アニラオ８泊９日１７ダイブ／②リゾートとリゾートのある町＋マニラブラブラ歩き

2017/06/02 - 2017/06/10

　私のダイビング・キャリアの約半分は、アニラオの海で
つくられた。行き続ける理由は、とにかく低予算で
たくさん潜れるから。
　殿様ダイブで潜れるのもうれしい。そして、シニアに
なっても面倒見てくれそうだから。このリゾートの
最高齢ダイバーはは８８歳とのこと。まだだいぶあるが
…果たしてあやかれるか？!　
　ほとんど町らしい町もないリゾートの周辺地域だが、
今回は少し町歩きをしてみた。

エリア ルソン島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

　マニラ空港第１ターミナルの税関出口。
イミグレーション通過はだいぶ時間がか
からなくなったが、預けた荷物が出てく
るまでは時間がかかる。この速さはなん
といっても日本が一番。
　紫のユニフォームを着ている軍団は、
客の荷物を運んでチップを稼ごうとする
ポーターたち。

　税関出口を出ると両替所がある。両替所は
左右の両端にあり、その間は数十ｍ離れてい
るので、どちらが両替率がいいか悩みそう。
写真は左側の両替所。友人は右側に行ったが、
この日は左側のほうが１万円あたりで両替額
が１０ペソ多かった。

　外に出たら横断歩道を渡り突き当りのスロープを
右に降りて、リゾートの送迎バス待ち合わせ場所に
行く。

　リゾートの送迎バスとの待ち合わせ場所は、
上の看板のQPRSの下が目安。フィリピン人はこ
ちら側にまで入ってくることができず、向かい
側にMr.〇〇と書いた紙をもった迎えのドライバ
ーが待っている。確認できたらドライバーから
こちら側にわたれとの指示が出るので、横断歩
道を渡ってドライバーと合流する。あとは送迎
車に乗ってアニラオへ直行。

　フィリピン航空で行くと第２ターミナル、
ANAで行くと第３ターミナル到着になる。
第２ターミナルに到着すると、税関出口から
ズラーッと迎えに来た人の人垣ができ、そこ
にMr.〇〇との看板を持ったドライバーと合
流し、アニラオへ直行。
　ANAはまだ利用したことがないのでわから
ないが、第１，２と似たり寄ったりだろうと
想像する。なお、中華航空(台北乗継)、キャ
セイ航空(香港乗継)など、その他の航空会社
利用は第１ターミナル到着となる。

　パシフィコアズールリゾートの入り口。マニラ
空港からは大体３～４時間くらいの旅程。ロビー
までは入り口から急坂が待っている。

　リゾートの敷地内にはマンゴの木が何本もある。
熟するころになると、夜中に宿泊棟の屋根に落ち
てきて、その音が眠りを妨げる。落ちてきてあま
りつぶれていないものは滞在者が食べることもで
きる。

　リゾートのある日の朝食。
卵（スクランブルだったり目玉焼きだったり）、
生野菜、ソーセージ（ハムの日もある）、ジュ
ースにおかゆが毎日付く。パンの代わりにご飯
のときもある。ブッフェ形式なので、量は自分
で調節できる。
　宿泊客は朝食無料。

ある日の昼食。
　肉（ブタ肉とトリ肉の両方）、温野菜、生野菜、
パスタ、ご飯、スープ、デザート（基本的にフル
ーツ）が定番。素材は毎日変わらないが、調理法
はその日その日で異なる。おかわり自由。

ある日の夕食。
　メニューは基本的に、ライス、ブタ肉、
トリ肉、温野菜、生野菜、スープ、デザ
ートで、昼食と主食，副食の素材は昼食
と同じ。ブタとトリはいろいろな調理法
で出される。トリは日本のブロイラーで
はなく放し飼いにしているニワトリなの
で味がいい、とは滞在者の共通の感想。

殿様ダイブ①。
　アニラオダイブで何がいいかといったらこれ、
殿様ダイブ。

　ダイブ終了後に接岸しても、カメラとダイコン
以外は持たないでバンカーボートから下船できる。
タンクも、BCも、レギュレーターも、フィンもガ
イドとボートピープルが運んでくれる。
　もちろん乗船するときも同じ。

殿様ダイブ②。
　ウェットが小さめなら寄ってたかってちゃんと
着せてくれる。タンクのセッティング、交換もす
べてお任せ。自分の命は自分で守るという原則か
らははずれているのだが……やっぱりこれはいい???。

殿様ダイブ③。
　ダイバーは機材をセッティングする必要がない。
ダイブの基本である「自分の命は自分で守る」と
いう原則からは大きく外れているが、これがある
からフィリピンダイブが好きというファンもたく
さんいる。ボートの出港前は、セッティングやボ
ートへ機材を運ぶ働くガイドやボートピープルで
広場はごった返しているが、ダイバーは何も持た
ずにのんびりスウェットだけ自分で着てボートへ
乗り込むだけ。

　リゾート前の海岸は砂利浜で、うねりがあり波が
高いときはバンカーボートが接岸できない。そうい
うときは、波のないエントリー場所にジープニーで
移動するので、ダイブできないということはない。

　ジープニーはリゾート・ダイバーの貸し切りで、
機材をすべて積み込んで１５分ほど移動する。運転
手はなんと左右のど真ん中に座っている。その理由
は、このジープニーも普段は客席に目いっぱいの人
数を載せる乗り合いで、一人でも多くの客を客席に
乗せることができるように、運転席の幅を極限まで
狭くしているからである。そのため運転手は運転席
の左右の真ん中に座り、半身に構えて運転している。

　昔、日本のダンプの運転手がこんな格好で運転す
ることがはやった時代があったなぁ~。　

　リゾートから１kmほど離れたところにはパン屋さん
がある。ショーウィンドウ一つで足りてしまうほど小
規模。もっとも日本でいう軽自動車のような車で、移
動販売もしているようだ。

　パン屋さんのそばには食堂もあるでよ。

　友達が寄ることにした床屋さん。前の写真の食堂の隣。

仕事中の床屋さん。
　日本のようにカット後の洗髪はなくヘヤーカット
オンリー。カットにかかる時間は、アッという間の
約１５分。料金は５０ペソ（約１２０円）。安い~っ??　
さすがにびっくり。
　友達は１００ペソ払って、釣りはいらないよと大見え?
を張る。床屋はすごく喜んでいた。来年はここでカット
してもおうかな。

もう一軒のレストラン。
　リゾートから一番近く、徒歩数分。ダイブが早く
終わったときは散歩がてら何回か立ち寄った。ビー
ルが安い（７５円くらい）が、メニューにはいろい
ろ書いてあるが、ほとんどが品切れとのこと。明日
も来るからイカを仕入れといてと頼んだが、翌日も
入荷せず、頼んだ二日後にやっとありつけた。
　
　このレストランはがけっぷちに立っており、窓か
らの眺めがいい。