2019/03/17 - 2019/03/24
818位(同エリア1591件中)
めぐりるさん
旅の8日目は帰国する飛行機の中だ。
名残惜しくもエジプトに別れを告げ、成田空港まで約12時間の帰路についた。
ここでは最後に「雑記」として、観光以外のこと、ナイルクルーズの様子や、食事やトイレなど旅行中の生活面に関することなどについて、まとめて書き記そうと思う。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船 飛行機
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
先にエジプト航空帰国便の機内食①を。
出発が23時過ぎだったので、その日(7日目参照)の疲労が睡魔を連れてきて、食事が配られても寝ぼけ気味であまり食べた記憶がない。
だが、さすがにここまでくると、飲み物にファンタではなくウーロン茶を選ぶという成長がみられるようだ。 -
機内食②朝食
細々と食したと思う。
この前だったか後だったか忘れてしまったが、間食としてサンドイッチをもらったが、ほとんど喉を通らなかった。
当然とも言えるが、この便も帰国なさる日本の皆様でほぼ満席だ。
そしてまたしても私の席は中列通路側で隣が空席だった。旅行会社さんの座席の確保はだいだい往路と同じパターンなのかもしれない。
おひとり様参加のセオリーだろうか。
食事の後はトイレに順番待ちの列ができる。
歯磨きがしたいが、長い時間占領するのも悪い。
そこで、トイレ待機列に並んでいる間に歯を磨いておく、という小技を習得したのだった。
エジプトを夜に出発したが、到着した日本も夜になっていた。エジプト→日本は往路とは逆に時差プラス7時間になるのだ。
地元(東北某県)に帰る手段がないので、東京で1泊する。
家に着くまでが遠足だぞっ。旅は終わらない。
さて、ここからは雑記になる。
まずは3泊お世話になったナイルクルーズ船を紹介する。 -
チェックインして、スーツケースを運んでくれたポーターのにいちゃんが、部屋に入るなり「カーテン開けてみ」ってジェスチャーするので、「え?カーテン?」といぶかし気に開けてみたら「わーっ!」ってなった。
窓の外にすぐナイル川が広がっていた。
大河ハピの穏やかな流れは陽光を受けてキラキラと輝き、悠久を感じさせる。対岸には王家の谷の山地帯が見えた。
感激してしばらく動けなかった。
ナイルクルーズ船は何隻も連なって停泊すると聞きかじっていたが、この船は少し離れた静かな岸壁に単独でもやいを結んでいた。おかげで客室からもナイルビューを堪能できた。 -
お部屋には電気ポットとティーバッグ等飲み物、ミネラルウォーターが備え付け。冷蔵庫もある。
リンゴやバナナなどの果物もサービスされ、冷蔵庫に保存しつつ、3日間かけていただいた。
ミネラルウォーターはお部屋に毎日1本追加される。
観光時も旅行会社さんの方で毎日1本用意してくれる。
食事の時も1本いただく。
こちらのミネラルウォーターは硬水なので、自分のお腹が慣れるかどうかも心配だったため、日本から「南アル〇スの天然水」500mlペットボトルを3本スーツケースに入れてきたのだった。
旅行前は買わなきゃならないのかと心配だった水問題も解決し、おかげさまで持参してきたティーバックの緑茶で、日課である起床後のお茶の時間を持つことができた。 -
バスルーム。
アメニティも何かあったが、私はシャンプーリンスはじめ使うものすべて持参したので、あまり注目しなかった。使ったのは手洗い用の石鹸くらい。
添乗員さんアドバイス①により、水道水は絶対口に入れないよう、歯磨きで口をすすぐのもミネラルウォーターを使うようとのことだったので厳守した。
また、添乗員さんアドバイス②により、トイレットペーパーを便器に流さないようにとのこと。水流はほどほどだか、詰まらせないように横に置かれたゴミ箱(蓋付き密封)に入れるのだ。客室は毎日清掃してくれるので、心配ない。 -
浴槽のお湯もたっぷりと出るので、毎日湯舟につかりその日の疲れを取ることができた。
入浴剤(花王のバブ)を持参していたので、バスタイムを満喫した。 -
カバンに隠れて密航したお友だちアイリス&ロッソ。
※沼が深い世界の説明は省く。
観光に出ている間は部屋で留守番していた彼ら、ナイルクルーズ名物タオルアートに参加していた。
ハートとスワン(あるいはコブラ?)だ。どちらも男の子だけどな。
ヘーイ!期待していました!ありがとうござます!(客室清掃係のおにいさんへ)
さて、話は少し変わる。
エジプトのトイレ事情はとても気になっていた。
クルーズ船やホテル、空港、レストラン、博物館は特に問題なかったが、それ以外の場所、観光地野外のトイレは難題ありありだった。
まず、トイレットペーパーはない、というのがデフォ。
私はあらかじめトイレットロールの芯を抜いて潰したもの1コと、一応「水に流せるポケットティッシュ」を持ち歩いていたので困らなかった。
日本のペーパーは上質なので水に溶けそうではあるが、いかんせん水流が弱いので、使用後のカミは流さず便器脇のゴミ箱へ入れるようにした。流れないトイレほど不快なものはないな。
酷い有様だったのは、王家の谷のビジターセンター(入場口)のトイレだ。しっかりと詰まっていて今にもあふれ出しそうで汚かった。なのにおっさんが当然のようにチップを要求してくる。たくさんの観光客がトイレ行列しているのだから、トイレ設備と衛生環境の改善をちゃんとしてほしい。それも遺跡保護につながるんでないかい?どうよ、エジプト。
トイレチップはエジプト人の現地ガイドさんでも判断が難しいところらしく、両替しても小銭(少額紙幣)がないし、だからって1ドルはやりすぎ。そこで、我々のツアーでは添乗員さんが全員分まとめて払う(?)という対応策で乗り切った。なので、みんな一緒のトイレタイムであれば心配がなかった。
だがそんな中、私はダハシュールのピラミッド見学で、近くのトイレに単騎突入してみたのだった。 -
ちなみにこのひっそりとした建物がダハシュールのトイレ。観光客も少ない場所なので、あまり利用もなさそうだった。
現地女性が二人いて、チップ徴収にスタンバイしていたが、ちょうど欧米人男性が入るところだったので、彼が注意を引いているうちに背後からしれっと入った私。さすがに出るときには「マネー!マネー!」と金切り声を上げられたが、ガン無視して足早に出てきたのだった。現地の女性は体格がよいので、どすこいされそうな迫力だったが、舞の海のような機敏なフットワークでかわしてきた。 -
これはクルーズ船サンデッキからの朝日だ。
クルーズ船内の写真はうっかり撮影してこなかったのが悔やまれる。
航行中ナイル川をちょっとムービー撮影しただけだった。
ナイルを渡る心地よい風と光を弾く川面はしっかりと目に焼きついている。
ナイルクルーズでは、何かとイベントが催される。
夜はベリーダンスショー、ガラベーヤバーティー、カクテルパーティー、日中の航行中はティータイムやアイスクリームタイムなどだ。
しかし、残念ながら私は催し物を楽しめないコミュ難ありな性質だし、むしろひとりで静かに読書とかしたいし、夜になるとたちまち疲労がたたって寝落ちしてしまうので、不参加。結局、どんな様子だったのかは未知である。 -
ナイルクルーズ3泊の後は、カイロのホテルに2連泊。
老舗高級ホテル「マリオット・メナハウス」言うことなし!
私の部屋は1階だったが、ピラミッドビュー最高だった。
こんな広くて高級そうな部屋に泊まったことはないので、いささか落ち着かない貧乏性ではある。
この客室でもミネラルウォーターを毎日もらえたので、滞在時間はほぼ緑茶を入れてだるだると休んでいた。
バスルームのガラスコップを床に落として粉砕するというハプニングでは、急きょ呼んで来てもらった清掃係のおっさんに絵葉書をもらうという謎のサービスもあった。
この時期のエジプトは昼夜の気温差があって、朝晩は寒いくらいだった。
薄い掛け布団では肌寒く、毛布を追加する必要があった。
せっかくお風呂で温まった後、顔面パックしながらとか、足腰に湿布を貼りながらとか、ちょっと横になるとお約束のようにそのまま寝落ちをしてしまい、夜半に気づくと冷え切っていて、少々風邪気味な日々だった。
葛根湯を飲んでしのいだ。マリオット メナ ハウス カイロ ホテル
-
滞在中の食事については、クルーズ船もホテルも朝はビュッフェスタイルで、夜はチョイスメニューのディナーが主だったと思う。写真はレストランの昼食だ。
お肉はほぼしっかりグリルで歯ごたえがあった。
なぜかどこもフライドポテトがいちばん美味しくバカ食いしてしまった。ジャガイモの品種が日本と異なるのかな。
飲み物は個別料金だが、私はたいがい水で済ませた。
唯一注文したのが、レモンジュースだ。 -
2か所で頼んだ。
搾りたてフレッシュレモンジュース。
レモン色という概念を見直す必要がありそうなほど、レモン色ではない。
そして酸っぱくもない。むしろ甘味がある。
たしか4ドルだったか。
また、エジプトのデザート類はどれも激甘で、甘いものが得意ではない私はもったいないことをした。
食事については、お腹を壊さないように気をつけて、というか、初日から下してしまったこともあり、小食を心掛けていた。
すぐに「赤玉はら薬」(下痢止め)を飲んだら治ったが、他の方々は大丈夫のようだし、自分は元々胃腸が弱いので、特に食事に原因があるわけではないのだろう。
結果的に、旅行出発前にあった添乗員さんからの電話レクのとおり、葛根湯とお腹の薬を持参すべし、というアドバイスに助けられたのだった。 -
私がエジプトで購入したものは少ない。
ネフェルタリ墓内の写真セットと、カイロ博の図録と、ガイドさんに案内してもらったカイロのパピルス店でパピルスを購入したくらいだ。
専門店の本物のパピルスは結構値が張るのだ。絵も1枚1枚手書きだ。
お土産物の安いのはサトウキビで作った偽物だ。つまり自分が昔に買って持っているのはプリント絵の偽物だと判明。
パピルスは1週間水に浸けたものと、2週間浸けて茶色になったものがある。珍しさから買ってしまったが、なぜ2週間バージョンがあるのか訊いてくればよかった。割と脆い感じになるのに…。
もう1枚は何も描かれていないパピルスシートを購入した。パピルスの素材そのものが欲しかったので。絵無しでもそれなりの値段だった。
この2枚で34ドル。 -
カイロ博の前庭にはパピルスが生育している。現代ナイル河畔にパピルスが自生している所はあるのだろうか。
ガイドさんに「ナイルワニはいるんですか?」と小学生以下の質問をした私だが、素朴な疑問がまだまだ脳内を泳いでいる。
話は尽きないが、そろそろ旅の記録も終わりにしよう。
最後にネット環境について記そうと思う。
私はこのエジプト旅行にあたり「イ〇トのモバイルWiFi」をレンタルした。
8日間分レンタル料金で1万円ちょい費やした(内2日分は飛行機内のためスイッチすら入れられないのに料金に含まれる)。
だが、残念なことにほとんど繋がらなかった。
設定は問題なかったが、実際WiFi飛んでないんじゃ~ん?
ルクソール発ナイル川南下航行中はまず無理。カイロでやっと受信することもあったが、すぐに切れてしまう。
実際はクルーズ船とホテルでフリーWiFiを利用できるので、わざわざレンタルする必要もなかった。
ちょっとした調べものにググったのと、つぶやいたのと、ソシャゲにデイリーログインするくらしか使わなかったのだから、レンタルなんてしなければよかったと猛省。
いろいろと事前準備するのはよいが、あまり先走って損をしないように、よく考えて行動すべきだった。
無知とそそっかしさが招いた失敗も多々あったが、このエジプト旅行は広い世界の一部を知ることができた好機であり、幸せな旅だった。
もちろん、また絶対訪れよう。
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