2019/04/27 - 2019/04/30
28位(同エリア107件中)
群青さん
この旅行記のスケジュール
2019/04/27
2019/04/28
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釜石鵜住居復興スタジアム
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うのすまい・トモス
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この旅行記スケジュールを元に
平成最後の旅はどこに行こうか?
2019年が明けて早々からあれこれ検討するうちに、自然と方向性が見えてきた。
今という時だからこそ、改めて見ておきたい場所・ものが詰まったあの地域へ!!
そんなわけで震災後4度目となる東北の太平洋沿岸を3泊4日で旅してきました。
今回は敢えて今まで一度も足を運んでない場所のみをセレクトして、行程を組んでみました。
さらに、東北のサクラの名所と福島で開催されている美術展もコースに加え、10連休初日の4/27に、僕は東北への旅人となったのです。
今回の行程
4/27(土)
東北道那須高原SA → 三陸道春日PA → 道の駅大谷海岸 → 気仙沼東日本大震災遺構・伝承館 → 釜石市立鉄の歴史館 → 浜べの料理宿 宝来館
4/28(日)
うのすまい・トモス → シープラザ釜石、サンフィッシュ釜石 → 北上展勝地 → 道の駅種山ヶ原 → 碁石海岸 → 大船渡温泉
4/29(月)
かもめテラス → 気仙沼ベイクルーズ → 気仙沼おさかな市場 → 道の駅米山・よねやまチューリップ祭り → 飯坂温泉 摺上亭大鳥
4/30(月)
福島県立美術館「伊藤若冲展」 → 東北道安達太良SA
旅行初日の宿泊先は釜石。
2013年秋の旅の際は素通りしただけで立ち寄ることの叶わなかった場所だったので楽しみ!
過去2回の東北旅行記
*2017夏・みちのくの旅
https://4travel.jp/travelogue_group/10868
*2018GW宮城三陸旅行
https://4travel.jp/travelogue_group/10866
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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震災復興の象徴として、優先的に工事が進められている三陸沿岸道路。
この1年の間に何箇所も新たに開通し、気仙沼と陸前高田の境目あたりから北は釜石北ICまで繋がり、利便性が増した。
かつてのように浜を縫う形で何度も坂を上り下りした国道45号線を使わずとも、釜石までは楽々と行けてしまうのは有り難いのだが・・・
ただし、釜石周辺ではどのICで降りれば目的地に最短で行けるのか非常にわかりにくい。
(仙台方面の出入口しかないICや、逆に宮古方面の出入口しかないICが混在しているため)
煙ぶるような雨の中、次の目的地に向かうのに降りるICがわからなくて、かなりの遠回りをした挙句、やっと辿り着いたのがここ。
釜石市立鉄の歴史館。釜石市立 鉄の歴史館 美術館・博物館
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釜石が鉄の街である由来が紹介されている場所。
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建物入り口付近のモニュメント。
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ガス燈の由来が紹介されています。
では、館内に入ってみましょう! -
ロビーから見える眼下の光景。
この建物、起伏の激しい釜石の小高い山の上に建てられていて、国道45号線を挟んで釜石大観音と対峙している。
その向こうは釜石湾。
天気が良ければさぞかし素晴らしい景色が広がっていただろうね・・・
館内は映像シアターと展示室。
釜石の歴史や鉄についてのあれこれがいろんな角度から紹介されていた。
釜石市立鉄の歴史館
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/spot/detail/1191193_2452.html -
閉館を知らせる案内放送が流れたので退館。
霧雨降る釜石の午後5時は、ひんやりとしている。
駐車場前に設置された蒸気機関車前でパチリ!
では、今宵の宿へと向かいますか!! -
国道45号線を更に大槌町方面に北上した鵜住居(うのすまい)地区にある宿。
浜べの料理宿 宝来館。浜べの料理宿 宝来館 宿・ホテル
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フロント付近。
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木製の椅子に腰かけてチェックインの手続きをする。
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ロビーの一角
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周辺地域の案内パンフレットや書籍などが置かれ、自由に閲覧できるようだ。
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決して新しい建物ではないが、綺麗に掃き清められ、スッキリした雰囲気が漂っている。
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部屋に案内された。
和室10畳の部屋。
窓の外からは根浜海岸と松林が見えます。 -
さて、一風呂浴びてきますか!
三陸沿岸は温泉が殆ど出ない場所ゆえ、この宿の風呂は沸かし湯。
ただ、それを補って余りある景色を見ながらの風呂が堪能できるのです。
詳しくはこちらを!(笑)
https://houraikan.jp/bath/
半露天風呂に浸かりながら、ドーンと打ち寄せる波音を聞きつつ、湯に身を委ねる贅沢さよ! -
すっかり腹が減りました(汗)
食事はロビーの奥にある食事処で。
この日は宿泊客が8組ほど。
とても静かです。 -
献立はこんな感じ!
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前菜 左上から順に時計回りに
じゅん菜梅風味
新筍白和え焼
カブ鱈子焼
おいの鰈パイ包み焼
新蕗篠田巻 -
造里 左上から時計回りに
生シラス
鮪
油鰈
ハマチ
生シラスがとても新鮮で美味!
この付近で水揚げされたシラスをその日のうちに食卓へと上げたのだとか。 -
煮物
雪駄鰈煮付け
鰈とは思えぬほどの身の分厚さにビックリ! -
台物
桜鱒と牡蠣の陶板焼き -
蒸物
茶碗蒸し -
酢物
ホヤ酢と胡瓜
ホヤと言えば、震災前は水揚げの7~8割が韓国へと輸出されていたが、あの国が禁輸措置を取ったため、昨今、非常に難しい事態になっている水産物。
正直なところ、かなり癖がある食べ物なので、好みが分かれそうです。 -
油物
さつま芋、鱈台揚、タラの芽の天ぷら
揚げたてサクサクで非常に美味。
抹茶塩でいただきます! -
食事
新香
白飯 ~ 岩手県産ひとめぼれ
止椀
めかぶ真如の清仕立て -
甘味
梅ゼリー
マンゴー
クコの実
キウイ
小倉クリーム 七宝盛り
全体的にはどれも美味しく頂き、満腹になったのですが・・・
メインの料理が何だかわからず、ちょっと焦点ボケした献立のような気がしなくもない。
当日は約560kmのドライブをしたこともあり、早々と就寝。 -
翌朝。
4時半に目が覚めたのでさっさと着替えて日の出を眺める。
神々しいまでの静寂さ! -
もう少し明るくなった時点で周辺の散策へと出かけてみました。
ここ根浜海岸は、高田松原ほど有名ではないが、地元では有数の松原だったらしい。 -
三陸海岸を旅しているとちょくちょく見かける”みちのく潮風トレイル”の案内板。
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穏やかな大槌湾。
対岸は、震災の大被害で有名になった大槌町。 -
パッと見、穏やかそうな海岸に思えますが、打ち寄せる波の音はかなりの大きさでギョッとさせられます。
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浜辺から見た宝来館。
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震災によってこの地の松原も損傷を受けたのでしょうか。
新たに松の育苗がされていました。 -
そして、砂浜の再生工事も行われているようです。
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防潮堤もより嵩上げされたのでしょう。
コンクリートの色の違いがそれを物語っています。 -
宿付近の斜面には、津波被害のまま放置された松が見えます。
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一風呂浴びてから、朝食を。
日本旅館の朝食の典型みたいな・・・
貝焼きは、ほどほどに火が通ったら食べたほうが良さそうです。
じゃないと実が貝殻に貼りついてしまい、剥がすの大変!(汗) -
ではチェックアウトしますかね!
玄関前の慰霊の鐘。 -
宿の裏山には避難のための誘導路が。
あの日、この宿にも大津波が押し寄せ、必死に斜面を駆け上がって何とか皆、一命を取り留めたそうです。
テレビ報道などで何度かこの宿のことが紹介されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この宿の女将がいる日は、朝食後に女将による”語り部”が行われているそうで・・・
それを聞かれた客からのクチコミ評価がとても高い宿ではあるのですが・・・
生憎この日は女将が不在のため、語り部も行われず。
チェックインからチェックアウトまで、とにかく静かな宿でしかなかったです。
仕方のないことかもしれませんが・・・
女将の居る居ないで、これほどまでに宿の雰囲気が異なるというのはどうなんだろう。
例えば、女将不在時には他の従業員の方が講話をするとか、映像を通じて語り部を行うとかを行った方が、より一層この宿の特色が強まると思うのは僕だけだろうか。
なんか、そういう意味では非常に中途半端というか残念な印象なんですよね。 -
穏やかな海、しっかりと根を張った樹木。
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輝く陽光。
青い空。
とてもいい場所なんだけどなぁ~!
ちょっと泊まった日が悪すぎたんですかね・・・ -
釜石鵜住居復興スタジアムに来てみました。
宿からもさほど離れていない場所。
この春、8年ぶりに復旧工事が終わり、JRから三陸鉄道に移管されたかつての山田線の鵜住居駅からは線路を挟んで海側の場所。 -
今年行われる、ラグビーワールドカップ日本大会の会場の一つでもあります。
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開放的かつシンプルなスタジアムですが、海風が心地よくて!
手に汗握る熱戦がこのスタジアムで繰り広げられて、多くの人たちが釜石にやって来て、今の釜石に触れる機会が多きことを願うばかり。 -
周辺もまた、少しずつ復興しつつあるようです。
少なくとも、2013年秋に旅した時に見た、言葉にし難い光景からはすっかり立ち上がった感がします。 -
うのすまい・トモスという場所に来てみました。
鵜住居駅の前に新たに設置工事が進められているこの場所には、釜石祈りのパーク、いのちをつなぐ未来館、鵜の郷交流館(商業施設)が設置されました。
まだ9時前だったこともあり開館してなかったので、釜石祈りのパークのみ見学。 -
釜石市防災市民憲章のモニュメント
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この場所は「鵜住居の悲劇」と呼ばれた鵜住居地区防災センターの跡地。
一方で、釜石市は以前からずっと小中学生に対し防災教育を続けていたこともあり、子供たちが率先して津波被害から逃れたこともあり「釜石の奇跡」とも呼ばれている地域でもあります。 -
備える
災害は ときと場所を選ばない
避難訓練が 命を守る -
逃げる
何度でも ひとりでも 安全な場所に いちはやく
その勇気は ほかの命も救う -
戻らない
一度逃げたら 戻らない 戻らせない
その決断が 命をつなぐ -
語り継ぐ
子どもたちに 自然と共に在るすべての人に
災害から学んだ生き抜く知恵を 語り継ぐ -
私たちは生きる。
かけがえのないふるさと釜石に、共に生きる -
円形のモニュメントの内側には、津波によって尊い命を失った方たちの名が記されていました。
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国道45号線を挟んで高台に小中学校が新たに作られています。
数々の困難を乗り越えて、再びこの地域に生活の息吹が戻ってきているのを感じ、ちょとだけホッとしたのも事実。 -
釜石駅前に来てみました。
釜石駅 駅
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駅前広場には復興の鐘が。
全国1万人の人たちが復興支援のために「釜石復興の風うちわ」を300円で購入してもらって得た資金で制作されたのだとか。復興の鐘 名所・史跡
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背後の白い建物はサンフィッシュ釜石、その右奥はシープラザ釜石。
釜石のお土産物を買い求めるなら、このエリアは便利!サン・フィッシュ釜石 グルメ・レストラン
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大島高任像。
日本の近代製鉄の父と呼ばれる人ですネ! -
ものづくりの灯を永遠に と書かれています。
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日本製鉄釜石製作所は駅の真ん前!
2019年4月1日に社名が変わる前は、新日鐵住金という名前でしたネ。 -
駅前広場に来れば、釜石の様子がわかる!みたいな(笑)
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さてと、僕もサンフィッシュ釜石、シープラザ釜石で土産物を探して来ようっと!
シープラザ釜石 お土産屋・直売所・特産品
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