１０年目のアニラオダイブ５泊６日／①魚の顔を正面から

2018/11/07 - 2018/11/12

　２０１７年１１月に行ったアニラオダイビング。７月にボホールに
行ったが，やはりアニラオは欠かせないとの思いで，今年二度目の
ダイブ紀行。１１月にしたのは，いつも滞在するリゾートの支配人から，
１１月に入ると台風シーズンは終わり，海況も天候も落ち着くとの
アドバイスをもらったから。海況がよくなるとの期待は透視度が
それほどでもなく，ちょっと裏切られて感もあった。
　雨期に入っていたが日中の天気はほとんど雨に降られず，気温は
高い日もあったが湿気が少なく，フィリピンで初めて汗をかくことが
ないという経験をした。さらに，海外で何度か一緒になった
ダイブ仲間との邂逅もあり，楽しく過ごせた６日間であった。
　今回も，魚の正面顔を撮ることにこだわってみた。

エリア マニラ(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: フィリピン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　アカモンガラ。青い体と二筋に分かれた長い尻尾の
空色がきれい。名前の由来となった赤い歯がのぞいて
いる。岩礁のすき間に隠れているのをよく目にするが，
頭隠して尻隠さずとのことわざ通り，長い尻尾の先が
隠しきれていないのを，よく見かける。

　サザナミフグ？。太りすぎか，じっとして人の
動きには無関心を装っていた。

　クマノミ。腹と尻尾が黄色化オレンジ色で，二本の
白い帯の個体がよく見られるが，この個体は真っ黒
だった。気が強く，撮影中によくかみついてくる。

　ヤシャベラ。名前は「夜叉」と怖いが，それに
ちなむような暴挙には出ないという。目から
むなびれにかけての赤い色が特徴。

　ミノカサゴ。ひれに毒があるので，海の危険生物として
よく知られている。きれいなので，つい手を出してしまい
がちだが，幼魚は潮だまりにいることもあるので，追っか
けまわして触らないこと。それをやってひどい目にあった
友達がいる。

　アヤコショウダイ。大きい個体だった。大きくなると
５０ｃｍくらいになる。食べられる種だそうだ。

　ハナヒゲウツボ。幼魚のうちは真っ黒で鼻先の突起の
ようなひげとくちびるの周り，背びれの先端が黄色だが，
伸ばし，流れに身を任せながらプランクトンをとらえる
のでよく動き，正面からとらえるのが難しい。

　オコゼ。じっとして動かないので正面から撮りやすい。

　ヘコアユみたいに縦になってただよっていたソウシハギの幼魚。

　ナンヨウツバメウオ？　アニラオのこのポイント
（ダリラウト）の水深２５mあたりでは必ず目に
することができる。

　ハダカハオコゼ。正面から見ると平べったい体，
体の割に体高が高く，白っぽい体が特徴だが，黒
っぽかったり赤っぽかったりの体の個体もいる。
岩礁やサンゴ礁にへばりつき，泳ぐことはほとんど
ないという。

　ミズタマサンゴから顔をのぞかせたバブルコーラルシュリンプ。

　ニシキヤッコ。水族館やダイビングで見るのが中心の魚で，
食用にはされないという。体側の白，黄，青の華やかなしま
模様から，「ニシキ～」との名がついたようだが，「ヤッコ」
の由来はわからないらしい。

　セグロリュウグウウミウシ。あにらおでは，
比較的よく目にする種だ。

　ミナミハコフグ。Ｙｅｌｌｏｗ Ｂｏｘｆｉｓｈ（黄色い箱魚）
との英語名をもつ，サンゴ礁の人気者。　

　こちらは，鮮やかなオレンジ色と３本の白い帯が
特徴のカクレクマノミ。ディズニー映画の
『ファインディング・ニモ』の主役はこれっ！