2019/03/25 - 2019/03/25
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〈4日目〉
3月25日(月)
13:00 リヤド風レストランでランチ
14:20~メディナのフェズ・エル・バリ地区を観光
・カラウィンモスク
・ザヴィア・ムーレイ・イドリス廟
・ブー・イナーニア・マドラサ
・ブー・ジュルード門
16:20~16:55フリータイム
カルフールで買い物
18:20~19:30宮殿レストランで夕食
ホテル着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
〈4日目〉
3月25日(月)
メディナの午前の観光を終わり、リヤド風レストランNejjarineでランチ。
広い吹き抜けの中庭とそれを囲む部屋が配されているのがリヤドの特徴。 -
ひとつのテーブルに7人が座って食事。
一人参加の私は新婚カップル3組の中に座ることになってしまった。
「二人だけの世界」オーラが半端なく、疎外感を感じながらの食事だった。 -
メニューは前菜2択、メイン3択の中から、前日に添乗員に希望を伝えたもの。
私は前菜にスープ。
飲み物はカラカラの喉を潤すビール。 -
メインは魚のタジンを選択。
いわしにポテトとオリーブ。
これは美味しかった。 -
デザートは毎度おなじみの「まるごとフルーツ」。
でも今回はリンゴが無い。 -
その代わり、ゴリーバという菓子が出た。
見た目はクッキーのようだが、口の中でほろっと崩れるほど柔らかい。 -
昼食後、日程表では[約2時間の自由散策]になっていたが、引き続きツアーでの観光となった。
窓の穴から内部を覗いている人がいた。モスク内部が見えるのかも?
手前で売っているのはサボテンの実。皮を剥くと中は濃い紫色をしていて、買った人は歯や歯茎を紫色に染めて食べていた。 -
カラウィン・モスク正面入り口。
写真を撮るのに順番待ち。 -
モロッコのモスクは原則としてイスラム教徒以外は入れない。
これは1912年に総督ユベール・リヨテが定めた保護条約に「宗教的建造物は学問と祈祷の場所以外であってはならない」という規定が影響している。
よって、扉のところから覗くだけ。
せめて、中庭全体を見たかった。 -
カラウィン・モスクは9世紀にチュニジアのケロアンから移住してきたイスラム教の女性が、小さな礼拝堂を建てたのが始まり。
その後、祈りの場所から学問の場所になり、イスラム神学だけではなく自然科学や医学、数学、天文学なども学ぶ大学として発展した。
現在では2000人を収容できる規模を持つ、ムスリムにとって重要なモスク。 -
石膏細工に彩色が施された美しい天井部分。
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ハブーシュやサンダルを売る店が集まる。
礼拝に訪れた人が購入するのだろう。 -
スイーツの露店が並ぶ。
お供え用の菓子かな? -
左上の黒い塊は菓子に群がる蜂。
周囲にも蜂が飛び交っている。
「採られた蜜を取り返しに来ています」と添乗員さん。 -
露天が並ぶ通りの建物の壁。
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彩色された漆喰装飾やゼリージュが綺麗。
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装飾が施された門があり、そこから店が続く。
日本の門前町と似たような景観。 -
カラウィン・モスクから西側に少し歩いた所に、サヴィア・ムーレイ・イドリス廟がある。
フェズのメディナ(旧市街)を建設したスルタン、ムーレイ・イドリス2世の墓。
メディナの中で最も聖域とされている。
ここも、イスラム教徒以外は入れないが、外部から中を見ることはできる。 -
重厚な扉の先には真っ赤な絨毯とグリーンのタイルが敷き詰められた中庭。
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中央に水盤が置かれ、下にオクタグラムの形をした溝が切ってある。
ちょうどお参りに来た女性がお清めをしていた。
この廟は特に子作り祈願に効くといわれ、若い女性がお参りに訪れるのだそう。 -
裸足になって足もお清め。
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中庭の周囲には繊細な漆喰彫刻とカラフルなゼリージュの水汲み場がある。
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みやげ物を売る通路の先に美しい装飾。
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装飾の奥にある階段を上ってみる。
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ここからもサヴィア・ムーレイ・イドリス廟を見ることが出来た。
廟らしさを感じさせる薄暗い室内に小さな明かりが見える。
もっとゆっくり撮りたかったが、ツアーグループからはぐれて、フェズのメディナを彷徨うのも困るので1枚だけ撮って退散。 -
木工職人の作業風景。
細かな彫刻を施していた。 -
ネジャリーン広場にあるウッド博物館入り口。
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ザヴィア・ムーレイ・イドリス廟のミナレットが見える。
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豪華な装飾品を売る店。
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ブー・イナーニア・マドラサに入場。
ブロンズ製の扉の入り口から中に入ると、大理石を敷き詰めた中庭に出る。
非ムスリムの入場が許されないことの多いモロッコの宗教施設において、入場できる貴重な存在。
しかし、全て見学できるわけではなく、中庭とその周囲のみ。 -
14世紀、マリーン朝時代にブー・イナーニア王によって建てられた神学校で、教育施設と礼拝堂の2つの役割を果たしていた。
一般的に神学校とされるが、実際は学びの場であると同時に、神学校の生徒の宿舎として使われてきた建物。 -
建物の側面の壁はゼリーシュとスタッコ(漆喰装飾)とアトラス杉で飾られている。
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柱ごとに異なる模様のゼリーシュや木彫、漆喰を彫り込んだスタッコがとても綺麗。
ムーア建築様式の代表的なものの一つで、現在は礼拝堂として使用されている。 -
ミフラブ(メッカの方向を指すくぼみ)。
コーランが棚に置いてある。
ここも絨毯に赤色が使われている。 -
ステンドグラスも全てデザインが違う。
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繊細な造りのステンドグラスをアップで撮影。
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アラビア語、ベルベル語、フランス語で書かれた解説と今は使われていない水時計の写真があった。
水時計は建物の外の通りで見られるらしいが、見逃した。 -
夏の暑さを凌ぐ為か、風通しの良さそうな造り。
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同様の装飾と細工が施された出入り口の扉。
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細かな漆喰装飾とオクタグラム(角が8つある星の模様)がデザインされたムシャラビ(透かし模様の窓)が奥に見える。
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中庭には学生が授業の前に身を清めた水盤がある。
TV局が使うような大きなビデオカメラで、水盤に写る映像等を録画していた。 -
ブー・イナーニア・マドラサはフェズにおいてミナレットを持つ唯一のマドラサ。
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ミナレットのてっぺんにはジャモールという球体が2つ見える。
その横の棒の先が示すのはメッカの方向かな。
ゼリージュも綺麗だし、その下の網目模様も面ごとにデザインが異なっていて凝った造りとなっている。 -
こちらは礼拝をする部屋。
壁面に細かな模様が施されている。 -
木製ドームの天井。
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細工が施された扉。
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この扉、ただの当て木で補修された跡が目立つ。
写真では判りづらいが、もともと補修部分には周囲と同じ細かい細工がなされていて、これを補修できる職人がいないのかもしれない。 -
扉のまわりの漆喰を彫り込んだスタッコ。
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中庭の小部屋のアーチから望むミナレット。
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ブー・イナーニア・マドラサを出て真鍮細工の店へ。
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デザインの下絵はなく、いろいろな形の金属棒を金槌でリズミカルに打ち付けながら模様を作っていく。
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金色に輝く製品。
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ファティマの手の飾りやトレーなど。
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銀のトレーやお茶を淹れるポットとグラスのセット等。
どれも高価そうなものばかりで、当然見るだけ。 -
古都フェズの城壁に囲まれた旧市街・メディナ「フェズ・エル・バリ」からの出口に建つブー・ジュルード門。
門の内側はイスラムを象徴する緑色のタイルで装飾されている。 -
ブー・ジュルード門は1913年に建造されたフェズ最大の門。
門の外側はフェズブルーのタイルで装飾されている。 -
門からはミナレットが2つ見える。
右がシディ・ルッザース・モスク,左が先ほど見たブー・イナーニア・マドラサのもの。 -
30分ほどの短いフリータイムとなったが、暑さにやられて、もうバテバテ。
門の方に歩き始めたら現地ガイドに連れ戻され、ブー・ジュルード門前のカフェで時間を過ごす。よほど疲れているように見えたのだろう。
ツアーメンバーも何人かはカフェで休憩していた。 -
オレンジジュースで喉の渇きを癒す。
奥に見えるのは新婚の女性が注文したミントティー。 -
カフェから、門前を行き来する車や人々を眺めていた。
フェズでは赤い色をよく目にしたが、タクシーも赤。
ポケットティッシュを売りにくる子供が多く、かなりしつこくて閉口した。 -
バスに戻る途中、Chorfa門の前で青空市が開かれていた。
-
バスに戻り、夕食前にカルフールへ。
ここで下着等150DHの買い物。
価格はヨーカドー等の日本のスーパーと同じくらい、物によっては若干安いか。
フェズで2泊するので洗濯する予定だったが、疲れてやる気が失せた。 -
暑さにやられ、喉もカラカラだったので、フードコートに行って、この赤い色のシャーベットドリンクを飲んだ。しかも、集合時間が迫っていたので、一気飲み。
カルフールのフードコートは日本に似てとても清潔な感じだったので、日本にいるような錯覚に陥り、つい油断した。
みごとに当たってしまい、この日の夜から苦しむことになる。 -
今日の夕食は宮殿レストランのはずだが、細い路地に小さな看板が出ているだけの至って普通の店構え。
レストラン名こそ「PALAIS LA MEDINA](メディナ宮殿)となっているが、本当に宮殿を改装したようなレストランなのか? -
中へ入ると、煌びやかな空間が広がっていた。
宮殿の名に違わぬ豪華な造り。 -
先に屋上のテラスに上がってみた。
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左上にマリーン朝の墓地、中央辺りにサヴィア・ムーレイ・イドリス廟のミナレットが見えている。
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中央付近にカラウィンモスク。
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建物がぎっしりと建ち並び、迷宮都市と呼ばれるにふさわしい街並み。
もう少し暗くなって、マジックアワーと呼ばれる時間に撮りたかった。 -
他の方も屋上に上がってきた。
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2階へと下りて1階を見下ろす。
ここでも椅子とテーブルは赤。 -
2階から見る1階のステージや壁の装飾が美しい。
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1階に下りて2階を見上げる。
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前菜とドリンクは揃ったが、写真撮影から誰も戻ってこない。
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前菜とパン。
誰もいないので、気兼ねなく立ったまま上から撮影。 -
ブリワットという春巻きのような三角の揚げ物も2種類出た。
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プルーンとビーフのタジン。
ちょっと煮込みすぎかな。 -
デザートにいつもの丸ごとフルーツ。最後にミントティー。
この後ホテルに戻るが、ホテルに着いたあたりから腹の調子が悪くなった。
いつもは薬など持参しないが、今回は出発前の添乗員からの電話で薬の持参を強く勧められ、父が飲み残した薬の中から胃腸薬らしき薬を持参した。
これを飲んだお陰で少し良くなったが、腹痛と吐き気でこの日はよく眠れなかった。
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