フィレンツェの栄華を残り香に～メディチ家礼拝堂～

2019/04/28 - 2019/05/04

④日目。
フィレンツェからローマへの移動日。最後に、花の都の中心部を目に焼き付けます。

エリア フィレンツェ(イタリア)

フィレンツェ最終日。
朝一で、メディチ家礼拝堂に行きます。
8:15オープンですが、既に20人程並んでいました。

チケット窓口は1つのみで、購入後に荷物検査をするため、列の進み具合は遅いです。
他のスタッフを見つけ、Web予約をした紙を見せると、行列をスキップしてチケット購入の最前に連れていかれました。Webで購入しても、結局は発券が必要なようでした。

出入口すぐのところにあるこの像。知らないとついスキップしてしまうかもしれませんが、とても重要な人物。

アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチです。

彼女はメディチ家最後の人物で、メディチ家が衰退し、トスカーナ大公国がハプスブルク家に相続されることになったとき、メディチ家の全コレクションを、大公国に贈与しました。そのときの条件が素晴らしいのです。それは、

"これらのコレクションは街外へ持ち出されず、国民及び外国人が それらを称賛できる状態におくこと" というもの。

これにより、メディチ家の所有していた数々の素晴らしいコレクションを、今でもフィレンツェ内で見ることができるのです。

残念ながら今回、私はそれらのコレクションを多くは見ることができませんでしたが、次回の目的にしたいと思っています。

2階へ上がると、君主の礼拝堂があります。

天井画の各区間に対応する窓があります。朝の光が射し込んでいて綺麗です。

ここには6つの石棺が安置されています。中は空らしいです。

君主の礼拝堂の祭壇奥には、レオ10世の司教冠や杖などの聖遺物が展示されていました。

レオ10世のバンディネッラ。大変に立派です。

時間がなく、ミケランジェロ設計の新聖具室を見ることができなかったのが悔やまれますが、今日はフィレンツェ最終日。初日のロスを取り戻すために次の場所へ急ぎます！