GWはアルプスの空気を吸い込もう!!(その6 3度目のトリノでの初体験。悲しい記憶のスペルガ大聖堂)

2018/05/05 - 2018/05/05

昨日電車を乗り継ぎたどり着いたトリノ。
今回で3回目ですが、これまで行けなかった場所が複数あります。
行きたくても行けなかった場所に行けるので、心から楽しもうと思いますが、そこは以前悲しい出来事が起こった場所。
旅行先はいつだって明るい歴史があるわけじゃない。そういった悲しい出来事も噛みしめることも旅行には必要なんだと改めて気づきました。

0日目　NRT 21:40～3:35 IST
1日目　IST 7:00～9:15 ZRH チューリッヒ市内観光
2日目　AM:ライン滝　PM:シャフハウゼン観光　チューリッヒ戻り
3日目　AM:バーデン観光　PM:ユーロシティーでイタリアへ　
4日目　AM:トリノ観光←　PMも同様　夜はセリエA第36節　ユベントス対ボローニャ観戦
5日目　AM:トリノ観光　PM:ミラノへ移動　観光
6日目　ミラノ観光　帰国MXP 19:45～23:45 IST
7日目　IST 1:40～19:40 NRT

エリア トリノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝のホテル周辺。
トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅周辺のニッツァ通りという場所です。
移民の方が多く、トリノの中では「ん?」と思うような治安ですが、幸い何もなく。

ポルタ・ヌオーヴァ駅の真ん前。
手前のエスカレーターは地下鉄ホームに向かっています。
車両が新しく快適な地下鉄ですが、リンゴット方面(イータリーや自動車博物館)に行かない限りあんまり使う事はないのかも。
ユベントス・スタジアムやカセッレ空港に直通してくれよな。

ポルタ・ヌオーヴァ駅
綺麗な駅舎で、ローマ　テルミニ駅やミラノ中央駅に比べると安心して過ごせるかも?

駅をはさんでニッツァ通りの反対にあるタバッキでバスの2日分チケットを購入。
さ、これでスペルガ鉄道にバスで行けるよ。

なお、ポルタ・ヌオーヴァ駅からスペルガ鉄道の始発駅、サッシ・スペルガ駅に行く61番バスはかなり待たないといけなかったので市内中心部を散策することに。

ちなみにこちらは地獄の門。
現在は銀行のオフィスとなっているそうですが、突如現れ悪魔が暴れだしたそうだとか。
予めそういった話を聞いていたので近づこうにも近づけず…

こっちは悪魔の目といわれる場所だったかな??
なんか書いてて気分が悪くなってきたような…うう～～ん・・・

命からがらトリノの客間と言われるサン・カルロ広場へ。

サン カルロ広場 広場・公園

エマヌエーレ・フィリベルトの銅像。
相変わらず凛々しいなぁ!

双子協会と一緒に写しましょう。
なんだか、ブレがなくていいぞ～～(笑)　

さっきの写真はよく撮れたなぁ～～(当社比)
写真を撮ってほしいと頼んできたご家族の頼みに答えた後、グラン・マードレ・ディ・ディオ教会の方に歩きます。

マリア・ヴィットーリア通り。

抜けるとカルロ・エマヌエーレ広場に到着します。

ここからさらに奥に進むとヴィットリオ・ヴェネト広場に到着。

ここら辺に着くとなんだか心が安らぎます。

きっとあそこにそびえるグラン・マードレ・ディ・ディオ教会のおかげでしょう。
さっきのあくｍ…うーん、宜しくない建物とは違ってこちらは由緒正しい白魔術関連の建物なんだって。

やっぱり白い方が心も晴れる!!
ひょっこり突き出してるモーレの先端を見ながらそう考えます。

そして数分後にやってきた15番トラムにのってサッシ・スペルガ駅に到着。

こっから登山鉄道に乗ってスペルガ大聖堂を目指します。

チケットは往復で土日料金の9ユーロ。
平日だと7ユーロになります。

年季の入った鉄道です。

単線をとことこ突き抜けていきます。

やっとのことでたどり着いたスペルガ大聖堂。

スペルガ聖堂 寺院・教会

登山鉄道の駅から5分くらい歩きますが、綺麗な空気をまとうことが出来ますので歩きの時間も貴重ですよ。

上から見渡すトリノ市街。
ポー川でしょうね。(多分。ドーラ川ではないはず)

さて、目的の場所へ…

この教会には1950年前後、イタリアで猛威を振るっていたグランデ・トーロの選手たちが祀られています。

このチームは当時世界最強と謳われており、イタリア代表に多数のメンバーを送り込んでいました。
セリエＡで何連覇もしており、現在のユーベかそれ以上のチームだったんだろうなと感じられます。
そんなチームの勢いを止めたのは、悲しい飛行機事故…
選手と監督、同乗していたジャーナリストの尊い命が一瞬にして奪われました…

世界でもトップクラスだった選手達。
こんなに強いチームがあり続けたら今のユーベはあったのでしょうか?
もしかしたらヨーロッパサッカーの首都はマドリードじゃなくてトリノに在り続けたのかもしれないし、自分はその街の2番手チームになっていたであろうユーベに見向きもしなかったのかもしれません。

当時の主将だったヴァレンティーノ・マッツォーラ。
こういった人が生き残っていれば、ＷＣの最多優勝国はイタリアになってたのかもしれないのに…
人々が立ち止まり、昔の悲劇に思いをはせる場所を離れます。
自分が今平和に生きていられるのは幸運なんだと感じながら…

いろんな思いを心に仕舞い、3ユーロを払って教会の内部に入ります。
上にある窓から光を取り入れております。

教会内の祭壇。

内部の美しい絵。

こちらも美しいですね。

さて、上に登ってみましょう。
赤茶色の屋根が並んだ整然とした街に、モーレが一際目立って見えますね。

中心部から外れた場所。
分かりづらいけど、ユベントス・スタジアムが見えますよ。
(ちょうど真ん中あたりの白い建物)

市内とは逆の方向。
特に何もなさそう…

鐘を鳴らす場所。自分が行ったときは鳴りませんでした。

シスターなどの教会関係者が過ごしているであろう場所。
規律が厳しそうだなぁ。

さて、一通り見終わりましたので、鉄道を使って市内に降りようと思います。

先頭車両に乗りましたが、写真は撮らず。
撮った写真がないかと必死に探しましたが、全くかけらもなく…
まー、しょうがないよねぇ…うん。

その後15番トラムに乗り込み、カステッロ広場に行きました。

カステッロ広場 広場・公園

水が湧き出てとても癒されました。
やっぱり熱めの季節には水は嬉しい!!

マダーマ宮殿。　

マダマ宮殿 城・宮殿

トリノ王立図書館。
たまーにレオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画などを展示しているようですね。

こっちはサン・ロレンツォ教会。
これは今日じゃなくて明日行こう。

サン ロレンツォ教会 寺院・教会

お昼時だからなのか広場の辺りは人でいっぱいです。

王宮武器庫の奥にある公園に行きます。　

ここも3年前に行けなった場所。
当時はなぜか「どうやって行けばいいだろう??」と頭を悩ませておりました(笑)

そのまま王宮武器庫を突っ切ればよかったのにね。
何と頭の悪い…

そういうのも経験なんでしょうね。
でも、そういった経験から自分は学んでいる自信がない…

公園は広々としており、開放感を感じられます。

整然として人混みのわずらわしさを感じないトリノですが、ここは一際落ち着いているように思えます。

さて、前半戦はひとまずここでおしまい。
これまで見れなかった場所に行けた満足感と、これまで旅行で感じなかった思いを噛みしめながら引き続き頑張っていきたいと思います。