明治維新の街・萩

2018/11/24 - 2018/11/24

明治維新胎動の街・萩に行きました。

明治維新はとかく評価されますが、それは日本の近代化に結果的に寄与したからであり、やってることは結構滅茶苦茶であることが萩に行くと分かります。

今の政治情勢も含め、色々考えさせられた街でもあります。

最後に見た元乃隅神社は絶景。
山口県の長門から下関に至る海は、本州とは思えない素晴らしいものだと思います。

エリア 萩(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

宿泊していた湯田温泉から萩に向かいました。

萩まではだいたい1時間ぐらいですね。

ステイズイン山口湯田 宿・ホテル

少しだけ湯田温泉を見物。

「ゆのや」と読むそうです。

地下500mの源泉から温泉をくみ上げる様子を見られたり、飲泉ができたりします。

温泉舎 名所・史跡

白狐伝説（湯田温泉は足を怪我した白い狐が足を付けているところから発見されたと言われている）を再現していますね。

この日は、萩市の観光。

山口市からはクルマで1時間少々です。

紅葉の季節。道の駅に建っていた木の美しさに惹かれて、つい休憩。

道の駅 あさひ 道の駅

道の駅あさひ。

萩市に向かう幹線道路沿いですが、大きな道の駅ではないです。
場所的に、トイレ休憩／ドリンク休憩には丁度いいですね。

これといって下調べもしていないので、調査も兼ねて明倫館の建物に行きました。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

明倫小学校本館。

孟子の「人の道を明らかにする」こととして語られている「明倫」からその名を採った小学校で、萩藩の藩校がルーツです。

明倫小学校本館 名所・史跡

この建物内に観光案内所があり、ここで情報を収集しました。

明倫館の歴史も学ぶことができます。

萩市内での観光用に、小さな電気自動車を１時間１５００円ぐらいで貸していました。さすが明治維新の街！（一応褒めとこ）

そんなに広くない地域を巡るので、これはいいアイディアですよね。
もう少し安ければ（笑）

興味本位で乗ってみてもいいかなと正直思いました。

萩城城下町に歩いてきました。

萩城下町 名所・史跡

取り敢えず、知っているビッグネームを探して歩きます。

高杉晋作立志像が公園に建っています。

高杉晋作立志像 名所・史跡

城下町の通りはこんな感じ。

自転車で巡ると気持ちよさそうですね。

明治維新の志士として有名な高杉晋作の誕生の地です。

尊王攘夷を掲げながら外国とは和平し幕府を倒しちゃえのテロリストでもありますねｗ

高杉晋作誕生地 名所・史跡

邸宅の中です。

若き日の写真が飾られています、と言いたいところですが、２８歳で亡くなっています。

日本の陸軍軍人であり、第２６代内閣総理大臣・田中義一の生誕の場所。
こちらは碑が建っているだけです。

田中義一誕生地 名所・史跡

菊屋家住宅。

藩の御用達を勤めた豪商・菊屋家の住宅です。

菊屋家住宅 名所・史跡

公開されているのは、２０００坪の敷地のうち約３分の１とのことです。

お庭も素敵ですね！

庭から見た菊屋家住宅です。

桂小五郎の名でも知られ、維新の三傑としても知られる木戸孝允の旧宅。
２０歳まで住んでいたそうです。

木戸孝允旧宅 名所・史跡

江戸屋横丁の街並みです。

萩の城下町は景観がきれいに残されていますね。

江戸屋横町 名所・史跡

円政寺。

大内氏・毛利氏の祈願寺で、伊藤博文や高杉晋作のゆかりの地。
さらに名探偵コナンにも登場したお寺です。

円政寺 寺・神社・教会

お寺なのに鳥居があるのは、お寺と神社の両方を備えているからと言われています。

明倫館まで戻ってきました。

車で松下村塾などの周辺観光に向かいます。

萩市中央公園 公園・植物園

松下村塾です。

ここを訪れた時に思いました。
こんな狭い小屋で、思想を持った若者が思想家のリーダーのもとで教育を受けてヤバい行動（外国船に攻撃したり、尊王攘夷のはずが倒幕に行っちゃったり）

鎖国からの近代化に寄与したから歴史上の偉人扱いですが

何とか真理教とかテロリスト

とあんま変わらんですよ、これ・・・

サティアンやんけ・・・

吉田松陰ファンの方、すみません。

欧米列強を使って幕府を倒したことが近代化につながったことで、日本の近代化遺産の世界遺産認定も受けています。

松下村塾 名所・史跡

幕末の志士（テロリストだと思ったけど・・・志士にしとく）が学んだ部屋です。

もう一部屋あったかと思うのですが、ここに20人ぐらいがいて、一つの思考に傾倒していったら・・・洗脳ですよね・・・・

その吉田松陰が海外逃亡を企てて幽閉された家もあったりします。

歴史上の評価を考慮せずゼロベースで考えると、この人が偉人になったのはホント運が良かったというか、結果的に鎖国からの近代化という時期が重なったからだと思います。

その松下村塾跡のある松陰神社。

なんで宗教法人なんでしょうね・・・というか、何の宗教なんだろう。

松陰神社 寺・神社・教会

こじつけ「明治日本の産業革命遺産」に無事認定された萩反射炉。

海防強化の必要性を感じた萩藩が鉄製大砲の鋳造に必要な金属溶解炉の導入を試みて構築されたものです。

・・・明治じゃないしｗ

なお失敗作だった模様です。

萩反射炉 名所・史跡

こじつけ「明治日本の産業革命遺産」その２：恵美須ヶ鼻造船所跡

長州藩が洋式帆船を建造した造船所跡だそうです。

やっぱ明治じゃない上に、何もないｗ
そのうち税金が投入されて整備されるのかもしれませんね。

恵美須ヶ鼻造船所跡 名所・史跡

萩博物館の方に移動しました。

博物館のレストランが美味しいと調べまして。

第２６代内閣総理大臣・田中義一の銅像がある素水園。
博物館の入り口あたりです。

素水園 公園・植物園

萩博物館。お昼は回っていてお腹空いたので・・

萩博物館 美術館・博物館

早速レストランに突撃！

萩博物館レストラン グルメ・レストラン

地産地消のレストラン。

ハンバーグの定食と、夏ミカンソースがかかったソフトクリームを頂きました。

明治維新胎動の地（といっておく）、萩の志士（といっておく）に関する展示が多数ありました。

結局、黒船来襲～開国の流れには反対していたのに、形の上で天皇を尊ぶ名目で、外国の力を利用して倒幕しちゃったという長州藩でしたとさ。

新撰組がなんであんなに人気で、維新の志士はそんなに人気がない（坂本龍馬と西郷隆盛は例外として）のかが、分かる気がします。
日本人の心に響くのは前者の方ですよね・・・・

萩を起って、さらに西に向かいました。

元之隅神社が目的地です。

地図とは違い、現地の誘導に任せて着いた場所は海沿いの駐車場で、そこからシャトルバスで送ってもらえるようです。

元之隅神社に行く途中、波が岩肌に当たって潮を吹くように噴き上がる「竜宮の潮吹」を見ました。

波が強ければ、ドーンと打ちあがるんでしょうね。
この日は穏やかで。

ここから下関までは、本州とは思えない景色が広がる場所です。

龍宮の潮吹 自然・景勝地

元乃隅神社に行ってみます、

元乃隅神社 (もとのすみじんじゃ) 寺・神社・教会

海に向かって無数に並ぶ鳥居の数々。

歩いてみるとやや味気ないですけど！

全ての鳥居をくぐって、逆に山側を見るとこんな感じです。

きれいな海です。

このあたりから角島までは、本州とは思えないきれいな海を見ることができそうです。

帰りに、ライトアップをしているということで、山口市の常栄寺へ。

常栄寺 寺・神社・教会

結構寒かったですが、静かでいい雰囲気のライトアップです。

常栄寺雪舟庭 寺・神社・教会

紅葉もちょうどいい感じ。

国道9号を走り、宿泊は新山口（旧小郡）駅前の新山口ターミナルホテル。

FAST HOTEL 宿・ホテル

１杯５００円に惹かれて、ホテルにあるレストラン「ＡＮＤＯ吉祥」で夕食に。

ここ一軒で山口県 アンド吉祥 新山口店 グルメ・レストラン

鴨料理。

居酒屋ですが、食事のレベルも結構高いです。