熊野古道・・大辺路の橋杭岩と潮岬、紀伊大島を訪ねます。

2018/11/06 - 2018/11/07

本州最南端の串本は、地球の大きさを体感できる南紀の人気のスポットです。熊野古道の大辺路の南端でもあり、「ここは串本、向かいは大島、仲を取り持つ、巡航船」と串本節に詠われている紀伊大島を抱えています。

橋杭岩は、大小40あまりの奇岩が海の上に一直線に並ぶ景勝地で、弘法大師が大島へ橋を築こうとした杭の跡との伝説も残っています。又、潮岬の熊野灘を見下ろす断崖には、白亜の潮岬灯台が立ち、百年余りもの間沖合を往く船を守り続けてきました。

紀伊大島は、そのほとんどが海へ落ち込む断崖絶壁で海金剛や樫野崎灯台でそれを実感し、トルコ記念館やトルコ軍艦遭難慰霊塔で日本とトルコの友情に感謝し、金山展望台から大島港や串本の市街地、橋杭岩、南紀の山々を一望します。

エリア 和歌山

宿泊は「大江戸温泉物語南紀串本」です。
本州最南端の温泉宿で、４月にリニューアルオープンしています。

宿泊料金は格安、黒潮間近の露天風呂、活気あふれる従業員、品数豊富なバイキング、部屋から望む大島と朝日、屋上からの抜群の展望など、良かったです。

夕食はマグロ(ビンナガマグロ)の解体ショーで開幕です。

夕食はバイキングで、「まぐろ&かに」の食べ放題が大人気です。

ズワイガニからスタートです。

ついつい刺身や寿司に手が出ます。

和歌山ラーメンです。

締めはフルーツとコーヒーです。

早朝６時の屋上展望テラスです。

橋杭岩です。

紀伊大島です。
ここは串本、向かいは大島、仲を取り持つ、巡航船 ；「 串本節」より。

くしもと大橋と潮岬です。

大島に朝日が顔を出しました。

道の駅「くしもと橋杭岩」に駐車します。

「橋杭(はしぐい)岩」は、串本から大島に向かって一直線にそそり立つ大小40あまりの奇岩群です。

ゴロゴロ岩と黒岩です。

コボレ岩と折岩、蛭子岩、平岩、ハサミ岩、ボオズ岩、大オガミ岩、小オガミ岩と続いています。

ビシャゴ岩と童子島、弁天島と続いています。

本州最南端の潮岬の海岸です。

先端に潮岬灯台が見えています。

潮岬灯台の見学です。

本州最南端の白亜の「潮岬灯台」です。
明治初期の江戸条約によって建設された8基の洋式灯台の一つで歴史的価値が高いAランクの保存灯台に指定されています。

灯台資料展示室には、2代目の潮岬灯台レンズなどが展示されいます。

全国のぼれる灯台16基の案内板です。

68段のらせん階段を上ると、眼前には太平洋の大海原が広がっています。

潮岬灯台は、30mの断崖の上に立つ、高さ22.51ｍの灯台です。

本州最南端の地「クレ崎」が見えています。

くしもと大橋を渡ると紀伊大島です。

金山(かなやま)登山口から金山展望台まで徒歩で約20分です。

第一展望台からの眺望です。
眼下に大島漁港と権現島が見えます。

橋杭岩と南紀の山々が一望できます。

第二展望台からの眺望です。

大島港です。
近畿大学水産研究所のマグロ養殖実験場があります。

権現島と串本漁港です。
権現島は、熊野権現が新宮に遷座される前に降臨され、休息されたという伝承をもつ場所です。

串本町の市街地が一望できます。

弘法大師の未完成品との伝説が残る「橋杭岩」が一列に並んでいます。
岩の端から端までは約850m、まさに海に架けられた橋の杭のように見えます。

海金剛の展望台です。

鋭く尖った奇岩が、荒波打ち寄せる海岸にそそり立つ景勝地です。

ピラミットのような奇岩も見られます。

トルコ記念館です。
明治23年(1890)に大島沖で遭難したエルトゥールル号の関係資料を展示しています。

トルコ軍艦遭難慰霊碑です。

樫野崎灯台と灯台旧官舎です。

樫野崎(かしのざき)灯台です。
日本最初の洋式石造り灯台です。

樫野崎灯台の崖には、トビの営巣地があるようです。

トビ２羽。

串本の「はし杭」で昼食です。

「梅おろしうどん」を頂きます。
熊野古道を巡る旅が終わった、長い信仰の歴史と豊かな自然を体感できた、満足満足の旅でした。