再びローマ。カルボナーラ！

2019/03/07 - 2019/03/08

サン・マリノを訪れたあと、ついでに汽車でローマに行きました。
目的は、カルボナーラと調理器具購入のためです。
（昨秋、質問にお答えくださった方々、今回参考にさせて頂きました。重ねて御礼申しげます。）

エリア ローマ(イタリア)

リミニからファルコナーラ マリッティマで乗り換え、ＩＣでアペニン山脈を越えながら４時間弱でローマにほぼ定刻に着きました。

久しぶりのテルミニ駅ですが、すん～～～～ごくきれいになっているのに驚きました。
昔は、暗く、汚く、危なく、分かりづらく、近寄るのが嫌でしたが、左の形容詞がすべて反転していて、フランスやドイツの大きな駅より良い感じです。
（危ないこと自体は変わらないでしょうが、警官も多く、危険度は下がっているような気が....）

駅舎を正面から。
周辺を含め、変な輩は見かけず、ずいぶん変わった感じしきりです。

テルミニ駅 駅

ローマ行を最終的に決めたこの前日、テルミニの駅前の通りを北に行ったところに安いホテルをネットで見つけ、予約しておきました。
この辺りは避けたいと思っていたのですが、この立地で 29,-という安さに負けました。
でも、上述の通り、駅も変わっていましたし、実際夜に歩いても、不穏な気配は一切感じず、何も問題ありませんでした。

ホテル トレ ステッレ ホテル

その安さから、全く期待していませんでしたが、一晩寝るだけなら十分な部屋で、一応イタリア的普通にきれい。
大きな欠点は、WiFiの電波が部屋には全く届かず、朝食用のロビーというかバーに行かないとダメなこと。予約サイトは単に「有り」の表記でしたが。
【註】写真では実際以上にきれいに見えちゃってます。

ホテルの向かいにはスーパーマーケットがあり、休日も含め22時までやっていて便利です。

窓から見たテルミニ駅方向です。右上の拡大部分が駅の向かいです。
なお、反対側に１ブロック行ったところに地下鉄Ｂ線の「Castro Pretorio駅」があり、空港への行き来にはピラミード／オスティエンデ経由で容易です。

夕食を摂りにどこへ行こうかと迷いましたが、15分くらい歩けば、カルボナーラ屋があることを思い出し、閉店間際で直ぐ入れるかもと思ってスタート！
途中で見えた、サンタ・マリーア・マッジョーレ教会です。

サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会

ここが、その名も「ラ カルボナーラ」。
ゴミ箱とホコリたくさん被った車が邪魔です。

ホスタリア ラ カルボナーラ イタリアン

もう食事が終わって帰る客ばかりで、店は閉店モードに入っているらしく、一旦はもうダメと言われましたが、
「何（どういう風に）食べたい？」
「カルボナーラだけ」
「じゃあｏｋ！」
と成就。６品全部取らないとしてもセコンドとドルチェを取れば値は張るし、汽車の中で昼の残りを食べて空腹度も低かったので、願ったり叶ったりです。

店の名前である、（スパゲッティ ）カルボナーラ。
充分に美味かったですが、１年半前に食べたロショーリの方がワンレベル上だと思います。あそこも塩っぱいだの濃過ぎるといわれていますが。でも、給仕の質と店の雰囲気はこっちの方が数倍上です。
なお、ここはビールがイタリアでは少ない樽出しで、美味しゅうございました。
結局ビール 5,-と麺 9,-のみで、切りの良く15ユーロでお会計！

帰り道、駅正面にあるディオクレティアヌス浴場で。

ディオクレティアヌスの浴場跡 史跡・遺跡

その向かい、共和国広場。
もう23時を廻っていましたが、怖い度ゼロでした（あくまでこのときの体験での感想）。

共和国広場 広場・公園

ホテルの朝食です。
はっきり言ってかなり貧で、すが、「その日始動前の燃料」としては充分です。それに宿泊料からしたら、間違っても文句言えません！
写真のクロワッサンぽいものは、イタリアの朝食では甘～いコルネットというもの。
さらに、ここにはパサパサ・スカスカのイタリア風丸パン・ロゼッタがありました。満足!!

モンテベッロ通りの市。こーゆーの見るの好きです！
奥は上述のディオ～浴場裏側。

フェリクス水道の泉とサンタ マリア デッラ ヴィットーリア教会（左）。

モーゼの泉 モニュメント・記念碑

云わずと知れたトレヴィの泉です。
観光する気はなかったのですが、用があるところへ行く最短経路上にあったので。コインは投げませんでした。

トレヴィの泉 建造物

コルソ通りを横切るときに見える、この光景が好きです。

ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物

パンテオンの横です。
なんか期せずして「ローマの休日」コースを歩いています。ここは、ふたりで街歩きを始めて入るカフェ・ロッカの位置です。
右上写真へのクレジットは、発表後50年を過ぎ著作権も切れているでしょうから、付けません。

パンテオン 建造物

トッレ アルジェンティーナ広場です。

トッレ アルジェンティーナ広場 広場・公園

用事が済んで、昼メシを食べに、紹介されたレストランへ路面電車で向かいます。
なぜか路面や背景が白っぽく、まるで降雪時のように見えますが、普通の天気です。ホコリで空気が汚れているのでしょうね、きっと。

車内。きれいです。

聞いたレストランがどうも廃業したみたいで、大掛かりな工事をしていました。仕方なくネットで調べた店へバスで向かいました。
降りたところは、またも映画の舞台、真実の口の前でした。
すごい列ができていました。

サンタ マリア イン コスメディン教会（真実の口） 寺院・教会

パラティーノ橋横にあるアエミリウス橋の残り。奥にはテヴェレ川の中洲、ティベリーナ島。

ポンテ パラティーノ 観光名所

ローマ料理の店で、カルボナーラも美味いとのこと。

Da Enzo al 29 地元の料理

店内。

ここはコペルトを取らないようです。
まず前菜代わりに、ワイン(3,50?)とオリーブオイル(0,50)にパン(2,-)。
オリーブオイルは超ー旨く、これだけでワインとパンがどんどん進みそう！（お代わりは赤が良いなぁ！）

メインのリガトーニ カルボナーラ(11,50)です。
ホントはスパゲッティが食べたかったのですが、頼むときに言い忘れ、あとで思い出して尋ねたらもう調理始めているので代えられないといわれ、ここのカルボナーラでの標準であるこれが来ました。
でも、これは麺自体と茹で方がモルト ベーネ！ ベニッシモ!! ソースも「ラ カルボナーラ」よりかなり上。正直、この麺をロショーリのソースで食べたい！
とにかく、ローマまで行った甲斐があるレストランでした。次回はスパゲッティで食べてみることを宿題と胸に刻んだら、この歌が頭から離れなくなりました！
https://www.youtube.com/watch?v=_-Cz8r-FLZo (C)Spliff, CBS Records 1982

食事が終わり、次の目的地まで交通機関だと乗り換え乗り換えで、結局歩くことに。川沿いを北上します。
中洲を反対側から。左奥にヴィットーリオ エマヌエーレ２世記念堂の頭が見えます。

同じ位置から反対側、ポンテ ジスト。その奥にサン ピエトロ大聖堂のクーポラが見えます。

サンタンジェロのお城も見えました。

サンタンジェロ城 城・宮殿

バチカン市国を南から北に３分で縦断。
大聖堂をスリット越しに。

教皇が御座すのは、右建物の最上階右から３番目の窓のところでしたっけ？

サン ピエトロ広場 広場・公園

なお、バチカンも硬貨を出し惜しみして、値を釣り上げています。
でも、今回ローマ市内他で数枚の50セント玉がお釣で来ました。代替わりすると意匠が変わるのですが、先代ベネディクト16世（ラッツィンガー）と今のフランシスコ、そして紋章のものと３種類。どなたか買いませんか？（笑）

バチカン市国への入り口、差し詰め国境審査場です。単なる旅行者は一般地区に入れません。
昔は広場の案内所前から博物館に行くための無料バスがあり、それが市国内の普通のエリアを走っていて、ホンの数分間「国内」の様子が見られました。博物館の入場券を持っていなくても自由に乗れたので、中を見るために乗ったことありますが、もうないみたいです。

なお、この門は何という名なのか分かりません。
「Porta di S.Anna」との記述もあります。

天使の門 建造物

買い物も終わり、地下鉄２本とＦＳを乗り継いで空港へ。
この路線、駅も車両もきれいになり、本数も少し増えましたね。
ローマ編はここでお仕舞です。アリヴェデルチ！

フィウミチーノ空港 空港