2019/05/06 - 2019/05/18
257位(同エリア6434件中)
tadさん
ウィーン滞在9回目の旅行記は、まだ音楽会報告が終了していない。シリーズの2,3,4は音楽会報告だったのだが、もう一回分残りをまとめておきたい。
5月13日、14日、16日の三日分のコンサートの報告。まず、13日は、チェチーリア・バルトリの独唱を中心にバロック音楽の古楽器合奏団がヴィヴァルディの「四季」を構成の中心にして、それに絡む曲を挟みながら、一巻の音の四季絵巻のごとく、まとめ上げたもので、これは、全体からみても、個々のヴァラエティの点でも、相当面白く聞けるものとなっていた。昨年、ロンドンで、レ・ザール・フロリサンの演奏会がイギリスの庭園をテーマにした楽しい絵巻物を提示したのを思い出させた。バルトリは丁度20年前にアルノンクールのコンツェンツス・ムジクス・ヴィーンとの協演を楽しんだものだが、今でも、圧倒的なテクニックと声のヴァラエティの豊かさを存分に聞かせてくれた。ムジークフェラインの音響はよくマッチしていたと思う。
14日は、ゲルギエフ指揮のキーロフ・オーケストラ(マリインスキー劇場のオーケストラ)とネトレプコのオペラ音楽とアリアの夕べ的音楽会で、これは少々失望した。プログラムがつまらない。。。ゲルギエフは今まで3度、ライブを聞いているのだが、今回はプログラムがつまらないので、盛り上がりようがない。オペラからのオーケストラ曲を少し演奏し、その後、ネトレプコが歌うというパタン。実は前半で、退屈して退出した。
実は、この演奏会は座席付きのチケットが取れなかったので、仕方なく、初めて、立見席を購入してみたのだ。一人7ユーロで千円しない。国立歌劇場のほうは、立見席でも、なんとか対応できるので、節約するなら、それもありと思うのだが、楽友協会の立見席はやめた方がいい!天井がかぶさって音響もよくないし、一人分の仕切りなどもないので、疲れる。それもあって、前半部だけで退出したのだ。それに後半部のプログラムにある、ゲルギエフ指揮のこのオーケストラで「火の鳥」組曲は福岡のシンフォニーホールで、バカ高い料金で数年前に聞いている。ネトレプコも予想以上のことはなにもないし、即興性はゼロだし、ビデオなどで見たのと同じ展開が繰り返されるだけだった。今時、声量があるからというだけで感激することはないし。。今回、一番つまらない音楽会だった。大体こういうアリアの切り売りに感激したことはほとんどない。今後は繰り返さないようにしよう。(唯一、思い出に残るのは、1979年にザルツブルク音楽祭で、一列目ど真ん中で見たルチア・ポップのアリアとその歌う姿の美しさだろう。)
15日はプラハに日帰り旅行をしたので、音楽会には行かなかった。というか、音楽会がいいのがないので、プラハに行ったというほうが正しい。
16日は音楽会最終日で、ムジークフェラインの大ホールで、ピアノ・リサイタルがあった。実は最初はラドゥ・ルプーがシューベルトのソナタを弾くことになっていたのだが、Kirill Gersteinに交代した。がっかりしたが、ただ、ガーシュタインを調べてみると、このところ急速に評価がたかまっていて、ベルリン・フィルやコンセルトヘボウ管と協演したばかりというのだ。上り坂のピアニストなのであろう。プログラムも面白い。Adesの新しい曲、Beethoven sonata 32, Chopin Waltzes, Liszt sonata.という面白い構成。この演奏会、実は相当楽しんだ!昨年のロンドンで盛り上がったユジャ・ワンのリサイタルに近い盛り上がりだった。家内も相当楽しんでいたし、ガーシュタインを絶賛していた。
楽友協会では、既に書いている旅行記に紹介しているが、大ホールでは、マーラーの交響曲一番を今回は楽しんだし、小ホール(ブラームス・ザール)では、コーワンらのフォルテピアノなどの古楽器演奏がすばらしい体験になった。要するに、今回は、全8回中、ムジークフェラインの建物での音楽会に5回来たということだ。国立歌劇場に2回、コンツェルトハウスに1回だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
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楽友協会
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めずらしく記念写真を家内に撮影してもらった。見せるほどのものでもないので、塗りつぶした。自分が撮影するのは好きなのだが、撮影されるのは好きではない。
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楽友協会前の道路の反対側には立派なブラームス像がある。
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楽友協会に掲げてある13日のバルトリの演奏会ポスター。チケット売り切れとある。ゲルギエフ指揮ネトレプコ独唱の演奏会も売り切れだった。
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16日のピアノ・リサイタルのガーシュタインのポスター。これはピアニスト交代で、売り切れていない。
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大ホール内部
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大ホール内部
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大ホール内部
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大ホール内部
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大ホール内部
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大ホール内部
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大ホール内部
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楽友協会正面
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楽友協会ロビー天井
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バルトリの演奏会前。ステージの後ろの席をとった。楽譜などを後ろから見たかったのだ。
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ヴィヴァルディの「四季」の楽譜。春の一楽章。
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同じ曲。表情やアーティキュレーションや即興音などの書き込みなどはない。バロック音楽の楽譜は、演奏家がそれらを創造する。この演奏会は、この確認がしたくて、舞台の上の席を選択した。
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モナコ王室がお抱えのバロック合奏団だ。バロック・フルート(トラベルソ)も入っている。ガベッタがコンサートマスター。弦楽合奏の美しさと表情豊かさには驚いた!
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演奏後の拍手の時のバルトリ。彼女の美声とテクニックは健在だ!
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楽友協会内の通路にクララ・シューマンの像があった。
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14日の座席指定席が取れなかったゲルギエフ指揮とネトレプコの演奏会は、初めての体験で、立見席に立った。予想通りで、私としてはつまらないプログラムなので、前半部だけで退出した。ここは、もう来ないだろう。予想通り、天井が被さるので、反響音などが伝わらない。椅子の席はほとんどどこでも、ここよりは、ましな音響であると思う。空間の確保もあいまいだし、音響のよくない点からも、ここの立見席はお勧めできない。
国立歌劇場の立見席は、逆に、買い得の場所がたくさんあると思う。ただ、舞台が見えにくい欠点はあるが、音の質は優れている立見席がたくさんありそうだ。 -
実際の距離感はこれくらいだろう。上の写真は広角撮影になっているので、実際より遠く広く見える。NHKのニューイヤーコンサートでも、画面から受ける印象は、実際より大きいホールに見える。
今回は、このゲルギエフの演奏会以外は7回全て十分に楽しんだといえる。
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