。笑
これからもお邪魔させて頂きます。
宜しくお願いします。
- ローマ人さん からの返信 2019/11/16 10:27:42
- コメントをいただきありがとうございます
- チーママ散歩さん、初めまして。
私の拙い旅行記をいつもご覧いただき、また、「良いね」をいただきありがとうございます。
更にこの度は、私のカンチャナブリでの観光旅程を参考にしていただけるとのことで、とても光栄に思っています。
手作りの旅程は、何かとトラブルもありますが、それもまた楽しい思い出になると思います。
チーママ散歩さんが、カンチャナブリ観光を十分に楽しんでいただければと願っています。
そして、その旅行記を是非拝見したいものです。
旅行記が投稿されるのを、楽しみにしてお待ちしています。
今後ともよろしくお願いいたします。
-
- マッコリさん 2019/08/02 17:58:40
- 色々参考にさせて頂きました!
- 初めまして。そしていつも拙い私の旅行記を読んでいいね!して下さりありがとうございます!
行き当たりばったりでタイにきて計画たててなかったですが貴方のこの旅行記を参考にさせて頂きカンチャナブリー等にいくことができました!ありがとうございます。いやあ自分で計画立てては無理でした。多分。すごい綿密に調べられたりされていると思います!バスなんか自分では調べられなかったな、、、。
タムクラセー駅で下車しようか迷いましたが又機会あったらリベンジしたいです。
今後共宜しくお願いいたします!
マッコリ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カンチャナブリ(タイ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ バンコク弾丸1人旅
5
178