熊野古道・・伊勢路の鬼が城と七里御浜、花の窟神社、丸山千枚田を訪ねます。

2018/11/04 - 2018/11/05

熊野古道は、熊野三山（熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・那智山青岸渡寺）や高野山（金剛峰寺）、吉野（金峰山寺）、伊勢（伊勢神宮）など紀伊半島の霊場を結ぶ参詣道で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

京都から大阪を経て熊野三山を目指す紀伊路・中辺路・大辺路と、熊野と高野山を結ぶ小辺路、熊野と吉野を結ぶ大峯奥駈道、熊野と伊勢を結ぶ伊勢路などのルートが今に残っています。千年以上の巡礼の歴史と熊野の自然を体感できる「信仰の道」です。

参考；　世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」には 、伊勢路、鬼ヶ城、七里御浜、獅子巖、花の窟が含まれています。

エリア 熊野(三重)

三重県熊野古道センターを見学です。
交流棟・展示棟・研究収蔵棟から構成されています。

常設展示室です。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は、三重県・和歌山県・奈良県と広い地域に広がっています。

「熊野観心十界図」です。

「那智参詣曼荼羅図」です。

山伏(修験者)の装束です。

映像ホールです。

熊野川流域案内図です。
流域各地を結ぶ輸送路として、熊野川が重要な役割を担ってきました。

熊野川の団平船です。
荷物の運搬（米・醤油・塩・薪・炭・茶など）や客の輸送（通船・参詣客など）で活躍していました。

尾鷲のお魚いちば「おとと」で昼食です。

売店の奥がセルフレストランです。

地魚丼DXです。
新鮮な地魚５種類を使う海鮮丼で、美味しかったです。

一品料理はシエアーします。
こちらはイマイチです。

鬼ケ城センターに到着です。

「鬼が城」は、海の浸食と数回の大地震で隆起した凝灰岩の大岩盤で出来ています。

迫力満点の奇岩奇勝が見られます。

「千畳敷」です。

熊野灘に魔見ヶ島（マブリカ）が浮かんでいます。
千畳敷の一番奥から撮影しました。

「奥の木戸」です。

磯釣り客を９人見かけました。
本命はグレでチヌ・マダイ・アオリイカなどが釣れるようです。

「鬼ケ城」巡りは、直撃台風の影響で、「猿戻り」の手前から通行止めでした。

「七里御浜」です。
ここから約22km続きます。日本一長い砂礫海岸で、熊野に詣でる巡礼者が旅する浜街道でした。

「獅子岩」は、七里御浜に立ち、熊野灘に向かって吠える獅子の姿をしています。

日本のスフィンクスと呼ばれ、高さ約22m、周囲約210mの奇岩です。

「花の窟（はなのいわや）神社」に参拝します。

日本書紀に記される日本最古の神社と言われています。

手水舎です。
手水で左手を清める→手水で右手を清める→左の手のひらに水を溜め口に含む→口をゆすいで清めそっと吐く→碗部を上にして柄杓に手水を流す。

神々の母であるイザナミノミコトが、火の神・カグツチノミコトを産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵と伝えられています。

今日に至るまで社殿はなく、高さ45mの巨岩そのものが御神体です。

巨石の麓にある「ほそ穴」と呼ばれる、大きな窪みがある岩陰が、イザナミノミコトの葬地とされています。

花の窟神社「お綱かけ神事」の解説版です。

神々の魂を鎮め慰めるために、毎年2月2日と10月2日には日本書紀の記述通り、季節の花を飾り、笛や鼓を演奏し、乙女たちが舞いを踊ります。

対面の岩場には火の神・カグツチノミコトが祀られています。

県道40号線沿いの、丸山千枚田見晴台からの眺望です。
「日本の棚田百選」にも選ばれた、1,340枚の規模を誇る日本有数の棚田です。

千枚田の中の見晴台です。
平成8年から丸山千枚田オーナー制度が実施されており、稲作体験や保全活動を行っています。

四季を通じて変化していく風景は、日本の伝統的なふるさとの風景を今に伝えています。

千枚田の向こうには、熊野の山々が連なっています。

ほたるの小径です。
千枚田には数多くのホタルが生息しており、「ホタル観賞ツアー」も実施されています。

大石です。
千枚田の中腹にあり、幾千年の時を見守り続けたシンボル的存在です。

コスモスが満開です。

今日の宿泊は「里創人熊野倶楽部」です。
内湯だけが温泉で露天は眺望なし、部屋は２ルームで広く、料理は最高です。料金はチヨット高めですが。

橋を渡るとレストラン・温泉・宿泊棟が並らんでいます。
各棟はマイクロバスが結んでいます。宿泊棟は全室スイートです。

夕食は「料亭穀雨」で頂きます。
一品一品とても美味しかったです。ゆっくり２時間かけて頂きました。

大皿には前菜７種、鉄鍋には熊野地鶏のすき焼きが。

松茸土瓶蒸しです。

鮮魚四種盛は３人分です。

美熊牛ステーキです。
この他に松茸ご飯と赤出汁、お口直しとデザートが出ました。

温泉「湯浴みぼっこ」です。
「新湯の口温泉」の湯を運び入れています。大浴場と露天風呂、サウナがあります。露天は岩風呂、ジャグジー、みかん湯ので構成されています。

周囲には「みかん畑」が広がっていました。