ディエンビエンフー(ベトナム)→ムアンクア(ラオス)へ…国際バスで味気ない国境越え

2019/04/26 - 2019/04/26

ディエンビエンフー(ベトナム)からムアンクア(ラオス)への国境越え。
国境付近はバス路線が充実しておらず、ディエンビエンフーからラオスへは直通国際バスのみ。楽な反面、“ただ乗っていれば着いてしまうので味気なく、つまらなくもあります。行き先はムアンクア以外の町もあります。(後述)。
国境地点名はベトナム側「タイチャン(Tay Trang)」、ラオス側「パンホック(Pang Hok)」。この国境は悪名高き国境。しっかりと訳のわからない“諸費用”を搾取されました。ふざけやかって…。

エリア ディエンビエンフー(ベトナム)

今回のルート。
ディエンビエンフーからムアンクアへ。全行程約103km。

朝5:00のディエンビエンフーバスターミナル。

ムアンクア行きのバスは5:30発、11.5万ドン(約550円)。
私は念のため前日にバスターミナルの窓口でチケットを購入しておきました。
他にラオス行きは
ウドムサイ︰6:00発　23万ドン　
ルアンナムター︰6:30,7:00発　35万ドン
ボーケオ(フエサイ)︰6:15発　56万ドン
ポンサリー︰7:15発　34.5万ドン
ルアンパバーン︰6:00発　40.2万ドン と7:30発　49.5万ドン
どのバスも必ずムアンクアを通るのでどのバスでもムアンクアには行けるかもしれません。もちろんハノイをはじめ、ベトナム各地にもバスが出ています。

明るくなってきた。

バスはちっちゃなマイクロバス。後部座席は荷物で埋まっています。乗客は私を含め外国人旅行者4人のみ。
定刻通り5:30出発。

バスは出たばかりなのにちょこちょこ停まり荷物を載せます。

こんな“大物”まで…。

国境までは結構険しい山道が続く。

トレーラーが増えてきたなと思ったら、国境5kmほど手前で渋滞停車。道が狭いので抜かせない。しばしの休憩。

この辺りは結構山深い。

どこからか1人の青年が…なんか持ってる！

わおー！超かわええ。これ猿？
※後でググりました。「スローロリス」の仲間かも。

所要1.5H、7:00にベトナム側の「タイチャン」イミグレーション到着。
さあ、これから出国審査なのですが、少々面倒事がありまして…。この先は私ごとなので興味ない方は読み飛ばしていただいて結構です。実はハノイで新しいパスポートに切り替えており、ビザの転記問題が発生したのでした。詳しくは
https://4travel.jp/overseas/area/asia/vietnam/hanoi/kankospot/10519842/tips/13566010/
一旦は強行突破を決めましたがいろいろ考えた結果、賄賂、罰金もいくらになるかわからず、最悪ハノイで転記して来いと追い返さると、ハノイまでの往復のバス代、ビザ転記代、そして今日がビザ切れの日なので明日以降のオーバーステイ代がかかることになり…。だったらハノイの旅行代理店で転記しておいたほうがいいという結論に至りました。なんとか転記を行ってくれる代理店を見つけ、お願いした次第です。料金45US$。
もし強行突破の成り行きを楽しみにしていた方がいたなのならすみませんでした。ただのチキン野郎ですね。

これが新しいパスポートに押されたビザ転記済のスタンプ。たったこれだけ…。料金は10$と書いてあるが旅行代理店の野郎45$取りやがった。クソっ。もちろん料金は代理店によるのでもっと安いところがあるかもしれません。
実際にこのスタンプで無事出国できるかは保証はなく、ベトナムの役人のことだからいちゃもんつけられる可能性は十分ありましたが、審査官3人が集まりよってたかって出した結論はOK。無事出国スタンプを押してもらえました。
ちなみにですがイミグレ内に両替所があるのでドンの不要な方、キープの必要な方は両替ができます。

晴れて無事出国～。ほっ。

ドライバーと車掌はカフェへ。しばしの休憩です。

さあ、同じバスに乗り込んで5.5km先にあるラオス側のイミグレへGO！

あっ、碑が見える。おそらくここが国境線。
停まってくれ…の願いも虚しくスルー。当たり前か。
歩いて国境を越えられるところならじっくり味わうのですがこればかりは仕方ありません。

ラオス側の「パンホック」イミグレーション到着。

ディエンビエンフー市から1,500,000,000ドンの資金協力されたとの碑文が…。
日本円で約720万。

このイミグレではなんかいろいろ金をむしり取られるらしい…ということは聞いていたのですが、コレですか…事細かな訳の分からない料金表が…。

とりあえず入国審査を受けます。
日本人であれば15日以内ならビザ無しで滞在できます。私はハノイのラオス大使館で30日ビザを取得済み。このイミグレーションでもアライバルビザが取得できます。

国別のビザ料金表がありました。これによると日本人は30US$(ハノイのラオス大使館では所要3日で25$でした)、要顔写真1枚とあります。そしてビザサービス代として1万キープが必要のようです。さらに土日(祝？)は時間外手数料として2万キープ取られますのでご注意を…。
私以外の3人の欧米人は皆ビザを取っていました。

ビザの必要ない方でもこれだけむしり取られます。
ツーリズムファンド？1$(1万キープ)、スタンプ代(と言われた)1万キープ、不明1万キープの計3万キープ(約385円)。1$は8500キープだろ？とたてついてみましたが本気で怒り出しそうだったので素直に払いました。どなたかのブログに体温測定代と書かれていましたがありませんでした。ひょっとして不明1万分？
他のいつくかの国境からラオスに入国したことがありますが○○代とか言われ料金を払わされたのはここだけです。なんでここだけ？これは正式な徴収？など疑問だらけです。

無事ラオス入国～。
両イミグレいろいろありましたがとりあえずオールクリアです。ホッとしたら急に腹が減ってきた。ディエンビエンフーのバスターミナルで買っておいたピーナツ入りソイおにぎりをいただきます。うめー。
結局、休憩を含めて両イミグレ間で費やした時間は約1.5Hでした。
さあ、ムアンクアに向けて再出発です。

ラオスに入った途端、きれいな舗装道路に…。
普通逆じゃね？ベトナムさん負けてますよ。

なんとここでディエンビエンフー6:00発のウドムサイ行きのバスに追い抜かれる。イミグレで時間かかり過ぎたかな…。

トイレ休憩。

ナムウー川が見えてきた。ムアンクアはもうすぐ。

ナムウー川にかかる橋を渡る。いつできたのかは不明だが、この橋ができる前は対岸から船(一応フェリー)で渡らなければ町には入れなかった。便利になりました。

10:45、ムアンクア到着。
国境からは2時間15分、ディエンビエンフーからの総所要時間は4時間15分でした。
(終)