2019/05/14 - 2019/05/14
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tadさん
5月14日は、ウィーンに到着して2週間目に入った。ロンドンから来た友人夫婦も3泊した後、昨日帰宅した。今日は夕方7時半から楽友協会でコンサートを予定しているだけでなにも、それまでは計画なし。いつものように宿で朝食をゆっくりと食べ、バスタブにもゆっくりと浸かって昨日の1万3千歩以上歩いた全身の筋肉を温める。その後、歩きやすい格好で、マーラーの墓やベートーヴェンの散歩道などを散歩に行こうと提案。
反対はなく、すぐに出発。宿の真ん前がトラムの停車場なのだ。ショッテントーアまで移動。そこで郊外に行くトラム38番に乗る。終点一つ手前で降りると、グリンツィン墓地がある。以前、一度来たことがあるが、今回はアルマ・マーラーの墓も見つけたい。墓地に入ると日本人の男性が一人マーラーの墓を探しておられた。そういえば、この日は、ほかにはこれらの地を歩いている人は殆ど見かけなかった。肌寒い日だったのだ。
そうそう、この墓地に前回来たときは面白いことがあって、ヨハン・シュトラウスの子孫が、イギリスのヨハンシュトラウス協会会長なる方と一緒に彼らの関係者の墓を参りに来られていたのだが、そのイギリスの会長とは、不思議なことにその後、3,4か所で出会ったのだ!とうとうお互いに、話すことになり、お互いが「あなたを追っかけているのではない!」と言い合ったものだ。ウィーンからロンドン行きの飛行機内でもその紳士を見かけたので、お互いにびっくり!とうとう隣の客にお願いして席の移動をして、到着まで彼と音楽話をしたことがある。7,8年前のことだ。で、今回は、マーラーの墓を見た後、アルマ・マーラーの墓も見つけた。マーラーの妻であったアルマ・マーラーの書いた「マーラー」の伝記本を読んできたので、彼らのことに親密さを抱くことになったのだ。
マーラーの墓のあるグリンツィン墓地を出て、再びトラムとバスに乗り、次はカーレンベルクの丘に行くバス38Aに乗った。天気は曇りだが、実は景色が晴れの日より良かった!晴れた日のこの丘の上から写した写真はたくさんあるが、どれも、カスミがかかった状態なのだが、この日は比較的遠くまで透明度が高かった。丘の上にあるcafeに入り、一休み。
いい一休みで、疲れが取れたので、また丘を降りるバスに乗り、ベートーヴェンの散歩道が近い停車場におりた。ハイリゲンシュタットだ。ホイリゲも近いし、1974年の初滞在の昔から何度も来ているので、主なものは記憶している。ワイン酒場のマイヤー家はかつてベートーヴェンが住んでいた場所の一つでもある。ここからエロイカガッセという通りを歩くと、ベートーヴェンの散歩道に行ける。
ベートーヴェンの散歩道の奥にベートーヴェンの像がある。これが一枚目だ。
(追加)
2020年12月16日は、
ベートーヴェン生誕250年記念日。
- 旅行の満足度
- 5.0
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トラム38番でグリンツィンに向かう。
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グリンツィン墓地入口
グリンツィング墓地 モニュメント・記念碑
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墓地入口にある地図。黄色は私が記入したもの。
右側がマーラーの墓
左側がアルマの墓 -
マーラーの墓
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マーラーの墓
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アルマ・マーラーの墓
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アルマ・マーラーの墓
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グリンツィン墓地
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グリンツィン墓地の前のトラム電停で時間表を撮影。終電は一時近くまである。朝は5時過ぎからだ。郊外トラムなので、多くはない。
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トラム一駅乗ると終点のグリンツィン到着で下車。夕方から夜に来ると、大変な賑わいで、ホイリゲに行く旧市内からの観光客がたくさん集まるはずだ。ただ、私は、昔ほど、ここまで来ようという気にはならなくなった。昔よりはホイリゲの賑わいは落ち着いていると思う。
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左がカーレンベルクの丘。右の黄色のレオポルドベルクの丘はドナウ川の眺めがいい。
今回はカーレンベルクの丘のcafeで一休みして、同じバス38Aで丘をおりた。ベートーヴェンの散歩道の近くでバスを降りた。 -
ウィーンでもらえる地図が広域表示で分かりやすい。今回は右下の旧市内からトラムで出発し、青いマーカーで書いた左側のルートを進み、グリンツィンで降りて、今度はバス38Aで、カーレンベルクの丘を目指した。地図の一番上の青いマーカーあたりがカーレンベルクの丘だ。
ドナウは二本見えるが、左がドナウ川、右が新ドナウ。間は中洲。
こういう地図はスマホのグーグルマップよりは、印刷した地図のほうがマーカーが使え断然記憶に残りやすいし、確認も楽だ。以前の記憶と経験がちゃんと思い出せるからだ。トラムの番号と乗り降りする駅名を確認したら、地図など必要ないから、外の景色を見ることができる。スマホ中毒の人は現地でも景色を見ないで、スマホを見ている!!!次にいくところを調べていないような旅の場合は役立つだろうが。。人さまざまだ。
こういう旅の現実の場面では、トラムの音声案内の音質が日本のバスよりいいことが多いので、降りる駅の名前などを自分でちゃんと言えるように、そっと言ってみることが多い。すると、案内の音声がちゃんと耳に聞こえるのだ。自分で正しい発音ができるようになっている人なら、案内の音声もちゃんと聞き取れるものだ。もっとも、それでも、今回の滞在で、一度だけ、うっかりして、一駅通り過ぎたことがあった。その道は歩いたことがなかったので、新鮮だった。自分の企画する旅はなんでもありだ。 -
これが乗り放題一週間切符だ。三日間切符と同じ料金だったと思う。ただし、こちらは月曜から次の週の日曜までだ。この切符は日付が記入してあるので、乗る前に有効化のためにスタンプする必要もない。持っておくだけでいい。検査は今回は一度もなかった。
バス、トラム、地下鉄電車、快速電車ともウィーン中心部の範囲は乗り放題なのだ。空港は、圏外だ。 -
カーレンベルクの丘に到着
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ウィーン市街が結構見える。
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丘の上にあるホテルやレストラン 後でここのcafeに入る
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ウィーン市街
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カーレンベルクの丘から
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ズームアップしてドナウ川を見る。
馴染みのある場所が確認できる。 -
これはドナウの塔?違うようだ。
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右の真中のビルはミッテ駅だ。アウガルテンの塔が手前に見える。
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ウィーン市街
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シェーンブルン宮殿の庭園とグロリエッタが見える!
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グロリエッタをズームアップ
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どちらもシュテファン大聖堂ではない。
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cafeに入る。
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トルテが私の注文。
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カーレンベルクの丘にある聖ヨゼフ教会
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中に入る
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カーレンベルクの丘からバスで降りる途中、ブドウ畑が見える。このあたりはワインの名産地。
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ホイリゲが並ぶ地域。昔はよく行ったものだが。。
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バスを降りて、ベートーヴェンがかつて住んでいた場所の一つに来た。ここは今はマイヤーという居酒屋で、今回はここでつくったゲミッシュター・ザフトという白ワインを友人たちとも飲んだし、宿でも飲んだが、気に入ったので、日本にも持ち帰った。ベートーヴェン・ワインのラベルのものもある。今回はここでは飲まなかったが、家内も既に案内済みだ。
この家からすぐにベートーヴェンの散歩道に行ける。マイヤー 地元の料理
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マイヤー
昼間は締まっている。 -
マイヤーの居酒屋からエロイカガッセを歩くと、この看板が見えてくる。ここから左に行くと「ベートーヴェンの散歩道」だ。Beethovengangとちゃんと地図に出ている。
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ベートーヴェンの散歩道
ベートーヴェンの小径 散歩・街歩き
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ベートーヴェンの散歩道
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ベートーヴェンの散歩道
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ベートーヴェンの散歩道を進むと
べ―トーヴェンの像が見えてくる。 -
べ―トーヴェンの像
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べ―トーヴェンの像の前で記念写真。今までは自分の写真はほとんど出していないが、今回の旅では家内がこういう記念写真を残したいと思っているようで、何か所かで、ちゃんと撮影した。
なお、このころ、ウィーンは寒くて、5月中旬にしてはかなり低温だった。小さくたためるユニクロのダウンのコートは旅には欠かせない。今回も役立った。 -
ベートーヴェンについては、中学一年生の時から心酔してきた。CD,ビデオ、楽譜、研究書、伝記などなど、あれこれ持っている。私の音楽愛好の原点なのだ。並んで写真に写るなどおこがましいと思った時期もあるほどだ。
ベートーヴェンの聖地がウィーンであることから、私のウィーン詣では、自然に回数を重ねることとなったのだ。
この後の旅の計画はまだない。治療が順調に進んで、旅をする許可が医者から出れば、またここは候補地のひとつになるだろう。
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