マルタ島の神殿（ハジャー・イム、イムナイドラ　そしてハイポジウム）

2019/03/11 - 2019/03/11

青の洞窟へ行った後、待たせてあったタクシーでハジャー・イム神殿、イムナイドラ神殿へ行き、その後マルサシュロックで昼食後、ﾊｲﾎﾟｼﾞｳﾑ神殿（世界遺産）へ行きました。ハイポジウムはバレッタの近くですので、青の洞窟からは離れています。

何れの神殿も紀元前3000年～紀元前2500年くらいらしいです。マルタ島には、この位の昔から神殿を作る余裕がある人々が住んでいたのですね。

なお、ﾊｲﾎﾟｼﾞｳﾑ神殿は、地下にあり、また基本撮影禁止です。ﾊｲﾎﾟｼﾞｳﾑ神殿は、地下にある遺跡を保護すべく、同時は10人程度しか入れなません。事前予約が必要です。私の場合は、友人が３～４ヶ月前に4人分を予約しました。人気がかなり有るようで、かなり早く申し込まないと入る事が出来ません。加えて、ﾊｲﾎﾟｼﾞｳﾑ神殿の入口は、住宅街の中にあり、辿り着いた時は「え？ここ？」というのが正直な印象でした。内部は面白かったです。


我々は時間節約の為に、空港から事前に時間制で予約してあったタクシーで色々と廻り、ハイポジウム神殿でタクシーからおりました。ハイポジウム神殿からバレッタまでは路線バスで戻りました。

エリア 青の洞門周辺(マルタ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハジャー・イム神殿とイムナドラ神殿は同じ所にありますが、まずはチケットを買った上で、説明している部屋へ通されます。そこで説明を見た上で、屋外の神殿へ歩いて向かいます。まずはハジャー・イム神殿を見た上で、500m以上離れたイムナドラ神殿へ歩いて行きます。

実際の神殿は、近くに行くと、全体像が分からなくなります。部屋に置いてある模型で全体像が分かるように思います。それと、神殿を作った方法も解り易く解説されていました。

神殿の模型です。

両方の神殿は、雨（と日照？）を防ぐ為に、傘を被っています。なお、偶々行った日は、風がかなり強かったです。風は、かなり吹き込んでいたような気がします。

遺跡の近影です。

神殿の高さは、そうは高く無いですが、面積は結構あります。因みに、この神殿は紀元前2500年位に作られたそうですが、その後、放置され、土砂に埋もれていたそうです。

扉がついていた後らしいです。全部手彫りだそうですが、扉をとりつける為の穴をあかるのも大変だったと思います。

石を積み上げています

テント内で遺跡と外が見えます。

他の角度からとった写真です。

確か、この遺跡で一番大きな石です。

ハジャー・イム神殿を出てイムナイドラ神殿へ向かいます。500m以上歩きますが、海沿いで吹きさらしです。訪れたのが3月11日ですが、風が強くて、非常に寒かったです。

イムナイドラ神殿です。

紀元前2400～3000年くらいに作られたそうです。

この神殿も土砂に埋もれて居たそうですが、発掘されたそうです。確か、通路に見えるところと、その左右に、神殿の外から入り込む日光が差し込みます。どちらかが冬至で、ごちらかが夏至です。

出入口です。世界中の他の神殿と同じ様に、一年の太陽の動きに伴って、太陽の位置が変わるため、神殿に差し込む光が差す場所が変わります。それを使った仕組みがこのイムナイドラ神殿にもあります。

英国のストーンヘンジ、エジプトのピラミッド、等々、どこでも、人間が考えることは同じで、太陽が大事なのだと改めて思いました。

結構複雑な仕組みです。

壁がピッシリとつながっているのが印象深かったです。

神殿内部は、場所によってはかなり広いです。何気ないですが、四角く穴を空けるのも大変だと思います。

ハジャー・イム神殿から来る道が見えます。

ﾊｲﾎﾟｼﾞｳﾑ神殿の出入口です。狭い道の住宅街にあります。ここが世界遺産だとは思えません。不思議な「地下の神殿」であり、その環境を間貰うために事前予約制で、1回で約10人くらいしか入れません。

時間になると、まずはビデオ説明の部屋に通され、解説ビデオを見た後、実際の地下神殿に入ります。撮影禁止でした。

因みに、紀元前2500年頃に、手彫りで彫った神殿とのことですが、内部の規模は大きいです。地下に非常に多くのの死者を埋葬したらしいです。その後、放置され、土砂で埋まり、そこへ住宅が沢山作られたようです。住宅用に雨水を蓄える為の貯水槽をつくるべく、1902年に地上から作業者が削っていて、偶然に地下神殿を見付けたそうです。その後、本格的に発掘されたそうです。