2018/12/22 - 2018/12/23
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この旅行記のスケジュール
2018/12/22
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船での移動
カドゥキョイ(アジア側)からエミノニュ(ヨーロッパ側)までフェリーで移動
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タクシム広場で、濡れバーガーとファラーフェルを食べる
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カラキョイをぶらぶら
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Haseki駅周辺で、シリア料理を堪能
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この旅行記スケジュールを元に
日本から旅行で来ていた友人に会うべく、急遽イスタンブールへ。まさに、棚ぼたな師走の週末旅行です。
友人との食事以外はノースケジュール。気になっていたスポットを中心に、気持ちの赴くままに、イスタンブールの街を散策しました。
今回の旅のラインナップは以下のとおり。
*ランチはパレスチナ料理店のファラーフェル
*<特集①>珍しく奮発!宿泊はペラホテル
*備忘録的おしゃれカラキョイ
*<特集②>ディナーは感動的シリア料理!
*モスクで切ない恋の物語
*<特集③>もう一度見たい!カーリエ博物館
*初めまして!マルマライ線
以上です。
年末増刊号的な旅なのに、年末までに旅行記を書き終えずに新しい年を迎えてしまいました。2019年も、皆さまの旅が素晴らしいものとなりますように。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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【12月22日(土)、1日目】
降って湧いてきた週末イスタンブールの旅。
僅かながらの臨時収入を握りしめ、「これでイスタンブールに行こう!」と夫をそそのかし、一人往復270TL(約5,400円)の航空券を購入。トルコ国内線は時間帯によっては安いですし、イスタンブールはサビハ・ギョクチェン空港というアジア側の空港の利用がお得です。
サビハ・ギョクチェン空港には10:35到着。そこから、Havaş(ハワシュ)の空港バスでアジア側のカドゥキョイへ。料金は14リラ(約280円)、この時は40分かかりました。サビハ ギョクチェン国際空港 (SAW) 空港
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カドゥキョイからは、フェリーに乗って、エミノニュへ。
フェリーでアジア側とヨーロッパ側を行き来するこのルートがお気に入りです。でもこの日は風がとても冷たかったです。
そして毎回思うのです、次回はカモメ様にシミット(ゴマパン)と、ネコ様にキャットフードを用意せねば!と。
かつてアジア側の終着駅として活躍したハイダルパシャ駅も、ついに覆われてしまいました。イスタンブールの観光名所はどこもかしこも絶賛工事中です。ハイダルパシャ駅 駅
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エミノニュで降りて、ガラタ橋を渡ります。
冬のイスタンブールの空はどんよりしています。でも、ガラタ橋で釣りを楽しむ風景は、冬の風物詩ですね。
10数年前、初めてイスタンブールを旅行した時も12月でした。寒くて、風邪をひいて、こじらせて、蓄膿症を発症したんです笑。しかもシリア再入国のビザがイスタンブールの領事館で取れなくて、途方に暮れていたら、ガラタ橋で世界一周中の先輩に偶然会って、一緒にサバサンドを食べたんです。今思い出しても、不思議な体験。。。
じろじろ怪しい視線を感じて、不審者だと思ったら、大学の先輩だったという。。。ガラタ橋 建造物
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ガラタ橋を渡った先は、カラキョイ。
冬の魚市場、眺めるだけで幸せな気分に。
カラキョイからは、トラムでカバタシュへ行き、そこでフニキュレルに乗り換えてタクシムへ。カラキョイ魚市場 市場
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タクシム広場で建設中の巨大モスク、着々と工事が進み、全体像が見えてきました。現大統領が、イスタンブール市長時代から、タクシムに新規建設を主張してきたモスクです。
広場を挟んで向かい側では、オペラの建設も。タクスィム広場 広場・公園
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さて、タクシム広場まで来た目的は、濡れバーガー(ウスラック・ハンブルゲル)を食べること。ハンバーガーをトマトソースで蒸したもので、ピザまんのような味と食感。
Kızılkayalar
https://goo.gl/maps/pzTf8oDex292
タクシムで食べる濡れバーガーが美味しくて、ぜひ夫に食べさせたいと思っていたのです。トマトソースが甘めで、食べやすいです。
でも、これだけではお腹いっぱいにはならないので、、、タクスィム広場 広場・公園
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そうだ、タクシムにはパレスチナ人がやっているファラーフェル屋があった!と思いだし、そこに行くことに。ランチ第2弾。
Falafel House
https://goo.gl/maps/KWvUgJUdauT2
ちょうど訪れた時は、店内は若いアラブ人のお兄さん達でいっぱいでした。皆さん、このお店のことをアラビア語で「マタアム・フィラスティーニー(パレスチナ・レストラン)」と呼んでいます。
タクシムはアラブ人が多く、アラビア語が書かれたお店も多いです。 -
セットメニューは、25~30リラ程(約500~600円)。少し高めの値段設定です。
3、4人以上で行く場合は単品の方が色々食べれて良いと思います。
ファラーフェルのサンドイッチは、10リラ(約200円)でした。セットメニューは量が多かったので、サンドイッチにすれば良かったと後で後悔。 -
WE DO NOT HAVE
* WIFI *
TALK TO EACH OTHER
PRETEND IT'S 1995
と書かれた、おしゃれボードは誰も目に入らないようで。店内は、大音量で動画を見せ合いっこしたり、友達に電話したりと、かなり賑やか。これだからアラブ人は・・・。 -
こちらは私が選んだプレート。
ファラーフェル(ひよこ豆のコロッケ)、ホンムス(ひよこ豆のペースト)、タッブーレ(イタリアンパセリを細かく刻んだサラダ)。
シリアパン(と勝手に私が読んでる平べったいパン)と一緒にいただきます。
私は、このタッブーレも大好き。独身時代は家でも作っていました。大量のイタリアンパセリ、トマト、ネギ、玉ねぎ等をみじん切りにして、細かいブルグル(引き割り小麦)、オリーブオイル、レモン、塩コショウを混ぜて出来上がり!イタリアンパセリさえ手に入れば、日本でも簡単に作れるレシピです。 -
夫が選んだプレートは、ペーストがホンムスとフール(そら豆のペースト)になっています。
ホンムスは滑らかで美味しかったのですが、肝心のファラーフェルが薄味なのが残念でした。もう少しスパイシーな味付けが好みなのですが。もうちょっと頑張って欲しい!(と、上から目線の私)
アラブ人率が高かったですが、外国人やトルコ人の若い女性も来店してました。ファラーフェルは、ヴィーガンフードとして世界的に人気ですもんね。ちなみに、falafelはアラビア語で、falfala(=to pepper)、fulful(=pepper)から派生しています。特に東アラブの人にとっては、ソウルフードです。 -
腹ごしらえの後は、イスティクラール通り(İstiklal Caddesi)を歩きながら、宿泊先のペラ・パレスホテル向かいます。
イスティクラール通り 散歩・街歩き
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途中、立ち寄りたかった場所がこちら。可愛い雑貨やお土産も扱っている本屋さんです。
İNSAN KİTAP
https://goo.gl/maps/SGgoUxfzPo62 -
ネコの可愛い置物を扱う売り場の隣に、、、
本物のおネコ様!
可愛いです。 -
このお店で買いたかったのは、このキーホルダー。
gamzeさんのイスタンブール旅行記で拝見してから、すごく欲しかったんです!シミット(ゴマ付きパン)やチャイ(お茶)のモチーフが入っていて、可愛すぎます。一つ確か11リラ(約220円)でした。
細密画が印刷されたコースターは、夫が選んだもので、こちらは4リラ(約80円)。 -
Church of St. Anthony of Padua (トルコ語でSent Antuan Kilisesi)
イスティクラール通りを下っていくと左手に見える大きな教会。初めて中に入ってみました。
イスタンブールで最大規模のローマカトリック教会。この辺りに住んでいたイタリア人コミュニティ-のために、1725年に建造され、1912年に再建されたそうです。
ガラタ地区は、ビザンツ帝国の時代から、イタリア商人であるジェノバ人の居住地として栄えましたから。 -
敷地内には、クリスマスらしく馬小屋が飾られていました。トルコで初めてみました。この日はまだ12/22でしたので、幼子イエスの姿はないようです。
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中はこんな感じ。とても綺麗です。
ヨーロッパの教会にいるようです。
イスラム教徒の方々も見学に訪れていました。 -
ステンドグラスも清楚な色合いで可愛いです。
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さて、この日のお宿に到着です!
いつもは宿泊費は節約したいと思うタイプなのですが、今回は少し奮発して、Pera Palace Hotelに宿泊です。(タクシムにある外資系ホテルより少し安いくらいのお値段です。)
というわけで勝手に【特集①ペラ・パレス宿泊】
パリとイスタンブールを結ぶオリエント急行の乗客のために、1895年にオープンした老舗ホテルです。特に有名な宿泊客はアガサ・クリスティー。1926-1932年の間に何度もペラ・パレスに宿泊し、411号室を好んで利用したとか。『オリエント急行殺人事件』はこのホテルの客室で執筆されたとも言われています。
他には、アーネスト・ヘミングウェイ、ピエール・ロティ、アルフレッド・ヒッチコック等。
https://blog.perapalace.com/en/story-of-pera/famous-guests-of-the-pera-palace-hotel/
また、建国の父アタテュルクが利用した101号室は、現在はミュージアムとして公開されているそうです。(そのことを知らず、見そびれました~・・;)ペラ パレス オテル ホテル
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平民なので普通にチェックインします。
パソコンが百科事典のような本のケースに隠されています。ペラ パレス オテル ホテル
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客室はこんな感じ。
長期リノベーションを経て2010年に再オープンしたので、アンティークな雰囲気は残しつつも、内装や客室は新しいです。ペラ パレス オテル ホテル
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趣のある机と椅子。
窓からは、金角湾とイスタンブールの街並みが見えます。ペラ パレス オテル ホテル
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久々のバスタブ付き!しかも猫足!
ペラ パレス オテル ホテル
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フロントに飾られた立派なクリスマスツリー。
ペラ パレス オテル ホテル
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ホテル内にはおしゃれなパティスリーもあります。
ピンクを基調とした内装が可愛いです。
特に、このシャンデリアが好きです。切子のようなガラス細工が美しいです。ペラ パレス オテル ホテル
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中央の吹き抜けの空間がラウンジとして使われているのですが、ここが本当に素晴らしかったです。オスマントルコらしさ、ヨーロッパらしさ、その両方の様式が見て取れます。
ペラ パレス オテル ホテル
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伝統と格式が感じられる空間にうっとり。もっとオシャレして行けばよかったです。
ペラ パレス オテル ホテル
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トルコで初めて導入された電気エレベーター
エッフェル塔にエレベーターが取り付けらえた、その3年後に設置されました。
当時のペラパレスは、オスマン帝国の宮殿以外で唯一電気が通り、温かいお湯が流れていた場所なのだそうです。ペラ パレス オテル ホテル
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鉄格子の外扉がアールヌーヴォーな雰囲気で可愛いです。
ちなみに、このエレベーターは現役です。勝手に乗って良いかは分かりませんが。ペラ パレス オテル ホテル
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左の木製のボックスは、オリエント急行終点のシルケジ駅からペラホテルまで乗客を運ぶために使われていた椅子かご(sedan chair)だそうです。
ペラホテルの中は、博物館さながら、写真や文書、絵画など貴重な品々が展示されていました。
話が逸れますが、、、2017年に映画化された『オリエント急行殺人事件』。トルコ航空の機内でも観ることができますので、ご利用の際はぜひご覧になってください◎とにかく映像が美しかったです。当時のエルサレムやイスタンブールの街並みも出てきます。また、オリエント急行に乗り込む前に、主人公の名探偵ポワロがイスタンブールのレストランに立ち寄るのですが、そこの焼き立てのパンがすごーく美味しそうで・・・ポワロも「完璧なパンだ」と。なんだかんだ、そこが一番印象に残っています。ペラ パレス オテル ホテル
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ホテルの辺りはペラ地区、とってもおしゃれです。
レストランやバーなど色々あります。
1時間ちょっと仮眠を取って、時刻は16時。18時に友人との待ち合わせがあるので、それまでカラキョイをぶらぶらすることに。
ペラからガラタ塔を経由して、一気に坂を下っていきます。 -
まずやって来たのがSALT Galata。オスマン銀行の建物を図書館、展示スペース、レストラン、カフェ等が入った複合施設にリノベーションした話題のスポットです。
SALT GALATA
https://goo.gl/maps/iKsvXBMLsFK2
吹き抜け好きにはたまらなく美しい空間です。床がおしゃれ。
思い思いに椅子に腰かけて、本を読んだり、コーヒーを飲んだり、おしゃべりをしたり。同じトルコとは思えないおしゃれな空間に、色んな意味で溜息が。なんでしょう、この文化的格差は。 -
窓から見えるイスタンブールらしい景色
特段目的はなかったので、写真を撮って、外に出ましょっか。 -
あら、可愛いにゃんこたち。
あなたたちも、図書館で調べ事かしらん? -
ふふん、って気取ってて可愛いです。
ちなみに、SALTがある通りは、Bankalar Caddesi(バンカラル通り)と言います。Bankalarはトルコ語で銀行の複数形。この辺りは、オスマン帝国時代に金融の中心地だったそうです。
この通りは古くて趣のある、ヨーロッパ風の建物が多かったので、またじっくり来たいなぁと思います。 -
例えば、これは、İş Bankasıという銀行のガラタ支店。
建物はヨーロッパ風なのに、入り口がタイルで装飾されていたりと、トルコらしさも感じられて良いですね。 -
バンカラル通りには、「カモンドの階段」という、ガラタ塔方面に繋がる美しい階段があります。
調べてみたら、オスマン帝国時代に活躍したユダヤ人銀行家のカモンドさんが造った階段だそうで。Google mapによると、その近くに”Kamondo House Ruins”もあるようで、気になります。
まだまだ知らないことばかり。もっと自分の足で歩かなきゃ~。
https://goo.gl/maps/tC9QbFC5m9H2 -
歩いていて、ふとガラタ塔が目に入ると嬉しくなります。
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カラキョイは、オシャレなレストラン、カフェ、雑貨屋が色々とあって、気になっていたエリア。今回も時間がなく、さっと散歩してお茶しただけですが。
備忘録として、気になったお店を4つピックアップ。ぜひいつか行きたい!
(でも、胃袋がいくつあっても足りませんので、どなたか私の代わりに・・・)
1つ目は、Namlı Gurmeというデリ&カフェです。
https://goo.gl/maps/HimsGMTVpy12
美味しそうなお惣菜、チーズ、ハム、パン、調味料、お菓子等様々なものを扱っていて、女子が好きそうなお店です。ワンプレートで幾つかメゼを選んで、ワインと一緒に召し上がってる方もいたりして。なんておしゃれなイスタンブールライフ・・・。ナムリ グルメ (カラキョイ店) 地元の料理
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2つ目は、Karaköy Çorba Eviというスープ屋さん。
案の定の繁盛ぶり。ここは、すごく気になってマス。
HPのメニューを見たら、カボチャのスープ(珍しい!)もあるそうで。いつかこの辺りで飲んだ帰りに、立ち寄ってみたいです。
http://www.karakoycorbaevi.com.tr/ -
3つ目は、ここ。名前は分からないのですが、スープ屋さんのすぐ近くです。
なんと、ここでは私が恋焦がれていた、焼き魚のドゥルム(ラップサンド)を見つけました。以前この辺りを歩いた時は、気づかなかったので、冬限定? -
すごく美味しそうです。食べたかったのですが、もうすぐ友人との約束の時間ですので、我慢我慢!
今回、カラキョイの魚市場に寄った時、このお魚のラップサンドを作っているおじさん達の屋台がなかったのですが、なくなってしまったのでしょうか・・・?涙
通常どこに行ったら食べられるものなのでしょう? -
4つ目は、Galata Simitçiというシミット(ゴマ付きパン)のお店。
普通のシミット屋さんだと思いますが、お店の外に何席がテーブルがあり、皆さんチャイを飲みながらシミットを頬張っていて、とても幸せそうな光景。
https://goo.gl/maps/GEx7RspkDir
もしこの辺りで働くOLだったら、毎朝ここでシミットを買って、頬張りながら出勤、みたいな。憧れます~。 -
さて、18時の友人との待ち合わせに合わせて、カラキョイからスルタンアフメットまでトラムで移動します。
待ち合わせ場所は、ブルーモスクの前!
(と、我ながら指定しておいて、すごく分かりづらい。。。)
「会えなかったらどうしよう~あはは。」と、猫と戯れていたら、奇跡的に落ち合えました。
「18時に待ち合わせして、シリア料理を食べに行こう」と決まったのもこの日の14時頃でしたから。友人も、私も、たぶんアラブ化が進行しています。
メンバーは、(日本から来た)友人と、その友人(シリア人)、夫、私。シリア人の友人オススメのシリア料理を食べに行きます。スルタン アフメト モスク 寺院・教会
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というわけで、【特集②シリア料理】です。
やってきました、ハセキ駅(Haseki)。スルタンアフメット駅からトラムで移動です。
なぜ、今まで気づかなかったのでしょう。このエリアは、アラビア語表記のお店が多いです。具体的には、トラムのユスフパシャ駅~ハセキ駅~フンドゥクザーデ駅間です。シリア人の友人曰はく、10年前はもっと多かったそうです。
この駅で乗り降りする人も、道を歩いている人も、アラブ人(たぶんシリア人)が圧倒的に多いのではないでしょうか。とても活気があります。
後で思ったのですが、このハセキ(Haseki)、シリア北部の街ハッサケのことでは?
ファーティフ地区は、シリア人が多いそうで。次にまた案内してくれるとのこと。どうしましょう、イスタンブールに来る楽しみがまた増えてしまいました。 -
この辺りは、シリア料理屋が幾つもありますが、シリア人の友人曰く一番美味しいお店に連れてきてもらいました。
まずは、メッゼ(前菜)から。
*タッブーレ
*ファットゥーシュ
*ババガヌージ
*ヤランジ
*クッベ(揚げ)
*クッベ(焼き)
いわゆる、レバノン、レバント料理と言われるジャンルです。(レバント=シリア、レバノン、ヨルダン、パレスチナ)
レバノン料理は、メッゼ(前菜)だけでお腹がいっぱいになってしまうのが特徴。むしろメッゼがメイン以上の満足度。
特に美味しかったのが、友人リクエストのヤランジ(ワラク・イナブ)。葡萄の葉でご飯を包んだもの。トルコにもありますが、ここのヤランジは酸っぱすぎず、ザクロソースが効いていて、美味。しみじみ。
そして、クッベ。これはトルコで言う、イチリ・キョフテ。ひき肉をブルグル(引き割り小麦)で包んで、揚げたり、焼いたもの。クッベは、イチリ・キョフテと違って、辛くないんです。そして、このお店のクッベは、お肉が臭くなくて、すごく美味しかったです。
「シリア料理、美味しい!」と言えば言うほど、意図せずしてトルコ料理をディスる結果になるのですが。。。トルコ料理ももちろん好きデス。 -
私も、友人も、シリア贔屓なので、仕方ありません。
メインも感動的な美味しさ!
*フリーケ(青麦)と鶏肉のピラフ
*クッベ・ラバニーエ(たしか・・・)
両方ともかなりオススメ。ぜひ試していただきたいです。
フリーケのピラフも、ラバニーエ(ヨーグルトソース)のお料理も、シリアならでは!このお店の料理は、油っこくなく、塩っぽくなく、家庭料理のような美味しさでした。
これだけ食べて200リラ(4,000円)。満足度高いです。
シリアのシャワルマが一番とか、ダマスカスのあのお店のあれが懐かしい・・・とか、久々にシリアトークで盛り上がり(相変わらず乙女な友人によって途中テーマが愛になったり・・・)、とても楽しいひと時でした。
私のシリア愛は狂気的なんじゃないかと最近不安だったのですが、友人も同レベルで安心しました。
シリア人の友人も、オスマン帝国の宮廷料理を担っていたのは同じ領内のシリア人だった(トルコの美味しいものはシリアから来た)と言わんばかりに熱くなっていました。(実は、私も少しそう思っていたので、嬉しくなりました。もちろん、領内の色々な民族が担っていたと思いますが。)
しかもシャワルマ(トルコでいうドネル・ケバブ)は、シリアのとある街の発祥なんだとか。これは事実関係要確認ですので笑、街の名前は伏せておきます。
トルコ人の前では、この話はできませんね…。やっぱり故郷の味が一番ということにしておきましょう~^^; -
今回食事をしたのは、マフルーセという名前のお店です。
Google map上で正確に場所を特定できなかったのですが、Haseki駅近く、トラムの線路沿いです。
Tarbusというシリアレストランの隣だと思います。
https://goo.gl/maps/6SYEsPgqVoK2
本当に美味しかったです。色々なお店を開拓したいところですが、次もこのお店に行きたいです。 -
デザートは別腹!ということで、同じ通りのすぐ近くにあるシリア菓子屋さんにやってきました。
Saniora Tatlıları
https://goo.gl/maps/ej3tf2vQ39q
左のロゴ、シリアのアレッポ城の入り口です。これが分かる私ってすごい!って自画自賛。 -
お店の中に入ったら、まずバクラワを味見させてもらいました。やっぱりシリアのバクラワが一番。(シリア贔屓なので、許してください~)
シリア人の友人がまず、温かいサーレップ(ラン科の植物の根っこの粉末、砂糖、牛乳、シナモンで作る、白いドロッとした飲み物)を注文してくれました。トルコの冬の飲み物として有名ですが、シリアでもサフラブという名前で(特にアレッポで)飲みます。 -
このお店も色々大興奮で。
まず、ハラーワトゥルジュブネがあります!これも、シリアのお菓子。
ガジアンテップ旅行記でも出てきました。
筋が入った、お餅のようなモチモチの生地で、生クリームのようなチーズを包み、シロップをかけた生菓子。
これが出てくるお店は、本当にシリアのお店だなと思います。 -
そして、クナーファ!
トルコで言うキュネフェのことです。 -
ハラーワトゥル・ジュブネ(ただし今回はジュブネ(チーズ)ではなく、ハリーブ(ミルク)の方をチョイス)と、クナーファ。
4人でちょっとずついただきました。
久々に食べた、アラブのクナーファ、幸せすぎます。
このお店は、カフェ形式ではありませんが、2人掛けのテーブルが2つだけあります。 -
回転が速く、出来立てのクナーファが次々と登場です!
クナーファは、私達が食べた表面がカリカリとした麺状のものの他に、ナブルシーヤと呼ばれる表面が柔らかいクナーファもあります。
店内には、木箱が陳列してあり、「あの木箱にバクラワを詰めて持って帰るのはどうだろうか…?」と夫に提案したのですが、一応ダイエット中なので却下されてしまいました。
恐らく、この辺りのシリア系のお店の多くは、戦争を逃れてトルコに来たシリア人も雇っていると思われますので、ちょっとずつ応援していきたいです。 -
<ここだけ番外編>
なんて思っていたら、夫が1月にイスタンブールに出張に行った際に、同じシリア菓子屋さんに寄って、バクラワの詰め合わせを買ってきてくれたのです。
しかも、写真のサイズのものを二つ。合計200リラ(約4000円)。
えー、ダイエット中やのに、、、と内心思ったものの、お店を応援するという意味では「夫よ、でかした!」と久々に夫を見直しました笑。スーツ姿でシリア人街に出没する日本人という図も面白いです。
ここのバクラワ、すごく美味しいです。右(手前)から1列目がピーナッツを使ったバクラワ、2列目はバラ水の香りがする珍しいもの(ちょっと苦手…)、3列目は私の大好物で「鳥の巣」というお菓子。これがサクサクで美味しいんですよね。種類が豊富で、目でも楽しめる宝石箱のような美しさがシリア(そしてアラブ)のバクラワです。
でも敢えて言うならば、ガジアンテップで訪れたシリア菓子屋のバクラワが群を抜いて美味しいと思います。 -
友人達と別れて、タクシムに戻ってきたのは23時頃。でもイスティクラール通りはこの賑わい。さすが都会の夜は長いです。
路地には、クラブや居酒屋も多いので、大音量の音楽が漏れ聞こえてきます。イスティクラール通り 散歩・街歩き
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イスティクラール通りを下る途中、Suriye Pasajı(シリア・パサージュ)というアーケード街を発見。今回の旅は、不思議とシリアとのご縁があります。
https://goo.gl/maps/SkVSHpLimG72
パリにあるようなパサージュがイスタンブールにも幾つもあるそうで、シリア・パサージュもその一つ。
https://www.theguardian.com/travel/2015/nov/13/istanbul-pasaji-shopping-arcades-turkeyイスティクラール通り 散歩・街歩き
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イスラム教徒として初めてイスタンブール商工会議所のトップを務めた、シリア人のHasan Halbuni Paşaさんの親戚が造ったパサージュだとか。
ぜひお店が開いている時間帯にまた訪れてみたいです。
イスタンブールでパサージュ巡りも楽しいかもしれませんね。
というわけで、ホテルに戻って、1日目は終了です。イスティクラール通り 散歩・街歩き
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【12月23日(日)、2日目】
おはようございます。朝食は、珍しくホテルでいただくことにしました。
ペラホテルは、フロントの対応は普通なのですが、朝食会場のスタッフの方々は甲斐甲斐しく世話を焼いてくださり、いつもより贅沢な気分を味わうことができました。
朝食のビュッフェは、感動する程ではありませんでしたが、そこそこ充実した内容だったと思います。ペラ パレス オテル ホテル
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2日目の観光は、テオドシウスの城壁周辺のミフリマー・スルタン・ジャーミィとカーリエ博物館から始めることに。
トラムのエディルネカプ駅が最寄りなのですが、メトロビュスのエディルネカプ駅を降りたら、かなり広い墓地の中を通って、20分程歩くことに。暗い時間帯じゃなくて良かったです笑。
でも、この墓地散策がなかなか面白かったです。お墓に植えられている植物を見たり、トルコ人ってこんな苗字があるんだーと墓石に刻まれた名前を見たり。 -
2016年7月15日に発生したクーデター未遂事件の殉教者のお墓もありました。年齢的に若い方が多くてびっくり。
この日からまだ2年半しか経っていないんですね。 -
さて、ミフリマー・スルタン・ジャーミィに到着です!
このモスクを訪れるのは初めて。
オスマン朝時代を代表する大建築家、ミマール・スィナンによって建造されたモスクの一つです。1565年完成。
ミフリマー・スルタンとは、第10代目「壮麗王」スレイマン1世と寵妃ヒュッレムの間に生まれた娘のこと。ミマール・スィナンは、このミフリマー・スルタンに強い恋心を抱いていたと言われています。その年の差、(たぶん)33歳!
ミマール・スィナンは、スレイマン1世の命で、ウスキュダルに娘ミフリマー・スルタンの名を冠したモスクを1547年に完成させます。つまり、ミマール・スィナンは、ウスキュダルとエディルネカプにそれぞれ「ミフリマー・スルタン・ジャーミィ」を建てたのです。ミフリマー スルタン ジャーミィ 寺院・教会
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恋焦がれるミフリマー・スルタンを想って設計したモスク。女性的な美しいデザインだと言われています。
ミフリマー スルタン ジャーミィ 寺院・教会
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ステンドグラスが可愛いです。
このラブストーリーに、歴史的な根拠があるのかはよく分かりませんが、実際様々な議論があるようです。
ミフリマーは、ペルシャ語で”Mihran(太陽)”と”Mah(月)”を意味するそうで。
(ネット情報なので、違ったらすみません~)
中でも有名なお話が、ミフリマー・スルタンの誕生日である3月21日に、エディルネカプとウスキュダルの両方のモスクが見える位置に立つと、エディルネカプのモスクに太陽が沈み、ユスキュダルのモスクから月が昇るのが見えるそうで。
都市伝説臭がしますが…、ミマール・スィナンが叶わない恋心をこの二つのモスクに込めたと思うと、すごくロマンチックです。ミフリマー スルタン ジャーミィ 寺院・教会
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続いては、【特集③】カーリエ博物館です!
昨年5月に尊敬するお姉さまに連れてきていただき、「アヤソフィアよりすごい!」と感動した場所。ぜひ夫も連れてきたかったのです。
カーリエ博物館は、もともと5世紀初めにコーラ修道院(正教会)として建てられ、時代に翻弄されながらも増改築を繰り返し、その後オスマン朝時代はモスクに転用されました。アヤソフィアと同様、宗教画は漆喰で塗りつぶされてしまいましたが、修復され、現在は博物館として公開されています。
この写真で、イエスに教会のミニチュアを捧げているのは、詩人で作家のテオドロス・メテキテス。14世紀に、修道院と聖堂の改修を行いました。現在私達がカーリエ博物館で見られるモザイクとフレスコ画の装飾もメテキテスが行ったものです。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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前回はカメラのレンズが歪んでしまっていたのですが、修理済みですので今回は大丈夫!そして実は今回、この博物館のガイドブック(安い方)をスーベニアショップで買っちゃったのです~(英語の読解とキリスト教の知識に難アリで、ちょっとしか読めてませんが^^;)
まず、聖堂に入って最初のスペースから見ていきましょう。
『聖母マリアのベツレヘムへの旅、ヨセフの夢』です。ここには3つのシーンが描かれています。
左端が、うとうと居眠り中のヨセフ。「なんてこった…婚約者が身ごもるなんて!」と苦悩していると、天使がやってきて「マリアを見捨てないで!生まれてくるのは神の子、イエスと名付けて~」と言うわけです。
そして、聖母マリアとヨセフはナザレからベツレヘムへ旅に出ます。
ちなみに、奥の方で二人の女性が井戸端会議をしていますが、右が聖母マリアで、左が親族で不妊だったエリザベト。二人は同じ時期に懐妊しています。
聖母マリアのシンボルカラーは青。西洋絵画と同様、ここのモザイク画でもいつも青いマントを羽織っています。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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当時、ローマのアウグストゥス帝の政策として、属州で課税のための人口調査が行われていました。
そこで、ヨセフと聖母マリアは住民登録を行うために、ヨセフの故郷ベツレヘムに向かったのです。
聖母マリアの後ろに描かれているのがヨセフですが、更にその後ろにいる4人の男性は、ガイドブックによるとヨセフの息子達なのだとか。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは『イエスの誕生』
中央で聖母マリアが横になって休んでいます。その隣には、白い布に包まれた赤子のイエス。天から光が降ってくるとともに、動物達が赤子をのぞき込んでいますね。天使達も祝福しています。
左側では、イエスの体を洗う二人の女性。それを眺めるヨセフ。
右側では、天使が3人の羊飼いが何か話しかけています。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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これは『荒野の誘惑』
ヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けたイエスは、御霊によって荒野に送り出され、40日間何も食べずに過ごします。そこで、悪魔から3つの誘惑を受けることになるのですが、それがモザイク画として描かれています。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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イケメンなイエス、左手に聖書を持っています。
左上が、カナの婚礼。イエスに言われたとおりに、召使いが水がめに水を注いでいます。そして、これが美味しいワインに変化するという奇跡。
右上が、イエスが5000人に食べ物を与えた、パンと魚の奇跡。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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ここに描かれているのは、実は聖母マリアに関するもの。
中央上は、父ヨアキム、母アンナに可愛がられる幼子マリア。子に恵まれない二人が、神に捧げる子として授かったのがマリアです。
左には、美しい孔雀が描かれています。
中央では、父ヨアキムがマリアを祭司の元へ連れて行き、祝福を受けています。
中央下は、神に仕える身のマリアが14歳となり、夫が選ばれるシーン。杖を持った候補者の男性達が集められ、杖の先に植物が生えてきた人がマリアの夫となるというもの。そこで選ばれたのがヨセフでした。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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このドームは中央にイエスがいて、その周りが2層に分けられていますが、内側がイエスよりも前の登場人物達24人(アダム、ヤコブ、ノアetc.)。外側はヤコブの子供達15人が描かれているそうです。
カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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だいぶ崩れ落ちてしまっていますが、これは『幼児虐殺』です。
救世主が誕生したことを知ったユダヤのヘロデ王は、自分の地位が奪われることを恐れて、ベツレヘムに住む2歳以下の幼児を全員殺すよう命じました。
夢の中で天使から忠告を受けたヨセフは、聖母マリアとイエスを連れて、間一髪エジプトへ逃れ、ヘロデ王が亡くなるまでそこに留まったのでした。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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幼児虐殺から逃れるため、隠れるエリザベトとヨハネ。
エリザベトは、聖母マリアの親戚で同じ時期に懐妊した女性。その子供が洗礼者ヨハネです。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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礼拝堂部分に入ってみました。
前回は閉まっていましたが、今回は開いていました。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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礼拝堂の入り口には、『聖母マリアの死』に関するモザイク画があります。
ベッドに横たわるのが聖母マリア。人々が取り囲み、悲しみに暮れています。ベッドの後ろには赤ん坊を抱えたイエスが象徴的に描かれています。そして、その後ろで歌う天使達。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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ビザンツ芸術×猫
今回、カーリエ博物館にも看板猫ちゃんがいることを発見!美しい空間に溶け込んでいました。
猫も可愛いですが、このカーリエ博物館のスーベニアショップには、各国語の挨拶を学ぶ健気なお兄さんもいますので、ぜひ構ってあげてください。
挨拶や値段を日本語で言うことができます。でも頑張りすぎて、時々韓国語も混ざります笑。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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カーリエ博物館の中には、壁一面フレスコ画が描かれた美しい礼拝堂もあります。
『アナスタシス(復活)』が特に有名です。死からの解放を意味します。
真っ白な衣服を身に纏い、中央に立つイエスが、石棺からアダムとイヴを引き上げています。イエスの周りには星が散りばめられ、明るい光が闇を照らしています。アダムの後ろに立っているのは、洗礼者ヨハネ。
イエスの足元は、地獄への入り口。扉が壊され、番人が手錠を掛けられて、横たわっています。
イエスが死後の世界に行くこのテーマは、ビザンツ美術ならではのようです。私もまだここでしか見たことありません。比較的新しい、同じ構図の作品はヨルダンの聖ジョージ教会で見たことがありますが。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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これは『最後の審判』です。
中央で黄金に輝いているのがイエス。その左が聖母マリア、右が洗礼者ヨハネ。その周りで長椅子に座っているのが12使徒。イエスの上に、白い渦巻状のものが描かれていますが、これはカタツムリで、天国を意味するそうです。ビザンツ美術で、天国を意味するカタツムリが描かれたのは、この天井画が初めてだそうです。
イエスの下でひざまずいているのは、アダムとイヴ。その下は罪人たち。地獄の炎で焼かれていきます。
カーリエ博物館、見応えありますね。アヤソフィアとぜひセットで訪れていただきたいです。
次はスルタンアフメットに向かいます。カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) 博物館・美術館・ギャラリー
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可愛い猫発見!写真撮りたーい!と思ったら、、、
猫よりも、熱心に写真を撮るお姉さんが気になってしまって笑。傍から見ると私もこんな感じなのでしょうね。
スルタンアフメットに戻ってきて、続いては考古学博物館に行くことに。 -
考古学博物館に来たのですが、大規模修復工事中なんですね。メインの建物には入れませんでした。雨が降っていて寒い上に、室内が薄暗く、展示の仕方もいまいちで、あまり興味がそそられず。
でも、同じ敷地内の古代東方博物館と装飾タイル博物館は良かったです。国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ルーガル・ダルの像
この子の笑顔、好きです。
古代東方博物館にて。国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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バビロンのイシュタール門
これも、古代東方博物館にて。
イスタンブールにもあるとは、知りませんでした。国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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最も古い愛の詩だそうで。
紀元前2037-2029年頃、シュメールの時代のものです。国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この子も緩くて好きです。色鮮やか。
装飾タイル博物館にて。国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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遅めのお昼は、スルタンアフメットにある韓国料理屋さんで。
夫はプルゴギ、私は(豚肉入り)豆腐チゲを注文です。
お通しの前菜が、味付けがちょうどよく美味しかったです。メインも良かったですが、お肉はもう少し素材にこだわって欲しいかも~と思いました。今のところ、カッパドキアの韓国料理屋さんが1位です(私の中では)。
Seoul Restaurant
https://goo.gl/maps/G2D49jXjBgL2漢陽飯店 韓国料理
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帰りのフライトまでの時間は、アジア側のカドゥキョイで過ごすことに。
ヨーロッパ側からアジア側への移動は極力フェリーを使いたいのですが、この日は雨で寒かったので、マルマライ線を使うことに。実は初めて!
マルマライ線は、ボスポラス海峡を横断する海底鉄道。マルマライの海底トンネルは日本の円借款で、大成建設が施工し、2013年に開通しました。海底トンネルの計画が最初に出たのは、なんとオスマン帝国時代の1860年だったため、このプロジェクトは“トルコ150年の夢”と言われたそうです。
それまでイスタンブールの人々は、フェリーで30分程かけてアジア側とヨーロッパ側を行き来していましたが、マルマライ線の利用によって4分に短縮されました。日本の技術、すごいですね。スィルケジ駅 (マルマライ) 駅
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車両は日本製ではないようです。
駅構内に、日本の支援であることが分かるものがあるかと思いきや、ざっと見た感じでは見つけられませんでした。スィルケジ駅 (マルマライ) 駅
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何気にトルコらしさが凝縮されたショット。
男の人同士が仲良く腕を組んで歩いているのが微笑ましいですし、左の男性が持っているお盆も気になりますし(バクラワでも作るのかしら?)、右の男性が持っている栗も冬のトルコらしくて良い感じです。
続いてマルマライ線を降りて、メトロでカドゥキョイに移動です。アイルルックチェシメスィ駅 (マルマライ) 駅
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カドゥキョイに到着後は、まずは市場をぶらぶら。夫がカラスミが欲しいと言うので、物色するも、そもそもカラスミの選び方が分からず(調理したこともないですし…)、戸惑う二人。1キロ400リラ(約8000円)って、どうなのでしょう。
でも、普段物欲のない夫が、久々に欲しいものを口にしたので、次はリサーチの上ゲットできたらと思います。カドゥキョイ 旧市街・古い町並み
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少し時間があったので、お茶しようということになり、モダ地区にあるAsumanという人気のチョコレート屋さんに向かって歩いたのですが、そこが長蛇の列で断念。
チョコじゃなくても良かったのですが、何となく別のチョコレート屋さんに入ることに。若者に交じって、甘いチョコレート系デザートをいただきました。
Hane Çikolata Kahve
https://goo.gl/maps/VjCZTjE5edM2 -
あっという間に帰る時間になりました。
カドゥキョイからサビハ・ギョクチェン空港行きのハワシュのバスに乗る予定だったのですが、ここも長蛇の列で一本目で乗れず!空港バスを利用する場合は、余裕を持って来た方が良いですね。
時間が押し気味だったので、夫が機転を利かせて、予定変更。カドゥキョイからペンディックまでメトロに乗り(約40分)、ペンディックから空港までタクシーで向かうことに。
ペンディック駅で待機中のタクシーが一台もなく、一瞬焦ったのですが、流しのタクシーがすぐ捕まり、約20分、確か50リラ程(約1000円)でサビハ・ギョクチェン空港まで行けました。危ない、危ない・・・。
今回の旅では、イスタンブールの様々な面を見ることができて良かったです。友人とも再会できて、美味しいシリア料理も食べられて、年末に相応しい楽しい旅でした。カドゥキョイ駅 (メトロ) 駅
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最後に。2018年のクリスマスも雪が積もってホワイトクリスマスになりました。写真は我が家の裏山viewです。この冬はどっさり降るので、引きこもり生活に磨きがかかっています。
実は2018年は本厄だったのですが、特筆すべきは旅行記の作成に必要な、私の相棒とも言うべきカメラが2回、パソコンが1回壊れたこと。両方とも2年前に購入したばかり。まさかトルコでカメラとパソコンを修理し、両方ともマザーボードを交換することになるとは。(厄年とか気にしていなかったのですが…)私の身代わりになってくれたのかも、なんて考えてしまいました。
カメラとパソコンが元気になって、旅行記を書いたり、皆さんと交流できる幸せを噛みしめる今日この頃です。2019年もコツコツ続けられたら良いなと思います。
新しい一年も、皆さんの旅が素晴らしいものになりますように。
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この旅行記へのコメント (6)
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- gamzeさん 2019/02/18 22:46:16
- 見たことないイスタンブール!
- mishmishさん、こんにちは!
なんとこちらの旅行記に今まで気付かずにいました。今更ながら拝読し、ひゃー!イスタンブールってなんと懐が深いの!とびっくりしました。イスタンブールにはまだまだ知らないエリアや味がたくさんあるんだなあ。これだからなかなかトルコ以外の国に行けないんだよなあと勝手に嬉しい悲鳴をあげる私です。笑
シリアレストランにシリアのお菓子。あのお餅のようなお菓子が食べたい!次回イスタンブールに行ったら、絶対に食べに行きます!
カラキョイのナムルグルメやチョルバエヴィは私もチェックしていたものの、まだ行ったことないお店です。シミット屋も美味しそうですね~!mishmishさんの食レポは私の好みにドンピシャです。
そしてそして、キーホルダーゲットできたのですね!嬉しくなっちゃいました。我が家では私も夫もとても気に入って、家の鍵にこのキーホルダーをつけています。ミニアチュールのコースターも素敵ですねー。
ペラパレスでの宿泊も、なんて素敵!20年前にエレベーターには乗ったことあります。いつか泊まってみたいものです。
今年のアンカラは雪がすごいみたいですね。
お体に気をつけて。2019年も旅行記楽しみにしています!
- mishmishさん からの返信 2019/02/21 05:18:49
- RE: 見たことないイスタンブール!
- gamzeさん、こんにちは!
イスタンブールの旅行記、読んでくださったんですね!嬉しいです。ありがとうございます。
gamzeさんが教えてくださったキーホルダー、ほんとデザインが可愛いですよね。もったいなくて、まだ使えていません。自分用と、あと友人用にもう少し買い足さなきゃなんて思ってます笑。
イスタンブールは本当に奥深いですよね。私も行きたい地区や食べたいものがまだまだたくさんあります。何度行っても飽きないです。トルコ全体でも、行きたい所が多すぎて、住んでいるうちに全部行けなかったらどうしよう〜なんて贅沢な心配をしています。今年のラマダン明けの休暇(最大9連休!?)は海外じゃなくて、トルコ国内周遊にしようよ〜と夫に提案してるくらいです^^;だから、gamzeさんのお気持ち、すごく分かります。ぜひ今年もトルコにいらしてくださいね!
食い意地が張り過ぎて、イスタンブールに行くと、食べることばかり考えてしまいます笑。シリア菓子のハラーワトゥルジュブネもオススメです。お店によっては、バラ水の香りが気になるのですが、このお店のは食べやすかったですし、ジュブネ(チーズ)よりハリーブ(ミルク)の方が食べやすいので、まずはミルクの方で挑戦してみてください^^
ペラパレス、20年ほど前に行かれたことがあるのですね。修復して宿泊しやすくなったものの、ぜひ修復前の姿も見てみたかったなと思います。エレベーター乗られたんですね、羨ましいです!
gamzeさんも、お仕事に子育てにお忙しい毎日だと思いますが、お体にお気をつけて。今年もgamzeさんの旅行記楽しみにしております♪
mishmishより
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- Salaamさん 2019/01/30 04:47:02
- 後れ馳せながら
- mishmishさん、メルハバでございます。
後れ馳せながら本年もよろしくお願い致します(辛うじて1月なのでご容赦を…)
久々(?)に飛んでイスタンブールだったようで、アンカラとは違った空気をご堪能ですね。
毎度拝読する度に知識があった方が旅行も楽しみに深みが増すなと考えさせられるmishmishさんの旅行記ですが、私は読書家とは程遠いものぐさ人間なので今日も8割り方食に関する写真にばかり目が行っております(笑)
だって初っぱなからファラフェルの話を写真5枚分も使って説明されたら食欲をそそられるな、と言う方が土台無理な話ですよ?絶対携帯の画面からファラフェルの揚がるあの匂いが香ってきましたよ?
加えて(咥えて?)ラバニーエなんてズルい!どこかで食べた…どこかで食べた、と思えば昨年出張でカタールに行った際シリア料理のお店で「オススメ!」と言われて食べました。あの清涼感ある酸味と肉の組み合わせは日本にはない食べ物で今でも忘れられません。中東料理と言うとレバノン料理が主流と見られがちですが、シリア料理も負けていませんね!
食から離れた話題で言えばペラパレス。オリエント急行はいつか分不相応脱却したら乗りたいと願うばかりです。そして洋の東西を股にかけた大人の社交を垣間見たり見なかったり…。
もちろんあの素敵なエレベーターに乗ってペラパレスに泊まって…と思っても今ほとんどVSOEはイスタンブールまで運行しないロンドン~ベネチアまでが大半らしいですね。
話はコロコロ変わって恐縮ですが、銀行の複数系がバンカラルとの事、ひょっとしてTessekurがTessekurlerになるのって単数複数のからくりでmany thanksみたいになっているって事ですか?違ったら早とちりなんですが、聞いていて「ひょっとして?」と思ってしまいまして。
2019年も楽しい旅がいっぱりありますように!
Salaam
- mishmishさん からの返信 2019/02/03 05:37:08
- RE: 後れ馳せながら
- Salaamさん、メルハバです!
こちらこそ、遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。今年も、Salaamさんご夫妻の旅行記(&ワイフ様の可愛いショット)楽しみにしております。
私の知識は付け焼き刃で、旅行中はぽかーん、旅行記作成の時に焦るタイプです。博識で面白い(時々オヤジギャグ?も混ざる)Salaamさんの域に近づけるよう、今年もちょっとずつ精進してまいります〜。私も旅先では断然「食」に重きを置いてしまうタイプで笑、食べ物の話ならすらすら筆が進むんですけどね。。。
ファラーフェルも、Salaamさんの食欲を刺激できたようで、頑張って旅行記にした甲斐がありました!
カタールで、(他にも美味しいものがあるでしょうに!)あえてシリア料理屋さんに入られるとは、さすがSalaam先生も物好きですね〜。しかも、ラバニーエを選ばれるとはお目が高いです。ヨルダンのマンサフとも違い、あっさりしていて、獣臭もなく、クッベやケバブなどお肉料理にすごく合うんですよね。あと、そら豆にも!
VSOE、初耳でググってしまいましたよ。オリエントエクスプレスという名を残した観光列車が今でもあるんですね。高級な寝台&食堂車、憧れますね・・・。でもトルコはアンカラの高速鉄道事故の件もあり、鉄道事情がかなり怪しい&信用できないので、、、残念ですがVSOEさんにはイスタンブールまで来ていただかなくて正解かもしれません笑。
そして、さすがSalaamさん!まさに、そのとおりです。トルコ語の複数形は語尾にlarかlerがつくんです。なので、Tesekkur(感謝)+ler(複数)はmany thanks的な感じです。
Salaamさんも、今年も楽しくて美味しい旅を〜^^
mishmishより
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- るなさん 2019/01/19 12:56:30
- 寒そうなイスタンブール
- mishmishさん、メルハバ♪
暑いタイ&ラオスから帰って寒い東京ですっかり日常と闘ってます。
いや~今回のmishmishさんの旅行記は、最初にイスタンブールに行った時を彷彿させる風景でした!!真冬のどんよりしたイスタンブール、しかも猛吹雪だったのです。寒いのなんのって、トルコって何となく暖かいイメージだったからかなりなめてましたね私(爆)折り畳み傘を3本壊しました。
だから次回行く時は夏だぁ~って思ってたんです。それが昨年実現出来ました!!
イタリアンパセリのサラダは美味しそうだな~でも、ブルグルってなぁに?(笑)
トルコは素敵なホテルがいっぱいあってチョイスが楽しかったです。
イスタンブールでも最後までペラパレスを悩んでいたんですが、結局Soho Istanbulにしちゃいました。
ペラパレス、アガサクリスティーと言うだけで何となく旅情が湧きます(*^^)v
ラウンジ部分が素敵ですね~♪古いものの持つ良さがにじみ出ている感じ。
フェローなエレベーターも最高!!こういうエレベーターがあるホテルって大好きです。
次回はペラパレスにしよっと(笑)
シリア料理なんて全然想像出来ません(;'∀')と言うか中東料理がファラーフェルとかホンムスぐらいしか思い浮かびませんわ。
メッゼのお名前見てもさっぱり?????
ミフリマー・スルタンジャーミー、すごく美しい♪
イスラム建築が大好きなのでやっぱりこういうの見ると萌え萌えです。
カーリエの内部のこともとっても詳しく説明されてて、mishmishさんの旅行記拝見してから訪れたかったわ。私の場合はうんちくが苦手なのでいつもさら~っと見て終わりなんでお恥ずかしいです。
元気になったパソコンとカメラで今年もたくさんのmishmishさん目線の中東を魅せて下さいねぇ♪今年もよろしくお願いします。
るな
- mishmishさん からの返信 2019/01/21 02:53:02
- RE: 寒そうなイスタンブール
- るなさん、メルハバです!
今年もよろしくお願いいたします。
イスタンブール旅行記、読んでくださりありがとうございます!
今年のトルコは寒いですよ〜。雪がわんさか降ります。1月前半は太陽をほとんど見なかった気が。イスタンブールは海沿いなので大丈夫だろうと甘く見ていましたが、12月に訪れた時も、雨が降って寒かったですー。るなさんは、雪の中でも自分の足で歩き回られてそうだな〜なんて想像してしまいました笑。
夏の太陽が恋しいですが、トルコの冬はセントラルヒーティングで家の中が温かいので、ありがたく引きこもる生活です。
ブルグルは、引き割り小麦で、お米の代わりにピラフに使ったり、もっと細かく砕いたものはサラダや前菜にも使われるんですよ〜。日本だとまだ見かけないですよね。形状はクスクスに似てますが、クスクスはパスタ、ブルグルは穀物なので、またちょっと違うんです。タッブーレ(イタリアンパセリのサラダ)もオススメですよ。アラブ料理のメッゼ(前菜)やサラダは本場で食べるとすごく美味しいので、るなさんにもぜひ体験してほしいです!
ペラパレス、良かったですよ〜。調度品に思い入れがあったり、物語が感じられるホテルって素敵ですね。るなさんの旅行記を読んでそう思いました。Soho Istanbulも素敵ですし、ブルサのKitap Eviも良いな〜と。
カーリエ博物館部分のコメントも読んでくださって嬉しいです。私も観光してるときは、さら〜っと「綺麗〜」って見て終わって、旅行記用に後で調べて「ふむふむ」ってなることが多いです笑。せっかくガイドブックを買ったのに、読解力が足りず活かしきれていないのが残念です^^;
るなさんも、今年も素晴らしい旅をたくさんされてくださいね。るなさん目線の美しい風景の数々を今年も楽しみにしております。まずはタイ&ラオスの旅行記ですね♪
mishmishより
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