奄美群島貨客船クルーズ･その7.奄美海運「フェリーきかい」乗船記-3 (和泊～鹿児島)

2018/10/24 - 2018/10/24

第105部-503冊目　7/10

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

夏に離島航路旅を行いましたが、台風と低気圧のお陰で、計画していた奄美航路のフェリーに乗船する事ができませんでした。
今回は、そのリベンジです。
鹿児島から奄美諸島を結ぶ裏航路である奄美海運の「フェリーあまみ」と「フェリーきかい」に乗船し、奄美大島と徳之島を旅します。

本編は、沖永良部島～鹿児島に向かう貨客船クルーズの後半です。

拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙写真‥鹿児島に到着した奄美海運:フェリーきかい。

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平成30年10月22日～25日 (3泊4日)

10月25日(月) 第4日目-1 晴れ

①奄美海運:フェリーきかい.鹿児島行
～(船中泊)～ 鹿児島.10:00
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フェリーきかい船内‥930円

エリア 鹿児島

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

1:00
只今、奄美海運「フェリーきかい」で、鹿児島に向けて航行中。
適度に動揺しています。

3:00
何故か？
2時間おきに目が覚める。

モニター画面をズームすると‥
トカラ列島の東沖を航行中。

5:00
ホント、2時間おき‥
今、どこだろ？

屋久島沖ですね。

5:45
屋久島と口永良部島の中間を航行。

甲板に出てみましょう。
右舷に屋久島‥

左舷に口永良部島が見えます。
月夜の明かりが綺麗です。

明るくなりましたね。
引き続き、右舷に屋久島。

左舷に口永良部島の間を航行中です。

水平線に浮かぶお月様。

ズームしてみましょう。
私のコンデジでは、これが限界です。

波がなくなり、穏やかな海況になりました。

そろそろ、日の出の時間です。
今日は見れるかな？

6:30
あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
水平線の雲上からお日様が顔を出してきました。

日の出です。

洋上から眺める日の出‥
今日乗って良かった。

新しい朝が来ました。
パチパチパチ‥

6:45
屋久島の海域を抜け、右舷側に種子島がありますが距離があるので見えません。

左舷前方は‥

三島村の島々が見えてきました。

三島村に属する「竹島」と‥

奥には「(薩摩)硫黄島」が見えます。

偶然撮影できた海鳥。
なんと言う海鳥だろ？

7:28
大隅半島.佐多岬沖を航行中。

甲板に出てみましょう。

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
本土最南端「佐多岬」が見えます。

そろそろ食堂が開く時間です。
食堂の営業は、7:30～8:00と30分しかありません。

そして、鹿児島行のメニューは、朝和定食のみです。

7:42
朝食にしましょう。

朝和定食‥650円
蒲鉾&かいわれ
高菜漬
昆布佃煮
味付海苔
納豆
米飯
具だくさん味噌汁
漬物
梅干
お茶

案内所で菓子パンの販売があったので、買ってみました。

クリームパン‥130円
かぼちゃあんパン‥130円

8:00
いよいよ、錦江湾(鹿児島湾)に入りますよ。

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
日本百名山のひとつ「開聞岳」ですね。

大隅半島沖を航行中。

今日もとても良い天気‥
今回の旅は、天候に恵まれました。

8:23
錦江湾(鹿児島湾)に入りました。

右舷からは薩摩半島が見えます。
いい眺めですね。

指宿の街が見えてきました。

あっ！
何か向かって来ますよ。

ズームしてみましょう。

種子屋久高速船のジェットフォイル「トッピー2」166tですね。
鹿児島～指宿～屋久島を結ぶ高速船です。

8:36
反航します。

おぉ～
速いな。

ジェットフォイルは速力45ノット(時速80km)と、一般船舶の2倍の速度で航行できるのです。

さよならぁ～

9:02
錦江湾(鹿児島湾)を航行中。
鹿児島まで、残り1時間20分です。

甲板でぼんやりしていると‥

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
白い客船が近づいて来ましたよ。

折田汽船「フェリー屋久島2」3392t。
鹿児島～屋久島航路に就航するフェリーです。
鹿児島を8:30に出航し、屋久島へ向かっております。

9:13
お互いに汽笛をならすこともなく、静かに反航します。

さいならぁ～

おっ！
また、何か向かって来るぞ。

ズームしてみましょう。

コスモライン「プリンセスわかさ」1864t 。
鹿児島～種子島航路に就航するフェリーです。
鹿児島を8:40に出航し、種子島に向かっています。

9:16
静かに反航します。
これだけ多くの旅客船との反航が見れるのは「フェリーきかい」ならですね。

さよならぁ～

9:20
鹿児島が至近距離に入りました。

桜島は雲に隠れていますね。

あっ！
後ろから何か来るぞ。

種子屋久高速船「ロケット2」165t ですね。
鹿児島～種子島/屋久島航路に就航するジェットフォイルです。
種子島を8:00に出航し、鹿児島に向かっています。

9:29
ジェットフォイルは速いです。
我々をぶち抜きます。

お先に～
‥と、行ってしまいました。

入港の準備が始まりました。
船尾に日本国旗が掲揚されます。

9:45
沖永良部(和泊)から18時間30分。
鹿児島の街が見えてきました。

鹿児島～奄美～那覇の主幹航路に就航するフェリーが、鹿児島新港に停泊しているのが見えます。

手前は、マリックスライン「クイーンコーラルプラス」5910t。

奥は、マルエーフェリー「フェリー波之上」8072tです。
この船は昨日、名瀬で我々が先に出航し反航しましたが、鹿児島着は8:30と我々より2時間ほど早く鹿児島に着くのです。

いよいよ、目的地‥
鹿児島本港に入港します。

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。

十島村営「フェリーとしま2」1953t。
鹿児島～トカラ列島十島村各島～名瀬を結ぶ離島航路です。

夏の離島航路旅で乗船し、時化の中をたくましく航海しました。

そして、桜島フェリーが行き交っているのが見えます。

鹿児島本港.北埠頭。
接岸地点です。

接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

船長様が定位置にお立ちになられ、接岸の総指揮をおとりになられます。

接岸体制に入りました。

ホーサーがビットにつながれました。

※ホーサー‥係留用ロープ。
※ビット‥係留用鉄杭。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～

10:00
接岸完了。
パチパチパチ‥

もっとたくさん乗っていたかったのですが、定刻より20分早く鹿児島に到着しました。

名残惜しいですが、下船しましょう。

徳之島(平土野)～沖永良部島(和泊)～名瀬～喜界島～鹿児島と、21時間に及ぶ貨客船クルーズはあっと言う間に終わってしまいました。

さて、この後は東京羽田行き鹿児島発JAL最終便に乗るのですが、時間がたっぷりあるので、鹿児島市内をぶらぶらしたいと思います。
続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。

この旅行記へのコメント （6）

• Akrさん 2019/06/09 11:39:11

  いろんな島が次々登場しますね。

  オーヤシクタンさま
  
  こんにちは。Akrでございます。
  奄美群島クルーズいいですね。
  どこまで行っても水平線の大海クルーズもいいけれど、次から次から島が現れるのも地図であれは〇〇島かとか言って確認しながら進むのも乗っていて楽しいですね。
  
  大きな動揺も無く快適なクルーズのようで良かったですね。でも規則正しく２時間おきに起きるのはなんだったんでしょ？夜行バスの乗務員みたい(笑)
  
  それにしても錦江湾に入ってからの鹿児島までってけっこうかかるんですね。
  そして、たくさんの船舶が見れて飽きない。これだけ色んな島への航路が充実している証拠ですね。
  
  朝食が30分だけというのはびっくりですが・・・
  なかなか時間に追われる旅ですね～
  
  -Akr-

  オーヤシクタンさん からの返信 2019/06/09 20:08:52

  RE: いろんな島が次々登場しますね。

  Akr様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  奄美群島クルーズ‥
  〜と、聞こえはいいのですが、実態は貨客フェリーで単に船に乗っているだけでした。
  チャンチャン！
  しかし、これがなかなか楽しいのです。
  島行は各島で物資を降ろし、本土行はゴミを積む。
  生活に密着した定期船ならではの風景です。
  
  今回は海況が比較的落ち着いた季節を選んでいきました。
  なんせ、船が3000tクラスですからね。
  よく考えると、乗り物に乗ると2時間起きに目が覚めるような気がします。
  やはり、体に染みついた生活の習慣と言う奴でしょうか。
  ちなみに朝は5時起きが基本です。
  
  錦江湾はおくが深いので、鹿児島まで2時間ほどかかります。
  ちなみに東京湾も同じです。
  朝の上り便は、各離島に向かう昼行便との反航があるので、これを眺めているとあっと言う間に鹿児島に着いてしまいました。
  
  船って、ちゃんと食事の時間が決められているのですね。
  特にマルエーフェリーグループの船内食堂は、朝・昼・夕と時間が決められていて、注文できる時間は30〜40分しかありません。
  以前、鹿児島〜那覇で50分後に食堂に行ったらもう閉まっていて、あわてて売店に残りひとつの弁当を買ったことがあります。
  ある意味規則正しい生活ができますね。
  
  さて、次回も船ネタです。
  一般にはなかなか乗れないレアな船が就航している情報を入手し、緊急取材にいってきました(笑)。
  ご期待頂けたら幸いです。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。

• とのっちさん 2019/06/05 22:21:44

  ゴールデンアワーですね！

  オーヤシクタンさま
  
  こんばんは。鹿児島に向け順調に…という感じではなく２時間おきに目覚めておられますね…
  
  月あかり＆日の出はすばらしい。日の出の写真のコメント「今日乗って良かった。」は、乗り物系旅行記の一番の感想です。あれだけ乗ったつもりが、そう思えるのは年に数回もないんですよね…今年は、予想に反してハジャイ到着の遅れを３０分以内に押さえた１７１レ、青海川でベストな夕日が見られた「越乃Ｓｈｕ＊Ｋｕｒａ」…くらいでしょうか？
  
  錦江湾は、離島へ向かう船が百花繚乱、見てて飽きないです。この間の旅行記に「大島運輸」と書いてすみません。もうそういう会社名ではないんですね…「フェリーあまみ／きかい」は奄美海運だったと思います。一応時刻表の後ろのページに載っていたので、小学生ながら覚えています。ジェットフォイルの海面を飛ぶような写真がうまく撮れていますね…どの船も凛々しく写っています。船長さんの姿も凛々しいです。
  
  次は鹿児島で空港までまだ余裕があるとのこと。どのように動かれるのか楽しみです。
  
  とのっち

  オーヤシクタンさん からの返信 2019/06/06 06:40:29

  RE: ゴールデンアワーですね！

  とのっち様、おはようございます。
  オーヤシクタンでございます。
  
  寝台列車とかフェリーとかって気持ちが高ぶっているせいか？
  夜中に目が覚めちゃうんですよね。
  サンライズ出雲でもそうだった記憶があります。
  フェリーきかいの時は、目が覚めると客室モニターの現在地モニターの画像を撮っておいてまた寝ていました。
  お陰で自分が何時にどこにいるのか記録に残せました。
  
  そして、鹿児島着の朝‥
  これが又見事な月明りと日の出を拝むことができました。
  ゆっくりながも動いている船から撮った月明りの画像‥私としてはうまく撮れたと思いアップしました。
  
  乗って良かった‥
  来て良かった‥
  旅をしていてそう思えるのは恵まれている証拠ですね。
  大揺れの船、ひたすら歩く登山、きつくても最後には「来て良かった」です。
  
  
  タイ国鉄快速第171号列車‥あれは正直楽な列車ではありませんが、新型で快適な特急第35号列車と乗り比べましたが、何故か？171号列車の方が良いのですね。
  青海川でベストな夕日が見られた「越乃Ｓｈｕ＊Ｋｕｒａ」…皆様楽しそうでしたね。
  列車+酒+夕日の三重奏。
  これはフェリー旅にもあてはまる事です。
  
  朝の錦江湾は、離島へ向かう船がたくさん見る事ができるのも鹿児島10:20着の「フェリーきかい」ならではです。
  那覇からの主幹航路便と同じ喜界航路でも「フェリーあまみ」は鹿児島に8時頃に着いてしまうので、反航は見られないのです。
  
  「大島運輸」‥この社名をご存知とはさすが分野は異なっても交通系トラベラーですね。
  昔は「大島運輸」が「マルエーフェリー」の社名でした。
  そして、その子会社が「奄美海運」です。
  船体ロゴのA'LINEとファンネルのデザインも同じなので、一般の方が同じ会社に見えてもおかしくありません。
  
  反航したジェットフォイル‥
  夏の離島航路旅で予定変更でぽっかり空いた時間に鹿児島→指宿へ乗った奴です。
  そして、入港時の船長様は正装に身を包んで、接岸の儀(私はただ眺めているだけですが船長様は違います)に挑まれていました。
  
  長いようで短い21時間の船旅は、毎度のことながらあっというまに終わってしまいました。
  
  旅を続けたいところですが、この日の夜に東京へ強制送還されます。
  鹿児島でぶらぶらすると言ったら、アレに乗るしかありませんね。
  ご期待頂けたら幸いです。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。

• BTSさん 2019/06/05 18:28:04

  （祝）リベンジ達成！

  オーヤシクタンさまへ
  
  こんにちは～
  オーヤシクタンさんの旅行記で「月明り」は初公開ではないでしょうか。
  海に反射する月明りが何とも言えませんね。（神秘的で癒されます）
  ピンボケせずに綺麗に撮影されていますね。
  
  そして待つこと45分、日の出も綺麗ですね。手を合わせて拝む気持ちが
  分かります。
  
  船内の食堂は30分しか営業しないんですね。
  和朝食は650円とリーズナブルですね。その分、オカズもそれなりですね。
  オーヤシクタンさんだと、この量だと足りなかったことでしょう。
  
  開聞岳のシルエットが綺麗ですね。
  オーヤシクタンさんのリベンジを祝っているように感じます。
  
  この後は、鹿児島市内を散策されるのですね。続きを楽しみにしています。
  
  BTS

  オーヤシクタンさん からの返信 2019/06/05 22:22:16

  RE: （祝）リベンジ達成！

  BTS様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  夜中、東シナ海を航行するフェリーきかい。
  波もだんだんなくなってきて、夜明けの時間に甲板に出てみると、月明りがとても綺麗で、撮影したらこれが珍しく綺麗に写っていたので旅行記にあげました。
  
  そして、日の出です。
  今回の旅は一時的に雨がふったものの、移動中などには影響がなく好天に恵まれました。
  最終日の朝も美しい日の出を拝むことができました。
  
  さて、21時間の長時間乗船ですが、食堂が営業するのは朝の30分だけです。
  しかも、メニューは朝和定食だけ‥
  マルエーフェリーは食事に関してはイマイチな部分が多いのですが、船上だから食堂があるだけでもありがたいと思わなくてはなりません。
  ちなみに那覇鹿児島航路でマルエーと隔日運航しているマリックスラインの方が食事に関しては軍配が上です。
  あの朝和定食は、恐らく船員様の賄いと同じのような気がしました。
  おっしゃる通り足りなかったので、案内所で売ってい菓子パンで凌いだわけなのです。
  
  長いようで短い21時間‥
  開門岳が見えたら鹿児島はもうすぐです、
  お陰様を持ちまして、夏の離島旅のリベンジを達成しました。
  この後は、鹿児島市内でブラブラします。
  
  この話はあと1話です。
  最後までお付き合い頂けたら幸いです。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。