ロンドンとエディンバラの旅（９：圧巻！感動！ミリタリータトゥー）

2018/08/16 - 2018/08/16

今回の旅行はこのために来たといっても過言ではない！8月のフェスティバルの時期、エディンバラの目玉のひとつがエディンバラ城で上演されるミリタリータトゥー。Tattooとは軍隊の音楽祭のようなもの。ここエディンバラのタトゥーは特に有名で、チケットは高いしのんびりしてたらすぐ売り切れるしで、我々がチケットを確保したのも売り切れギリギリのタイミングだった。世界各国から集まった精鋭たちのパフォーマンスと、スコットランドならではのバグパイプの大演奏に圧倒された。これはもう一度見に来てもいいと思えるくらいの素晴らしいイベントだった。ここには写真しか載せられないので、音楽や動きをお伝えできないのが残念だ。

【今回の行程】
　8/11：東京⇒（航空機）仁川⇒（航空機）ロンドン
　8/12：ロンドン市内観光
　8/13：ロンドン市内観光
　8/14：ロンドン市内観光
　8/15：ロンドン⇒（鉄道）エディンバラ、フォース鉄道橋
●8/16：エディンバラ市内観光
　8/17：エディンバラ⇒（鉄道）ロンドン⇒（航空機）
　8/18：⇒仁川⇒（航空機）東京

エリア エジンバラ(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

19:50、ホテルを出発。途中、Waverly駅のすぐそばにあるチケットオフィスで、オンライン購入してあったガイドブックを引き換え。

ちなみにチケットは1人33ポンドと比較的安い席。ガイドブックは8ポンド也。

20:10、会場のエスプラネードに到着。もともとアナウンスされていた開場時刻はまだだったけど、もうゲートは開いていた。さぁ中へ！

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

僕らの席はセクション１。会場入口から見て右の奥にある、エディンバラ城に近いあたり。前から2列目なので迫力ありそうだ。通路側なのでトイレにも行きやすい（そんな席を選んだ結果ここになった）。

観客席も少しずつ埋まってきた。開演時刻はまだだけど、すでに場内アナウンスがDJよろしく観客を盛り上げていて、今日の来場者の国をひとつずつご紹介。ヨーロッパの各国やカナダやアメリカは人数も多くて「フゥーー！」だの「Yeeeah!!」だの「おぉぉぅー」だの、自分の国が呼ばれると大盛り上がり。

さて日本はというと、そもそも人数が10人くらい？とあまり多くなかった上に、みんな手を上でひらひらさせるだけで特に騒ぐわけでもなく、「あれ、日本いた？」みたいな。まぁでもそこが日本人っぽいよね。我々もな。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

席から右前方を見たらこんな感じ。右端に見えるお城の口から演奏者が入場するので、お城が正面に見える席（会場入口の真上あたり）の席が一番高い。逆にお城に近い席は演奏者の背中がメインになってしまうので安いのだ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

21時過ぎ、予定より少し遅れて演目スタート、の瞬間に上空を2機の戦闘機が！しまったぁ～見逃した。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

金管のバンドがバグパイプの一団を待ち構える。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

光に浮かび上がるバグパイプのソリスト。

ちなみにこの週はBBCの撮影が入っていて、大掛かりな機材を持ったカメラマンさんたちがあちこちに。そしてこのカメラマンさん、後半でバランス崩して倒れちゃった（泣）。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【The Massed Pipes and Drums】

オープニングからいきなりバグパイプとドラムの大群が続々と！スコットランドの名曲を演奏しながら入場してくる。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

あっという間にこの迫力！軍隊、衛兵、学生などによる大バンドだ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【Central Band of the Czech Armed Forces】

続いてチェコの軍楽隊が入場してきた。演奏するのはチェコクラシックのメドレー。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

そしてボヘミアンポルカ。この地方のことには詳しくないけど、どことなくスラブ音楽のような雰囲気の、軽快なんだけどちょっと重たいフシギなメロディ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【Banda Monumental de Mexico】

アステカの伝統的な踊り。音楽の主役は打楽器だ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

メキシコ人の心の唄Cielito Lindoに合わせてダンス、バンドも左右に揺れる揺れる。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【Middlesex County Volunteers Fifes & Drums】

ミドルセックス郡とはアメリカ・ボストン郊外の郡のこと。お城の外壁もアメリカの雰囲気満点。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

Fife（横笛）の名前が示すとおり、このバンドの特徴は高い音の横笛。なんとも軽快だ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【Tattoo Dance Company】

久々にバグパイプの出番。赤・白・青の衣装を身にまとった女性たちが輪を描きながら踊る。実は今回のタトゥーの中で一番耳に残ったメロディがここだ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

色とりどりのシャボン玉（？）も飛んでとても幻想的。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【The United States Air Force Honor Guard Drill Team】

またまたアメリカから。見ての通りバンドではないので音楽なし。では彼らは何をするのかというと、手元の銃（銃剣）によるパフォーマンスを披露するのだ。一列に並んでウェーブのごとく銃を構えてみたり、銃が振り回される中を通り抜けてみたり（この写真ね）。かくし芸に近いかもしれないけど、これはこれで見ごたえがある。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【The Combined Bands of the Royal Cavalry of the Sultanate of Oman】

オマーンのバンドはなんと馬に乗って登場。なんでもオマーンにとって馬は重要なアイデンティティなのだそうだ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【Top Secret Drum Corps】

スイスを中心に活動するパーカッション集団。一糸乱れぬパフォーマンスは見事としか言いようがない。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

その最後になって驚いた。フラッグパフォーマンスで旗の先端から花火が！そしてバチの先端からも！

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

【The Massed Military Bands】

今度はイギリス3軍の音楽隊の出番。この写真は陸軍音楽隊の入場シーン。スターウォーズやスタートレックが演目に入っているのは、自衛隊が「宇宙戦艦ヤマト」を演奏するみたいなもんか。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

今回のイギリス3軍の演奏のテーマは「The Sky's the Limit」。イギリス空軍創設100周年を記念した、空への夢と憧れを乗せた迫力ある演奏だ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

そしてこれまでの演目に出演したキャストも次々に入場して圧巻のフィナーレへ！

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

本来ならばここで花火が入る予定だったんだけど、今日は強風のため中止。残念だけど、なお余りある感動をこの2時間近くに及ぶパフォーマンスでもらった。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

観客もみな起立して、名物「Auld Lang Syne」の大合唱。高校のときに勉強した原曲の歌詞はとっくに忘れて、ロクに歌えなかった。復習しておけばよかった！花火がなかったこと以上の後悔だ。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント

最後は演奏者たちが退場して、23時に無事終了。マジで良かった、今度この時期にエディンバラに来る機会があったらまた来たい。予想以上の見ごたえだった。

終了時刻は遅いけど、帰る人たちが一斉に街中に繰り出すし、なんならパブで1杯なんていう人も結構いたので、中心部であれば特に心配はなさそうだった。

ミリタリー タトゥー 祭り・イベント