2019/04/20 - 2019/04/21
1380位(同エリア6618件中)
yokoさん
秋田旅行の2日目の4/20(土)に秋田駅から角館駅に移動し、荷物をロッカーに入れて刺巻湿原の水芭蕉を見に行ってきました。武家屋敷の桜はまだ開花前という残念な状況(帰る前には開花)でしたが、水芭蕉はちょうど見頃でハンノキ林の中で清楚に咲く花を楽しみました。
3日目の4/21(日)には、以前から気になっていた八津の「かたくり群生の郷」で、日本一のカタクリの群生を見ました。そこで出会った地元の方にとても親切にして頂き、行きたいけど電車の本数が少なくて諦めていた田沢湖にも行くことができました(^^)♪
早春の花をまとめて、旅行記にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4/20(土)
9:46 観光センター裏のバス停から羽後交通のバス(570円)で、刺巻湿原に向かいます。 -
10:17 JR刺巻駅に到着しました。
バス停は道の反対側にあり、横断しなくてはならないのですが、ひっきりなしに車が通りなかなか渡れませんでした。
駅前では、歓迎の郷土芸能の披露が行われていました。 -
駅から10分ほど歩道を歩くと、線路の向こう側に行くための地下道があります。
次に行く方のために写真を撮ろうと思ったら、新幹線こまちがやって来ました。
線路を見て下さい。単線の線路の上をぴかぴかの新幹線が通るのが、不思議な感じですよね。 -
刺巻湿原に到着しました。
ここでも水芭蕉が見頃の土日祝日のうちの4日間だけ、郷土芸能の披露が行われていました。 -
入場無料で公開されています。
3ヘクタールのハンノキ林の中に、6万株の水芭蕉の群生があります。
ボードデッキを歩いて廻ることができます。
少し斜めになっているところもあったので、雨の後などは滑りやすいと思われます。歩きやすい靴で行くことをおすすめします。 -
白い仏炎包に包まれ、肉質の花序に淡い黄色の花がたくさんついています。
でもやっぱり、白い花のように見えますね。 -
ザゼンソウの咲いている場所もありました。
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花が大きくなり、葉もちょうど良い大きさです。
葉が大きくなりすぎると、花が見えなくなるようです。 -
奥の方が密生していました。
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ハンノキ林が広がっています。
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スクッと立つ姿がスマートです。
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北海道から本州中部地方の湿地帯に咲く、サトイモ科の植物です。
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6万株の水芭蕉の群生は、見応えがあります。
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青空が広がると、水面に映り込み美しいです☆*☆
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4/7(日)~5/5(日・祝)は、「第25回刺巻水ばしょう祭り」が午前9:00~午後4:30に行われています。
食事や特産品販売などもあります。
炭焼きのイワナ(500円)が美味しそうで、帰りに寄りました。 -
塩を落として渡してくれました。
お味は・・・言うまでもなく「美味しい!!」 -
あきたこまちの「みそたんぽ」や山の芋鍋などもありました。
向かい側には建物があり、特産品を売っていました。
臨時のトイレもありました。 -
あちらこちらに、ふきのとうが顔を出していました。
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八重の水仙も綺麗です。
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雪山が見えると、嬉しくなります。
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JR刺巻駅に戻ってきました。
帰りは電車で帰ります。
ホームの端に階段があり、そこを下りて反対側のホームまで行きます。 -
電車を待っていると、新幹線こまちがゆっくりとやって来て時間待ちのために停車しました。
12:24 刺巻駅発
12:39 角館駅着の電車で帰りました。 -
4/21(日)
今日は風もなく良いお天気なので、暖かくなりそうです。 -
ホテルの近くの桜が、青空に映えています。
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今日は秋田内陸線で、八津駅まで行きます。
内陸線は、JR秋田駅のすぐ横に小さな駅舎があります。
八津駅は無人駅なので往復切符(片道370円)を買いました。
9:50 角館駅発 -
1両の小さな車両は、「秋田犬っこ列車」でした。
角館駅~鷹巣駅間を1日3便走っているそうです。
車内には、秋田犬の写真が50枚装飾してありました。 -
ワンマン対応のディーゼルカーです。
前にも大きな秋田犬の写真が(^^)♪ -
外装は、沿線の風景と秋田犬のイラストを三角のペナントの中に表現したラッピングがされて、北秋田の魅力を伝えていました。
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窓際の小さなテーブルにも、かわいい路線図が描かれていました。
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運転士さんの横の窓の外には、のどかな田園風景が広がっていました。
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緑の山並みの奥には、雪の山が見えています。
鳥海山でしょうか? -
羽後太田駅が近づいてきました。
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10:11 八津駅着
20分ほどたった3駅の乗車でしたが、のんびりとした時間でした。 -
駅から5分で「かたくり群生の郷」に到着です。
カタクリは、特産の西明寺栗を栽培する林に自生するユリ科の多年草です。
入園料は300円で、園内の整備活動と保存活動に使われています。
少し坂を上がった所にも、咲いていました。 -
今一番見頃の「鎌足コース」に向かいます。
所々に雪が残っていました。
「かたくり群生の郷」は、4/18~5/5の間だけ開園しています。
20ヘクタール(東京ドーム4,2個分)もあるので、車で廻る方が多いようです。
今の見頃はまだ駅から近い場所なので、歩いて廻れる距離です。 -
かなりの上り坂を、ふーふー言いながら上がっていきます。
10年ほど前にクロアチアのプリトヴィッチェ公園で、野生のシクラメンを見たときに、ツアーメンバーの方が「カタクリかと思った。」と話していて、初めてかたくりの花の存在を知りました。
やっと会えました(^^)♪ -
そして急な坂を上った先には、遠くからでもそれと分かるピンクの絨毯が広がっていたのです!
春の短い間だけしか姿を現さないため、「スプリングエフェメラル(春の妖精)」と呼ばれています。 -
「綺麗!!」の一言です。
カタクリの花の種子はアリが好むエライオゾームという物質がついていて、巣まで運び好物だけを取り除いて種子を排出するために、散布されていくのだそうです。 -
蕾も愛らしいですね。
種子が発芽して開花まで、7,8年もの月日がかかるのだそうです。
20ヘクタールの群生ができるには、どのくらいの月日がかかったのでしょうか。
これからも咲き続けてくれることを、願うばかりです。 -
小さな花なので、みんな低い姿勢で写真を撮っています。
-
周りには、大きな一眼レフのカメラを三脚に載せて写真を撮っている方が数人いらっしゃいます。
「今の状態はどんな感じなんですか?」と声を掛けてみました。
「最盛期ですよ。去年は一番の見頃に雪が降って、白斑ができてしまったので。。」とのことでした。
「わあ、ちょうど良い時に来られて良かった!!」
お礼を言って次の見頃の場所を地図で探していたら・・・。
「何か分からないことがありますか?」と先ほどの男性が聞いてくれました。
「八津中心コースの方に行こうと思っているのですが。」と答えました。 -
「何で来られたのですか?」
「電車です。」と答えると、私たちの人数を数えて(4人)・・・。
「車で行きましょうか?」とさらっと申し出てくれたのです。
坂道をふーふー言いながら上がってきた私たちは、悪いな。。と思いながらも
「いいんですか~?」とちゃっかり、乗車♪(^^) -
八津中心コースの方には、ブーケのように固まって咲くものがあり、またまた激写!
「カタクリとキクザキイチゲ(イチリンソウ)が一緒に咲く場所があるようなんですが、どの辺りか分かりますか?」と聞いてみると・・・。 -
「多分あそこにあるかな。。。カタクリはあったかな?」と言いながら。。
またもや「行ってみましょう。」との有り難いお言葉に、つい甘えてしまいました。
フクジュソウも咲いています♪ -
ありました!!
白いキクザキイチゲとカタクリが咲いています♪ -
少し奥まで行くと・・・。
薄いブルーと白のキクザキイチゲと、カタクリのお花畑(^^)♪ -
近くに小川が流れる小さな空き地で、遠くから見たら分からないような場所でした。
「こんな場所に来たかったんです!地元の人しか知らない場所ですよね?」
と小躍りせんばかりに喜びました!! -
ありがとうございます!!
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「黄色いのもスプリングエフェメラルですね。」と教えてくれました。
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前日にはしぼんでいたキクザキイチゲが、しっかり開いて愛らしいですね~~♪
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近くで見るとこんな感じ(^^)♪
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遠くから見たら、こんな感じの空き地。。。
絶対に見つけられないですよね~。
感謝です!! -
そして更に、田沢湖近くに住んでいるというHさんは、「今日は田沢湖に山が映り込んでいたし、行ってみますか?」と、またまた優しい申し出が~~。
実は角館の桜が開花前だし、かたくり群生の郷と田沢湖の両方に行けないかしら。と行く前にアクセスと時刻表をにらめっこしたのですが、絶対に無理と言うことが分かり、諦めていたのでした。 -
「電車の時間まで1時間しかないんです。」と伝えると「ここから15分くらいなので、行って帰ってこられますよ。」と魅力的なお言葉。
それはもう、行くしかないでしょうーー♪
そして着いたらこの絶景!!
雪を被った鳥海山の美しいこと! -
空の青さと水の美しさも合わさって、言葉になりません!!
-
「ここも絶景ポイントです。写真だけ撮ったらすぐに戻ってきて下さい。」
この頃には、良くできる現地ガイドさんのようになっていました。 -
とにかくため息~♪
でも、すぐに戻らなくちゃ。 -
「少し脇道に入りましょう。」
と言って連れて行ってくれたのが、『想い出の潟分校』でした。 -
昭和49年(1974)に廃校になった木造の小学校を、一般公開しているとのことです。(入館料500円)
教室も当時のままで良い雰囲気とのことですが、時間がないので外からだけ見せてもらいました。 -
窓から見えた小さな神社や廃屋も撮影に使われたりする、良い感じの村落でした。
-
「最後に、たつこ像の所に行きます。」
と言って停めてくれたのが、この場所です。 -
黄金色のたつこ像が日光を浴びて、きんきらに光っています。
「辰子姫伝説」
村娘の辰子が永遠の美しさを願い、お告げの通り満願の夜に泉の水を飲み続け、大きな龍に姿を変えられてしまった。田沢湖には今なお美貌を誇る辰子がいるという伝説から、「美」にご利益があるとのことです。 -
たつこ像を見て更に美しくなった(?)私たちですが、どこまでもできる現地ガイドになりきったHさんは、「ここの味噌焼きおにぎりは、中に味噌漬けの漬け物が入っていて美味しいんです。電車の中で食べたらいいですよ。300円(1個150円)を持って買ってきて下さい。トイレ休憩も入れて5分で帰って来てください。」と時間配分も言うことなしの指示を出してくれました。
焼きおにぎりは、左手奥の小さな窓口で売っていました。 -
ばっちり10分前に、八津駅近くに帰ってこられました。
その時「ここを上がった所に、行きそびれたもう一つの見所(カタクリ)があります。10分で行って駅に戻ってきてください。」との指示。
さっきと同じように「はい!ありがとうございます!」と車を飛び出したのですが、「これが最後なの?」となり、十分にお礼も言えずフルネームさえ聞きそびれてしまったことに気づいた時には、既に車は走り出していました。 -
たとえ10分しかなくても、最後にもう一度綺麗なカタクリの群生を見て帰ってほしいという、優しさに満ちた判断でした。
マントは着けていなかったけれど、まるでスーパーヒーローのようなHさん。
本当にありがとうございました!!! -
電車に間に合うように、駅に帰ってこられました。
-
12:49 八津駅発
買った焼きおにぎりは、のどかな景色を見ながら、想い出に浸っていただきました。 -
13:03 角館駅着
帰りは2両編成の列車でした。
この後、武家屋敷通りを散策して、予約していたエアポートラーナー(乗り合いタクシー2600円)15:20発で秋田空港に向かいます。 -
空港で横手焼きそばもいただいて、秋田の美味しいものはコンプリートかな?
野菜がたっぷりで、お決まりの目玉焼きと紅ショウガも載っていて、空港のレストランとは思えないクオリティでしたよ(^^)
18:30 秋田空港発
19:56 伊丹(大阪国際)空港着
帰ってきてから、スーパーヒーローのHさんに「どうしてもっときちんとお礼を言わなかったんだろう。Facebookをやっていると言っていたけど、探しても見つからないし。。」と大後悔。。。
仙北市の市役所に電話して、「60過ぎで市長のアドバイザー的なことをしているHさんにとてもお世話になったのに、十分にお礼を言うことができなかったんです。田沢湖にも連れて行っていただいて・・。」と話しました。市役所の方は「僕も昨日、田沢湖に行っていたんですよ。」と優しく言った後「市長の個人的な知り合いかもしれないので聞いてみますね。」と温かい対応。
秋田の人たちの優しさと温かさに触れて、忘れられない初めての秋田旅になりました。ありがとうございました!
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この旅行記へのコメント (4)
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- akikoさん 2019/06/07 16:25:39
- 素晴らしい人と景色の出会い♪
- yokoさん、こんにちは~
4月に秋田に行って来られたんですね!4月20日頃だと私も桜がちょうど見頃かなと思いましたが、ちょっぴり早かったようですね。角館の武家屋敷の通りは桜が咲く頃はとっても美しいですよね。私は秋田はまだ行ったことがなくて、旅行記でしか見たことがないのですが・・・。桜のピークを予想するのは本当に難しいものですね~
桜はちょっと惜しかったけれど、刺巻湿原の水芭蕉は見事で、拍手したくなりました。
yokoさんは、お花の名所をよくご存知ですね!秋田にこんな水芭蕉の美しく咲く場所があるなんて、知りませんでした。
水芭蕉自体もあまり注目したことがなかったので、白いのは花ではなく「苞」というもので仏様の炎のようなので、「仏炎苞」と呼ばれること、そしてサトイモ科の花だと初めて知りました。
八津駅近くの「かたくり群生の郷」も初めて目にしました。カタクリは関西でも咲いていますが、こんなに群生していてピンクの絨毯になっているとは!!すご~~い(∈^▽゚)キラッ☆ シバザクラじゃないですよね(笑)
春の短い間だけしか姿を現さないというところから「スプリングエフェメラル(春の妖精)」と呼ばれているそうですね。素敵なネーミングです!
撮影に来られていた方に車に乗せてもらって、地元の人しか知らないような場所でキクザキイチゲとカタクリのお花畑も見ることができて良かったですね!!yokoさんたちの笑顔が目に見えるようです(*^^*)
そのあとは、田沢湖まで連れて行ってもらえたとか!!鳥海山の美しいシルエットが望める素晴らしい景色ですね~♪ おまけにたつこ像まで~(((o(*゚▽゚*)o)))
地元の方の優しさに触れて... 夢のようですね!
日頃の行いが良いと、こんなご褒美があるのですね~~~
私までが得をした気分になり、ハッピーになりましたよ(^^)♪
akiko
- yokoさん からの返信 2019/06/09 16:09:40
- RE: 素晴らしい人と景色の出会い♪
- akikoさん こんにちは!
いよいよ、うっとうしいシーズンの始まりでしょうか?
私は一昨日、関西より一足先に関東の梅雨を体験してきました^^;
旅行からお帰りになってお疲れなのに、ご訪問頂きありがとうございます!
秋田は私も初めて伺いました。
自然に咲く花の見頃は難しいですよね。角館の武家屋敷の桜は、残念ながら咲いていなかったので、またリベンジすることにします。
でも水芭蕉とカタクリは、バッチリ見頃でした(^^)♪
どちらも駅からアクセスの良いところで、車の運転をしない私には有り難かったです。
しかも、自然の大群生!! 感動しました☆゚.:。+゚☆
その上、親切な地元の方との出会いもあり、秋田が大好きになりました!
海外でも良い方との出会いをたくさんされているakikoさんなら、その時の感動をお分かり頂けると思います。これからも日々、精進します!
akikoさんのオランダ・ベルギー旅の続きも楽しみにしています(^^)♪
yoko
-
- パディントンさん 2019/05/12 15:36:13
- 春の妖精に出会えましたね!
- yokoさん、こんにちは!緑が眩しい毎日ですね。
秋田への旅、東北は高校1年生の夏休みに行ったきり、まして秋田は列車で通り過ぎただけで土地勘もなく、地図片手にご一緒させて頂きました。
本当にお花が可愛いくて可憐ですね。
カタクリ、初めて見聞きした花々たち、水芭蕉、ザゼンソウなど…
思わず主人に”秋田に行こう!”と言ってしまったほどです。
珍しいお料理にも目が釘付けでした。どんなお味なんだろう~?と
素敵な旅行記ありがとうございました。ホント美味しそう~!
パディントン
- yokoさん からの返信 2019/05/13 17:54:36
- Re: 春の妖精に出会えましたね!
- パディントンさん、こんにちは!
まるで夏のような暑さですね。
パディントンさんは一度、秋田に行かれたことがあるのですね?
私は、初の秋田旅でした。
旅行記にも書きましたが、10年前に初めて「カタクリ」という花の名前を聞いてから気になり、「近くで見られるところはないのかしら?」と探していました。
兵庫県にもあるにはあるのですが、篠山のとてもアクセスの悪い所でした。
運転のできない私には無理かな。。と諦めてしばらく過ごしていたのですが、何と再びカタクリの群生という場所の画像を目にしたのです。運命かな~~♪
という、エピソードからのあのカタクリの群生でした!(^^)!
自然のものなので、旅行者にとっては中々いつもバッチリ!。。とはいかないようですよ。私たちも、角館の桜には早かったのですが、私がこっそり願っていたカタクリの花は、バッチリ時期が合いました!
行きたい所は一杯あるけれど、限りある人生なので優先順位は悩ましい問題ですよね~(^^;)
行けないところは、4トラの皆さんの旅行記で行った気にさせて頂きましょうね♪
yoko
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