古代エジプトをめぐる時空旅　６日目（カイロ／ピラミッドの地へ）

2019/03/17 - 2019/03/24

ギザのピラミッドエリアでは３大ピラミッド、スフィンクス、太陽の船博物館を見学した。
ラクダにも乗った。
午後にはダハシュールからサッカラのピラミッド地帯へ。時代をさかのぼる。

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

来た！見た！
この圧倒的なスケールはいったいなんなのだ。

クフ王の大ピラミッドに向かって歩きながら感涙止まず。
あまりにも有名なものなので、本物を目にした自分のリアクションがどうなるのか予想できなかったが、ただもう言葉にならない感動が胸にこみ上げてくるばかり。

内部に入場。
これがもうクライミングかっての。
急階段急傾斜、狭くて暑くてキツイのなんのって。
実際に入ってみて、墓というイメージを凌駕しているという感想を持つ。
ここは巨石積みダンジョンなのかもしれない。
翌日になって両脚が筋肉痛でガクガク…というお約束。

この日はエジプトの休日。早朝からピラミッドエリアは大混雑。海外観光客のみならず地元民のレジャースポットなのだ。

特別なパノラマビューポイントに案内してもらった。
観光エリアの反対側なので静けさと砂漠の寂寥を感じることができた。
警備の警官（軍人？）もラクダで異国情緒を演出してくれている。

カフラーのピラミッドは頂上に大理石の化粧石が残り、太陽が反射するとちょっとだけ黄金色に見えた。
当時はぬめるように輝いていただろう、神々しい光景に想いを馳せる。

ツンツンしてしまう。

太陽の船博物館にて。
この船は天空を渡るのだ。

館内は土足禁止なので靴カバーを借りて入る。しっかりした布製で使い回しだ。
ここは実際に船が埋蔵され、そして発掘された場所なのだ。
これほどの木製品がよく残っていたものだと驚く。

スフィンクスの足元に来た。
ここも特別ビューポイントだ。
こんなに近づいちゃって、突然動き出して足でドーンってされたらどうしよう。

スフィンクスが抱えているように見えるのはトトメス４世の「夢の碑文」だ。

スフィンクスはピラミッドよりも古いと思っていたが、今はカフラー王の時代ということで定説化しているのだろうか。
ファラオ顔なので堂々としているな。

後頭部ウォッチャーと呼んでくれ。
岩山を彫り出したことがよくわかる。

ラクダに乗って記念撮影し、最後にカフラー王の河岸神殿を見学して午前の観光終了。
さくっと流したが、ラクダは楽しかった！
落ちないよう十分に注意して、ラクダの背から見渡せば砂漠の風を感じることができる。

ピラミッドエリア160EGP。
クフ王の内部入場券360EGP。撮影禁止。
スフィンクスエリア100EGP。
太陽の船博物館100EGP＋館内カメラ券50EGP。

もしまた機会があったら、ピラミッドの周辺などをじっくりと散策してみたい。ピラミッドに登るのは禁止だが、どれだけ巨大なものか、自分の足で体感してみたかった。

カイロから観光バスで1時間くらいのダハシュールに来た。
都市部から離れた場所で、砂漠地帯に足を踏み入れる。
ここもまたピラミッドエリアで、屈折ピラミッドと赤のピラミッドがあるのだ。

屈折ピラミッドは傾斜が変更された箇所と、残存する化粧石の様子がよくわかり興味深い。

スネフェル王の赤のピラミッド。
赤の～というが、特に赤いわけではない。

黄味がかった石材でできているのだ。

このエリアでは、黒のピラミッドと呼ばれる小さなピラミッドも見えた。

ダハシュールからカイロ方面に少し戻って、サッカラを訪れる。
ここでは階段ピラミッドへ。

ジェセル王のピラミッド・コンプレックスを徘徊する。

サッカラは他に、ウナス王や他の方々のピラミッドやマスタバなどもあるネクロポリス地帯らしい。見学対象ではなかったのが残念だ。

※『王家の紋章』（細川智栄子あんど芙～みん著／秋田書店・プリンセスコミックス）の激ファンなので、ウナスという名に反応してしまう。

ダハシュール60EGP。
サッカラ150EGP。

夕方にはカイロに戻る。
明日はとうとうエジプト最終日だ。