2016/03/16 - 2016/03/19
522位(同エリア1872件中)
ST&Gさん
海外旅行への不安を解消してくれる旅先…それが台湾。
日本からも近く、時差も、言葉の心配も少ないので、気軽に足を運ぶことが出来ます。
今回訪れたのは、異世界のような街「九份」。
雨がぱらつく中での観光となりましたが、霧がかかる白黒の世界はとても幻想的。
そんな景色を見ながら、大好きな食べ歩きを楽しんできました。
台北中心部から離れた九份へ赴くにあたり、今回は現地の日帰りツアーに参加。
しかし、出発時間や内容は旅行会社によって異なるため、私たちもどのツアーを選ぶべきか非常に迷いました。
これから旅に出掛ける方のために、今回は【午前/午後/夕方】の九份ツアーを比較してみましたので、旅の参考にしてください。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ダージャーハォ!
今回は、台湾の大人気スポット「九份」のオプショナルツアーを徹底比較してみようと思います。
台湾を訪れたら、一度はあのジブリ映画に出てくるような幻想的な世界を体験してみたいですよね。
しかし、台北市内から少し離れた九份まで、どうやって足を運ぶかは悩ましい問題です。
自力で行く場合、忠孝復興駅から金瓜石行きのバスに乗るのが一般的。
しかし、観光客が集中する夜の時間帯は、帰りのバスが猛烈に混むという噂も耳にします。
では、タクシーはどうでしょうか。
少々コストは張りますが、同じホテルに滞在していた女性たちは、「4人でシェアする」と話していました。
チャーター(往復送迎)という形ならこれも良いアイディアだと思いますが、片道だけ利用する場合はバスと同じく帰りが最大のネック。
混雑する夜間にスムーズに車がつかまる保証はなく、現地での価格交渉なども含めると、少しハードルが高いと感じるかもしれません。
そうした不安を全て解消してくれるのが、日帰りツアーです。
帰りの足を心配する必要もなければ、ガイドさんの案内もあるので、兎にも角にも時間のロスが殆ど無いのが魅力。
また天候に左右されず、移動中を涼しく快適に過ごせるというのも大きなメリットです。
しかし、いざツアーを検索してみると、出発時間や訪れる観光スポットは旅行会社によって様々。
「どれを選ぶべき…?」と、選択肢の多さに迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、純粋に九份だけを訪れるツアーに絞り、(台北中心部)午前出発/午後出発/夕方出発のどれがベストなのかを比較してみることにしました。 -
午前出発のツアーは、混雑を避けてゆっくりと観光や食べ歩きを楽しめるのが魅力ですが、太陽が高々と昇る時間帯は、多くの人が思い描くジブリの世界とは異なります。
それならば…と夕方出発のツアーに目を向けると、確かに到着する頃には辺りが暗くなり、それらしい雰囲気の景色が広がるものの、その時間帯は観光客で溢れかえり、阿妹茶樓は入店を待つ人で長蛇の列。
時間制限のあるツアーでは、仮に入店できたとしても、すぐに席を立たなければならないかもしれません。
だからと言って阿妹茶樓を諦め、商店街の方へ足を向けても、既に営業を終了している店が多く、結果的にどちらも中途半端になる可能性が非常に高い。
午前発も夕方発も、私たちにとっては一長一短のマイナス要素がありました。
熟考の末選んだのは、午後出発のツアー。
写真は、バスの中で配られた九份の地図。
これを開き、作戦を練りながら、九份の街歩きを楽しむことにしましょう。 -
九份の象徴とも言える豎崎路は、急な階段に加えて道幅も狭く、雨の日は滑り易いので要注意。
更に傘を差していると、お互いの傘の先端がぶつかりそうになり、歩くのも一苦労です。
特に夕方以降は、足元の階段すら見えなくなるほど観光客でごった返します。
そんな過密状態だからこそ、周りの人のためにも、そして自分自身の安全のためにも、ここでは傘ではなくレインコートを用意する方が良いかもしれません。
ちなみに九份は、年間を通して雨が多いことで有名な地域。
お出掛け前は必ず天気予報をチェックして、万全の雨対策をしておきましょう。 -
九份の代名詞とも言えるのが、ジブリ映画の世界を彷彿とさせる阿妹茶樓。
かなり大きな建物のため、店の入り口からでは近すぎて、その全貌をカメラに収めるのは至難の業です。
そのため殆どの人が店舗の向かい側にある撮影スポットへと向かうのですが、考えることは皆同じで、そちらも混雑しています。
そんな折、ガイドさんから「もう少し奥(海悦楼の方)へと進んだ場所からレンズを向けると、立体感が引き立ってより良い写真が撮れますよ」と教えていただきました。
しかし、いざ足を運んでみると、海悦楼から阿妹茶樓を眺めようとする人々(入店を待つ人々)も非常に多いので、提灯に灯りがともる時間帯ともなれば、この一帯は何処へ行っても過密状態です。阿妹茶楼 カフェ
-
試しに縦アングルで撮影したのがこちらです。
写真の下部に写っているでっぱり部分(柵がある所)が、先ほど触れた撮影スポット。
しかし、その位置でもまだ建物との距離が近過ぎるので、全体を撮影するのは極めて困難だと言わざるを得ません。
もう少し奥へと進んだ場所からシャッターを切ったのがこちらですが、それでもまだ近くて、どうしたらよいものやら…? -
ツアー参加者が阿妹茶樓の撮影を終えると、再びガイドさんの先導のもと、展望台へと移動することになりました。
-
高所からの美しい眺望を期待しましたが、雨のせいで視界は真っ白。
少し霧が晴れて景色が顔を覗かせたかと思うと、また数分もしないうちに白い世界へと戻ってしまう…。
この日はその繰り返しでした。
ガイドさんによる九份の案内も早々に終了。
ここからは、集合時間まで自由散策を楽しみます。
そうは言っても、目の前に広がるのはこの真っ白な景色。
眺望は期待出来ないので、そういう時こそ阿妹茶樓の出番です。 -
ふと通り過ぎた九份茶坊は、この街で最も古い歴史を刻んできた茶芸館。
歴史あるお店を横目に通り過ぎ、今回は阿妹茶樓でお茶をしながら、天気の回復を待つことにしました。九份茶坊 カフェ
-
こちらが、湯婆婆の館のモデルと噂される阿妹茶樓。
行列のように見えますが、実際には僅か2~3分ほどで席へと案内されました。 -
店内で聞こえてくるのは、(スタッフ同士が話す台湾語以外)殆どが日本語。
その中に若干他言語が混ざっている程度なので、思わずパスポートを確認したくなった私です。
海の向こうの台湾で、日本語に包囲される…。
改めてジブリ人気の凄さを思い知らされました。 -
ジブリさながらの夢のような世界観に期待が膨らむ阿妹茶樓ですが、店員さんの接客の温度は低め。
不親切という訳ではないものの、どこか淡々とした機械的な印象を受けます。
しかし、来る日も来る日も怒涛のように観光客が押し寄せれば、彼女たちから笑顔が消えてしまうのも無理はありません。
こうした態度に遭遇するのは、日本でも良くあること。
そこは大人の対応で、サラッとスルーしましょう。 -
注文したお茶セットが運ばれてきました。
スタッフが淹れ方の説明をしてくれたのですが、電光石火のスピードに、頭の回転が追いつかない私たち。
「動画撮影OK」ということだったので、必死にその画面を見返しながらチャレンジするも、これがもう大苦戦! -
あまりにも不器用すぎるドタバタ劇に、隣にいたおね~さま方(日本人グループ)から大笑いされてしまいました。
お茶を淹れながらアタフタ…。
淹れ終わるとフ~ッ。
再びアタフタ…。
フ~ッの無限ループです。
のんびりお茶を楽しむどころか、笑い過ぎて腹筋が痛い! -
可愛らしい見た目のお茶菓子も、大変美味。
店内に響く言葉の殆どが日本語だったこともあり、台湾でお茶を嗜んでいるというよりは、まるで日本の茶芸館にいるかのような錯覚を覚えます。 -
窓の外を見渡しても、下界はまだ白い霧に包まれたまま。
お天気の回復にはもう少し時間がかかりそうなので、もう暫くのんびり過ごすことにしましょう。 -
お喋りを楽しんでいる間に雨も止み、窓の外を覆っていた白い霧も徐々に薄れてきました。
-
お天気はまだ何となく怪しいのですが、雨が上がっている内に、竪崎路の一番上まで行ってみましょう。
-
目指すのは、坂の一番上にある小学校。
しかし、目の前に立ちはだかるのは、容赦ない階段です。
「折角ここまで来たのだから、絶対に九份國民小学校まで行くぞ!」と自分を奮い立たせながら進むのですが、平坦な道を歩くのとは訳が違うので、みるみる内に体力が削られていきます。
阿妹茶樓からとは言え、途中休憩無しで上り切るには、かなり辛い。
頑張れ、私の足! -
試練のような階段をクリアし、ようやく辿り着いた九份國民小学校。
本来であれば「やったー!」という達成感に包まれるはずでしたが、実際のところは、疲労感の方が完全に上回っていました。 -
激しくあがった息を落ち着かせるために、しばし休憩タイム。
この小学校の建物はかなり古いように感じられましたが、雨に濡れてそう見えただけなのかもしれません。 -
ようやくいつもの脈拍数に戻ったので、今度は食べ歩きをしながら、ゆっくり階段(堅崎路)を下っていきましょう。
まずは有名店の阿柑姨芋圓で、大人気のタロイモスイーツにチャレンジです。阿柑姨芋圓 スイーツ
-
しかし、目当てのメニュー名を失念してしまい、こちらのお店ではスマホに保存してある写真を見せて注文。
お店の方もこうしたやり取りには慣れているようで、写真を見た途端に「あぁ、これね!」という感じで、首を縦に振ってくれました。
言葉が分からなくても、写真と指さしでバッチリ伝わります。 -
但し、注文の際には「温かいものか、冷たいものか」を聞かれますので、そこだけはしっかり伝えてください。
南の島なので、皆冷たい方を選ぶだろうと思い込んで頼んだものの、周りを見渡すと、殆どの人が温かい方を頼んでいるではありませんか…。
「あちゃー、またやっちゃった?!」
さすがにこの時期は、冷たいデザートを口にすると身体がブルッと震えます。
しかし、温かくても冷たくても美味しいスイーツ。
モチモチッとした食感も良いので、是非皆さんも挑戦してください。 -
お店からの帰り道で見掛けたヒカンザクラ。
綺麗なのですが、少し咲いているだけでは、流石に私の食欲は抑えきれません。
花より団子、団子より魯肉飯!
今回の台湾旅行で何杯の魯肉飯に出会えるのか、こちらもメチャクチャ楽しみです。 -
メインの通りから少し離れた所にあるのは、九份金鉱博物館。
かつてこの九份は金鉱の採掘によって栄えた街でしたが、時代の流れと共に今は閉山しています。
そんな街の歴史を伝えてくれるのが、こちらの博物館。 -
今度は基山街を歩いてみましょう。
実は17時頃になると、この商店街にある多くの店は営業を終了してしまうのですが、午後発のツアーなら大丈夫。
展望台へ行き、お茶や台湾スイーツをゆっくり食べた後でも、まだまだ余裕で商店街の散策を楽しむことができます。
写真に写っているのは、台湾料理を提供している小師父。九分小師父 地元の料理
-
お店の入り口に目をやると、丸々とした鳥がズラリと並んでいてインパクト有り。
見るからに美味しそうなお店でしたが、ここでお腹をフルにしてしまうには、微妙な時間帯でした。
それにしても、海を渡ってアジア諸国へ行くと、何故か鶏の味が濃くて美味しいと感じるのですが、これって私の気のせい?
後ろ髪を引かれましたが、次のお店に移動。 -
こちらは、人気のオーガニックブランド 阿原。
台北にあるお店(阿原)は多くの来店客で賑わいを見せていましたが、九份の方はお客さんが少ない印象。
尤も、観光客の多くは台北から来ていると思いますので、わざわざここで買わなくても、台北で買えばいい…という考えがあるのかもしれません。 -
今度は基山街。
こちらに並んでいるお店の多くは、閉店時間が迫るとまだお客さんが歩いていようがお構いなしに、さっさと店を閉めてしまいます。
それゆえ、夕方台北出発のツアーでは、活気ある商店街の雰囲気を味わう時間は殆ど残されていません。
また辺りが暗闇に包まれると、自然の景色を楽しむ余裕もなくなってしまうため、初めて九份を訪れるのであれば、やはり明るい時間帯に到着するのがおススメ。
更に九份は雨が多い地域ですから、何ヶ月も前からツアーに申し込むのではなく、天気予報をしっかりチェックした上で決めるのが賢明な選択だと思います。 -
店先でエリンギを焼いていたおね~さん。
台湾で良く見掛けるエリンギ焼きですが、私たちの食べ歩きリストには入っていませんでした。
立派で美味しそうなエリンギでしたが、台湾で食べたいものは他にも山ほどあるので、ここはグッと堪えて(?!)パス。
しかし、香ばしい匂いに誘われて購入している人は結構多いです。 -
次に向かったのは、阿蘭草仔粿。
ガイドさんから、「ここの草餅は美味しいから、甘いものが好きなら是非食べてみて」と太鼓判を押されていたため、私たちも購入することにしました。
こちらも九份の人気店。 -
再び竪崎路に戻ってきました。
写真は夕方の阿妹茶樓ですが、まだ辺りはこのような明るさだというのに、既に入店待ちの列が階段の下まで延びています。
しかし、これはまだ序の口。
夜が深まるにつれて列は更に長くなり、そのピークがかなり長く続くことになります。
わずか3時間ほどの夜ツアーで、この阿妹茶樓に入ろうとするのは、かなり厳しいと言わざるを得ません。
またこの時間帯に入店を試みる人の多くは、周囲が暗くなるまで店内に滞在しようとするため回転も悪く、この1店舗だけで時間を取られてしまうのは非常に勿体ないことだと感じました。 -
その数十分後にこの前を通り掛かった時、列は更に竪崎路の方まで延びていましたが、入店まで一体どれ程の時間を要するのやら?
だからと言って入店を諦め、商店街の方へ戻ってみたところで、既に殆どのお店がCLOSED。
文字通りどっちつかずになってしまい、この時間帯の九份が持つシビアさを痛感させられます。
それなら、竪崎路の反対側にある海悦楼へ赴き、阿妹茶樓を眺めながら食事をするという方法はどうかと言えば、当然のことながら考えることは皆同じ。
予約無しで入店を試みれば、夕方からはやはり「長い待ち時間」を覚悟しなければいけません。
どちらを狙うにしても、事前の作戦立てが必要となります。 -
ここで、夕方からのツアー客が押し寄せる前と後で、竪崎路の様子がどれくらい変わるのかを比較してみましょう。
まずは、ツアー客が押し寄せる前の様子からご覧ください。
ご覧の通り、まだ階段のステップもしっかり見えているのが分かりますよね。
この状態なら、写真を撮りながらでも自分のペースで余裕をもって歩くことが出来ます。 -
夕方からのツアー客が押し寄せると、一気に混雑する竪崎路。
階段も確認することが出来ないくらい、人で埋め尽くされています。
たまたまこの時は雨が止んでいましたが、もしこの状態で一斉に傘をさされたらと思うと、恐怖すらおぼえます。
周囲の傘の先端を気にしながら、同時に険しい階段にも注意する…となれば、正直なところ、景色や周りの店をのんびり眺める余裕などなくなってしまいます。 -
最後に、時間帯ごとの各ツアーの特徴をまとめてみました。
■ 台北市内午前発のツアー
メリットは、ゆったり見学できること。
但し、灯りがともる九份は見られません。
大半の方は提灯の灯を目当てに訪れますが、混雑嫌いな方は午前発のツアーがおススメです。
■ 台北市内午後発のツアー
個人的に最もお勧めするのがこのツアー。
阿妹茶樓の入店もスムーズですし、商店街もOPENしているので、食べ歩きや観光をバランスよく楽しむことが出来ます。
帰る頃はまだ少し明るさが残るものの、そろそろ提灯に灯りがともり始めるため、九份らしい雰囲気も楽しめます。
■ 台北市内夕方(夜)発のツアー
混雑のピークに直撃する時間帯。
そのため何処へ行っても人混みに圧倒されると思います。
確かに提灯の灯りは美しいですが、商店街のお店は殆ど閉まっていますし、阿妹茶樓も長蛇の列。
夜の景色だけが目的のリピーターや、買い物・食べ歩きは不要という方ならアリですが、個人的には時間とお金の使い方が一番勿体ないと感じます。
最近は九份と十份の点燈上げがセットになっているツアーも人気ですので、そちらを検討するのも良いでしょう。
ちなみに、大きな夜市とセットになったツアーもありますが、夜市ならツアーを使わずとも自力で簡単に行けますので、無理にセットにしなくても大丈夫だと思います。 -
ツアーバスが待機している場所に戻りつつ、最後の九份観光を楽しみましょう。
写真は、九戸茶語。
こちらも眺めが良いことで知られているスポットです。九戸茶語(旧称:八番黄金地) カフェ
-
竪崎路の階段を下りきり、九份派出所がある汽車路までやってきました。
私たちの九份散策もいよいよ終わり。
ツアーバスに乗り込む頃には、タイミングを計ったかのように雨が降ってきました。
今週の天気予報は傘マークばかりですが、皆さんが九份を訪れる時は、すっきりとした青空になると良いですね。
皆さんの旅が最高の思い出になりますように!
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