2013/05/25 - 2013/05/31
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ヘラヤガラさん
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毎年恒例となっているルソン島バタンガス州アニラオでのダイビング。アニラオはマニラ空港から車で片道3時間ほどにあるダイブリゾート地帯。海岸線にそって何十件ものリゾートが点在しているが、いわゆるリゾートタウンとは異なりリゾートを1歩出ればお土産屋やレストランなどのない田舎町といったところである。
ここアニラオはホームグラウンドともいえる場所で、私のダイビングの40%はここでのキャリア。40か所を超えるポイントの多さと、低予算でダイビングできることから毎年1週間前後をダイブ三昧で過ごしている。リゾートの滞在者のほとんどは日本人。
ダイビングはシニアや女性ダイバーにはうれしい、ダイビングにかかわる一切の世話は現地スタッフがやってくれる殿様ダイビング。ダイバーがその気になれば早朝、午前2本、午後2本、ナイトと1日6本も可能。多くのダイバーは午前2本、午後1本が通常のパターン。
今回はリゾート5泊+マニラ1泊の滞在だった。
1日目/アニラオへの移動日
2日目〜5日目/各1日3本(午前2+午後1)ダイブ
6日目/飛行機登場まで24時間あけるために、ダイブは午前1本のみ。14時にアニラオを出発し、マニラに移動 して1泊
7日目/午後便で帰国
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ダイブポイントにはバンカーボートで行く。バンカーボートはフィリピン独特のボートで、ボート本体を左右に張り出した太い竹を束ねたアウトリガーで支えて安定させる構造。リゾート前の浜から出発し、40を超えるダイブポイントへは5〜30分で到着する。午前中二本、午後1本、合計3ダイブをそれぞれ別のポイントで楽しむ。昼食は午前のダイブ終了後にリゾートに戻ってとる。
-
5/26最初のポイント:ツインロックス。
ツインロックスはギンガメアジの群れにほぼ100%出会えるポイント。この日も出会うことができたが群れも個体も小さかった。このポイントは禁猟区になっているので魚影が豊富。
この週は大潮にぶつかっており、島と島の間になっているこの海域は、カレント(流れ)が強いことが予想されたが、予想にたがわず浮上して海面に出てからのボートへの移動に苦労した。ガイドの話では、このカレントは「中程度」とのことだった。 -
ハナヒゲウツボの双子?
通常ハナヒゲウツボは一つの穴に1匹のところ、一つの穴から2匹が顔を出していた。胴体を振りながら流れてくるえさをとらえる。穴の中の胴体の長さは出ている部分の3〜4倍もある。目を撮り込めなかった失敗作かも? -
5/26二本目のポイント:アートス・ロック。
カメ!!! タイマイである。
海で出会うおもなカメはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ。アカウミガメとアオウミガメは生息地域で区分されるそうだ。このカメは甲羅の後ろ側がギザギザになっているのが特徴のタイマイ。ダイブ終了間際に別の個体にもう一度出会った。
ハワイのダイブではカメは珍しくもなんともないが、ここアニラオでの遭遇率は低い。リゾートに滞在していた東京のグループからうらやましがられた。 -
ツバメウオが体についた寄生虫をホンソメワケベラに掃除してもらっていた。
-
ブチウミウシをお尻から失礼!!!
ウミウシはダイバーの人気者。姿かたちが美しいのと、動きが鈍いので絶好の被写体。種類も多く「ウミウシ図鑑」というネットのサイトでは、約1400種が確認されている。 -
5/26三本目のポイント:イーグルロックス。
リゾートから5分ほどの水深10メートルくらいまでサンゴが広がる美しいポイント。ここもカレントがあり、潜ってから流れに任せて進み、潜った地点から離れた地点でボートに収容してもらう、ドリフトダイブとなった。
サンゴの海域を過ぎた砂地にハナヒゲウツボの成魚が顔を出していた。上で紹介した「ハナヒゲウツボの双子?」の親の姿。 -
5/27最初のポイント:ダリラウト。
バンカーボートで20分ほどかかる島の裏側のポイント。カレント(流れ)が少ないポイント。カレントを好まない仲間がいたので選択。
朝一番の出迎えは今日もタイマイ!!! -
アオヤガラ。青白く透き通るような体がきれい。私のハンドルネームの「ヘラヤガラ」はこの魚の同類からとっている。
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5/27二本目のポイント:ベツレヘム
チンアナゴ。サンゴ礁のある海域の砂地に生息し、穴から体を出して流れてくるプランクトンを食べている。目の下に二つ見える黒い斑点が特徴。 -
モンダルマカレイ。
同じ平らな魚のカレイとヒラメ。左ヒラメの右カレイと、目がどっち側についているかで区別するが、後ろから見たせいでわかりにくかったので図鑑に頼った。 -
タカラガイ。
こぶし大の生きている個体を初めて見つけた。ずっしりと重かった。 -
5/27三本目のポイント:ダイブ7000
リゾートのすぐそばのポイント。リゾート前は石と砂の浜のだが、このあたりからサンゴ礁となる。
コウイカの体色早変わり。サンゴ礁が破壊された瓦礫地から砂地に移動するのに伴い、体色が茶→茶と白の混じり→白、へと変化させた。 -
-
-
ふくれたハリセンボン。
ちょっかいを出したら真ん丸にふくれた。丸くなった体にパッチリした目がマッチしてかわいらしい。幼児のヨチヨチ歩きのような格好で泳いで行った。 -
5/28一,二本目のポイント:ソンブレロ。
リゾートからボートで20分ほどの無人島の周辺に広がるサンゴ礁の美しいポイント。同行者にこのポイント好きがいることもあり、2本続けてのダイブとなった。
このポイントは竜宮城への入り口? 四種類のリュウグウウミウシが出迎えてくれた。
クロスジリュウグウウミウシ。 -
ミラーリュウグウウミウシ。
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アカフチリュウグウウミウシ。
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セグロリュウグウウミウシ。
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5/28三本目のポイント:カテドラル
十字架が沈められたポイントであることからこの名がついた。この地域の魚は餌付けされているので、ごはん粒やパンくずをまくと、ワッと集まってくる。因みに、餌付けされていないポイントでは、同じことをやっても魚は寄ってこない(後日違うポイントで実験してみた)。 -
アカモンガラ。
アオが美しいのになぜアカ〜。
ちょっとピンボケだがアニラオのどのポイントでも見られる魚。体がアオいのにアカといわれる謂れは、アカい歯の色にある。くちびるにアカい歯がわずかに見てとれる。 -
ニチリンダテハゼとテッポウエビ。
ハゼはエビの掘った穴を巣として使わせてもらう代わりに、エビが外敵に襲われないように見張りをするという、お互いに助け合う共生関係にある。ハゼの背びれが広がって模様をはっきり見せていればもっとよかった。 -
5/29一本目のポイント:キルビスロック、二本目のポイント:コアラ、三本目のポイント:ボニートポイント。
一本目はアケボノハゼの撮影チャンスを逃して成果なし。二本目も撮影対象に恵まれなかった。
三本目で出会ったのは、ヒメダルマオコゼ。外見は醜いがひれの内側には外見とは大違いな模様が……。ひれの裏側を撮影するためにちょっとばかり魚を驚かしてみた。 -
リゾートの夕景は美しい。太陽が沈む時には毎日滞在客が集まってくる。
-
5/30最後のダイブポイント:デッドパーム
全長50センチほどのクロテナマコ。 -
5/31成田着。JALのキャビンアテンダントのこの制服はこの日が最終日とのこと。降りる時に制服を撮影させてもらった。CAはにこやかにピースサインをしてくれたが、残念ながら顔出しは自主的にNGとした。美人だったのに〜!!! (写真は同行のS氏提供)。
さて、次の制服は???
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