2018.8 オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ８日間【4】マウリッツハイス美術館、キンデルダイクの風車他の番外編。アントワープの聖母大聖堂 (ノートルダム大聖堂)です。町の守護聖人である聖母マリアに捧げられたもので、ベルギー最大のゴシック様式の聖堂。123メートルの高さを誇る塔は、47個の鐘で構成されるカリヨンをそなえており着工から約170年の歳月をかけ1521年に完成しています。<br />・・・という説明よりも日本人なら「フランダースの犬」。少年ネロと愛犬パトラッシュが、アニメの最後のシーンで天に召される2人の姿に、誰もが胸が詰まるような想いをしたはずのあの舞台です。

アントワープ聖母大聖堂～2018.8 オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ８日間

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2018/08/07 - 2018/08/07

42位(同エリア764件中)

エリア

アントワープ(ベルギー)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

同行者: 一人旅

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

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アントワープの聖母大聖堂 (ノートルダム大聖堂)、「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されています。

聖母大聖堂寺院・教会

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ルーベンスのアントワープ日帰り観光ツアー＜ブリュッセル発＞ EUR 37.0～
聖母大聖堂の前の広場の前のネロとパトラッシュの像、2016年12月にできたばかりのものらしいですが・・・・ちょっとイメージが違います(笑)
正面ファザードの彫像
ピーテル・パウル・ルーベンス「藁の中のキリスト」1618年頃　
聖母子の彫像もいくつもありました。

中央身廊の大きな柱と高い天井
正面奥にあるのが「マリア被昇天」の絵
中央身廊に並ぶ大きな柱には、それぞれに素晴らしい絵画が飾られています。
ピーテル・パウル・ルーベンス「キリスト昇架」1610年-11年　
ゴルゴタの丘で十字架にかけられるイエス。このキリスト磔刑において、数人の屈強な男たちがまさにイエスを十字架にかけようとする最中の様子が描写されています。
ピーテル・パウル・ルーベンス「キリスト降架」1611年-14年　
ネロとパトラッシュが力尽きる直前のシーンで、この絵画を見上げてネロはこう言います。「ああとうとう見たんだ」　｢ああマリアさま、僕はもう思い残すことはありません」フランダースの犬の感動の最終回です。
今もこれらの絵画は美術館に展示されることなくアントワープ聖母大聖堂にあります。
「キリスト降架」の隣の絵、肖像画のようですが誰かわかりません・・・
マルテン・ドゥ・ヴォス「カナの結婚式」1596-97年
ルーベンスの絵画だけではなく、美術館のような数々の芸術作品を見ることができます。
大理石の彫刻

絵画だけでなくステンドグラスも美しい。
白の荘厳なステンドグラス
ピエタとステンドグラス
祭壇衝立とステンドグラスの組み合わせが荘厳さを演出します。
窓数は128あり、その内ステンドグラスは 55あります。
白亜の大聖堂
ネロが毎日のように訪れて眺めていた祭壇奥にある「マリア被昇天」です。アニメではこの天井の絵から天使たちが降りてきて、ネロとパトラッシュを天に連れていきます。
ピーテル・パウル・ルーベンス「聖母被昇天」1626年頃　
ルーベンス49歳の時の作品。中央の赤い服の女性は作品の完成時に亡くなったルーベンスの最初の妻イザベラ・ブラントです。
祝福の塔の天井には、コルネリウス・シュヒュットの「聖母被昇天」が描かれています。
コルネリウス・シュヒュット「聖母被昇天」1647年
アントワープ７番目の司教マリウス・アムブロシウス・カペロの霊廟。
主祭壇の「聖母被昇天」のちょうど裏側に位置するのは、ルーベンスと同時代の画家アブラハム・マティスによって描かれた「聖母の死（The death of the Virgin）」です。
「七つの慈悲の行い」ジャン＝バプティスト・ヴァン・ヴィントによる彫刻とジャン＝バプティスト・アントニーによるパネル画による組み合わせ。
中央主祭壇のちょうど北側の奥に見えるバラ窓の下には「聖ヨセフ祭壇装飾衝立（St Joseph retable）」が置かれています。
その他にも聖堂内には様々な祭壇衝立を見ることができます。
ヘンドリック・ファン・バーレン「Vlaamsche School」
ヘンドリック・ファン・バーレンは、フランドルのバロック期に活躍した画家。
モデルを見ながら聖母子（？）を描く画家という面白いシチュエーションの絵画。
クエンティン・マサイス（Quinten Massijs）やフランス・フロリス（Frans Floris）など16-17世紀に活躍したフランドルの巨匠の絵画が飾られています。
Frans Florisの作品（？）
絵画の前にはそれぞれ解説（作品名や作者）が書いてあったのですが、よく見てこなかった為、作品名とかは不明です(笑)
素晴らしい絵画が続きます。
見ていても飽きないのでかなり長い時間、聖堂内にいました。
こうした名高い作品の再集結は、アントワープ王立美術館とのコラボレーションによって実現されているそうです。
壁にも古い壁画が残っているところが何カ所かありました。
聖書の場面を絵で表しているようです。