2019/05/22 - 2019/05/22
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chemireさん
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10年に一度の祭事「 ホーランエンヤ」。
日本三大船神事のひとつで370年の歴史を持ち、正式名称は「松江城山稲荷神社式年神幸祭」。松江城山稲荷神社の御神霊を約10km離れた阿太加夜(あだかや)神社にお運びし祈祷を行ったのが始まりとされている。
ホーランエンヤは「豊来栄弥」・「宝来遠弥」とも書かれ、漕ぐ櫂の調子を合わせるために唄われる船唄で、五大地(馬潟・矢田・大井・福富・大海崎地区)それぞれに独自の唄を持つ。
2019年スケジュール
渡御祭(とぎょさい) 5月18日(土)
中日祭(ちゅうにちさい)5月22日(水)
還御祭(かんぎょさい) 5月26日(日)
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ホーランエンヤの公式HPからお借りしました。
「 五大地 」
神輿船に近い順から、一番船(馬潟地区)、 二番船(矢田地区)、三番船(大井地区)、四番船(福富地区)、五番船(大海崎地区)があり、船行列の際には大海崎 - 福富 - 大井 - 矢田 − 馬潟の順で進む。
地元の五つの地区「 五大地 」が、それぞれ「櫂伝馬船」を仕立て、「剣櫂」・「采振」と呼ばれる舞手に、太鼓の叩き手、船の漕ぎ手など総勢50~60人が乗り込み船上で「櫂伝馬踊」を奉納する。 -
9日間にわたって執り行われる神幸祭の中日には「中日祭」が行われ、松江市指定無形民俗文化財「櫂伝馬踊」が陸船の上で奉納される。
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5月22日(水) 島根・鳥取の旅2日目。
心待ちにしていたホーランエンヤ中日祭を見るために、松江駅から揖屋駅に向かいます。車内ではホーランエンヤの話をする声が、あちこちから聞こえてきました。 -
揖屋駅からシャトルバスが出ていたけど、目的地まで徒歩30~40分だということだったので歩いて行くことにしました。
気温24℃。晴れ。日焼け止めも塗ったけど、日傘に帽子、サングラス、ストール、アームカバー。日焼け防止対策は万全です。もちろん水分と塩分チャージ飴も持参。 -
目指すは出雲郷。これで「 あだかえ」と読むそうです。難読。
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途中でご挨拶させていただいた大内神社。
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戦国時代に若くして命を落とした大内義房御霊を、地元の民が哀れとして祀ったことによると伝えられているそうです。
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東出雲町の銘酒「 王祿 」。見学や小売りはされていないと張り紙がありました。
軒先に杉玉を吊るした佇まいが素敵です。 -
途中で見つけた「 たまご直売所」。最近こんな風景を目にすることがなかったので、暑い中を歩くのも楽しい。
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40分ほど歩くと、阿太加夜(あだかや)神社へと続く鳥居がありました。
5月18日(土)の「渡御祭」で城山稲荷神社からいらした御神霊は阿太加夜神社に安置され、7日間にわたって大祈祷が行われるそうです。
一礼して、櫂伝馬踊を見るため出雲郷橋方面に向かいます。 -
大海崎櫂伝馬船(五番船)
初参加列は1848年。「先頭船 」と書かれた櫂伝馬船の先頭を切る幟を立てている。 -
福富櫂伝馬船(四番船)
初参加列は1838年。2本の棹には、それぞれ宝珠と矢車を取りつけ日の丸を掲げる。 -
五大地の櫂伝馬船の装飾や衣装・踊りは、それぞれ異なりどれも華やか。
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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大井櫂伝馬船(三番船)
初参加列は1828年。中央だけでなく船尾にも擬宝珠があるのが特徴。 -
矢田櫂伝馬船(ニ番船)
初参加列は1818年。宝珠を取り付けた長い棹を2本立てている。 -
馬潟櫂伝馬船(一番船)
初参加列は1808年。幟は馬潟櫂伝馬船だけに許された紫色。
『招待(しょうたい)』
花笠を被り立ち通しで手を振る4人の子供たちは、『招き(まねき)』とも呼ばれ五大地で唯一、馬潟櫂伝馬にのみある役柄で小学生の4人が務める。 -
福富櫂伝馬船 (四番船)
『采振(ざいふり)』 -
大井櫂伝馬船 (三番船)
『剣櫂(けんがい)』 -
五大地すべての櫂伝馬踊が終わり上陸。陸船行列へと向かいます。
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気温24℃。思ったほど気温は上がらなかったけど、厚手の衣装に身を包みながら何時間も華麗な行列を見せてくれることに感謝です。
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阿太加夜(あだかや)神社氏子青年会の方々が通り過ぎ、まもなく陸船櫂伝馬踊が始まります。
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御神酒が振る舞われました。
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大海崎櫂伝馬船 (五番船)
『櫂掻(かいかき)』
櫂方や櫂漕ぎ、櫂とも呼ばれる櫂伝馬船の漕ぎ手。ホーランエンヤの掛声とともに船を進める。
陸路では綱を引いて櫂伝馬船を進めます。 -
『剣櫂(けんがい)』
舳先で剣をかたどった櫂「 剣櫂 」を操り、歌舞伎風衣装に横綱や化粧回しを模したものを纏って天に向かって大見得を切る櫂伝馬船の主役。激しい身のこなしが要求されるために中学生から青年が務める。 -
大海崎櫂伝馬船 (五番船)
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大海崎櫂伝馬船 (五番船)
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大海崎櫂伝馬船 (五番船)
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大海崎櫂伝馬船 (五番船)
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大海崎櫂伝馬船 (五番船)
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大海崎櫂伝馬船 (五番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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『伝馬長(てんまちょう)』
馬潟櫂伝馬船では伝馬頭取(てんまとうどり)とも呼ばれる、船の中央で檄を飛ばしながら櫂伝馬船の全てを統括する船長。
祭りの時は、白いリボンと役職の書かれた札を付けていました。 -
『音頭取り(おんどとり)』
馬潟・大井・大海崎では音頭(おんど)と呼ばれる。櫂掻きが漕ぐリズムを合わせるホーランエンヤの舟唄を唄い上げる。
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『采振(ざいふり)』
剣櫂と対をなす女姿の花形役者。七色の布(または民芸紙)を重ねつけた采(ざい)と呼ばれる竹の棒を操りながら、艫に置かれた四斗樽の上に立ち限界まで上体を反り返し踊るため体の柔らかさが求められている。 -
福富櫂伝馬船 (四番船)
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舞が終わったあと、一礼して樽を降り交代します。
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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福富櫂伝馬船 (四番船)
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樽を降りてから、
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向かい合い、
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一礼。
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舳先では、剣櫂も交代しています。
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ほっとしたのか汗を拭う姿が。暑い中、この衣装を纏って踊るのは大変だと思います。
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交代した剣櫂と采振が舞いながら陸船が進んで行きます。後ろ姿も華麗。
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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きらびやかな神事も、神幸の道中「神様が退屈なさらないように、笑って楽しんでいただけますように」という地元の人々の真摯な思いが込められているそう。
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大井櫂伝馬船 (三番船)
こちらの水先は、陸船行列では歩いています。 -
大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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歌舞伎姿に横綱・化粧回しと独創的な衣装を身に纏い、剣をかたどった櫂を天空に掲げ見得を切る姿は勇壮の一言に尽きます。
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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『太鼓(たいこ)』
女子供衣装に花笠や鳥帽子をかぶり、唄に合わせて太鼓を打ち鳴らす。主に小学生が演じる。 -
大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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大井櫂伝馬船 (三番船)
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矢田櫂伝馬船 (ニ番船)
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矢田櫂伝馬船 (ニ番船)
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矢田櫂伝馬船 (ニ番船)
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馬潟櫂伝馬船 (一番船)
『水先(みずさき)』
水先案内人で、矢田では早助(はやすけ)と呼ばれる。船の最先端に陣取って長棹を巧みに操りスムーズな接岸、水深測量や他船との接触回避を行う役割がある。 -
出雲郷から進んできた陸船は、阿太加夜神社へ。
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矢田櫂伝馬船 (ニ番船)
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馬潟櫂伝馬船 (一番船)
水先(みずさき)を先頭に鳥居をくぐり、 -
剣櫂が舞いながら境内へと進む陸船。
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馬潟櫂伝馬船 (一番船)
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馬潟櫂伝馬船 (一番船)
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馬潟櫂伝馬船 (一番船)
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馬潟地区では踊り手となる剣櫂・采振は、それぞれ3名。地区に住む15歳までの少年が務めるそうです。
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馬潟櫂伝馬船 (一番船)
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招待は、立ち通しで手を振り続けます。
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宝珠が鳥居に当たらないよう慎重に船を進めながら、舞や太鼓の音は止みません。
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馬潟櫂伝馬(一番船)
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五隻の船が無事に鳥居をくぐり境内へと向かいます。
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五大地それぞれが阿太加夜神社で櫂伝馬踊を奉納して、中日祭が終わります。
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神社の後方にあった河童橋。
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昔、芦高社(阿太加夜神社)の後の川に棲んでいた河童が悪戯をした詫びに、氏子の子供たちが「 芦高の氏子!」と叫んでから泳ぐと溺れないように守ると約束した民話が残っているそうです。
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興奮冷めやらぬまま神社を後にします。
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至る所にあった奉祝の幟。
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駅に向かう途中にあったホーランエンヤの事務所。町をあげてお祭りを祝っています。
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コンビニで水分補給。「すなば珈琲 」を見つけて即購入です。スタバより、すなば (^o^)。
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JR揖屋駅前にあった「 女寅はん」の銅像。
六世 市川門之助
幕末の文久2年(1862年)揖屋に生まれた歌舞伎役者で、市川女寅の時代が長かったため地元では「女寅はん」の名で親しまれているそうです。女形として九世 市川団十郎らと活躍。 -
揖屋駅から松江駅まで一旦戻り荷物をピックアップして、次の宿泊地の鳥取へ向かいました。
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