弾丸ラオス1901　「バンコクから夜行列車で21年ぶりのラオスに行きました。」　　　～ビエンチャン～

2019/01/01 - 2019/01/02

年末年始を利用して、22年ぶりに「ミャンマー」、21年ぶりに「ラオス」を訪れました。移動する上で立ち寄った「中国」「タイ」を含め、8日で4ヶ国といういつも通りの弾丸の旅です。

各国の歴史・宗教・世界観について、深く語ってはおりません。
いつものお気楽な「なんちゃって旅行記」をご紹介します。

≪全行程≫
１日目：午後、関空→杭州　　[中国東方航空]
　　　　夜、杭州→昆明　　　[中国東方航空]
https://4travel.jp/travelogue/11478385
２日目：朝、昆明→ヤンゴン　[中国東方航空]
　　　　夕方、バスでキンプンへ。
https://4travel.jp/travelogue/11480366
３日目：午前、ゴールデンロックへ。
https://4travel.jp/travelogue/11481070
　　　　午後、バスでヤンゴンへ。
４日目：朝、ヤンゴン→バンコク　[ノックエア]
　　　　午後、市内散策。
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11483953
５日目：午前、バスでメークローンへ。メークローン線に乗車。
https://4travel.jp/travelogue/11485052
　　　　午後、ワット・パクナムへ。
　　　　夜、寝台列車でノーンカーイへ。
６日目：朝、ノーンカーイからヴィエンチャンへ。
　　　　午後、ヴィエンチャン市内散策。
　　　　　　　≪★今回のお話はココです≫
https://4travel.jp/travelogue/11486737　　　
　　　　夕方、ヴィエンチャン→ルアンプラパン　[ラオス航空]
７日目：午前、ルアンプラパン市内散策。
https://4travel.jp/travelogue/11493517
　　　　午後、ルアンプラパン→昆明　　[中国東方航空]
　　　　夜、昆明→杭州　　[中国東方航空]
８日目：午前、杭州→関空　[中国東方航空]

エリア ビエンチャン(ラオス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ノック・エア 中国東方航空 ラオス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

メークローン市場やワットパクナムを散策した後、
https://4travel.jp/travelogue/11485052
https://4travel.jp/travelogue/11483953
ホアランポーン駅にやってきました。

きょうは夜行列車でラオスへ向かう予定です。

その前にトイレに併設されているシャワールームで一浴しておくことにします。

トイレ代込みで10バーツ（30円）。水しか出ませんがこの料金では贅沢は言えません。

さっぱりしてから駅内食堂で夕食をとります。

2皿合わせて80バーツ（320円）でした。

乗車するのは20:00発ノーンカーイ行きの寝台列車です。

事前に寝台券はWEB予約しておきました。プリントアウトしたE-チケットでそのまま乗車できます。予約は以下のサイトから、まずsign upで個人情報を登録してから予約画面に進みます。
https://www.thairailwayticket.com/eTSRT/default.aspx?language=1

バンコクからノーンカーイ行き寝台列車に乗車するのは1997年8月以来21年ぶりですが、車両は新型に変わっていました。

指定された10号車に乗車します。

通路の両側に2段ベッドが並ぶ開放型寝台車です。2016年に導入された中国製の車両で、まだ新しく清潔です。

個室寝台も連結されていますが、予約した１ヶ月前にはすでに満席となっていました。

日本のJR車両でいうと、今は亡き開放型A寝台車と同じような造りです。

向かい合わせになっている座席を引き出すと、それがベッドになります。

そこにシーツを敷くとできあがりです。私はベッドメイキングをセルフでしましたが、もちろん専門の係員も乗車しています。

ぐっすり眠って夜が明けてきました。

6:45、ノーンカーイに到着です。

21年前は国境の旅行会社で査証の手続きをし、その後チャーター車でタイ=ラオス友好橋を渡りラオス入りしました。
★1997年「ノーンカーイ」旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/10601069

2009年にノーンカーイからラオス側のターナレーンまで開業しており、今回は鉄道で国境を超えることにします。

ヴィエンチャンまでのチケットが300バーツ（900円）で販売されていたので購入します。

ターナレーンまでの鉄道とその先ヴィエンチャンまでのチャーター車の運賃が含まれています。

駅のホームを前方へ進むとイミグレがあり、こちらで出国審査となります。

その先がターナレーン行き列車乗り場です。

ノーンカーイ～ターナレーン間はわずか2往復の運行で、なかなかレアな体験です。

列車が入線してきました。

ターナレーンまではわずか6.15km、時刻表上での所要時間は15分です。

ディーゼルカー2両編成で、さらっと座席が埋まる程度の乗車率です。

定刻7:30、汽笛を鳴らし出発です。

鉄道道路併用橋であるタイ＝ラオス友好橋に向けて走ってゆきます。

メコン川が見えてきました。

対岸はラオスです。

中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムのおよそ4200キロを流れる大河を渡ります。

ラオス国旗が見えてきました。

メコン川を渡り切るとラオス領内に進入します。

10分もかからずターナレーンに到着です。

この区間は世界一短い国際列車とのことで貴重な体験でした。

下車した乗客がイミグレに急ぎます。

パスポートの右下に入国スタンプがぺたりと押され、

簡単にラオス入国です。

駅前はチャーター車が停まっている以外は閑散としており、タクシーも見当たりません。

日本人ばかり4人でクルマに乗り込むと、

首都ヴィエンチャンまでは32kmの道程です。

バスターミナル近辺まで送ってくれるとのことでしたが、パトゥーサイが見えたところで下車します。

そばの両替所で現地通貨キップを手に入れ、

パトゥーサイに向かって歩いてゆきます。

正式にはアヌサーワリー・パトゥーサイという、ヴィエンチャンの凱旋門です。

「アヌサーワリー」は「記念碑」、「パトゥーサイ」は「勝利の門」を意味します。

上に登れるようなので行ってみます。

入場料は3,000キップ（36円）でした。

らせん階段をひいひい言って登ってゆきます。

ヴィエンチャンの街が一望でき素晴らしい眺めです。

ヴィエンチャンも21年ぶりの訪問ですが、当時はほとんど未舗装道路ばかりで古いバスやトゥクトゥクが走るまだ未開発の街でした。
★1997年「ヴィエンチャン」旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/10601938

現在は街も整備されかなり近代的になったとはいえ、人口70万人と他のアジア各国の大都市と比較すると落ち着いた風情です。

パトゥーサイの見物を終え、ラーンサーン通りを歩いてゆきます。

バス停があります。

路線図や、

時刻表もあり使いやすそうです。

ツーリストインフォメーションがありました。

地図やパンフレットなどをいただきました。

ショッピングセンターです。

1階にあるレストランで食事にします。

僧侶も食事をとっている落ち着いた店内です。

フライドライス20,000キップ（240円）。

パイナップルシェイク15,000キップ（180円）。どちらもうまかったです。

お腹もくちて、街歩きを続けます。

ショッピングセンターをまわりこむとバスターミナルがありました。

ノーンカーイ経由ウドンターニ行きの国際バスです。特に列車利用にこだわらなければ、タイとの往来にはバスが便利です。

おお！！市バス乗り場には懐かしきあの京都市バスが停車しているではありませんか！

空港への路線に使用されているようで、あとで利用してみます。

パトゥーサイが遠くに見える場所までやってきました。

ラーンサーン通りの突き当りにあるのが大統領府です。

隣にはブルネイ大使館があります。

政府関連の建物や大使館が多くあるエリアです。

チャオアヌウォン公園を抜けると、

チャオアヌウォン王像が建っています。

ビエンチャン王国の最後の王でラオスの英雄です。

向かい側は河川敷で遠くにメコン川が見えます。

この周辺はカウントダウンイベント会場だったようです。

どんなイベントが開催されたのでしょうか。

現在は片づけに余念がありません。

サムライという名の屋台です。

寺院の前には象のオブジェがあります。

レストランや旅行会社が並ぶエリアにやってきました。

アジア各地への国際バスの時刻表です。

さらに歩いてゆきます。

歩き疲れたので、こちらのカフェで休憩します。

アイスコーヒーで喉を潤します。

空港へ向かう時間となってきました。

バスターミナルと空港を結ぶ路線がちょうどここに停車するようです。

ほどなく先ほど見かけた京都市バスがやってきました。

運賃は15,000キップ（180円）です。

乗り込んでみると、シートは京都で使用されていた現役の頃とは異なりますが、

つり革や、

押しボタンは当時のまま残されていました。

20分もかからずワット・タイ国際空港に着きました。

短い時間でしたが楽しいヴィエンチャンの街歩きでした。

中は冷房が効いて涼しいです。

アジア各地に国際線が就航しています。

きょうはこの後ラオス国営航空の国内線でルアンプラバンへの移動です。

搭乗時刻となりました。

機内はきわめて空いていました。

さて次回は、ルアンプラバンの様子をご紹介します。
https://4travel.jp/travelogue/11493517