2019/04/09 - 2019/04/18
227位(同エリア936件中)
マーさん
アウシュヴィッツ・ビルケナウ絶滅収容所、見学後クラクフ中央駅に着いたのが 18時半頃でした。
さすがに、疲れ果てて(精神的にも体力的にも)レストラン探しに中央広場へ行く
元気も残ってなかったので、ホテルで夕食済ます事に・・・・・結果 !? 大正解でした(笑)
翌日も予報を見ると、曇り雨 はぁぁぁ~ まぁ「ダークな旅」にふさわしい天気ではありますが(苦笑)
そして、クラクフ4日目最終日 ワタシ達単独で、ガイドの綾香さんお勧めであったコルベ神父ゆかりの
聖フランシスコ修道院からスタートし、グレイハウスまでUberを利用しプワシュフ強制労働収容所跡
帰りは逆ルートを辿り歩きながらクラクフゲットー跡や英雄広場を通りビィスワ川を
渡りカジミエシュ地区を抜けホテルまで一度帰り休憩後オスカーシンドラー博物館見学
と云う超タイトなスケジュール 画像もまた多数な為、2回に分けて紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- タクシー 徒歩
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-
前日、4/12夕刻 クラクフに帰り着きましたが、やっぱり雨(´;ω;`)
でも、寒さがオシフィエンチムからするとマシでした。
Uber呼ぶ距離でもないし、歩いてホテルまで~ -
中央広場まで歩く元気無かったので、ホテルのレストランで夕食済ます事に
ワタシがオーダーしたスープ 「バルシチ」(赤かぶのスープ)
付け合わせがポテトコロッケ !? 色んなスープ試してみましたが
ワタシ的には、このバルシチが一番好きな味でした。 -
メインは、牛ステーキ !! この後、ワルシャワでもオーダーしましたが
日本のステーキとはかなりイメージが違いました(笑)
脂身の少ない、赤身の塊がドーンって感じ ! ただ、臭みも無いし
思ってる程硬くもなく食べやすかったですね
グリーンペッパー添えのデミグラスソースかな !? ただ、添えてある
マッシュポテトの量に参りました。本体のステーキより多いと云う(笑) -
前日のランチで、2人で「ジュ~レック」オーダーしたのですが
具にソーセージが入っており、3口位飲んだら妹(肉類×な為) ギブ
それに懲りて、「キノコスープ」を・・・妹の感想 う~ん !??
微妙な味だなぁって(苦笑) またもや ハズレ -
でっ ! メインは、サーモンのソテー ホワイトソースかけ
これは、イケルよ !! と 妹の感想
結局、ポーランド滞在中 ずっとサーモン食べてました(苦笑) -
翌4/13 朝食を早めに済ませ、中央広場周りの公園を「聖フランシスコ修道院」
へと向かいます。この日も、5℃前後の寒さで昨日の事も有り
防寒対策して歩いて行きます。
季節がもう少し、暖かくなると最高の散歩道です。 -
「聖フランシスコ修道院」
大聖堂への正面口です。
-
ここを、訪ねたのはコルベ神父ゆかりの教会で、1919~1922年の間
この教会を拠点に、クラクフ神学校で教会史の教授として
教鞭をとっていたと、綾香さんから教えてもらったからです。
コルベ神父の副祭壇もすぐに判りました。
左右にアウシュヴィッツ収容服の縦じまが描かれていました。
1941年5月29日に第1収容所アウシュヴィッツに送られ、同年8月14日
他のポーランド人の身代わりとして、殉教されてます。 -
修道院ですから、多分 寄宿舎だと思われます。
-
正面口から見たエントランスですが、新緑の時期だったらもっと
よかったのになぁと思いました。
さて、ここから初Uberでした。クラクフ2日目に、ガイドの綾香さんから
簡単に使い方教えてもらってましたが、果たしてちゃんと
手配出来るのか? 不安でしたが(苦笑) 難なく手配完了 ! 日本語対応
してますので、一々ドライバーに行き先伝える必要も無し
最初は、トラムの1日乗車券買ってとも考えてましたが(一番安上がり)
慣れないポーランド語の電停名と睨めっこするより
時間効率考えると断然Uber手配ですね! 後半の、ワルシャワでも
フル活用でした。中長距離で無い限り殆ど10~12PLNで済むし
-
まず、向かったのは ここでした。
「プワシュフ強制労働収容所跡地」で唯一当時のまま現存してる
「グレイハウス」です。
この建物 見た瞬間 ゾッとしました。なんとも言いようの無いイヤな
雰囲気が漂ってる感じがして・・・・
戦前は、ユダヤ教の斎場として使われていたものをナチスの支配下に
置かれたとき、SS将校の宿泊所として使用され地下は取調室や
拷問部屋まであったらしく、プワシュフ強制労働収容者の生き残りの方
の証言では、このグレイハウスに連行された人は誰一人として
帰ってこれなかったとの事 ! -
ここ数年の間だと思いますが(3年以上前に訪れた方の写真には無いようですので)
収容所跡の広い敷地内の至る処に、当時の写真(現在地と同地点)の
案内板が立っており、非常に分かり易くなってました。
ワタシ達もこの案内板を頼りに、広い敷地を周りました。
⑤の表示が「グレイハウス」です。
コースが⑤からスタート左右を見学しながら⑩で曲がり⑭モニュメントそして⑲まで、ほぼ一周しました。 -
少し引いたshotです。 そのまま、ホラー映画のロケで
使えそうな感じです。 -
住人の方がいらっしゃるのか ? 定かではありませんでしたが
どうも、生活感が余り感じられませんでした。
外壁見ても、かなり適当な補修がされてます。 -
各壁面に、2か所づつ 地下室の明り取りの小窓がありましたが
当時のモノなのか ? 錆び付いたままの鉄格子が・・・・・・・ -
グレイハウスの対面に、小高い丘がありましたのでまずここから
旧収容所の中心が見渡せるポイントです。
丘を登る時、すれ違った高校生のグループ 社会科の勉強なのか ?
先生に連れられて説明を受けてました。
収容所跡地見学は、このグループとワタシ達2人だけでしたね -
この丘に設置されてる、案内パネルです。
少し角度が違いますが、グレイハウスを中心に当時の様子が判ります。 -
左側に視線を向けると、こんな感じの広場みたいになってる場所が
ありました。 -
丘を下り、この広場地点に行くと こんな案内板が・・・
収容者の点呼場だったと思われます。 -
2015年以前に訪れた方のブログ画像には、この手の案内板はおろか
整備もされてない状況で、少し道を外れると雑草が生い茂ってる
状態でしたが ここ1~2年でこの場所の重要性が再認識されたのか ?
手入れが行き届き、歩きやすく案内板も19か所設置してありました。
2016年に出版された、この写真集の影響もあるのかな ?
って思えました。 -
「シンドラーのリスト」のエンディングにも出てくる
墓標を敷き詰めて造られた道です。 -
ナチスがお墓の基礎部分はそのまま残し、墓標のみを壊して
道路舗装の材料にした、旧ユダヤ人墓地です。 -
「死者への冒涜」なんて、生易しい言葉では言い表せない位の所業です
勿論、直接手を出してるワケでは無く収容者であるユダヤ人
にやらせてます。
同胞の墓を壊して、墓標だけ取り外して道路に敷き詰めるなんて
どんな気持ちで作業してたのか ?? -
墓地跡 けっこう広い敷地だったのですが 1枚だけ残ってた墓標
しかし不思議に思ったのが、土葬だから当然 基礎部分の下には
お棺で埋葬されてるハズですが、改葬はされてないのか ?
戦前からあったユダヤ人墓地ですから、遺族もこの収容所に
送られここで処刑されたか ? 末期はアウシュヴィッツへ
移送されてるから、多分そのままなのでしょうか ? -
点呼広場です。水平ではなく、少し傾斜が付いてます。
当時の写真でも判りますね。 -
⑨から⑩の地点まで来ると、モニュメントが見えてきました。
-
1964年に建立された、ここ「プワシュフ強制労働収容所」で
亡くなった方達の慰霊碑 引き裂かれた命の碑
-
慰霊碑から反対側を見ると、大きなスーパーが
-
以前の画像からすると、かなり整備されたのがよく判りました。
この慰霊碑の周りには、各国の慰霊碑も建立されてます。 -
当時の収容棟 バラックの様子 ビルケナウの木造バラックと比較したら
かなりちゃんと造ってある感じです。
開所されたのが、1940年夏頃なので第1アウシュヴィッツ収容所と同時期です
1943年2月 アーモン・ゲートが所長として赴任してからが地獄の始まり
シンドラーのリストでも描かれてましたが、実際は遥かにえげつない事
をやってたらしく、ゲート個人の手によって400~500人殺されたと
云われてます。 -
慰霊碑を後にして、最終の⑲番へ向かう1本道です。
この画像で判ると思いますが、こんな感じで案内板が設置されてます。 -
この道から左側を見ると、収容棟が並んでた様子が判ります。
少し小高い丘を通ってる道になりますね。 -
上記の1本道を進んだ、右手に⑰番
「フヨヴア・グルカの丘」と呼ばれてる場所
映画でも赤いコートを着た女の子が焼かれるシーンがありますが
それが行われた実際の場所です。
プワシュフ強制労働収容所が1944年閉鎖と決定したときに
これまで、ゲットー解体時に射殺したりこの収容所内で殺された遺体を
埋めていた穴を掘り返し、証拠隠滅の為 焼却処分した場所なのです。
-
十字架の慰霊碑 少し引いたshotなのですが 周りの地形が少し不自然なのに
気が付き 辺りを周回してみました。 -
辺りが、大きな円状に窪んでいます。
つまり 掘り返した穴の上に立ってるのではと
5000人~8000人の遺体を焼却したと云われてますが、正確な数は
判らないそうです。 -
ここが⑱の地点 直角に曲がり終点の⑲へ続いてます
知らぬ間に、妹が撮ってたshot 完全真冬仕様のワタシです
ヒートテックのインナー 厚手のネルシャツ ウルトラダウンのジャケット
さらに、スーパードライのジャケット それでも寒かったですね -
強制労働中の女性達 採石場がメインだったらしいです。
-
3時間強の見学でした。
出入り口付近の様子です。
この小道と並行して、住宅街に道があります。
その道沿いにかつて、アーモン・ゲートが住んで居た 住居もあります。 -
この広い敷地の数か所に、ここがかつて強制労働収容所だったとの
案内板が設置してあります。 以前はこの案内板のみで
何も表示がありませんでした。
-
以前は、「レッドハウス」 アーモン・ゲート所長の住居として案内も
ありましたが、すっかりリノベーションされ 買い手が付き
人が住まいされてますので、「レッドハウス」の名称も消えた
ようです。
後半は、ゲットー壁跡 英雄広場 機銃の弾跡が残る家 オスカーシンドラー博物館等をupします。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ジェームズ・ボンドさん 2019/05/22 23:52:36
- こんにちは、写真集「あなたの立っているところ日本語版」買いましたよ。
- 私も去年3月にアウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所に行きました。
きっかけは大学の講義です。憲法・基本的人権論の講義を履修したのですが、当然に最大の人権侵害事案であるホロコーストも内容に含まれていたことから「是非、現地に行かなければ」と考えたからです。
ホロコーストは本当に酷い物で、絶対に許され無いことです。
しかし、アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所について調べてみると、あまりにも分からない部分が多すぎる事に驚きました。
僅か70年前の事なのに何も分かっていないのです。
ホテルはクラクフでしたがイスラエルからの若い学生の団体が多く滞在していましたが、彼らの殆どがアウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所見学に行ったと思います。
彼らの御行儀の悪さに辟易されたそうですが、それは収容所跡が「ユダヤの聖地」化されてるために参加を強制されていたからではないでしょうか(これは広島の原爆資料館でも見られる光景ですが)。
また地名がオシエンチウムではなくドイツ式のアウシュヴィッツとなっているのはポーランドが「ナチがやったこと、オレ達にはカンケーねぇ」という意味で残しているとも言います。
なお、写真集「あなたの立っているところ」は入場チケットの半券と一緒に講義した准教授に土産としてプレゼントしました。
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